大牟田市議会 > 2022-03-25 >
03月25日-07号

  • 同和地区(/)
ツイート シェア
  1. 大牟田市議会 2022-03-25
    03月25日-07号


    取得元: 大牟田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和 4年  2月 定例会(第519号)          令和3年度大牟田市議会第6回定例会会議録---------------------------------------             令和4年3月25日---------------------------------------        令和3年度大牟田市議会第6回定例会議事日程(第7号)             令和4年3月25日             午後1時30分 開議日程第1 議案第81号~同第91号、報告第17号~同第19号上程(14件)     (予算特別委員長報告)     (討論)     (採決)日程第2 議案第96号、諮問第4号上程(2件) 議案第96号 大牟田市教育委員会委員の任命について 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について     (提案理由説明)     (採決)日程第3 発議第26号~同第33号上程(8件) 発議第26号 農業者戸別所得補償制度の法制化を求める意見書案  同 第27号 米の需給環境に対する緊急特例措置を求める意見書案  同 第28号 地域公共交通維持のための財政支援の拡充を求める意見書案  同 第29号 多文化共生のための社会基盤整備を求める意見書案  同 第30号 敵基地攻撃能力保有の検討中止を求める意見書案  同 第31号 医療・介護・福祉施設等での感染対策強化を求める意見書案  同 第32号 地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書案  同 第33号 介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書案     (採決)日程第4 調査事項の付託について     (付託)---------------------------------------本日の会議に付した事件     (議事日程のとおり)---------------------------------------出席議員名             1番  古庄和秀議員             2番  平山光子議員             3番  北岡あや議員             4番  崎山恵子議員             5番  山田貴正議員             6番  江上しほり議員             7番  山口雅夫議員             8番  桑原 誠議員             9番  平嶋慶二議員             10番  森田義孝議員             11番  山田修司議員             12番  塩塚敏郎議員             13番  城後徳太郎議員             14番  中原誠悟議員             15番  島野知洋議員             16番  森 竜子議員             17番  松尾哲也議員             18番  大野哲也議員             19番  三宅智加子議員             20番  平山伸二議員             21番  森  遵議員             22番  光田 茂議員             23番  徳永春男議員             24番  境 公司議員欠席議員名             なし---------------------------------------説明のため出席した者             関 好孝   市長             副枝 修   副市長             高井良優里  副市長             池田 真   防災・復興担当部長            企画総務部             岡田和彦   部長            市民部             吉田尚幸   部長            市民協働部             中島敏信   部長            産業経済部             湯村宏祐   部長            都市整備部             鴛海 博   部長            環境部             黒田省二   部長            保健福祉部             桑原正彦   部長            消防本部             馬場邦弘   消防長            企業局             井田啓之   企業管理者            教育委員会             谷本理佐   教育長             中村珠美   事務局長             平河 良   事務局教育監---------------------------------------事務局職員出席者             城戸智規   局長             前田浩孝   次長             内野 明   主査             松尾英樹   書記             牛島義夫    同             西原一彦    同             滿田未央    同---------------------------------------                              午後1時30分 開議 ○議長(光田茂)  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。御了承願います。 直ちに、議事に入ります。--------------------------------------- △日程第1 議案第81号~同第91号、報告第17号~同第19号上程(14件) ○議長(光田茂)  日程第1、去る3月9日の本会議において、予算特別委員会に付託しておりました議案第81号から同第91号まで、報告第17号から同第19号までの14件を一括議題として、予算特別委員長に審査結果の報告を求めます。 城後徳太郎予算特別委員長。     〔城後徳太郎予算特別委員長 登壇〕 ◆予算特別委員長城後徳太郎)  去る3月9日の本会議において、予算特別委員会に付託されました令和4年度各会計予算及び条例等の議案、報告の合わせて14件については、3月14日から3月22日までの実質6日間にわたり慎重に審査を行い、ここに結論を得るに至りました。 会議の詳細については、会議録に譲ることとして、ここでは審査の経過と結果について簡単に御報告いたします。 まず最初に、議案第81号令和4年度大牟田市一般会計予算について述べられました意見・要望を申し上げます。1.新年度の財政運営については、コロナ禍の厳しい市民生活の中でも単年度で黒字の見込みであることから、感染症の急拡大から市民の命・健康・暮らしを守るための支援に財源を有効活用しながら取り組まれたい。2.新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、コロナ対応のための取組である限り、原則、地方公共団体が自由に使えることから、本市の感染状況に応じて、迅速かつ柔軟に必要な事業へ充当されたい。3.避難所の開設・運営については、市職員のみでは限界があることから地域と連携しながら体制強化を図られたい。また、コロナ禍等における緊急的な対応についても準備されたい。4.避難所の案内表示については、避難所には地元の方だけでなく土地勘のない方や外国の方も避難して来られることに加え、夜間の避難もあり得ることから、スピード感を持って分かりやすい表示に見直されたい。5.防災リアルタイム情報スマートフォン版については、災害発生時はデマ情報が出回りやすいことから、正しい情報の発信・収集ができるものとなるよう制作に取り組まれたい。6.防災行政無線については、ゲリラ豪雨などの激しい雨音や、高齢の方で耳が遠いなど様々な状況により外の音が聞こえにくいとの意見があることから、希望される方への戸別受信機の配付・設置を検討されたい。7.新型コロナウイルス感染症対策及び地域経済の活性化については、新年度予算に計上している事業以外にも、本市の感染状況に応じて、迅速かつ柔軟な施策を展開されたい。8.ふるさと寄付金及び企業版ふるさと寄付金については、いずれも目標金額は常に高く保ちつつ、必要に応じて他部署との連携を強化しながら、これまで以上に事業効果を高めるように努められたい。9.庁舎整備については、本館を庁舎として使用するのではなく、民間活用を基本として検討を進めていくとしているが、市民意見を尊重し、本館を庁舎として使用することについても併せて調査・検討されたい。10.庁舎整備については、耐震不足の解消を急ぐ必要があり、事業を前倒ししても市民サービスに影響が及ぶほどの財政面への影響はないことから、今後の検討スケジュールを短縮されたい。11.公共工事・事業については、発注に当たり、公共の工事・サービスを担う民間事業所の就労者の賃金・労働条件を保障し、業務の質を担保すると同時に人を育てるという観点から、公契約条例の制定に努められたい。12.高等教育機関等との連携については、議員と学生との意見交換会においても本市のまちづくりに参加したいとの意見があり、行政も若者の事業参加を望んでいることから、積極的なアプローチを図り、学術的研究支援を強化されたい。13.公立保育所における保育士の処遇改善については、政府も公立施設での積極的な実施の検討を求めており、コロナ対応で最前線において働く方の収入を引き上げるという趣旨に鑑み、取り組まれたい。14.住民の福祉増進を担う公務労働については、コロナ禍に災害が発生した本市においてより重要であることから、職員のワークライフバランスを保ちながらの就労となるよう努めるとともに、正規職員の増員も検討されたい。15.市ホームページについては、新年度にバージョンアップを予定していることから、これに併せ、より市民が知りたい情報を分かりやすく提供できるよう内容を考慮されたい。また、情報の更新も適宜行われたい。16.シティプロモーションについては、本市に関心を持ち、訪れるきっかけとして、大きな大会の誘致等も有効な手段であることから、相談窓口受入れ体制の充実など関係各課と連携し、全庁的に取り組まれたい。17.水洗化促進キャンペーン事業については、生活排水対策の啓発活動の強化に加え、浄化槽設置整備事業費補助上乗せ補助としての浄化槽切替奨励金も新設することから、さらなる設置推進を図られたい。18.汚水処理施設共同化可能性検討事業については、南部及び北部浄化センター東部環境センターの共同化に向けた可能性を検討することから、十分な検討とともに今後共同処理ができるよう努められたい。19.ごみ処理事業については、今後のごみ削減、3R、持続可能な社会環境に向けて市民意識を高める必要があることから、新たな取組の丁寧な周知と市民理解の下で進められたい。20.ごみの減量化・資源化については、ごみ処理費用の抑制と環境のためにも燃えるごみの減量化だけでなく、プラスチック製のごみ等を発生抑制するリデュースの取組を重視されたい。21.事業所の可燃ごみの収集については、近隣都市との比較において1回当たりの収集量が突出していること、また、行財政改革の観点からも、収集の上限見直しを調査・検討されたい。22.新型コロナウイルスに対応する医療及び介護従事者への支援については、各種支援制度申請手続等を含め、エッセンシャルワーカーに寄り添いながら、丁寧に対応されたい。23.子ども家庭総合支援拠点事業については、虐待及び不登校等の様々な子供の課題に対し、スクールソーシャルワーカー配置による相談支援を合理的に進める観点から、フローチャートなどで可視化し、各関係機関が共通認識の下で取り組まれたい。24.健康づくりに関する施策については、「健康づくりに関心を持っている市民の割合」を成果指標としているが、より実践的な「健康づくりに関心を持って実践している市民の割合」へと指標を変更した上で、各種事業に取り組まれたい。25.放課後児童健全育成事業については、安心して子育てできるまち大牟田として胸を張れるよう、待機児童ゼロに向けてしっかり取り組まれるとともに、新1年生の待機児童の早急な解消に向けて検討・対応を急がれたい。26.ウオーキングアプリおおむた+Walkingについては、県のアプリと内容が重複する点も多いことから、中高年齢者へのアプローチも検討しながら、予算を有効に活用できる仕組みを構築されたい。27.健康づくり活動におけるウオーキングについては、キャンペーン時の参加者増加及び保健センターの周知啓発の観点から、他部局や各種イベントと連携しながら、参加者が増加するよう鋭意取り組まれたい。28.生活保護行政におけるケースワークについては、対象者1人1人に寄り添った指導及び助言が必要であることから、人員体制の強化を図るとともに、職員の資質向上に努められたい。29.新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援事業については、支援金の対象範囲が狭いことに加え、当該支援金以外の各種支援制度においても該当しない世帯等があることから、困窮者に支援が届くよう、市独自の支援策に取り組まれたい。30.学童保育所・クラブの運営については、夏休み後の利用停止が多いことから、教育委員会市民協働部などの他部署と連携しながら、夏休みに限定した形でも利用できるよう検討されたい。31.子宮頸がんの予防接種については、保護者が正しい情報を元に接種の判断をすることが重要であることから、ワクチンの予防効果や副反応のリスクの丁寧な周知に努めるとともに、相談支援においても丁寧に取り組まれたい。32.アウトリーチ支援員の配置については、複合化・複雑化した課題を抱えながらも支援が届いていない人に対し、時間をかけ信頼関係をつくりながら伴走的な支援を行う必要があることから、長期的な視野を持って業務委託するよう配慮されたい。33.消費生活センターについては、様々な機関と連携することもあり、センターの場所が本庁舎からえるるに移っても、引き続き相談体制及び消費者教育の充実を図られたい。34.住宅防火対策事業については、各家庭への火災報知器や消火器設置等火災予防の一つのツールとして有効であるため、有利な財源を活用しながら、設置費用に対する補助の導入へ向け、前向きに検討されたい。35.火災予防については、高齢化率が高く、独居または高齢夫婦の二人暮らしの世帯が多い本市の現状から、高齢者の生活実態に対応した住宅火災の予防活動を推進されたい。36.予防救急推進事業については、予防救急の啓発や災害・事故等の未然防止の取組として重要な事業であることから、災害対応力向上事業応急手当普及啓発事業と合わせて、さらなる充実を図られたい。37.消防自動車等の整備については、出動時にその能力が最大限発揮できるよう安全基準に基づき、引き続き整備に努められたい。38.交通弱者対策については、バス路線の廃止などによって移動手段がなくなることで、生活が成り立たなくなる高齢者が多いことから、対策を早急に実施されたい。39.三池校区の生活交通支援の実証実験については、校区まちづくり協議会と市に加え、交通事業者も含めた中で、知恵を絞りながら計画し、今後も取り組まれたい。また、まちづくりの観点から、地域のスーパー、病院などの意見も聞き、効果的なものとなるよう努められたい。40.被災者に対するみなし仮設住宅への入所支援については、入居から最大2年という期限が設けられているが、コロナ禍による資材の高騰で生活再建が進まないなどの様々な事情を鑑みながら、今後も被災者に寄り添った相談・支援に取り組まれたい。41.空家等対策推進事業については、老朽危険家屋除却費の一部補助の充実、空家等の予防対策等の促進に加え、空家の利活用促進、移住政策を含めた空家マッチング事業についても推進されたい。42.空家等対策推進事業については、再建築不可物件の接道問題が地域コミュニティーにおいても大きな課題となっていることから、区画再編事業等の実現に向け、各関係団体や地権者との協議を確実に進められたい。43.不登校への対応については、小中一貫教育が中1ギャップの改善に有効とする一方、家庭的な要因に左右されるという分析もあることから、他部局との連携をフローチャートなどで可視化し、共通認識の下で問題や課題に取り組まれたい。44.子供の朝食摂取については、朝食を取らないことが子供に与える影響を保護者に伝えるべきであることから、一般的な食育活動にとどまらず、朝食の重要性を保護者に訴える策を講じられたい。45.適応指導教室における学校給食については、食育等の学校給食が果たす役割を考え、早急に実施されたい。46.学校のICT活用については、ICTを有効に活用し、全校で双方向のオンライン授業を実施するためには、常にサポート対応ができる支援体制の整備が必要であることから、支援員のさらなる増員を検討されたい。47.スクールソーシャルワーカーを活用した学校相談体制支援については、研修や授業づくりによる教職員の負担が増えることで逆効果とならないよう、現場の声を聴きながら取り組み、成果を上げられたい。48.コロナ禍の小中学校における教育については、学級閉鎖が相次いでいることから、感染防止に努めるとともに子供たちの不安も受け止め、学校生活が制限されない方法を子供たちと一緒に考えながら、おおらかな教育を進められたい。49.義務教育の無償化については、本来国が行うべきものではあるが、教育に係る保護者の負担が大きいことから、第3子以降の給食費の無償化や、学用品の一部無償化など、市で対応可能な取組の予算額を試算し、実施を検討されたい。50.男女共同参画の推進については、庁内のあらゆる施策に男女共同参画の視点が盛り込まれるよう努めるとともに、施策に対する苦情処理制度の活用を市民に働きかけられたい。51.地域のICTを支援する人づくり事業については、行政サービス等オンライン化の進展に伴い、さらなる情報格差の発生が懸念されることから、高齢者などが抱える問題の解消に努められたい。52.公共施設予約システム構築事業については、さらなる利便性向上につながるよう、利用料の支払いに当たりキャッシュレス決済の導入を検討されたい。53.青色回転灯装備車(青パト)の運行については、安全運転が第一であることから、講習受講者に限定されたい。54.高校生まちづくり体験事業については、高校生のまちづくりへの参加意欲が高いことから、今後もより一層の充実を図られたい。55.はたちの記念事業については、大牟田の情報発信が観光の推進にもつながることから、旬なスポットなどインスタ映えする場所の提供や案内をされたい。56.新型コロナウイルス対策事業者支援については、高齢の事業者の中にはオンラインによる申請が困難なケースもあることから、オンライン申請の支援や市独自の紙媒体による各種支援策等を検討されたい。57.新型コロナウイルス対策事業者支援については、新型コロナウイルス感染症の拡大から3年が経過する中、業種によって様々な影響が出ていることから、国・県の支援事業に加え、本市の特徴に応じた支援策を講じられたい。58.おおむたプレミアム商品券発行事業については、毎年、多額の公金を投入していることから、この事業目的である地域経済の活性化にどのように寄与しているのか検証されたい。59.スマート農業普及事業については、農作業の効率化・省力化を図るRTK基地局を設置し、これに対応する農業用機器の購入への補助金も予算計上されていることから、周知を図るとともに講習会等も開きながら、積極的に推進されたい。60.漁場環境対策については、河川へオイルフェンスを設置するなど海への漂流物流入の対策が講じられているが、台風時等の影響をカバーするまでには至っていないことから、漁業者と協議しながら必要な予算を確保されたい。61.観光基本計画の推進については、新たにコーディネーターが配置されることから、推進に当たっては、委託する業務内容等を十分検討されたい。また、新年度事業で制作する観光ポータルサイトについても、委託内容や運営方法などを再検討し、予算を有効に活用されたい。62.観光ポータルサイトの構築については、サイトの立ち上げ情報更新を同時に行うケースが一般的だが、初期の情報更新の重要性を鑑み、情報や写真等のコンテンツ更新をサイトの立ち上げ別スケジュールで行うなど、慎重に対応されたい。63.有害鳥獣対策については、被害相談が年々増加傾向にある中、駆除を委託している猟友会の高齢化が進み、担い手も不足していることから、他の自治体の事例等を研究し、地域おこし協力隊の活用も視野に入れながら対策を講じられたい。64.大牟田企業紹介冊子については、関係者の努力によって冊子が発行され、配付先の高校からは高い評価を受けており、企業からも冊子掲載の問合せがあることから、3年後の再発行に向け、今後も積極的に取り組まれたい。65.動物園の魅力づくりについては、動物福祉に取り組む姿勢が評価されている一方で動物の数が減少するなど、リピーター確保の面での課題があることから、動物の特性や施設環境、教育の観点等も踏まえつつ、動物の確保に努められたい。66.農業振興ハンドブックについては、発行から4年が経過しており、一部の地区では圃場整備に着工するなど、農業形態も年々さま変わりしていることから、ハンドブックの再発行に取り組まれたい。67.三池山の魅力アップ事業については、地域資源としての利活用を促進することが重要であることから、地域や団体の意見を確認しながら、必要な駐車場やトイレの整備を十分検討されたい。 以上のような意見・要望が述べられました。 審査の結果、無所属委員2名より賛成しがたい旨の態度表明がありましたが、結局、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第82号令和4年度大牟田市国民健康保険特別会計予算について申し上げます。 審査の過程で、国民健康保険税納税対応については、納付期限などを含め、様々な納税相談ができることから、督促状の文面に納税相談に関する分かりやすい文言を加えるなど、丁寧な対応に努められたいとの意見・要望が述べられました。 審査の結果、無所属委員2名より賛成しがたい旨の態度表明がありましたが、結局、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第83号令和4年度大牟田市介護保険特別会計予算について申し上げます。 審査の過程で、1.介護関連事業については、重層的支援体制整備事業の開始により、地域包括支援センター運営委託費などが一般会計に移行されたが、今後も財政措置や人員体制の確保に努め、各事業を後退させないよう努められたい。2.よかば~い体操普及教室事業については、介護予防フレイル予防の効果があることから、コロナ禍でのDVDによる普及啓発に加え、対面で行えるよう、実施方法を工夫されたい。 以上のような意見・要望が述べられました。 審査の結果、無所属委員2名より賛成しがたい旨の態度表明がありましたが、結局、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第84号令和4年度大牟田市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。 審査の過程で、後期高齢者医療の窓口負担については、病気が増える後期高齢者には1割でも負担が大きく、2割負担となることによって受診控えが起こりかねないことから、令和4年10月からの実施の中止、あるいは延期を国に求められたいとの意見・要望が述べられました。 審査の結果、無所属委員2名より賛成しがたい旨の態度表明がありましたが、結局、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第88号大牟田市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。 審査の過程で、個人情報保護条例については、国が個人情報保護に係る法令等を一元化し、全国共通のルールを規定しようとしているが、本市の独自の保護措置が緩和されてしまうなど、市民の個人情報保護水準を後退させないよう努められたいとの意見・要望が述べられました。 審査の結果、無所属委員2名より賛成しがたい旨の態度表明がありましたが、結局、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第86号令和4年度大牟田市水道事業会計予算について申し上げます。 審査の過程で、水道事業については、極めて公共性の高い事業であることから、運営や維持管理等に必要な職員の技術の継承を図りつつ、安全で良質な水をできる限り安価に提供できるよう努力されたいとの意見・要望が述べられました。 審査の結果、別段異議なく、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号令和4年度大牟田市公共下水道事業会計予算について申し上げます。 審査の過程で、1.下水道ビジョンについては、下水道利用料の引上げにつながらないよう、また、職員の技術が継承される内容となるよう策定に努められたい。2.水洗化普及促進事業(水洗化促進キャンペーン)については、未水洗化家屋が12,500戸あることから、水洗化普及に向けた啓発や対象家屋補助の拡充など、さらなる事業の充実を図られたい。 以上のような意見・要望が述べられました。 審査の結果、別段異議なく、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第91号地方独立行政法人大牟田市立病院第4期中期計画の認可について申し上げます。 審査の過程で、市立病院における感染症対応については、当該病院が公的病院としての役割を果たしていることを踏まえ、今後の新興感染症への対応に向け、医師やスタッフの十分な確保に加え、そのための財政支援の強化を図られたいとの意見・要望が述べられました。 審査の結果、別段異議なく、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第85号令和4年度大牟田市病院事業債管理特別会計予算、同第89号大牟田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び同第90号大牟田市校区コミュニティセンター設置条例の一部を改正する条例の制定についての3件を一括して申し上げます。 審査の結果、別段異議なく、全会一致をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、報告第17号大牟田市土地開発公社の事業計画について申し上げます。 関係当局より、公有地取得事業並びに土地造成事業等について報告を受けました。 次に、報告第18号公益財団法人大牟田市文化振興財団の事業計画について申し上げます。 関係当局より、文化芸術の振興及び地域文化の活性化を図る事業並びに地域の文化芸術に関する情報の収集及び提供について報告を受けました。 最後に、報告第19号公益財団法人大牟田市地域活性化センターの事業計画について申し上げます。 関係当局より、産業支援事業並びに資源循環型社会推進事業等について報告を受けました。 以上、報告を終わります。 ○議長(光田茂)  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。     〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光田茂)  質疑なしと認めます。 討論の通告があっておりますので、この際、発言を許可します。 崎山恵子議員。     〔4番 崎山恵子議員 登壇〕 ◆4番(崎山恵子)  議案第81号、同第82号、同第83号、及び同第84号についての反対討論をいたします。 まず初めに、議案第81号令和4年度一般会計予算案について述べます。 長引くコロナ禍での市民生活は3年目に入ろうとしています。何度も押し寄せる感染爆発の波が、保健所の機能や医療提供体制のもろさを浮き彫りにし、市民の不安が広がりました。経済が停滞し、暮らしや事業経営が厳しくなっています。労働者全体の3分の1、女性や若者の2分の1を占める非正規労働者は、元から低賃金・不安定な雇用で働いていましたが、コロナ禍ではその影響を真っ先に受け、失業や収入の減少に陥りました。新年度予算には、自宅療養者や濃厚接触者への食料・生活物資の配達や、学童保育所待機児童解消のための予算、また、児童家庭、教育、男女共同参画などで相談員の増員など評価する点もあります。 しかし、次の三つの点で反対します。 一つに、暮らしや営業を支える支援が不足していることです。国によるいくつかの支援も盛り込まれていますが、十分ではなく対象からこぼれ落ちる人がいます。市民の実情をつかんで独自支援を打ち出すなどの取組が不足しています。 二つ目に、十分な公務労働を保障する職員体制になっていないことです。コロナ禍であり、災害復旧の道半ばである本市にあって、住民福祉の向上という地方自治体の役割はますます求められていますが、国が誘導するままに職員削減、民間委託等を進めては、市職員の超過勤務が常態化し、自治体としての役割も十分に果たせなくなります。 三つ目に、政府のデジタル化推進に追随していることです。国が進める行政のデジタル化は、IT企業等の利益につながる一方で、個人情報保護の仕組みが非常に弱く、市民と地方自治体にとっては、便利さと引き換えに損失が非常に大きいと言わざるを得ません。情報システムの標準化に追随せず、市民の権利を守る立場に立つべきです。 次に、議案第82号について述べます。高過ぎて払えない国民健康保険税については、構造的な問題が深刻です。本市でも減免などの措置は取られてきましたが、十分とは言えず、市民の暮らしを守る立場から負担軽減にさらに努力すべきです。この予算案には、賛成することができません。 次に、議案第83号です。介護保険制度については、介護保険料が高過ぎることに加え、利用料の負担増、そして必要な介護が受けにくくなっています。介護職の人員不足は深刻です。現場の実態に見合った賃金、人員体制などへ引き上げが必要です。この予算案には反対します。 最後に、議案第84号です。高齢になれば病気も増える、そういう方を75歳という年齢で区切って集める後期高齢者医療制度は、制度そのものが問題です。今年10月から窓口負担1割を2割に引き上げる制度の改悪は中止すべきです。よって、この予算案には反対します。 以上で私の反対討論を終わります。 ○議長(光田茂)  以上で、討論を終結いたします。 これより、報告第17号から同第19号までの3件を除き、採決に入ります。 採決は、2回に分けて行います。 第1回目に、議案第81号令和4年度大牟田市一般会計予算から同第84号令和4年度大牟田市後期高齢者医療特別会計予算まで、及び同第88号大牟田市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についての5件を一括して採決いたします。 以上、議案5件を予算特別委員長の報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立多数。 よって、議案第81号から同第84号まで、及び同第88号の5件は、いずれも原案どおり可決されました。議案第 81号 令和4年度大牟田市一般会計予算議案第 82号 令和4年度大牟田市国民健康保険特別会計予算 同 第 83号 令和4年度大牟田市介護保険特別会計予算 同 第 84号 令和4年度大牟田市後期高齢者医療特別会計予算 同 第 88号 大牟田市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について--------------------------------------- ○議長(光田茂)  第2回目に、議案第85号令和4年度大牟田市病院事業債管理特別会計予算から同第87号令和4年度大牟田市公共下水道事業会計予算まで、及び同第89号大牟田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから同第91号地方独立行政法人大牟田市立病院第4期中期計画の認可についてまでの6件を一括して採決いたします。 以上、議案6件を予算特別委員長の報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立全員。 よって、議案第85号から同第87号まで、及び同第89号から同第91号までの6件は、いずれも原案どおり可決されました。議案第85号 令和4年度大牟田市病院事業債管理特別会計予算 同 第86号 令和4年度大牟田市水道事業会計予算 同 第87号 令和4年度大牟田市公共下水道事業会計予算 同 第89号 大牟田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 同 第90号 大牟田市校区コミュニティセンター設置条例の一部を改正する条例の制定について 同 第91号 地方独立行政法人大牟田市立病院第4期中期計画の認可について--------------------------------------- △日程第2 議案第96号、諮問第4号上程(2件) ○議長(光田茂)  次に日程第2、本日新たに提出された議案第96号大牟田市教育委員会委員の任命について、及び諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦についての2件を一括議題として、市長に提案理由の説明を求めます。 関市長。     〔関 好孝市長 登壇〕 ◎市長(関好孝)  ただいま議長から説明を求められました議案等2件について、御説明いたします。 本日提出いたしました議案等は、教育委員会委員の任命議案1件及び人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問1件であります。 教育委員会委員の任命1件につきましては、来る5月31日をもって任期満了となります笹井委員の後任者について、本案のとおり任命いたしたく御提案申し上げるものであります。 人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問1件につきましては、来る6月30日をもって任期満了となります山岡委員の後任候補者について、本案のとおり推薦いたしたく御提案申し上げるものであります。 何とぞ、御同意いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(光田茂)  お諮りいたします。 ただいま上程した議案及び諮問の2件については、事案の性質上、質疑及び委員会付託を省略して、直ちに採決したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光田茂)  御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 それでは、採決に入ります。 採決は、2回に分けて行います。 第1回目に、議案第96号大牟田市教育委員会委員の任命についての1件を採決いたします。 以上、議案1件について、同意することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立全員。 よって、木場真帆氏の任命については、原案に同意することに決定いたしました。議案第96号 大牟田市教育委員会委員の任命について   大牟田市大字三池480番地14          木場真帆                         昭和39年5月14日生--------------------------------------- ○議長(光田茂)  第2回目に、諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦についての1件を採決いたします。 以上、諮問1件について、異議なき旨答申することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立全員。 よって、新村耕二氏の推薦については、異議なき旨答申することに決定いたしました。諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について   大牟田市浄真町85番地コアマンション浄真町302号                         新村耕二                         昭和33年5月6日生---------------------------------------
    △日程第3 発議第26号~同第33号上程(8件) ○議長(光田茂)  次に日程第3、本日新たに提出された発議第26号農業者戸別所得補償制度の法制化を求める意見書案から同第33号介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書案までの8件を一括議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま上程した発議8件については、お手元に印刷配付の意見書案文によって、趣旨はそれぞれ御理解いただけるものと存じますので、提出者の趣旨説明、質疑及び委員会付託を省略して、直ちに採決したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光田茂)  御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 それでは、採決に入ります。 採決は、3回に分けて行います。 第1回目に、発議第26号農業者戸別所得補償制度の法制化を求める意見書案から同第31号医療・介護・福祉施設等での感染対策強化を求める意見書案までの6件を一括して採決いたします。 以上、発議6件をいずれも原案どおり可決することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立少数。 よって、発議第26号から同第31号までの6件は、いずれも否決されました。発議第26号 農業者戸別所得補償制度の法制化を求める意見書案 同 第27号 米の需給環境に対する緊急特例措置を求める意見書案 同 第28号 地域公共交通維持のための財政支援の拡充を求める意見書案 同 第29号 多文化共生のための社会基盤整備を求める意見書案 同 第30号 敵基地攻撃能力保有の検討中止を求める意見書案 同 第31号 医療・介護・福祉施設等での感染対策強化を求める意見書案--------------------------------------- ○議長(光田茂)  第2回目に、発議第32号地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書案の1件を採決いたします。 以上、発議1件を原案どおり可決することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立多数。 よって、発議第32号の1件は、原案どおり可決されました。発議第32号 地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書案--------------------------------------- ○議長(光田茂)  第3回目に、発議第33号介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書案の1件を採決いたします。 以上、発議1件を原案どおり可決することに賛成の議員は、御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(光田茂)  起立全員。 よって、発議第33号の1件は、原案どおり可決されました。発議第33号 介護職員の処遇改善に関する手続の簡素化と対象職種の拡大を求める意見書案--------------------------------------- ○議長(光田茂)  なお、ただいま議決されました意見書の関係機関への提出等、その取り扱いにつきましては、議長に御一任いただくよう、お願いいたします。--------------------------------------- △日程第4 調査事項の付託について ○議長(光田茂)  最後に日程第4、調査事項の付託についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から、お手元に印刷配付の調査事項申し出表のとおり、令和4年度における閉会中の各常任委員会及び議会運営委員会に調査を付託されたいとの申し出があっております。 お諮りいたします。 各常任委員長及び議会運営委員長の申し出のとおり、付託することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光田茂)  御異議なしと認めます。 よって、申し出のとおり、各関係委員会に令和4年度における調査を付託いたします。     閉会中の各常任委員会・議会運営委員会調査事項申し出表●総務委員会1.行財政改革の総合調整及び推進に関すること。1.市政の総合計画に関すること。1.国際交流に関すること。1.地域振興に関すること。1.世界遺産・文化財に関すること。1.広報・広聴に関すること。1.財政計画及び予算に関すること。1.普通財産の管理及び処分に関すること。1.財産区に関すること。1.情報管理に関すること。1.職員の人事、給与、研修、勤務条件に関すること。1.市の行政区域に関すること。1.庁舎及び付属施設の維持管理に関すること。1.公共施設の維持及び保全に関すること。1.契約及び検査に関すること。(水道事業関係及び下水道事業関係を除く)1.国民健康保険及び国民年金に関すること。1.後期高齢者医療に関すること。1.市税に関すること。1.消防に関すること。1.選挙に関すること。1.災害及び防災に関すること。1.水防計画に関すること。1.所管に係る陳情に関すること。●市民教育厚生委員会1.社会福祉に関すること。1.社会福祉協議会の支援に関すること。1.勤労者福祉に関すること。1.保健衛生に関すること。1.葬斎場に関すること。1.社会教育に関すること。1.青少年に関すること。1.保健体育に関すること。1.学校教育に関すること。1.地方独立行政法人大牟田市立病院に関すること。1.防犯及び交通安全に関すること。1.消費者保護に関すること。1.スポーツに関すること。1.文化に関すること。(文化財の保護を除く)1.住民との連携に関すること。1.市民活動の促進に関すること。1.市民協働に関すること。1.男女共同参画に関すること。1.人権・同和政策に関すること。1.所管に係る陳情に関すること。●都市環境経済委員会1.建築に関すること。1.都市計画に関すること。1.公園・緑地に関すること。1.市街地の整備に関すること。1.市営住宅の整備・管理に関すること。1.道路、橋梁及び河川の管理・整備に関すること。1.水道事業に関すること。1.下水道事業に関すること。1.交通運輸に関すること。1.用地取得に関すること。1.環境保全に関すること。1.清掃事業に関すること。1.産業の振興に関すること。1.農林水産及び商工業に関すること。1.観光に関すること。1.所管に係る陳情に関すること。●議会運営委員会1.議会の運営に関すること。1.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関すること。1.議長の諮問に関すること。--------------------------------------- ○議長(光田茂)  お諮りいたします。 以上で、本定例会に予定された議事を全て終わりましたので、これにて閉会したいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(光田茂)  御異議なしと認めます。 それでは、令和3年度市議会第6回定例会は、これをもって閉会いたします。                              午後2時14分 閉会--------------------------------------- 地方自治法第123条第2項及び大牟田市議会会議規則第98条の規定により、ここに署名する。               議長   光田 茂               議員   江上しほり               議員   松尾哲也...