旭川市議会 > 2021-03-24 >
03月24日-07号

  • "選択的夫婦別姓"(/)
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  1. 旭川市議会 2021-03-24
    03月24日-07号


    取得元: 旭川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    令和3年 第1回定例会                令和3年 第1回定例      旭川市議会会議録 第7号――――――――――――――――――――――●令和3年3月24日(水曜日)         開議 午前10時00分         閉会 午前10時55分――――――――――――――――――――――●出席議員(34名)       1番  ひ ぐ ま  と し お       2番  上  野  和  幸       3番  佐  藤  さ だ お       4番  横  山  啓  一       5番  金  谷  美 奈 子       6番  江  川  あ  や       7番  塩  尻  英  明       8番  宮  崎  ア カ ネ       9番  髙  橋  紀  博      10番  高  木  ひろたか      11番  中  野  ひろゆき      12番  菅  原  範  明      13番  林     祐  作      14番  木  下  雅  之      15番  ま じ ま  隆  英      16番  石  川  厚  子      17番  品  田  と き え      18番  松  田  ひ ろ し      19番  高  花  え い こ      20番  も ん ま  節  子      21番  松  田  た く や      22番  上  村  ゆ う じ      23番  福  居  秀  雄      24番  安  田  佳  正      25番  小  松  あ き ら      26番  能 登 谷     繁      27番  高  見  一  典      28番  白  鳥  秀  樹      29番  中  川  明  雄      30番  中  村  のりゆき      31番  室  井  安  雄      32番  宮  本     儔      33番  え び な  信  幸      34番  杉  山  允  孝――――――――――――――――――――――●説 明 員  市長             西 川 将 人  副市長            表   憲 章  副市長            赤 岡 昌 弘  総合政策部長         佐 藤 幸 輝  総務部長総務部総務監    野 﨑 幸 宏  福祉保険部長         金 澤 匡 貢  福祉保険部保険制度担当部長  向 井 泰 子  子育て支援部長        中 村   寧  保健所地域保健担当部長    川 邊   仁  環境部長           富 岡 賢 司  経済部長           品 田 幸 利  土木部長           太 田 誠 二  消防長            中 農   潔  教育長            黒 蕨 真 一  学校教育部長         山 川 俊 巳  水道事業管理者        木 口 信 正  市立旭川病院事務局長     木 村 直 樹  監査委員           田 澤 清 一  監査事務局長         太 田 智 之――――――――――――――――――――――●事務局出席職員  局長             林   徳 一  議事調査課長         平 尾 正 広  議事調査課主幹        梶 山 朋 宏  議事調査課長補佐       松 浦 宏 樹  議事調査課主査        小 川 智 之  議事調査課書記        小 松 あゆみ  議会総務課書記        朝 倉 裕 幸――――――――――――――――――――――●会議録署名議員        10番  高木 ひろたか        33番  えびな 信 幸――――――――――――――――――――――●議事日程日程第1 議案第16号ないし議案第64号日程第2 議案第65号日程第3 議案第66号日程第4 議案第70号――――――――――――――――――――――●追加議事日程日程第6 議案第68号 旭川市固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第7 議案第69号 人権擁護委員の推薦について日程第8 議案第72号 旭川市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について日程第9 議案第73号 議員の行政調査派遣について日程第10 請願・陳情議案の審査結果報告について日程第11 請願・陳情議案の閉会中継続審査付託について日程第12 意見書案第1号 後期高齢者医療費窓口負担1割の継続を求める意見書について日程第13 意見書案第2号 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書について日程第14 意見書案第3号 国立病院機能強化を求める意見書について日程第15 意見書案第4号 家庭用品に含まれる香料による健康被害実態解明等を求める意見書について日程第16 意見書案第5号 2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求める意見書について――――――――――――――――――――――●本日の会議に付した事件1.議案第16号 令和3年度旭川市一般会計予算について(原案可決)1.議案第17号 令和3年度旭川市国民健康保険事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第18号 令和3年度旭川市動物園事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第19号 令和3年度旭川市公共駐車場事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第20号 令和3年度旭川市育英事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第21号 令和3年度旭川市介護保険事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第22号 令和3年度旭川市母子福祉資金等貸付事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第23号 令和3年度旭川市後期高齢者医療事業特別会計予算について(原案可決)1.議案第24号 令和3年度旭川市水道事業会計予算について(原案可決)1.議案第25号 令和3年度旭川市下水道事業会計予算について(原案可決)1.議案第26号 令和3年度旭川市病院事業会計予算について(原案可決)1.議案第27号 旭川市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第28号 旭川市公営企業の管理者の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第29号 旭川市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第30号 旭川市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第31号 旭川市福祉有償運送運営協議会条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第32号 旭川市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第33号 旭川市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第34号 旭川市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第35号 旭川市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第36号 旭川市地域活動支援センターの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第37号 旭川市福祉ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第38号 旭川市障害者支援施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第39号 旭川市養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第40号 旭川市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第41号 旭川市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第42号 旭川市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第43号 旭川市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第44号 旭川市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第45号 旭川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第46号 旭川市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第47号 旭川市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第48号 旭川市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第49号 旭川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第50号 旭川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第51号 旭川市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第52号 旭川市地域保育所条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第53号 旭川市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第54号 旭川市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第55号 旭川市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第56号 旭川市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第57号 旭川市動物の愛護及び管理に関する条例の制定について(原案可決)1.議案第58号 旭川市浄化槽保守点検業者の登録等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第59号 旭川市旭山動物園施設整備基金条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第60号 旭川市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第61号 旭川市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第62号 旭川市駐輪場条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第63号 旭川市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)1.議案第64号 包括外部監査契約の締結について(原案可決)1.議案第70号 令和2年度旭川市一般会計補正予算について(原案可決)1.議案第65号 市道路線の廃止について(原案可決)1.議案第66号 市道路線の認定について(原案可決)1.議案第68号 旭川市固定資産評価審査委員会委員の選任について(原案同意)1.議案第69号 人権擁護委員の推薦について(可と答申決定)1.議案第72号 旭川市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について(原案可決)1.議案第73号 議員の行政調査派遣について(原案可決)1.請願・陳情議案の審査結果報告について  陳情第9号 基礎的財政収支黒字化目標の撤廃を求める意見書の提出を求めることについて(不採択)  陳情第10号 インフレ率2パーセントを達成するまで消費税を凍結することを求める意見書の提出を求めることについて(不採択)1.請願・陳情議案の閉会中継続審査付託について  陳情第11号 自転車にやさしいまちづくりについて(建設公営企業)1.意見書案第1号 後期高齢者医療費窓口負担1割の継続を求める意見書について(原案可決)1.意見書案第2号 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書について(原案可決)1.意見書案第3号 国立病院機能強化を求める意見書について(原案可決)1.意見書案第4号 家庭用品に含まれる香料による健康被害実態解明等を求める意見書について(原案可決)1.意見書案第5号 2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求める意見書について(原案可決)――――――――――――――――――――――           開議 午前10時00分―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) ただいまから、開会いたします。 本日の出席議員は、全員でありますので、これより休会前に引き続き会議を開きます。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 本日の会議録署名議員には、10番高木議員、33番えびな議員の両議員を指名いたします。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) ここで、事務局長から報告をいたします。 ◎議会事務局長(林徳一) 御報告申し上げます。 議事日程について、本日の議事日程は休会前の続行でありますが、さらに、お手元に御配付申し上げております議事日程追加表のとおり、本日の議事に追加をいたします。 なお、その朗読は省略いたします。 以上。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) それでは、これより本日の議事に入ります。 ここで、お諮りいたします。 この際、日程の一部を変更し、日程第1及び日程第4の議案第16号ないし議案第64号及び議案第70号の以上50件を一括して議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定し、日程第1及び日程第4の議案第16号ないし議案第64号及び議案第70号の「令和3年度旭川市各会計予算」とこれに関連を有する議案及び単独議案の以上50件を一括して議題といたします。 本案につきましては、いずれも予算等審査特別委員会にその審査を付託した案件でありますが、本特別委員会委員長から審査結果の報告書が議長宛て提出されておりますので、これより本特別委員会委員長口頭報告を求めることにいたします。 予算等審査特別委員会 委員長 29番 中川議員。 ◆中川明雄議員 (登壇) 本特別委員会に付託を受けておりました議案第16号ないし議案第64号及び議案第70号の令和3年度旭川市各会計予算とこれに関連を有する議案及び単独議案の以上50件につきまして、その審査経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、審査経過でありますが、本特別委員会は、3月8日に開会し、総務経済文教民生建設公営企業の2分科会を設置して付託議案を両分科会で分担し、3月8日から18日までの間、それぞれの分科会を8回開催し、理事者に対し、審査に必要な資料の提出を求めながら、分担議案に対する質疑のみを行い、3月18日に両分科会委員長から、それぞれ質疑を終了した旨の、また併せて、総括質疑の申出があった旨の報告を受けたところであります。その後、3月22日に総括質疑を行い、付託議案に対する全ての質疑を終了したことから、各会派1名による代表者会議において結論の取りまとめに当たるなど、その運営に努めてまいった次第であります。 両分科会の審査過程及び総括質疑における主な質疑項目につきましては、後日、印刷物として御配付させていただき、直ちに付託議案に対する本特別委員会としての結論を申し上げたいと思います。 すなわち、議案第16号の令和3年度旭川市一般会計予算につきましては、日本共産党能登谷委員から反対である旨の、無党派G上野委員から賛成である旨の討論があり、議案第16号につきましては、起立採決の結果、起立多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定し、議案第17号ないし議案第64号及び議案第70号の以上49件につきましては、いずれも全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、極めて概括ではありますが、本特別委員会審査経過と結果の報告を終わらせていただきます。 何とぞ本特別委員会決定どおり議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑終結と認めます。 これより、討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次、発言を許します。 能登谷議員。 ◆能登谷繁議員 (登壇) 日本共産党を代表して、議案第16号、令和3年度旭川市一般会計予算案について、討論を行います。 2021年度予算には、新型コロナウイルス感染症対策費PCR検査費用助成費など市民の暮らしや福祉に直結するもの、地元経済を支えるもの、雪対策費など市民生活に欠かせないものなど、大事な予算が多数あります。 さきの大綱質疑では、国が地方創生と言いながらも、地方自治体の財政を圧迫しているために、旭川市の財政が苦しい要因の一つとなっていることが明らかになっています。そういう厳しい財政の中でも、旭川市が市民の暮らしや地元経済のために努力していることは評価したいと思います。 主要施策公立大学については、2013年度から議論が始まり、2015年度からは旭川大学の公立化の課題について検討してきました。長い時間を費やしてきた議論の意味について、市長から答弁があったとおり、市と市議会とが両輪となり、まちの未来に関わる大きな課題について議論することができたこと、また、課題整理の遅れにより時間がかかったことの認識についても述べられました。これらの内容は、私どもも共有できるものです。 私どもが指摘した課題である法人分離後の高校等の経営見通しや現旭川大学が考える大学の改革案等については、大学からは十分な対応がありませんが、市の側からは、一定の課題整理はできているものと考えます。また、総括質疑でも述べたとおり、私どもに寄せられる市民からの御意見では賛成も反対もあるところですが、市長からは、これまでの経過などを改めて分かりやすくお知らせし、御意見をいただく機会を設けるとの答弁があり、市民参加について、今後の努力の方向が示されました。 今、市民が一番心配していることは、旭川大学が存亡の危機に瀕している中で、これ以上判断を先延ばしできないのではないか、また、法人分離後の高校等の経営についてもすぐに着手しなければならないなどの緊急性についてです。 以上の中で、我が会派は、大学の自助努力では限界がある、旭川市が関わって今後の方向性を整理しなければならない時期に至っていると判断し、旭川大学の公立化については、賛成の立場でその準備を見守っていくことといたしました。 次に、ICTパーク運営費について、2021年度は7千290万円であり、2020年度当初の3千300万円に比べ、2.2倍に跳ね上がりました。 私どもの会派は、eスポーツプログラミング的思考体験などの学ぶ機会をつくることや、子どもたちのまちなかの居場所づくりなど、当初は一定の理解をしていました。 一方、我が会派の2021年度予算要望の中では、5Gは4Gよりもはるかにエネルギーの強い電磁波が使われ、人間や地球環境への影響を懸念する声が世界中で広がっている、欧州諸国では、5Gの実験や導入を禁止、制限する都市や国が出ている、旭川市としては、予防原則に立ち、市民に健康被害がないように対策を取るべきであると求めてまいりました。 2020年度当初の事業費は、収益事業見込み違いであり、毎年2千万円のリース料を5年間払い続け、合計1億円の新たな負担が発生することが明らかになりました。市長答弁では、正確な事業費を積み上げることができなかったことは確かと認めているとおり、あまりにも未成熟な事務であったと言わざるを得ません。 今後の財政的な見通しについては、市長が、見込みどおりの収益が確保できるかについては、現時点で明確にお答えすることはできないと述べたとおり、財政的な見通しが不明確であり、新年度の一般財源3千740万円が幾らに膨れ上がるか分からない予算だということです。 なぜ、こんなに未成熟なまま、財政的な見通しもつけずに走ったのか。それは、この事業は、総務省のローカル5Gの開発実証NTT東日本が手を挙げるのに間に合うように準備組織を立ち上げたことなどに主な要因があります。結果として、NTT東日本は、国から1億2千900万円の委託を獲得しました。残念ながら、eスポーツはその手段に使われていたということが明らかであり、せっかくのeスポーツの盛り上がりに水を差すものと言わねばなりません。 さらには、基本的な考え方、ICTパーク推進ビジョンを議会に示さないのは、議会軽視も甚だしいと言わねばならず、ICTパーク運営費7千290万円には反対せざるを得ません。 続いて、大型事業に伴う財政運営の方向性について懸念があります。 清掃工場の再延命化に伴い、次期一般廃棄物処分場の建設、さらには、次期の産業廃棄物処分場の計画などにも大きな影響が出ています。しかし、市は、それらの状況を十分に把握していないことが明らかになりました。いずれも巨額の資金が必要となる大型事業であり、財政運営上の見通しや全庁的なコントロールを十分に行うよう指摘します。 以上、賛成する事業も大いにありますが、反対する事業も含まれていますので、一般会計予算案の作られ方の上で分割して採決できないことから、日本共産党としては、議案第16号、令和3年度旭川市一般会計予算については反対いたします。 以上です。(降壇) ○議長(安田佳正) 次に、上野議員。 ◆上野和幸議員 (登壇) 議案第16号、令和3年度旭川市一般会計予算について、無党派Gを代表いたしまして、賛成の立場で意見を申し上げます。 令和3年度一般会計予算については、財政調整基金を切り崩すなど厳しい財政状況の中、不安材料はありますが、新型コロナウイルス感染症に対する医療対策経済対策、さらには、アイヌ政策推進交付金によるアイヌ文化の振興も図られるなど、新たな取組もあり、全体的には評価のできるものであると思います。 しかしながら、課題もあるため、会派としての意見を次のようにまとめました。 10款6項1目の体育振興費についてです。 令和3年度予算の中で、全国大会への体育大会派遣費補助額が1人当たりの派遣費を8千円から1万円に上限額を引き上げるとともに、団体については、補助対象人数の上限を20人から30人に引き上げると予算計上されました。このことについては、我が会派がかねてより要望していたことであり、大いに評価できるところです。 しかしながら、一方、選抜高等学校野球大会及び全国高等学校野球選手権大会、いわゆる甲子園に出場する高校への補助金につきましては、今回の制度拡充に当たって見直しが行われず、従来どおりの選抜高等学校野球大会及び全国高等学校野球選手権大会補助金交付要綱に基づき、別枠予備費から150万円の支出予定となっております。 我が会派は、甲子園に出場する高校への補助金についても、他スポーツと同じ体育大会派遣補助費の中で処理すべきと補助金の在り方を主張しております。今後、継続した検討をすべきと御指摘いたします。 次に、10款5項1目の地域学校協働活動推進費についてです。 地域学校協働活動は、学校の学校運営協議会と地域の地域学校協働本部が車の両輪のように連携をして、子どもたちの豊かな教育環境や、充実した教育活動が行われるものと期待されております。 学校の学校運営協議会については、今年度でほぼ各学校において設置されており、準備が整っております。しかしながら、地域における地域学校協働本部については、まだ設置されておらず、令和3年度の予算では、10万5千円の予算計上で、地域に市の職員を配置してモデル地域をつくり、試行的に取り組むとしております。 我が会派は、学校の取組と地域の取組のスピード感に大きな乖離があり、学校現場に影響するのではと危惧をしております。一日も早く地域に地域学校協働本部を立ち上げ、地域学校協働推進委員を委嘱し、学校と連携すべきと指摘をいたします。 以上、2項目について、会派の意見といたします。 令和3年度予算がコロナ禍で厳しい状況にある市民生活にとって支えとなりますことを期待して、会派を代表しての討論といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって、討論を終結いたします。 これより、採決に入ります。 採決は、分割により行います。               (上村議員退場) ○議長(安田佳正) まず、議案第16号「令和3年度旭川市一般会計予算について」起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は、原案どおり可決であります。 お諮りいたします。 本案については、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。               (起立する者あり) ○議長(安田佳正) 起立多数であります。 よって、本案は、委員長報告のとおり決定いたしました。(上村議員入場) ○議長(安田佳正) 次に、議案第17号ないし議案第64号及び議案第70号の以上49件について採決いたします。 本案に対する委員長報告は、いずれも原案どおり可決であります。 お諮りいたします。 本案については、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第2、議案第65号「市道路線の廃止について」を議題といたします。 これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり)
    ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第3、議案第66号「市道路線の認定について」を議題といたします。 これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第6、議案第68号「旭川市固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 西川市長。 ◎市長(西川将人) 議案第68号、旭川市固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 旭川市固定資産評価審査委員会委員穴口昭三氏、石田純枝氏、岡﨑幸治氏及び髙波澄子氏の4名は、本年4月13日をもって任期満了となりますので、その後任として、穴口昭三氏、石田純枝氏、岡﨑幸治氏及び髙波澄子氏を再度選任いたしたく、議会の同意を得ようとするものであります。 穴口昭三氏は、昭和41年3月、北海道大学経済学部を卒業され、現在は、株式会社穴口ふとん店取締役会長をされる傍ら、平成18年4月から旭川市固定資産評価審査委員会委員として活躍されている方であります。 石田純枝氏は、昭和59年3月、北海道東海大学芸術工学部を卒業された後、有限会社建築計画工房あとりえコア代表取締役などを務められ、現在は、石狩川上流川づくり懇談会委員として、さらに、平成15年4月から旭川市固定資産評価審査委員会委員として活躍されている方であります。 岡﨑幸治氏は、昭和37年3月、旭川竜谷学園高等学校を卒業され、昭和38年1月に旭川市に奉職し、財政部税制課長補佐、市民部税制課主幹を務められた後、平成21年4月から旭川市固定資産評価審査委員会委員として活躍されている方であります。 髙波澄子氏は、平成2年3月、北海道大学法学部を卒業され、北海道大学医学部教授を経て、現在は、旭川大学副学長をされる傍ら、看護総合科学研究会監事、北海道公衆衛生学会評議員として、さらに、平成21年4月から旭川市固定資産評価審査委員会委員として活躍されている方であります。 ただいま申し上げました4名の方々は、人格、識見ともに優れ、固定資産の公正な評価などに関して豊かな経験と知識を有しており、本市の固定資産評価審査委員会委員として適任であると考えますので、何とぞ4氏の選任につきまして御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり同意することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり同意することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第7、議案第69号「人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 西川市長。 ◎市長(西川将人) 議案第69号、人権擁護委員の推薦につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 人権擁護委員荒木関栄氏、川西康夫氏、戸嶋千里氏及び水口正博氏は、本年9月30日をもって任期満了となりますので、その後任として、荒木関栄氏、川西康夫氏、戸嶋千里氏及び水口正博氏を再度推薦いたしたく、議会の意見を求めようとするものであります。 荒木関栄氏は、昭和47年3月、旭川大学高等学校を卒業され、荒木関塗装株式会社勤務などを経て、現在は、旭栄塗装を開業される傍ら、旭川市青少年育成部連絡協議会会長として、さらに、平成21年10月から人権擁護委員として活躍されている方であります。 川西康夫氏は、昭和50年3月、北海道教育大学旭川分校を卒業された後、教職に就かれ、旭川市立千代田小学校教頭、旭川市立永山西小学校校長などを歴任され、現在は、公益財団法人日本教育公務員弘済会北海道支部参事をされる傍ら、民生委員・児童委員として、さらに、平成27年10月から人権擁護委員として活躍されている方であります。 戸嶋千里氏は、昭和53年3月、旭川大学女子短期大学部を卒業された後、社会福祉法人旭川隣保会旭川隣保会第二保育所勤務などを経て、現在は、社会福祉法人旭川隣保会旭川隣保会トキワの森施設長として活躍されている方であります。 水口正博氏は、昭和52年3月、北海道教育大学旭川分校を卒業された後、教職に就かれ、旭川市立光陽中学校校長、旭川市立末広小学校校長、国立大学法人北海道教育大学教職大学院教育学研究科特任教授などを歴任され、平成27年10月から人権擁護委員として活躍されている方であります。 ただいま申し上げました4名の方々は、人格、識見ともに優れ、また、人権の擁護に深い理解と関心をお持ちで、人権擁護委員として適任であると考えますので、何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可と答申することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可と答申することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第8、議案第72号「旭川市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」を議題といたします。 本案については、署名または押印を求める手続を廃止する等のため、会議規則の一部を改正しようとするものであります。 ここで、お諮りいたします。 本案についての提出者の説明並びに質疑・討論は、議事進行上、この場合省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第9、議案第73号「議員の行政調査派遣について」を議題といたします。 本案につきましては、本市議会として、積極的な政策立案を目的として、他都市の先進事例を調査するため、議員を派遣しようとするものであります。 ここで、お諮りいたします。 本案についての提出者の説明並びに質疑・討論は、議事進行上、この場合省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第10「請願・陳情議案の審査結果報告について」を議題といたします。 本案は、お手元に御配付申し上げております議事日程第10付表のとおり、総務常任委員会委員長から審査結果の報告書が議長宛て提出されておりますので、これより総務常任委員会委員長の報告を求めることにいたします。 総務常任委員会 副委員長 3番 佐藤議員。 ◆佐藤さだお議員 (登壇) 総務常任委員会に付託を受けておりました請願・陳情議案につきまして、結論を得ましたので、御報告申し上げます。 まず、陳情第9号、基礎的財政収支黒字化目標の撤廃を求める意見書の提出を求めることにつきましては、基礎的財政収支の黒字化は当面困難な状況でありますが、基礎的財政収支黒字化目標を踏まえた財政再建に向けた取組は、社会保障制度を安定させ、将来世代の負担を回避させるために必要であることから、願意に沿いがたく、不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、陳情第10号、インフレ率2パーセントを達成するまで消費税を凍結することを求める意見書の提出を求めることにつきましては、インフレ率2%達成による財政再建の効果を否定するものではありませんが、そのことと消費税の凍結を直接的に関連づける根拠に乏しいこと、また、消費税が社会保障費の財源になっている現状を踏まえると、消費税凍結により財源が不足し、財源確保のために莫大な国債を発行しなければならなくなることから、願意に沿いがたく、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で、審査結果の報告を終わらせていただきます。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 本案に対する委員長報告は、いずれも不採択であります。 お諮りいたします。 本案については、いずれも委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、いずれも総務常任委員会委員長報告のとおり決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第11「請願・陳情議案の閉会中継続審査付託について」を議題といたします。 本案は、お手元に御配付申し上げております議事日程第11付表のとおり、建設公営企業常任委員会委員長から閉会中の継続審査に付されたいとの申出があります。 お諮りいたします。 本案については、委員長の申出どおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、委員長の申出どおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第12、意見書案第1号「後期高齢者医療費窓口負担1割の継続を求める意見書について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 まじま議員。 ◆まじま隆英議員 (登壇) 意見書案第1号、後期高齢者医療費窓口負担1割の継続を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 提出者は、旭川市議会議員 敬称は略させていただきます。  江  川  あ  や     塩  尻  英  明     宮  崎  ア カ ネ  髙  橋  紀  博     高  木  ひろたか     ま じ ま  隆  英  石  川  厚  子     品  田  と き え     松  田  ひ ろ し  小  松  あ き ら     能 登 谷     繁     高  見  一  典  白  鳥  秀  樹     中  川  明  雄 以上、14名であります。後期高齢者医療費窓口負担1割の継続を求める意見書 菅内閣は、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担割合を、年金のみの単身世帯で年収200万円以上の世帯など約370万人を対象に、現在の1割から2割に引き上げる方針を決定し、今通常国会に法案を提出し、2022年度後半の実施を狙っている。 高齢者は病気になりやすく、けがもしがちであり、慢性疾患を複数抱えている方も多く、更なる負担は生活を直撃する。細る年金収入のために暮らしを切り詰めている高齢者が受診を我慢することで、病気の発見・治療が遅れて症状が悪化すれば、病状回復が難しくなり、命に関わることもある。現行の1割負担でも受診控えが起こり、その結果、重篤な病気や手遅れになってしまった例が後を絶たず、社会問題となっている。 政府は2割負担の導入を現役世代の負担軽減のためと言うが、高齢者の医療費の国庫負担を45パーセントから35パーセントに切り下げてきた。 今回の原則2割負担の導入に対しては、日本医師会からは「更なる受診控えを生じさせかねない政策であり、高齢者に追い打ちをかけるべきではない」、日本高齢期運動連絡会からは「高齢者の命と生活に重大な問題を引き起こす」などといった批判が相次いでいる。 一方で、2022年以降、団塊の世代が後期高齢者となり、後期高齢者の医療費が増大するため、既に厳しい後期高齢者支援金を拠出する現役世代の負担は、今後更に厳しくなっていくことが危惧されている。 よって、国においては、次の事項を実現するよう要望する。1 後期高齢者医療費窓口負担1割を継続すること。2 後期高齢者支援金を拠出する現役世代の負担を軽減するため、負担構造改革を早急に行うこと。3 今般の医療費窓口負担引上げによって軽減するとされる約720億円程度の現役世代の負担を公費負担の拡充によって軽減すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上の内容につきまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 採決は、起立により行います。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (起立する者あり) ○議長(安田佳正) 起立多数であります。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第13、意見書案第2号「選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 石川議員。 ◆石川厚子議員 (登壇) 意見書案第2号、選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 提出者は、旭川市議会議員  ま じ ま  隆  英     石  川  厚  子     小  松  あ き ら  能 登 谷     繁 以上、4名であります。選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書 夫婦が必ず同じ姓を名乗ることとしている夫婦同姓制度は、改姓によって不利益が生じたり、人格権の侵害に当たるという批判がある。 しかし、2020年12月に政府が決定した第5次男女共同参画基本計画では、第4次計画にあった選択的夫婦別姓制度の記述が、自民党内で反対論があったことを受けて削除された。 内閣府が2017年に実施した家族の法制に関する世論調査では、選択的夫婦別姓制度を導入するための法改正に賛成が42.5パーセント、同姓を前提としつつも通称使用を認める法改正に賛成が24.4パーセントとなっており、法改正に賛成する割合が法改正は必要ないの29.3パーセントを上回っている。 また、先進国においては我が国のように夫婦同姓を強制している国はなく、国連女性差別撤廃委員会からは選択的夫婦別姓制度の導入について勧告されている。 夫婦同姓制度によって、仕事上の不利益、アイデンティティの喪失など不便さや苦痛を感じている人がいる以上、その解決は国の責務である。 よって、国においては、民法を改正し、選択的夫婦別姓制度を法制化することを求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上の内容につきまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 採決は、起立により行います。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (起立する者あり) ○議長(安田佳正) 起立多数であります。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第14、意見書案第3号「国立病院機能強化を求める意見書について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 能登谷議員。 ◆能登谷繁議員 (登壇) 意見書案第3号、国立病院機能強化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 提出者は、旭川市議会議員 敬称を略します。  ま じ ま  隆  英     石  川  厚  子     小  松  あ き ら  能 登 谷     繁 以上、4名であります。国立病院機能強化を求める意見書 今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、感染症対策のみならず日本の医療体制のぜい弱さが浮き彫りとなった。いまだコロナ禍の終息が見えない中、医療従事者は、厳しい人員体制で心身ともに疲弊した状態で休むことなく患者の命と向き合っている。 一方で、民間医療機関においては、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れることによって、他の疾病患者の受診・入院が激減するなどにより病院経営に深刻な影響が及ぶことから、受入れに慎重にならざるを得ない実態がある。 国民の命と健康を守るのは国の責務である。そのためにも全国にネットワークを持つ国立高度専門医療研究センター及び国立病院の運営に関わる必要な経費に国費を投入し、新興感染症対策など採算の取れないセーフティネット系医療において中心的役割を果たすよう機能強化をすることが、地域医療を守り充実させることにつながる。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、人工呼吸器や体外式膜型人工肺「ECMO(エクモ)」等の医療機器やそれを取り扱うスタッフが不足し、重症患者への対応が十分にできなかった。さらに現場では、マスクや個人防護服などの必要物品が欠乏し、大幅な人員不足の上に、十分な感染対策もできないまま患者対応をせざるを得ない状況にも陥った。このように、必要な人員が確保できず、医療機器や物品が欠乏することで、国民の命が救えないなどという状況は、あってはならないことであり、国が責任を持って対策に取り組むことが必要である。 よって、国においては、新型コロナウイルス等による感染症や大規模災害等から国民の命を守るため、国立病院の機能を強化し、憲法第25条に保障された国民の生存権及び国の社会的使命を果たすよう、次の事項を実施するよう強く求める。1 国立病院に新興・再興感染症対策に十分に対応できる専門病床を設置し、人工呼吸器やECMO等の医療機器の整備を進めること。2 医師、看護師を始め全ての職員を増員すること。3 機能強化に必要な財源を確保すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上の内容につきまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 採決は、起立により行います。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (起立する者あり) ○議長(安田佳正) 起立多数であります。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第15、意見書案第4号「家庭用品に含まれる香料による健康被害実態解明等を求める意見書について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 江川議員。 ◆江川あや議員 (登壇) 意見書案第4号、家庭用品に含まれる香料による健康被害実態解明等を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 提出者は、旭川市議会議員 敬称を略します。  ひ ぐ ま  と し お     上  野  和  幸     金  谷  美 奈 子  江  川  あ  や     塩  尻  英  明     宮  崎  ア カ ネ  髙  橋  紀  博     高  木  ひろたか     ま じ ま  隆  英  石  川  厚  子     品  田  と き え     松  田  ひ ろ し  小  松  あ き ら     能 登 谷     繁     高  見  一  典  白  鳥  秀  樹     中  川  明  雄 以上、17名であります。家庭用品に含まれる香料による健康被害実態解明等を求める意見書 近年、家庭で使用する柔軟仕上げ剤を始めとした合成洗剤、消臭剤等に含まれる人工香料によって、頭痛、めまい、呼吸障害等の体調不良を訴える人が増加している。香害をなくす連絡会が2020年に行ったアンケート調査では、人工香料によって具合が悪くなったと訴える人が全国に7、000人以上いることが明らかとなり、健康被害が少数の方の問題であるとは言い難い状況である。また、香料による健康被害は香害という言葉で表現される新たな環境汚染として認識されつつある。 こうした中、業界団体である日本石鹸洗剤工業会は、2018年7月に衣料用柔軟仕上げ剤の品質表示自主基準を改定し、香りに関する注意喚起として柔軟仕上げ剤の容器等に周囲への配慮と適正使用量を守る旨を表示することとした。 しかしながら、この問題の根幹は、香料による健康被害の実態解明が進んでいないことや、自らが使用する香料が他人の健康被害につながることについての理解が社会全体として進んでいないことにある。 また、最近では香りを持続するためのマイクロカプセル技術が開発されたことにより、カプセルが空気中に弾け飛ぶことで使用者以外に香りが移るといったこともあるため、移香に関する調査も必要である。 よって、政府においては、消費者の健康で安心な暮らしに資するよう、香料成分の安全性や香料による健康被害の状況について実態調査を実現するよう要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上の内容につきまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 日程第16、意見書案第5号「2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求める意見書について」を議題といたします。 本案について、提出者の説明を求めます。 小松議員。 ◆小松あきら議員 (登壇) 意見書案第5号、2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 提出者は、旭川市議会議員  ま じ ま  隆  英     石  川  厚  子     小  松  あ き ら  能 登 谷     繁 以上、4名であります。 2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求 める意見書 菅首相が先の臨時国会の所信表明演説で、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすると表明したが、2030年の削減目標については言及していない。 地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定では、世界の平均気温の上昇を産業革命前より2度未満に抑制することを規定するとともに、1.5度未満に抑える努力を継続するという目標が掲げられているが、日本の温室効果ガス排出量に係る削減目標である「2030年度に2013年度比26パーセント削減」では2015年当時の目標を据え置く内容にとどまっており、「2050年実質ゼロ」を実現するためには、2030年度の削減目標を引き上げ、気候変動対策を更に推し進め、平均気温上昇をパリ協定が掲げる2度はもとより1.5度未満に抑えていくことが重要である。 また、2018年に決定した第5次エネルギー基本計画においては、2030年度の再生可能エネルギーの電源構成比率を「22~24パーセント」とすることを目指しているが、地球温暖化対策を進めるためには、その見直しも必要である。 よって、政府においては、2030年度の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ、気候変動対策を強化することを求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上の内容につきまして、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。(降壇) ○議長(安田佳正) これより、質疑に入ります。 発言の通告がありません。御質疑ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 別に御発言がなければ、質疑・討論終結と認め、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(安田佳正) 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案どおり可決することに決定いたしました。―――――――――――――――――――――― ○議長(安田佳正) 以上で、今定例会に付議された案件は、全て終了いたしました。 第1回定例会は、これをもって閉会いたします。――――――――――――――――――――――           閉会 午前10時55分...