▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 令和3年12月8日(水曜日)
午前10時00分開議
◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、議事日程表のとおりでございます。
これより議事日程に入ります。
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日程第1 一般質問
2 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。
5番・川井幸一君。
〔5番・川井幸一君登壇〕
3 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一です。
本日、最初の質問者となります。ということは、朝一番、朝一、幸一でございます。よろしくお願いいたします。こういったことを言うのも、私もこうして議員とさせていただいて、しばらく経過しているわけですけれども、非常に一般質問というのは緊張するもので、こういった緊張を味わえるのも議員としてありがたいことだと思いながら、緊張をほぐす意味で、ちょっと笑いは少なかったですけれども、いつものフレーズを言わせていただきました。
今回は、
スクールバスの利用ということについて、1点のみですけれども、質問させていただきたいと思います。
早速質問に入ります。
スクールバスの活用について。
教育委員会は、現状をどのように捉え、どのように対応を図っているのか、伺います。また、
スクールバスの運行していない時間帯の利活用についても伺っていきます。
学校統廃合に伴い、児童生徒の通学手段として、
スクールバスが運行されているわけであります。安心安全のため、非常に重要な役割を担っているものと認識しております。この運行については、統廃合の際の保護者の方々との約束事項であります。この
スクールバスによって、児童生徒の通学手段を確保し、安心安全な学校生活を送ること。また、クラブ活動時における登下校時間帯への配慮など様々な要望、それに対応した形で
教育委員会が検討し、保護者の方々と話合いを積み重ね、現行の運行となっているわけです。
しかし、現実はどうでしょう。今の
スクールバスの現状、
教育委員会はしっかりと把握されておりますか。実際に運行状況、それに伴う乗車状況、それに対して、調査はしているんでしょうか。運行会社の業務報告だけで、実際はどのような状況にあるのか、見ていないんじゃないでしょうか。あれだけ雨の日やクラブ活動への対応が、父兄の皆様と共に学校関係者の方と共に議論され、保護者との約束として始まったにもかかわらず、雨の日、私が見ているところでは、ほとんど
スクールバスには児童生徒は乗っていない。保護者が自家用車で迎えにきている、これが現状であると思っております。
この使われない
スクールバス、予算もかなりの額になっていると思います。それについての費用対効果、検証はなされているのでしょうか。やっているとか、運行をスタートさせれば、あとは乗る、乗らないのは関係ない、このような考えは全くないとは思いますけれども、これらについて調査してはどうかと思います。あれだけの大きさのバス、本当に必要なのかも含めまして、誰もがそう感じております。
前回、9月の定例会において、私は八郷中学校の道路の問題を提起いたしました。それは、この保護者の送迎と大きく関わってくる問題であります。多くの保護者が、児童生徒が迎えに来る。それによって道路が詰まる。これは何のために
スクールバスを走らせているのか。その辺、しっかりと現状を踏まえて、
教育委員会としてどのようにしていくべきなのか、再検討、振り返り検証をすべきではないかと考えます。
また、
スクールバスとして利用していない時間帯、バスはどのようにしているのか。活用はされていないと思います。許認可等の関係もあるかもしれませんけれども、せっかくの
スクールバスです。これを公共交通の空白地帯に運行させることができないものか、利活用が図れないものか、そういった観点で伺ってまいります。
そこで1回目、今回は一括質問でございますので、3回の中の1回目、質問させていただきます。
まず1点目、現在の
スクールバスの状況について伺います。どのようなルートがあり、一日何便あって、乗車率はどのぐらいなのか、伺います。
運行スタート時点では、かなり乗車率が低くなっているように感じますが、その辺の変化についても伺います。また、それぞれの学校、地域性、そのようなことも影響しているのかと思います。学校別、地域別について、どのような状況になっているのか、伺います。どの地域のバスの乗車率が低いのか、また高いのか、そして、その要因はしっかりと把握しているのか、具体的にお示しいただきます。
2)、次に現状把握の方法について伺います。どのような方法で調査をしているのか、伺います。その調査をしているならば、どのような結果が出て、どのような検討をし、そして、対応しているのか。また、していくのか、伺います。乗車率向上の施策も併せて伺います。
3)です。これまでの運行に際し、児童生徒から意見、そういったものがあったのか、これを伺います。また、意見の聴取方法、回数、何回ぐらいあって、どのような内容であったのかも伺います。
次に、現在、
スクールバス全体でどのぐらいの予算をかけ、1人
当たり年間幾らぐらいの持ち出しになっているのか、伺います。将来を担う子どもたちに教育予算、これを投入することは大切であります。今回、教育に関し、このようなことは伺いたくはありませんけれども、教育長、現状を踏まえて、費用対効果、どのように感じているのか、伺います。これでいいと思ってはいないと思いますけれども、教育長のお考えをお聞きいたします。
次に、
スクールバスの利活用についても伺います。少子化に伴いまして、ますます児童生徒は減少していきます。したがって、乗車率も下がってくることは予想されていることではあります。
そこで、この乗車率を上げ、費用対効果をもたらす考えをお聞きします。
スクールバスの時間帯以外に公共交通が全くない地帯、ここにこのバスを
地域コミュニティバスとして運用はできないものか、伺ってきます。これができないとすれば、何が問題で、一体何をクリアすれば可能なのか。これに対するできない理由ではなくて、どうすればできるんだというポジティブな発想でこの方法を伺ってまいります。
2点目、現在、
スクールバス専用のバスを公共交通の部分に活用する。これは
地域公共交通の振興、活性化、高齢者の移動手段の確保にもつながっていきます。路線バス、
デマンドタクシー、これらを補完する
スクールバスの利活用、このような検討を部局横断に行っていくべきではないかと考えております。例えますと、道具をそろえても使わなければ無駄になるということになりますので、その辺の考えを教育長、また部長に伺います。
4 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
5 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。まず、最初の
スクールバスの現状についてでございます。初めに、どのようなルートですかというご質問ですが、
スクールバスの現状としましては、小学校6校、中学校2校で運行しており、登校時1便、下校時2便を基本として、運行する契約をしております。各校の具体的なルートとしましては、小学校では1ルートずつ、合計6ルート、中学校では石岡中学校で4ルート、八郷中学校で4ルート、合計8ルートの運行をしておりまして、乗車率につきましては、東小、小桜小のように高い乗車率で推移している学校、ルートがある一方、年々、乗車率が低下している学校もございます。
令和3年度の1学期分でございますが、一番高い乗車率は東小学校の90.2%、次に関川ルートの71.4%、3番目に小幡地区の61.0%でございます。また、逆に乗車率が一番低いのが、柿岡小学校の12.2%、2番目に高浜ルート、21.4%、3番目に関川小学校のルート、25%でございます。乗車率の低さにつきましては、バスの大きさの関係もございます。また、少子化が進んでいるということもございます。ただ、こちらとしては、当初、中学校等に関しては希望を取っていますが、バスから自転車へ変更する方もございますので、そういった要因で低いところがあるのかなというふうに思ってございます。
次に、2番目、3番目のご質問ですが、現状の把握につきましては、委託業者からの月次報告により把握をしているほか、新年度を迎えるに当たり、利用希望者から提出される申込書により乗車数の把握をしておりますが、
中学校入学説明会の際、意見を頂戴することはあるものの、
バス利用児童生徒への
アンケート等は行っておらず、今後実施してまいりたいというふうに思っております。
最後に
スクールバスの年間経費としましては、令和2年度決算ベースで、小学校3,618万2,510円、中学校7,655万7,856円となっておりまして、小学校で年間1人当たり28万7,162円、中学校では、年間1人当たり47万5,514円となってございます。
続きまして、
スクールバスの利活用についてでございます。
スクールバスの時間帯以外に
地域コミュニティバスで運用する場合、現在のルールでは、登校終了後、午前9時から下校時に影響がない正午までの時間で水泳の授業やいきいきプランでの校外活動がない日であれば車両を使用することは可能であると考えられます。ただし、
スクールバスの運行契約は、運行コースや運行日一日の運行回数が契約ごとに定められており、また先ほど述べました校外活動について、単価契約を結んでおります。
地域コミュニティバスとして利用する場合にも別途契約が必要となると考えられます。このように条件はございますので、議員ご指摘の
スクールバス運用時間外の利活用については、部局横断的な検討が必要であるというように考えてございます。
私からは以上です。
6 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。
7 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。
スクールバスの現状を踏まえた費用対効果、また部局横断的な検討等についてお答えいたします。部長からの答弁にございましたとおり、
スクールバスの運用は、令和2年度決算ベースで、小中学校合わせて1億1,274万366円の費用を支出してございます。また、
スクールバス運行に求める効果といたしましては、児童生徒の安全な登下校を可能とすることであるというふうに認識をしてございます。しかしながら、学校や地区、またルートによっては乗車率が低い現状もございまして、運行費用を最大限に生かすため、乗車率向上を目指す工夫を継続して行っていかなければならないというふうに感じてございます。また、そのように認識をしてございます。そういったことも含めまして、
スクールバスの運行等につきましては、より効果的、有効的に行うためには、
スクールバスの運用時間外の利活用等につきましても、部局横断的に検討していく必要がある、そのように強く思っているところでございます。
以上です。
8 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。
〔5番・川井幸一君登壇〕
9 ◯5番(川井幸一君) ただいまお答えいただきましたが、現況については、どのぐらい乗車している。こういう子どもの数等は把握しているところではありますけれども、現況に対して今後どうするかという部分が全くないんですね。私、3年以上前にこの
スクールバスについて、当時、乗車率、子どもが乗る数が少ないということで改善をお願いした部分があります。その頃は数字がほとんど変わっていない。例えば全校生徒400人に対して、対象生徒数は200のうち、当時88人だったかと思います。現在は同じように大ざっぱな数字になりますけれども、400人のうちの対象生徒と言われる部分の生徒が200人、そして、80人弱、特に今年の1年生は19人という数字で、一番、3学年の中では少ない数字になっている。であれば、やはりバスを運行していく上での一番の必要なことは、現状での問題点をしっかりと把握していくことが基本であるはずなのにやっていないんですよね。やはりその辺が問題ですので、しっかりと現状把握をするために現況をはっきりと理解していただく。そのための手法として、児童を含め、学校関係者の方々に一体どの点があってこれは乗りたくないのか、乗りたくても乗れないのか、また、そのときにもお話ししました。雨の日、また、体調不良のときも含めて乗れる手法はできないのかということも全然改善もされていませんし、聞いていただいていないということもあります。八郷中学は、八郷全域の子どもが来ると、園部地域を除いて。来るわけで、以前からももちろん自転車で来る子ども、歩いてくる子どももおりましたけれども、広範囲に長距離になっている。非常に遠いところから来ますよ。青柳、木崎君、うなずいていますけれども、青柳も含め、今でいう龍明、元の町、狢内であったり、中戸のほうであったりとか、本当に距離でいうと非常に延びて、長い時間乗ってくる、自転車で来る子どもたちを一番心配している父兄、これが不安を解消するために、その手だてとして
スクールバスの充実というものがあるわけだし、
スクールバスというのはそのためにつくられているわけでありますので、それをいかにして乗れるように、利用できるように、そこを原点として考えていっていただかないと、もう統合して10年以上たつのに、ここが一向に解消されない、分かっていただけないという部分は、学校教育の重要性、教育の必要性、これは議員の皆さんを含め、執行部も大いに感じているところではあるでしょうが、実際、これも学校の教育を受ける以前の学校に行く、安全安心に行くための手法でありますけれども、これがあって教育がしっかり受けられるわけでありますから、こういう教育がしっかり受けられる環境づくりをすることが教育の充実、そしてまた、親御さんの不安解消、この学校に行けてよかったなという基になる。ですから、これ、大切なんですよ。しかも、重要なんですよ。学校へ行くだけの話だろうというようなことではない。
さらに言えば、石岡市も同じです。こういった問題を私は石岡中が合併するときにその質問をしましたけれども、八郷中の問題なんかも踏まえてやってくれということでお願いしたにもかかわらず、進んでいないということは、現状の石岡中においても何らかの問題があるのではないかと思いますし、さらに言えば、昨日もいろいろ議論されました小学校の統廃合、小学生は、離れた子どもたちは自転車で来られませんよ。全員がバスを利用すると。できなければ家族のものが学校まで乗せてくるということができないわけなので、中学校の
スクールバスの利活用がしっかりと図れない。問題解決ができないとなると、小学校の統廃合なんていうものは非常に遠いものになってしまうと私は思いますので、この
スクールバスに関して、もうちょっとしっかりやって現状を把握して、まずは問題解決して、一人でも多くの子どもたちを乗せるようにお願いしたいと思います。
教育長の答弁からもありました。
スクールバスを踏まえて、費用対効果ということでしたが、費用対効果というよりも、
スクールバスは児童生徒の安全な登下校の運用費として必要な支出であると。であるからこそ、必要であるんだからこそ、これは生徒のためのバスです。決して業者のためじゃない。子どもたちが安心安全に学校に行くための第一の手段でありますので、せっかく市でこれだけお金を手当てして、子どもたちのために出しているバスを利活用せずに問題把握というか、現状はちゃんと把握せずに長年こうして放置しておくというものは大きな問題であると思いますので、ぜひその辺を改善していっていただきたいと思います。
3回しか話ができませんので、長くなって申し訳ありませんけれども、続いて、ここから2回目を質問させていただきます。
スクールバス、
教育委員会はよく現状を調査して、今言ったことです。いただきたいと思います。これはただ走らせていればいいというものではありませんので、乗車率の悪い原因も分かっているのであれば少しでも改善し、児童の通学の手段として便利なものにしていく努力を、ぜひ教育長、できるようにお願いいたします。
ますます統廃合が進み、また児童生徒が減ってまいります。そうすると、
スクールバスの重要度は増すわけでありますが、現状は逆に、先ほど言ったように保護者の送迎が多くなっているように思います。今走行している、
先ほど教育部長の中でもちょっと出ましたけれども、走行しているバスのサイズ、これについても、あれほど本当に大きなものが必要なのか、これを乗車率を見てもちょっと感じるところであります。予算についても個人負担はありますし、この個人負担が本当に負担という部分になってくれば無料化も含めて検討すべきであろうし、多くの予算を投入しているわけであります。もっと運行について工夫して、児童生徒に合った
スクールバスの運用面を含めた再構築を再検討していっていただきたいと思いますので、これについて、2回目、教育長より答弁をいただきたいと思います。
次に、
スクールバスの利活用についてであります。空白時間帯に
コミュニティバスとして実証実験を既に実施している自治体、私も調べますと、
スクールバスを利活用した地域が全国に何点かあるということも分かっております。こういったことは、私以上にもちろん執行部の方のほうが詳しいと思いますけれども、これには、許認可等も必要ですし、規制緩和も進んでおります。こういったことに、先ほども言いました。できない理由を述べずに、一歩でも前に行く、そういう部局内の議論、また考え方が必要であると思います。みんなで知恵を出し、
専用スクールバスの利用向上と使われない時間帯の利活用、これに取り組んでいただきたい、そう思っています。それは児童生徒、そして、市民のためだと。先ほどちょっと言い漏れましたけれども、3年前の質問から進んでいない部分を考えると、私は、この一般質問というのが、一般質問に対する答弁だけに、答弁さえすればいいということではないでしょうけれども、答弁に終始しちゃうような気がいたします。とにかく自分たちのために問題提起されたことをクリアすればいい。そうじゃないですよね。対象は生徒ですから。ですから、この問題を自分たちでクリアして、一般質問を過ぎればいいということじゃなく、やはり部長、次長、課長が替わって、異動されても部局にある問題点をしっかりと継続して、問題点として考えていってもらう、そういう体制づくりをぜひしていただきたい。何度も申しますけれども、教育は重要だと。教育の在り方次第でまちが本当に変わってくる。私も何でも話しておりますけれども、今の、特に親御さんは熱心な方がおります。教育環境がいい場所を求めて家まで変える、そういう時代です。しっかりと石岡にいれば、教育が受けられる、いい環境の下に教育が受けられる。たとえ学校から遠くてもちゃんと学校に行ける、それも大きな教育の魅力となっていくのではないかと思います。
ちょっと質問がずれました。この部分は鶴井部長には関係ありませんけれども、教育長と公共交通の担当部長であります鶴井部長よりお答えをいただきたいと思います。
10 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。
11 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。
スクールバスの運用につきましては、議員からもございましたとおり、児童生徒の通学手段として、安全かつ便利なものにしていくことが非常に重要なことであり、現状を分析して、よりよい効果的な活用を図ることは非常に重要なものだというふうに考えてございます。議員ご質問にあったように、児童生徒に今後はアンケートを取るなどをして、利用者である児童生徒の意見等も運用面に生かした
スクールバスの運用について継続して検討していくように指示をし、このことについてしっかりと取り組んでいきたいというふうに思います。
以上でございます。
12 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
13 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私からは、バスの大きさのご指摘についてお答えいたします。現在、6台のマイクロバスと8台の中型バスで運行しており、登下校時は空席が多くなっている学校、ルートがあるものの、部活動等では、より高い乗車率での運行ができている状況ではございます。今後もより有効な利用ができるよう研究をしてまいりたいと思います。
次に、議員ご指摘いただいております
スクールバス登下校時の利用向上のためには、運行ルートや停車場の位置等、運用について利用者である児童生徒と運用事業者及び各関係者との調整を行い、利便性を向上させてまいりたいと考えてございます。また、先ほど答弁でもお伝えしましたとおり、
スクールバスは、登下校時や校外活動に利用しており、登校を終え、車庫に戻る9時以降、下校時の運用に影響の出ない正午までを校外活動に使用可能としたルールで運営をしておりますので、車両の空き時間の利用活動についても部局横断的な検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
14 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。
15 ◯都市建設部長(鶴井重則君)
スクールバスの空白時間帯におけます
コミュニティバスとしての利用可能性についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、各自治体で
スクールバスの有効活用を図る事例がございます。主な方法といたしましては、
専用スクールバスへの地域住民の混乗化するものや登下校時間帯以外を
コミュニティバスとして活用するものなど、各自治体で車両の空き時間の有効活用方法を模索しておるところでございます。近隣自治体におきましても、空き時間の
スクールバスを活用して、市への路線バスとして運行している事例がございます。議員ご提案の
スクールバスの空き時間の利用につきましては、市民の移動サービスの有効な手段となる可能性があることなどから、
教育委員会とも連携の上、さらなる調査、研究を行ってまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。
以上でございます。
16 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。
〔5番・川井幸一君登壇〕
17 ◯5番(川井幸一君) 教育長より力強いお言葉をいただきました。1歩でも2歩でも前に進み、現状の改善に取り組むというお話を聞きましたので、私、教育長を信じて、この問題を今後も見詰めていきたいと思いますし、部長答弁の中で、1つ気になった部分がありましたが、ちょっとメモをしていなくてあれだったんですが、鶴井部長の件から言いますと、やはりこういった問題、部を超えた中で、要するに部局連携ですか、これ、よく言われております。また、私たちも提案してお願いしております。ただ、この部分がやはり行政の中では一番難しい、やりづらいのかなという部分も感じております。ただ、問題解決、改善のためには、そこが一番重要なところでありまして、これがしっかりとできていかないとなかなか前には進まない。つまりは、石岡市のよい区分が出てこない。これはあくまでも子どもたちのためですから、自分のためではない、部署の問題でもない。子どもたちのためにしっかりとこの問題解決をしようという思いを持っていただきたいと思います。大層なことをいいますけれども、仕事をしたから報酬をもらえる、給料をもらえると思うのではなくて、仕事をしっかりとやったから、こうした給料がもらえるんだというぐらい、そういった情熱が、私は何度も言いますが、教育の重要性をうたっているわけですから、どこの市も、石岡市にかかわらず、子どもの重要性。ですから、教育部にはぜひそういった心意気を持っていただいて、しっかりとこの問題を前に進むようにお願いいたします。
3回目があったのが忘れましたので、戻りまして、3回目を質問させていただきます。
今回、
スクールバスについて、児童生徒があまり乗っていない状況を、私、近所に住むものですから、毎日見ておりまして、これはどうなっているんだろうということで質問させていただきました。何度も繰り返しますけれども、児童生徒は、将来を担う大切な宝であり、教育環境の充実には最大限に力を投入していく、これが私の言ってみれば政治信条といったら大げさでありますけれども、大きな考えの1つであります。
したがって、今回、細かなことについても教育長に、ちょっと滑舌が悪くなってきましたね。答えを求めてまいりましたけれども、ぜひ現状をつぶさに調査されて、
スクールバスがさらに利用されることを強く要望いたします。
この状況が、私の今回の意見の一番の重要なところで、
スクールバスをしっかりと現状が分かって利用していただく、それがもしできないのであれば公共交通にということであって、第一義は、やはり
スクールバスの充実でありますので、たくさんの子どもがバスがあってよかったねと、学校に来れてよかったね、
スクールバスって、父兄の負担も、父兄は本当に自分の子どもですから、孫ですから、一生懸命送ってきますけれども、やはり学校側がそういった安心安全に来られる体制づくりをするということが、繰り返しますけれども、教育の充実にもつながってまいりますので、よろしくお願いいたします。
続けます。本市は、コンパクトシティー・アンド・ネットワークのまちづくりを基本目標としております。そこで重要な役割が公共交通であります。市内は路線バスが廃止され、高齢者の移動が非常に困難な地域がたくさん点在しております。計画を立ててもなかなか前には進んでいない。むしろ新しい家が郊外に広がっているようにも思います。さらに農村部においても、人口流出、これに高齢者の移動手段の確保が困難になってきております。公共交通は、赤字になればすぐ撤退してしまいます。あちらこちらに、そうなってくると、公共交通の空白地帯が多く存在してくるのが現状ではないかと思います。そこを、今言った
スクールバスがつなげることができないものか、
コミュニティバスとして使われない時間帯、病院や銀行、また商店街と出かける手段として利活用ができないものかと言っているのが今回の質問であります。実際、私が口で言うほど簡単なものではないと、ハードルは高いと思います。しかし、何もしなければ、どんどんまちは寂れていってしまいます。やってやれないことはない、やらずにできることはない、何かのテレビ番組で、私は小さい頃、よく聞いた覚えがあります。そういった心意気でやっていただきたいと思います。通学の空白時間帯、日常の空白地帯、これを結ぶことが、わざわざ別の新たなバスを購入しなくてもすぐに今の
スクールバスを使えるならば、費用も少なくて済むと。先ほども出ましたように、隣接地では、小型のまめバス等が巡回して非常に喜ばれている。
デマンドタクシー等にも限界があると思いますので、この辺を十分に理解していただいて、進めていただきたいと思います。
最後に、これらの取組について、市長のお考えを伺って、質問を終わります。
18 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。
〔市長・谷島洋司君登壇〕
19 ◯市長(谷島洋司君) お答えします。
スクールバスは、利用する児童生徒の安全な登下校に利用するとともに、登下校時間外においても子どもたちのために校外活動等に利用をしているところでございます。
しかしながら、議員ご提案のように、利用していない時間もございます。そういったときの活用、あるいは担当部長から先ほど答弁がありましたように、児童生徒以外の同時の利用、混乗化というお話をしていたかと思うんですが、そういうものが可能性があるのかなと思ってもおります。
今回、議会の中でも多様な公共交通の在り方が質問の中に大分出ておりました。今回、議員ご提案の
スクールバスの活用につきましては、様々な公共交通機関の考え方、あるいは公共交通の補完の一助として有効なのではないかなと思ったところでございます。
いずれにしましても、しっかり部局横断で検討をするよう指示してまいります。
20 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。
13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
21 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。
閉館となった石岡市民会館の代替施設の確保と複合文化施設の整備事業についてお尋ねしてまいります。一問一答方式でお願いいたします。
石岡市民会館ですが、令和2年3月31日をもって突然閉館となりました。本当に突然でした。以来、1年9か月、既に20か月以上の月日がむなしく経過しようとしております。この市民会館の閉館によって活動の場を失った石岡市民や団体の人たちは、今、一体どうしているのでしょうか。石岡市民会館を活動の拠点として、文化芸術活動を行ってきた団体、この人たちは今どうしているのでしょうか。私は何年も要望を続けてきまして、本年4月にやっと日の目を見て制定された石岡市文化芸術推進条例の第2条第2項に文化芸術の推進に当たっては、市民がひとしく文化芸術を鑑賞し、参加し及び創造することができるような環境の整備が図られなければならないとして、市の役割、責務が規定されております。この条例が制定される前に石岡市民会館は閉館となってしまっていたのですが、今、石岡市には、文化芸術推進条例の規定に則して、どのような対応をされているのでしょうか。役割、責務を果たしているのでしょうか。私が知る限りでは、市は市民会館を利用して活動していた団体に対して、市民会館の代替施設としては、公民館など既存の施設を利用するように、その使用に当たっては、市からのあっせんや優遇は行わないので、各施設の利用規定に従って利用するようにと案内しているだけのようであります。
まず、1点目の質問、公民館等既存施設の市民会館の代替施設としての利用状況はいかがでしょうか。市民会館に近い国府地区公民館と府中地区公民館、そして、ホールのある中央公民館についてお尋ねいたします。
22 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
23 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。これまで市民会館を文化芸術活動の拠点として活動してきた団体や市民にとって、公民館は新たな活動拠点として、その役割が期待されているものと考えております。
しかしながら、公民館の利用につきましては、新型コロナウイルスの影響で臨時閉館を余儀なくされるなど、利用者の希望に添えない状況があったものと認識しております。
ご質問の公民館の利用状況でございますが、国府地区公民館は、令和元年度の利用件数は2,038件で、利用者数は2万8,440人、利用率は1日3こまの貸出枠で算出しますと36%でございます。令和2年度は、利用件数は1,471件で、利用者数は1万4,686人、利用率は30%でございます。
次に、府中地区公民館は、令和元年度の利用件数は996件で、利用者数は1万5,516人、利用率は18.6%でございます。令和2年度の利用件数は234件で、利用者数は2,642人、利用率は9.0%でございます。
最後に、中央公民館ですが、令和元年度の利用件数は1,419件で、利用者数は2万5,521人、利用率は16.7%でございます。そのうち、大講堂は、利用件数58件、利用人数6,855人、利用率は10.3%でございます。令和2年度の利用件数は747件で、利用者数は6,958人、利用率は10.2%でございます。そのうち、大講堂は利用件数8件、利用人数306人、利用率は1.5%となってございます。
利用状況の比較につきましては、令和2年度の利用者数は人数が大きく下がっておりますが、令和2年度において、コロナ禍での休館や講座の中止などの利用制限がありまして、さらに府中地区公民館では、空調整備工事により、10月1日から3月31日まで休館がございましたことから、単純な比較は難しいものと考えてございます。
以上です。
24 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
25 ◯13番(山本 進君) 答弁を伺う限りでは、利用率はかなり低いですね。しかし、私に聞こえてくるのは、国府地区公民館や府中地区公民館などは、それまで定期的に利用していた団体の予約がいっぱいで利用できない、借りたくても借りられない。順番取りが無理なので、活動を休止せざるを得ない、また中央公民館は、遠過ぎて行くにも行けないといった話ばかりです。現場の状況はどのようになっているのでしょうか、改めてお尋ねいたします。
26 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
27 ◯教育部長(豊崎康弘君) 施設ごとの利用率の状況からは、議員ご指摘のように空きがある状況となりますが、一方で、会議室の広さや貸出日の曜日、時間など、希望が重なることもあり、公民館活動の場としてきた団体と市民会館をこれまで利用してきた団体について、全てご希望どおりに受け入れることは難しい状況にあるものと考えております。
以上です。
28 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
29 ◯13番(山本 進君) 活動団体から届いた記録が私の手元にあります。幾つもありますが、令和2年6月の記録を見ますと、当初の木で鼻をくくったようなというか、けんもほろほろといった、少し言い過ぎになるかもしれませんが、冷たいあしらいからトーンが変わって、平時の活動場所の確保や使用に当たって不便に感じることがあるならば、コミュニティ推進課まで相談してほしいとありました。コミュニティ推進課では、これまでどのような相談を受けて、どのように対応されてきたか、お伺いいたします。
30 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。
31 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。市民会館の閉館前になりますが、中心市街地の複数の建物について、代替施設として活用することが可能かどうか、調査をいたしました。耐震、空調、駐車場などの課題により難しい状況であることを確認いたしました。また、これまで市民会館を頻繁に利用されていた団体に対しまして、新たな活動場所の状況について確認をさせていただくなどの対応をしてまいりました。生活環境部といたしましては、市民会館の閉館に伴い、これまで利用されていた皆様には大変ご不便をおかけしておりますが、まずは公民館などの代替施設のご利用をお願いいたしますとともに、情報の提供などできる範囲でのサポートをさせていただきたいと考えてございました。あわせまして、関係団体、関係部局と引き続き協議の場を設け、情報共有や意見交換など少しでも課題の解消につなげるよう努めてまいりましたし、今後も努めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
32 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
33 ◯13番(山本 進君) 先ほどに戻りますが、公民館などの既存施設は予約が取りにくいという理由のほかにも市民会館を使い慣れた人たちには使い勝手が悪いなどの理由があって、既存の公民館施設を利用されていないという現状があろうかと思います。
そこで、公民館などの既存施設は、市民会館の代替施設としての役割を果たしていないという現実が浮き彫りになっているわけでありまして、そこで、市民会館閉館後の中心市街地の空き店舗の借り上げ等の市の状況をお伺いしようと思いましたが、先ほど生活環境部長のほうから答弁がありましたので、それはそれで伺いました。ただ、今の答弁で、いずれの団体も活動場所を確保できたというようなご答弁がありましたけど、これは執行部が実態を正しく認識されていないのではないかと言わざるを得ないと思います。市内の施設を使えないと、高齢者の足の問題、発表しても観客動員が見込めないなどの理由、また、コロナ禍も相まって、実際には活動をやめてしまっている団体が幾つもあります。先ほど最後に少しでも問題の解消につながるように努力していきたいという答弁もありました。本気で努力していただきたいと思います。そして、きちんと結果を出して、形で示していただきたいと思います。お願いいたします。
市民会館が閉館してから20か月、活動団体はずっとそれこそ見殺しの状態にされてきているんです。市民会館の突然の閉館、その対応は、生活環境部の所管ということでしょうが、それが文化芸術活動の機会を創出するためのサポートが求められている教育委員会に伺います。
市民会館の代替施設の確保に対して、どのような対応をされてきましたでしょうか、お伺いいたします。
34 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
35 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。教育委員会では、市民会館閉館後、文化振興課が中心となり、これまで市民会館を利用してきた文化協会から、町なかの代替施設の確保策について、コミュニティ推進課と連携を図りながら、3者で対応を協議してきたところでございます。
以上です。
36 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
37 ◯13番(山本 進君) ため息がちょっと出ましたけど、石岡市民会館を利用して活動してきた団体は幾つもあろうかと思いますが、中でも石岡市文化協会は、32の団体から構成されており、約2,400人の会員が所属していると伺っております。この文化協会は、伝統文化、芸術の普及、研さん、地域に根差した文化の継承と保存、発展のために活動していて、その成果の発表と活動への理解を求めるために、毎年、石岡市文化祭やまちの文化一日体験を主催するなどしてきました。そうした中、幾つもの団体が、今、町なかでの活動の場を失って、休眠、休止状態に追い込まれております。こうした団体に対する支援策として、石岡市が中心市街地の空き店舗を借り上げ、無償で貸し出していただきたい。活動を行う人たちが市民がひとしく気軽に立ち寄れて、練習をし、発表ができる場、手軽に文化芸術に親しむことのできる場を提供していただきたい。教育部長と教育長のお考えを伺います。
38 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
39 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。これまで市の文化芸術の拠点であった市民会館が閉館したことは、市民の文化芸術を推進していく上で、活動などを行う皆様にご不便をおかけしているものと感じております。教育委員会では、文化芸術推進基本計画の作成を進めていく中で、市民が身近な場所で気軽に文化芸術活動を行うことができる機会の充実の場の確保や重要性を計画に示してまいりました。
このような中、教育委員会としましては、社会教育法における公民館の設置目的や、その行うべき事業と市内の文化芸術団体が抱える活動の場の確保の調整を図りながら、公民館の施設利用の在り方を考える必要があると考えております。
今後は、文化芸術活動の支援という観点から、これまで市民会館を利用してきた団体や公民館を活動の拠点としている利用者のニーズを十分に把握し、その利便性の向上に努めてまいりたいというように考えてございます。
以上です。
40 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。
41 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。ただいま部長からも答弁があったとおり、
教育委員会では、これまで文化芸術推進基本計画の策定、または文化芸術推進条例の作成に取り組む中で、文化芸術の活動の場の確保の重要性をお示ししたところでございます。文化芸術活動を推進する
教育委員会といたしましては、新たな複合文化施設が稼働するまでの間、文化芸術活動を行う団体や市民の支援に取り組むことは非常に重要な課題であるというふうに認識をしてございます。
以上です。
42 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
43 ◯13番(山本 進君) ただいま教育長のほうから、新たな複合文化施設が稼働するまでの間、文化芸術活動を行う市民団体を支援することは重要な課題として認識しているという答弁をいただきました。課題を認識していただくだけでは、問題解決いたしません。市民会館が閉館してから既に21か月、さらに複合文化施設の供用開始が見込まれる令和7年度までのこれからの3年半、この課題を残したまま市民を見殺しにされてしまうようなことがあっては本当に困ります。市の責任は思いですよ。
そこで、市民会館の代替施設の確保について、最後に市長にお伺いします。私の尊敬する先輩から聞かされました。東京大学の危機対応学プロジェクトでは、人口が減っても地域は簡単にはなくならない。だが、小ネタが尽きるとあっという間に地域は衰退するとの仮説があるそうです。私もそのとおりかなと思います。地域の文化活動が止まってしまったら、その地域はいずれ消滅してしまうものだろうと思います。私は、地域活性化の大切な源泉は、文化活動に取り組む人たちが生み出すところにあると考えています。今年、令和3年第1回定例会に谷島市長が議案提出し、制定された石岡市文化芸術推進条例には、その前文に次のようにうたわれています。文化芸術は、私たち一人一人に心の豊かさや潤いを持たし、時に喜びや感動を与えてくれる欠くことのできないものです。そして、世代や価値観を超え、地域のコミュニティーを育んでいく貴重な財産となっているものと言えますと。今泉前市長が在任中、常々集客や交通の利便性を考慮して、空き店舗を活用した中心市街地での文化活動の拠点づくりと文化芸術活動の展開を実現したいと強調されていました。谷島市長の選挙公約の柱が、今泉市政の継承でしたですよね。谷島市長、町なかの空き店舗の活用、市が借り上げて活動団体に提供する。この市民要望にぜひ応えてください。執行部も一部では、市民に対して、限られた財産を割いてまで空き店舗を借りるつもりはないと。複合文化施設ができる令和7年までは我慢しなさいとまで言っているんです。耐震問題、駐車スペース、財源などなど、できない理由ばかり聞かされています。文化芸術推進条例を制定された谷島市長に、石岡市の文化芸術活動の現状認識とその支援策、町なかの空き店舗の提供について、お考えを伺います。
44 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。
〔市長・谷島洋司君登壇〕
45 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。教育長、部長から答弁があったとおり、市の文化芸術活動を推進するためには、様々な団体や市民の文化芸術活動の場を確保していくことが重要であると認識をしております。代替施設としまして、公民館の利用につきましては、公民館の本来の役割や利用したいという市民のニーズをどう調整するかという課題があり、慎重な対応が必要になるものと考えております。また、市が新たな施設を借り、貸出しを行うためには、建物の安全性や職員の確保など、多くの課題を解決していく必要があるとも考えております。今後、活動の場の確保をどうするかについては、市民会館を利用していた様々な団体のニーズをより詳細に把握し、関係部署が協力して対応するよう検討してまいります。
いずれにしましても、私もこの文化芸術の必要性、重要性を認識しております。市民が豊かな気持ちで充実した暮らしを実現するためにも、文化芸術の大切さ、それを認識した上で行政を進めてまいりたいと思います。
46 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
47 ◯13番(山本 進君) 市民会館を利用していた様々な団体のニーズをより詳細に把握してという話でしたが、じゃ、これまで詳細に把握していただけなかった。だから、こんな現状があるんだなと、大変残念に思います。
次の質問に移ります。第2項目目、複合文化施設整備事業についてお尋ねしてまいります。活動の場を失い、活動が停滞している市民、団体に対して、市の執行部が空き店舗に予算を割くのではなく、1日でも早く市民会館に代わる複合文化施設の建設を行うことが市民や団体への誠意になると考えているといった発言録があります。これは、単なるリップサービスにすぎませんね。これまでに私ばかりじゃなく、大勢の同僚議員が度々質問しておりますが、複合文化施設の供用開始の時期を早めるといった答弁をいただいたことは一度もありません。
ともあれ現在の基本計画案策定の状況を伺います。
48 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
49 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 複合文化施設に係る基本計画案の策定状況についてご答弁申し上げます。現在、サウンディング型市場調査を実施する際に公表する基本計画案の取りまとめを行っているところでございます。この計画案が整い次第、議会への説明、市民への公表、また民間事業者のサウンディング調査を実施いたしまして、それぞれからいただいた意見等を踏まえ、必要な修正を行い、計画を策定していく予定でございます。
以上でございます。
50 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
51 ◯13番(山本 進君) 質問を続けます。整備事業の候補地について伺います。
52 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
53 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 整備事業の候補地についてご答弁申し上げます。本年度に入りまして、複合文化施設の基礎調査の中で、民間事業者の参画意欲や参加する上での条件を聞き取るプレサウンディング調査を実施いたしました。その調査における候補地として、石岡イベント広場と駅東地区とで比較を行い、おおむねの事業者は駅東地区が望ましいとの回答でございました。また、鹿島鉄道跡地だけではなく、市営の駅東駐車場との一体的な活用により、施設としての可能性や建設の幅が広がるとの声をいただきました。
官民連携事業におきましては、市民サービスの向上を実現するため、できるだけ多くの事業者の参画をいただき、適正な競争が働くことを重要視しておりますので、サウンディング調査を行うに当たっては、より多くの事業者が関心を持ち、提案をいただけるような条件を整えられるよう基本計画案をまとめてまいりたいと考えております。
以上でございます。
54 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
55 ◯13番(山本 進君) プレサウンディングの結果、おおむねの事業者は、駅東地区が望ましいとの回答だったということであります。私も個人的には駅東地区に反対するつもりはありません。賛成です。しかし、私は、候補地選定のために行われたプレサウンディング調査、これは市民意向を一切取り入れることなく、ひたすら結論を駅東地区に誘導する目的で行われていたのではないかなと考えます。市民の声が全く反映されていないのではないかと大いに懸念をいたしております。
ここで、多くの市民が懸念しています。ここで、私たちの懸念を払拭している答弁を改めていただきたいと思います。
56 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
57 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。候補地の最終的な決定につきましては、基本計画案に対する議会からのご意見や基本計画案の公表に合わせて実施をいたします市民説明会やパブリックコメント、またサウンディング調査による民間事業者からのヒアリングを実施いたしまして、候補地を含む基本計画案に対する意見を集約してまいりたいと考えております。
以上でございます。
58 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
59 ◯13番(山本 進君) そのことをこれから質問していこうと思ったんですが、私が今お尋ねしたのは、プレサウンディングですね。東地区に候補地を誘導するような目的で行われたんじゃないかと、その心配があるので、その懸念を払拭してくださいとお願いしたので、結構です。
プレサウンディングで民間業者は駅東地区を選んだわけです。それはそれでいいでしょう。しかし、もう一つの候補地であった石岡イベント広場、これこそ複合文化施設建設用地にふさわしいという市民の声も多く聞かれます。石岡市としては、複合文化施設建設用地として選ばれなかった、多分選ばれないでしょうね。石岡イベント広場の現状をこのまま放っていくわけにはいかない。今後どのように利活用していくのか、はっきりと方針を示して定めていかなければならないと思います。昨日も一昨日も同僚議員から同様の趣旨の質問がありました。この際、ここで改めてぜひ市民の総意を基にその方針をしっかりと定めていただきたいと思います。ここでの答弁は結構です。
次に、整備事業について伺います。先ほどPFIについて触れられた答弁がありましたが、改めて伺います。整備手法については、現在までPFIありきで検討が進んでいるように思われてなりません。PFIが前提になっているんですか。そもそも私は、官民連携事業、PPP、PFIといった制度の仕組みが石岡の事業になじむのか、大変疑問視しております。PFIの場合、事業者の収益ばかりが優先されてしまって、石岡市の公共の役割が後退する。本来、石岡市として進めるべき文化事業などが心豊かな生活を築く礎としての役割を果たしながら実現していくことができるのか、大変心配です。何よりもPFIでは複数の機能を管理運営するために複数の業務を一括して請け負うための複数の事業者がコンソーシアムを創設するということになるわけです。そのように聞いています。
しかし、果たして安心して発注できる事業者の多くが期待できるのだろうかと、心配は尽きません。従来手法と併せて慎重な検討と判断をお願いします。執行部の見解を伺います。
60 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
61 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 整備事業手法についてご答弁申し上げます。リーディングプロジェクトとして、官民連携事業としての事業手法を積極的に検討していくという方針の下でこれまで取り組んでまいったところでございます。特にただいまご質問ございましたPFI法に沿った事業手法により、民間資金を活用した方法を検討してきたところでございます。官民連携事業の手法として、PFI法に基づく手法とPFI法に準拠しつつ、官民連携を図る事業手法があり、事業手法については比較検討をしているところでございます。
また、今年度に実施しましたプレサウンディング調査では、おおむねの事業者から官民連携による事業手法の採用について対応可能であるという声をいただいているところでございます。
こちら、事業手法につきましては、最少経費で最大の効果を上げる上で行政の力のみで実施する事業スタイルよりも、民間事業者の持つノウハウを生かすことのメリットが大きいことから、官民連携事業の手法を基本として検討を進めているところでございます。
しかしながら、従来手法と官民連携事業との比較も行いながら、最もふさわしいと考えられる手法を採用するということで進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
62 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
63 ◯13番(山本 進君) 繰り返しになりますが、PFIありきではなくて、ぜひ従来手法と併せて慎重な検討と判断をお願いいたします。繰り返しお願いします。
続いて、整備スケジュールについて伺います。
64 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
65 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 整備スケジュールについてご答弁申し上げます。複合文化施設の整備スケジュールについては、先ほどの施設整備に関して採用する事業手法によって変わる部分がございますが、これまでの状況といたしましては、令和7年度供用開始に向けた整備スケジュールで進めているところでございます。基本計画案の内容に沿う施設を整備するために参画する民間事業者がどのようなスケジュールを要すると判断しているかについて、サウンディング調査により確認していく予定でございます。少数の事業者にしか参画の機会が得られない整備スケジュールとならないようスケジュール化していくことが求められるものと考えております。
以上でございます。
66 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
67 ◯13番(山本 進君) 過日、私、今回の一般質問に当たっていろいろ作業していまして、ちょっと混乱いたしました。石岡市のホームページを見ますと、令和2年9月、文化施設整備事業基礎調査を株式会社ブレインファームに業務委託とあります。今もそう記載されていると思います。併せて、調査スケジュールが掲載されているんですが、これによると、令和3年5月から8月にサウンディング調査の準備、実施等になっているのよ。令和3年9月、文化施設整備事業報告書案、令和3年10月から11月、パブリックコメント実施、令和3年12月、最終取りまとめとあります。もう12月ですが、サウンディング調査の文化施設整備事業報告書もホームページのどこにも見当たりません。10月から11月実施予定のパブリックコメントも見当たりません。こんな状態で、今月中に最終取りまとめができるのかどうか。石岡市は、ブレインファームですか、この会社に業務委託をしたきりスケジュール管理をしていないかとまで思ってしまいますが、そこでお尋ねします。業務委託した令和2年9月から今日までの基本計画策定までの流れと、令和7年の供用開始に至る計画について、もっと丁寧に説明していただきたいと思います。特にパブリックコメントや住民説明会など、市民のニーズや意向を反映させる機会、民間事業者じゃないですよ、市民のニーズや意向を反映させる機会をどのようなタイミングでスケジュール化しているのか、示していただきたいです。答弁を求めます。
68 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
69 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。ホームページの件につきましては、申し訳ございません。年度当初に計画をいたしまして、ただいま議員おっしゃられるように、本来であれば基本計画案を策定し、パブリックコメントまで到達するようなスケジュールを組んでおりましたが、そちらの訂正ができなかったということでおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。
現在、スケジュール的に若干遅れは出ておりますが、予定といたしましては、今年度中に基本計画案の公表をいたしまして、その後、先ほども申し上げました議会でのご意見をいただき、市民説明会やパブリックコメントを今年度中に実施いたしまして、パブリックコメントの実施の後、サウンディング調査の実施をし、基本計画の最終的な取りまとめまで進めていきたいと考えております。
以上でございます。申し訳ありません。
70 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
71 ◯13番(山本 進君) 申し上げます。市民の意向調査は、ぜひとも民間業者へのサウンディング調査の前にきちんと行っていただきたいと。民間事業者の関心は、ビジネスとして、マーケットとしての石岡市の市場性を把握するところにあって、必ずしも市民の意向が反映されるという保障はないと、そう思うんです。
次の質問に移ります。最後の質問です。新施設の機能とコンセプト、運営について伺います。
72 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
73 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 新施設の機能、コンセプトと運営についてご答弁申し上げます。これまで検討してまいりました施設機能でございますが、旧市民会館に代わる文化ホール機能、図書館機能、子育てなどの相談もできる子どもの遊び場としての機能、会議や研修、サークル活動などを行える場として、会議室や和室、調理室などから成る市民活動スペースとしての機能がございます。また、新たな機能といたしまして、リモートワークなどの働き方に対応できるコワーキングスペース機能、市の観光情報などを映像を通じて体感できる観光PRの機能、そのほか、子育てや中心市街地への回遊性を高める工夫など、民間事業者の提案に基づき施設利用者のサービス向上につながる機能を検討しております。
次に、コンセプトでございますが、これまでの検討状況といたしまして、市民による文化芸術活動などの拠点となることのほか、市民にとって使い勝手や過ごしやすさ、居心地を大切にすることや、市民の誇りの醸成という観点、あるいは人や地域の交流を促進することやホール、図書館機能、子育て機能が相互にサービス効果を高め合えることなどについて検討し、取りまとめているところでございます。
続きまして、運営についてでございますが、官民連携事業として、できるだけ民間事業者のノウハウを生かせるような条件とし、それにより市民サービスの向上を図りたいと考えております。運営期間といたしましては、15年程度をベースに検討しております。
以上でございます。
74 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
75 ◯13番(山本 進君) 機能とコンセプトについては、これまでの検討内容を詳しく伺いました。機能とコンセプトについては、所管が複数にまたがるわけですから、先ほどのブレインファームに丸投げするのではなくて、庁内横断、あるいは全庁的な議論もこれまでにしっかりと重ねてこられたことと思います。この部分、いかがでしょうか。念のためにお伺いします。
76 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。
77 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。これまでということでございますが、市民会館閉館後、昨年度、令和2年度から、旧市民会館に代わる新たな複合文化施設につきましては、関係課長による検討会議を重ねております。また、部長級の会議でございます石岡市公共施設等総合管理計画推進本部におきまして、ご意見等を報告の上、ご意見をいただきながら検討を進めているところでございます。
以上でございます。
78 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
79 ◯13番(山本 進君) 市民意向を反映してほしいということは、先ほども力を込めてお願いしましたが、ぜひ庁内の議論を活発に検討作業を進めていただきたいと思います。また、運営については、先ほどの答弁、全くこれは私の予想どおり、まさにPFIありきの答弁だったかなと思います。事業手法、運営については、今後いずれ議会や市民の判断を仰ぐときが来ると思います。今後もさらなる議論を重ねていく必要を感じております。今回はこの程度にして私の質問を終わりますが、いずれ議会や市民の判断を仰ぐとき、しっかりと市民の納得が得られるような事業計画を進めていただきたいと思います。このことを強くお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
80 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。
午前11時20分休憩
──────────────────────
午前11時32分再開
81 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次の質問者に移ります。
9番・玉造由美君。
〔9番・玉造由美君登壇〕
82 ◯9番(玉造由美君) 9番・公明党、玉造由美でございます。
通告に従いまして、4項目について一般質問させていただきます。
質問項目1の子宮頸がん予防のためのHPVワクチン接種についてでございますが、これまで2020年第2回定例議会と本年6月の第2回定例議会でも質問をさせていただきましたが、その後の取組についてお伺いをいたします。
83 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。
84 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。その後の取組、第2回定例会以降でございますけれども、取組でございますが、令和3年6月に、高校1年生312名に対しまして子宮頸がんワクチン、案内文と厚生労働省が作成したリーフレットの個別通知を実施しております。
85 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。
〔9番・玉造由美君登壇〕
86 ◯9番(玉造由美君) 今年、令和3年は、6月に高校1年生に対して個別通知を行ったということで、昨年、令和2年は、高校1年生と、そのほかに小学6年生から中3までの方に個別通知を行ったというのは今年の6月にお伺いしましたけれども、またそういった接種の副反応として、接種部位の腫れやかゆみなどは50%程度あるとのことでございましたが、アレルギーなどの重篤な副反応もありますことから、接種後は30分はその場で様子を見るというようなことでございますが、実際はどのように行われたのか、実績と接種状況をお伺いいたします。
87 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。
88 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 接種状況につきましてお答えいたします。今年度につきましては、10月分までですが135件の接種をしている状況でございます。
接種状況でございますけれども、それぞれ対象医療機関で接種を受けている状況でありますけれども、そちらにつきまして、接種の対応ですけれども副反応の、そちらにつきましては、先ほど議員ご指摘の30分経過を見るということと、何か副反応があった場合は接種した医療機関に相談するということになってございますけれども、今のところ医療機関からの特に副反応との報告はない状況でございます。
以上でございます。
89 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。
〔9番・玉造由美君登壇〕
90 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。
今年、令和3年は10月までに135件の接種が行われたということでございますので、令和、その個別通知が行われてからでも、だんだん接種件数が伸びているということが分かりますが、またその副反応ということで、30分様子を見るということでございますが、そのような例えば重篤なアレルギーの症状は見られていないという報告でございましたので安心したところでございます。
次に、定期接種対象の全学年への郵送通知の実施につきましては、本年の11月26日に積極的勧奨が再開されましたので、今後、定期接種対象者全員の方へ予診票を添付しての個別通知が行われるものと思いますが、実際のところはどのような対応になるかお伺いをいたします。
91 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。
以上をもちまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
177 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。午後1時30分から会議を開きます。
午後 0時24分休憩
──────────────────────
午後 1時30分再開
178 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次の質問者に移ります。
20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
179 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。一問一答方式でお願いしたいと思います。
1点だけ通告してございますので、よろしくお願いいたします。無人航空機利活用事業の現状と安心安全なまちづくりについてお伺いしたいと思います。
つい先頃なんですけれども、ドローンを活用している先進自治体のサミットがございました。そこで最後まで一番話題になったことが、ドローン技術の開発が日進月歩で進んでいると、この開発が進んでいるからこそ地域の課題解決の裾野が大きく広がってよかったという意見が、5つの市でございましたけれども、最終的にまとまったのはその意見でございました。ただ、裾野が広がったのはいいんだけれども、技術がどんどんどんどん進んでいくので、それに追いついていくのがやっぱり大変な面もあると、特に機種を選定するときには、それなりの知識がないと駄目じゃないかということで、もちろん首長たちですので、石岡市のパイロットたちと違って年齢が上です、ですから、そういう意見が出たんだと思いますが、とにかくこのドローンの技術というのは日進月歩だそうでございます。それを読みましたものですから、私は、どこでどういう開発をしていて、そんなに早くできるのかということを片手間にほんの少しだけ調べてみました。
この技術開発が進んでいる理由というのは、もう1950年代になりますけれども、ソビエトがスプートニックを打ち上げたときにアメリカは出遅れてしまったと、大変慌ててスプートニックの翌年、1900年代でございますが、アメリカの国防総省に国防高等研究計画局、いわゆるDARPAを設立、予算は国防総省の科学技術予算の25%も使っているんです、膨大な予算を投じて技術開発するこの使命は、アメリカ軍の技術の優位性の維持と国家の安全を脅かす技術的サプライズ、脅威ですね、の防止であるということでございます。国家の威信をかけているわけですね。DARPAが支援、研究したからこそ、インターネットのGPS、お掃除ロボットのルンバ、そして、アップル社の音声アシスタントアプリ、これはちょっとどういうものか分からないんですがステルス戦闘機のステルス技術など、ここでこのステルス戦闘機が技術開発されたのでドローン技術が生まれたということでございます。やはりこれは軍事からですね。ソ連、アメリカの冷戦の終結後、独裁国家やテロ組織が貧者の、そういう言葉を言っていいのかどうか分かりませんけど、貧者の兵器という安価な生物兵器を持ったことに対処するためであったと言われております。国を守り、国民を守り、軍人を守るためのワクチン開発とドローン開発に焦点を当てて、大きな支援と研究を始めたそうです。であったからこそ、今回、驚くほど速いスピードでコロナのワクチンが出来上がったということです。私たちは、恩恵を被っていることでございます。
このように、公の機関であるアメリカの国防総省の中にあるDARPAが先端技術の開発に力を注いでいるので、アメリカの場合、軍が技術を持っていて、そこから民間にどんどん転用している、このような理由でドローンの開発が大変高速で進んでいるとのことでございました。
これは全部受け売りで、私が自分で研究したり調べたわけではないので果たして全部が本当かどうか分かりませんけれども、物の本によると、そのように書かれておりました。
ここで、1件質問したいと思います。操縦者の育成について、いわゆるドローンのパイロットです、パイロットの育成についてお伺いしたいと思います。
現在、隊員は22人いらっしゃるということでございますので、この中でインストラクターができるくらいまで育っている方が何人ぐらいいらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
180 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。
181 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。無料航空機ドローン利活用事業における操縦者の育成についてご答弁申し上げます。令和2年度に職員有志22名によるパイロットチームを結成して以来、市と包括連携協定を締結している民間ドローンスクールへ職員5名を選出、派遣し、安全確実なドローンの操作に関する知識や実技の習得を図ってまいりました。
失礼しました、無人航空機利活用事業でございます。
あわせて、残りの職員17名についても、研修を受講した職員5名が講師役となり、民間ドローンスクールのサポートを得ながら、今月中旬に実施する予定のものも含め延べ4回、計12日間にかけて練習会を実施し、関連法令である航空法に関する知識やドローンの操作方法等について共有を図っているところでございます。
安全確実なドローンの運行には、日頃から操作技術を保持することが必要不可欠でございます。今後、実施が予定される国のドローン免許制度、機体登録制度など関係法令を遵守する観点からも、今後も定期的にパイロットチームメンバーを対象とする練習会を定期的に実施し、操作技術の研さん、安全知識の共有に努めてまいります。
以上です。
182 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
183 ◯20番(徳増千尋君) どうもありがとうございます。
今、部長のほうから免許制度という言葉が出てまいりました。この免許制度に向かって、あと残りの17人が早くインストラクターになれればいいなと思います。もうその免許制度は、来年の12月ですから、それまでに大急ぎでインストラクターを育てていただきたいと思います。
何にもかににも、訓練するのに3人が1組ですよね。それで、3人が1組で、午前中に1チーム、午後から1チームしか練習はできません。私は、これを聞いたときに、本当にドローンが足りないなと単純に思いましたね。パイロット志望の方たち、真剣に取り組んでいらっしゃいます。来年には、今、部長のほうからも説明がございましたけれども、航空法が変わりますよね。それに変わったときに対処するために、いろんなことをしていかなければならないと思います。それには何にもとにかく訓練して、インストラクターになれる人たちですので、早くその資格を取らなければならないと思います。
このドローンの機体登録制度、これが変わるのは来年の6月です。そうすると、今ある機体でこれをパスできるかどうか、その細かいことは分かりませんけれども、とにかく来年は6月から始まるドローン機体登録制度と来年の12月、これ、12月が施行予定ですよね、免許制度の対応、この免許取得への対応も操作研修とともにやっていかなければならないと思います。
後でお聞きしようと思っていたんですけれども、やはり説明の中に包括連携協定を結んだというお言葉が出てまいりましたので、私のほうの質問もちょっと順番や内容を、大変申し訳ございませんが変えさせていただきたいと思います。
私もこの包括連携協定を結んだということをお聞きしてびっくりしたんですね。大体、ドローンの提携となると、災害のこととかインフラの検査とかそういうことだけで提携するのに、石岡市は、その内容は、人材育成からドローン活用分野の調査、研究も入っているんですよね。広範囲に協力関係が構築できていたということ、僅か1年ですよ、石岡がドローンを手がけて、これはすばらしいことだなと思いました。この締結した相手方は、県西自動車学校のディーラボ筑波校、これはドローンの学校ですよね。そこと1年余りですばらしい締結ができたというのは、本当に大きな大きな快挙だと思います。これを担当した石岡市の職員が、多分、経営者的感覚を発揮したんじゃないかなと思います。駆け引きですからね。感覚を発揮して、災害のときのみならず人材育成、そして、今、申し上げたようにドローンの活用分野の調査、研究についても広範囲に協力関係が構築できたということ、これは包括連携協定に至ったということですので、すばらしいことだと思います。ただ連携協定だけでなく、その前に包括がついたわけですから。
この包括連携協定ができたことにより、これから先が楽になると思うんですね、来年の免許制度にしても、ここの講師の方たちに指導していただけるわけですから。言葉が適切かどうか分かりませんけれども、免許を取得するのにも最短距離でできるかなと思ったり、ちょっと甘いことを考えているところが私にはございます。
市長は、この包括連携協定を結んだと、結べたということに対して、どのようにお考えでございますか。私もこのことは、質問を出してから分かったんですね。最初から分かっていれば質問の角度も変えたんですけれども、大分、私なんかが考えているよりも、担当のほうは、どんどんどんどん前に進んでいるということなんです。ですから、このパイロット志望の方たちのためにも、やはり今のままでは機材が足りないと思います。3人1組でやっていくわけですから、多分、ドローン1機に対してコントローラー1つで一対となると思うんですね。これは誰が考えたって、それで、午前1組、午後1組の研修でやっていくという、もう時間が12月までですからありませんので、フルスピードでやっていかなければならないと思います。多分、今まで1年間かけていろんなことを習得されてきていらっしゃると思いますけれども、頭の中で習得しても、体を動かす部分で機材がなければ、なかなか前に進むことができません。
市長は、この包括連携協定が結べたということに対してどのようにお感じになりましたかお聞きしたいと思います。これは私の質問の細かく書いた中には書いていないんですけれども、今、部長からの答弁の中にもございました。これは、本当にね、すばらしいことだと思うんですね、この包括という2字がついたということ。上司としてどのようにお感じになるか、一言お願いいたします。
184 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。
〔市長・谷島洋司君登壇〕
185 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。包括連携協定、私もスローガンの中で「共生・共育・共働のまちづくり」を進めようというお話をさせていただいております。共働のまちづくりをしていく中では、やはりその民間の要するにノウハウを持ったところと力を合わせていくという必要性があると思っておりますので、非常にいい取組であると考えております。
186 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
187 ◯20番(徳増千尋君) いいところに本当に目をつけたなと思います。全く職員がそこまで考えていたのかどうか、私はふだん話したわけじゃないから分からないんですけれども、全く市長がよく行政経営という言葉をお話しなさいます。その行政経営の、経営の部分をしっかりと頭の中に入れて行動したからこそ、このような包括という言葉がつく連携協定ができたのではないかと思っております。私は、すばらしいことだと改めて思いました。
では、次の質問に入ります。活動状況について、この1年間、どのような活動状況であったか、ご説明願いたいと思います。
188 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。
189 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。ドローンの利活用に関する活動状況についてでございます。
まず、庁内における活用実績といたしましては、令和2年10月から令和3年10月までの1年間において、令和2年度で13回、令和3年度で11回の合計24回となっております。また、市民向けイベントとして2回ほど活動を行っております。
以上です。
〔「1年で24件」と呼ぶ者あり〕
190 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
191 ◯20番(徳増千尋君) 失礼いたしました。1年で庁内のことだけでも24件、ざっと平均すると1か月に2件、これは庁内要望ですよね。そのほかに、まだ民間のイベントに参加していただいたり、それから、小学校や公民館でのドローンの講習会なども開いていらっしゃいます。すごく活動の時間が多いなと思っておりました。これだけをこなしていくのに大変な時間がかかっていると思いますけれども、活動分野についてもそのように広範囲になってきていると思うんですね、各部署からのことがありますので。一緒にお聞きすればよかったんですけれども、申し訳ありませんが、活動分野についても少し教えていただきたいと思います。
192 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。
193 ◯市長公室長(加藤乃利明君) ドローンの活用分野についてご答弁申し上げます。具体的には、農業振興地域整備計画に関する農地の現地確認を行う際にドローンを活用し省力化、効率化を図っているほか、ドローンに装備されている赤外線カメラを活用して市営住宅や学校施設等の建物点検を行うなど、効果的な確認作業を実施しております。
また、昨年度発生した八郷地区内の山林火災において、消防本部によりドローンを飛行させまして延焼状況を的確に把握し、効果的な消火活動につなげる取組も行いました。
このほか、常陸風土記の丘さくらまつりでの様子を撮影し、石岡のユーチューブチャンネルにて映像を公開したほか、いばらきフラワーパークでのイルミネーションについても撮影を行いまして、新聞社に情報提供することで記事として撮影活動が掲載されるなど、情報発信の観点からの取組も併せて行っているところでございます。
市民向けの取組といたしまして、先ほどちょっと申し上げましたが、本年8月に中央公民館主催の夏休み親子教室としてドローン体験教室を開催いたしましたほか、先月11月13日に市民団体主催のイベントへドローン体験ブースを出展するなど、市民にドローンの重要性や楽しさを身近に体験していただく取組も進めてございます。
今後も、庁内各部局と連携しまして市の課題解決の一助としてドローンを活用していくほか、市民等を対象とした体験イベントなどを並行して開催するなど、ドローンの効果、重要性に関する認知度を高めるべく活動の裾野を広げてまいりたいと考えております。
以上です。
194 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
195 ◯20番(徳増千尋君) 今お聞きしますと、活動分野も大変多岐にわたっております。私なんかは、インフラの安全点検とか消防の防災とか罹災、被災の状況ぐらいにしか考えていなかったんですね。ただ、石岡は、有害鳥獣のことがありますので、生態系の確認、こういうことにも多分使われているんじゃないかなと思いました。
それと、同僚の議員が一生懸命一般質問しております不法投棄、この環境問題にも使っていかれるのではないかなと、もう既に使っているかもしれませんけれども、そのように感じております。
それと、今の説明の中で情報発信、これは赤外線カメラで撮られた映像がものすごくダイナミックな映像で、すごくスケールが大きく感じるような映像ではないかなと想像しております。とにかく、これだけのことをこなしていくわけですから、よくあの機材が1機しかなくてできているなと思います。
私は、このように、いろいろなところで活動しているわけですから、そのときにたった1機しかないドローンですから、不具合が生じたときに、じゃ、代えのグループが行くというわけにいきませんよね。そういうことは、あってはならないことなんですけれども、精密機械ですから、なきにしもあらずです。
また、公民館や学校で子どもたちにドローンの楽しみとか扱い方、教えているときに、また不具合が生じたなんていうことになると、ドローンに対する信用もなくなってしまうという、そういうちょっとマイナスのことばっかり考えてしまうんですけれども、そういうことのためにも、もうどんどんどんどん使って、1機をフル回転して使っておりますので、摩耗も激しいと思います。ぜひとも、来年度に備えて、もう一機ということをお考えいただきたいと思います。
それと、4つ目なんですが、安全安心なまちづくりとしての活用構想も、もしありましたらご説明願いたいと思います。
196 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。
197 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。活用構想についてご答弁申し上げます。当市におきましては、さきにご答弁申し上げましたとおり、消防分野での活用や公共施設における建物の高所からの状況確認等、市民の安全安心に寄与する取組を積極的に進めております。このうち、特に消防分野においては、パイロットチームメンバーとして消防本部から3名が活動しておりまして、このうち1名は、民間ドローンスクールでの研修を受講しているほか、本年10月にはパイロットチームメンバー以外の消防本部職員5名を対象にドローンの操作体験を行う機会を設けるなど、さらなる利活用を図るための体制づくりを進めております。
また、一級建築士資格取得者である市職員1名についても民間ドローンスクールでの研修を受講し、公共施設等の建物確認などで活動を行っております。
このほか、民間ドローンスクールの協力により、災害時の情報収集を想定したドローンによるライブ配信試験なども実施したところでございます。
ドローンにおいて、安全安心の分野における利活用は、最も重要な観点の1つであります。今後も継続して、消防、防災、建物インフラ点検等での利活用を積極的に図ってまいりたいと考えております。
以上です。
198 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
199 ◯20番(徳増千尋君) 石岡市は中山間地域を抱えております。八郷地域には山間地域がございます。この山間地域にお住まいの高齢者の方たちが病院に行ったり買物に行ったりが大変になってきている昨今でございます。昨日の質問の中でも移動スーパーの話が出ておりました。移動スーパーが来れば、食べ物はどうにかなります。では、病院を考えたときに、このサミットの中で長野県の伊那市の市長が話していたことは、長野県の伊那も、やはり山間地域だそうです。その中で、もう実証実験済みなんですけれども、中山間地域と中心市街地、これを結んでいるのがドローンなんですね。高齢者がテレビの、これ、できるかどうか私には分からないんですが、テレビのリモコンで地元のスーパーに注文すると、即日ドローンで配達が来ると。それも個人個人じゃなくて、地域の見守り役の人のところに荷物が配付されて、次のことがいいなと思ったんです、その配付された先から、頼んだ注文した人のところに物品を持って配達してくださるそうです。そのときに、なぜこんなにワンクッション置くのかというと、安全確認、安全でいるかなということと地域との交流ができるからだそうです。それですごく中山間地域のお年寄りが助かっているということでございました。
それと、もう一つ、北海道の旭川なんですけど、旭川は大変大きな自治体ですから、このとおりにまねをするのは難しいのは分かっております。ただ、高齢者がやはり、私自身もそうですけど、病院の薬を取りに行ったりとか病院通い、薬をもらうまでに時間がかかったり、病状が安定していれば薬だけ頂くことができるんですね。この旭川では、全国初となるオンライン診療を始めたがために服薬の指導もして、その後が肝心なんですが、ドローンによる医薬品の配送をしているそうでございます。これは、非対面医療の実証を、もう実施済みだそうです。旭川といえば第三医療圏を抱えている大きな自治体ですから、その第三医療圏を抱えているという役割があると思いますけれども、市民サービスというその細かい点で考えると、ドローンで薬を配送してくれるという、そこだけでもできたらいいのではないかなと思います。これは、長年住んでいたところで、ずっと住んでいられるという。なかなか1人になると、生まれ育った土地で一生を全うするわけにいかなくなってしまったりしますので、できれば、こういうサービスがあれば、一生を全うするほど自分の生まれ育った地域で過ごせるのではないかなということが、この旭川の市長から言葉が出ておりました。
なぜ、これを、私、申し上げるかというと、昨日の福祉部長の答弁で、共立病院という言葉が出ておりました。その共立病院ができたときに、やはり総合病院にかかると、1か所身体不具合があっても、じゃ、次はこの科に行ったほうがいいとか1か所の病院で済みますので、そういう病院から今度は依頼があって、ドローンで活躍しなければならないことが出てくると思うんですね。そのときに、この薬の配送ができたら、また、中山間地域の方には喜ばれるのではないかなと思います。限界集落なんていう言葉を使いたくないんですけれども、現に限界集落化しております。そういうところにこそ、やはり福祉の優しい目が届くといいなと思いました。この旭川の市長は、何かそういうことを非常に力を入れて話していらっしゃいました。こういうことにも今度はドローンが使われていかれるのじゃないかなと思います。ドローンの活用、どんどんどんどん間口が広くなってまいりますので、これは、再三申し上げるように機材の不足、それと、パイロットのまだ不足……。パイロットはまだ不足とは言えませんけど、取得できる方がいらっしゃるわけですから。そして、パイロットがインストラクターとなって次の人たちを育てていくという、そういう好循環が回ってくると、このドローンの専門の部署を多分つくらなければならなくなるだろうなと、そこまで行ったらすばらしいんですけれども、そこまで思いをはせるような状態だなと思いました、この包括連携協定という言葉を聞いたときに。ドローンに対する夢か現実か、その間をさまよっているんですけれども、その辺の考えが大きく大きく膨らんでまいりました。
ここで、もう一つ質問なんですけれども、明確な目標設定が必要と思いますが、どのようにお考えでしょうか。
200 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。
201 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。さきにご答弁申し上げましたとおり、ドローン運用からの1年間において庁内各部局との連携により計24回の利活用を図ることができました。事務事業評価シート上では12回を目標にしていたんですが、大幅な活動の量ということで考えております。
ドローンには、確認及び情報収集作業における省力化、効率化の要素のほか、魅力的な情報を効果的に発信できる要素なども兼ね備えておりまして、今後も様々な分野での活用が期待できる成長分野であると考えております。
今後につきましては、これまでの取組について担当部局と共に実施効果を検証しながら、着実に活用実績を重ねていくということであるとともに、将来的な人口減少等も見据え、職員の業務効率化の視点にもよる取組のほか、議員ご案内の地域課題解決の一助となるようなドローンの利活用も図れますよう、あらゆる可能性を模索、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
202 ◯議長(菱沼和幸君) 20番・徳増千尋君。
〔20番・徳増千尋君登壇〕
203 ◯20番(徳増千尋君) 目標を示すことによって、メンバーの共通認識として、この職員の間で分かち合うことが必要だと思うんですね、1つの目標に向かっていくわけですから。職員のスキルアップの支援にもなると思います。そして、職員のやりがいが大きく向上するのではないかと思っております。ぜひとも、この目標設定ということもお考えいただいて、来年の免許制度に向かっていっていただきたいと思います。
今回の質問、途中で変えまして大変申し訳ございませんでした。ありがとうございます。
以上で質問を終わります。
204 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。
8番・岡野孝雄君。
〔8番・岡野孝雄君登壇〕
205 ◯8番(岡野孝雄君) 8番・岡野孝雄でございます。通告に従い、2項目について、一問一答方式で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、1項目目の龍神の森のキャンプ場についてお伺いいたします。
コロナの影響で、最近、キャンプをする方が多くなっております。近年、キャンプブームになっております。本市でもフラワーパーク内に花やさと山に宿泊ができる施設をオープンしました。12月の市報に紹介されております。私も見学をしてきまして、とても山の頂上でありまして景色もよく、私も一度は泊まってみたいなと思っております。
また、筑波山にはオートキャンプ、バーベキューとバンガローがありまして、オートキャンプも、バーベキューをやるところから見ますと景色がとてもよいところでございます。私も3回ほど利用いたしました。
また、龍神山には龍神の森キャンプ場があります。龍神の森のキャンプ場は、私はいろいろな思い出がありまして、子ども会関係で、子ども会のほうで私もキャンプで十五、六年やっておりまして、キャンプ場、龍神の森のキャンプ場の前の波付岩キャンプ場がありまして、そこで5年、新しくなった龍神の森のキャンプ場で10年ぐらいキャンプをやった思い出がありますので、しばらくぶりに、五、六年ぶりですか、日曜日の午後、キャンプ場に行ってみました。
散歩をしている方が3組ぐらいおりまして、昔と変わったところは、テーブルと腰かけがあって、休憩場は1か所が新しくなっておりまして、ただ、行って残念だなと思ったのは、とても枯れ木が多い、立木ですか、テントサイトのすぐ脇にも枯れ木が立っている。もしここでテントをやった場合、枯れ木が倒れた場合はどうするのかとしみじみ思いまして、今回、これについて質問をさせていただきます。
それでは、初めに、年間の利用数について、令和3年、令和2年、あと、コロナ前について説明を求めます。
206 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
207 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。龍神の森キャンプ場、年間の使用件数及び使用人数は、令和3年度は、年度途中でございますが、11月まででテントサイト77件、バーベキューサイト23件、合計100件、使用人数は1,130人でございます。
令和2年度は、テントサイト74件、バーベキューサイト28件、合計102件、使用人数は1,100人ちょうどでございます。
令和元年度、テントサイト65件、バーベキューサイト35件、合計100件、使用人数は1,557人でございます。
〔8番・岡野孝雄君登壇〕
257 ◯8番(岡野孝雄君) 分かりました。
それでは、3番目に入りますが、府中中学校の危険箇所のための今後のスケジュールについてお聞きいたします。
258 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。
259 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。先ほど、本年度行っている実施設計に沿いまして、来年度、令和4年度に工事の実施を想定しております。また、工事を行う期間としましては、工事箇所が出入口であることから、通学等に影響がない夏休みを想定してございます。
以上です。
260 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。
〔8番・岡野孝雄君登壇〕
261 ◯8番(岡野孝雄君) ただいまの説明で、令和4年、来年度ですか、一応工事が夏休みということですが、できれば6月、梅雨、梅雨時、雨が多いということで、ああいう今の先生方のあれが大変だと思うんですよね、交通整理が。本当に、今度行って見てきてもらうと分かるんですが、大渋滞で、その中、雨の中、先生方が傘も差さないで立って交通整理。これは、できるだけやはり早めに、夏休みと言わずに、来年度の予算が取れましたらできるだけ早くして工事をしてもらったほうがいいと思うんですよね。
夏休みは子どもらが休みだからというんですが、私が思うんですが、ちょっと門のところを入って右側だと思うんですが、子どもたちが授業をやっていたってもそんなに危険じゃないとは思うんですが、やはり夏休みまで置いておくのは、ちょっと私は、子どもたちや父兄さんのとか、負担が一番大変なのは学校の先生だと思うんですよね。ですから、これはちょっと、教育長さん、どうですか、これはお考え何かありましたら、夏休みと言わずに、もっとできるだけ早めにということはありましたら。
262 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長・児島君。
263 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。議員ご指摘のとおり、雨の日は自家用車での送迎も増えまして、安全確保のため教員が交通指導や校内での交通整理を行っている状況でございまして、大変苦慮しているところでございます。こういったこともございますので、全てを考慮いたします。そういった中で、工事実施につきましては、まず、生徒の安全を第一に心がけつつも、早急に着手できるように事務手続を進めてまいりたいと考えてございます。
以上です。
264 ◯議長(菱沼和幸君) 8番・岡野孝雄君。
〔8番・岡野孝雄君登壇〕
265 ◯8番(岡野孝雄君) ありがとうございます。今、教育長が言ってくれましたように、なるべく早めにやってくれるということでございますので、よろしくお願いいたしまして私の一般質問を終わりといたします。どうもありがとうございました。
266 ◯議長(菱沼和幸君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。
本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。
次回は、明12月9日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。
お疲れさまでした。
午後 2時44分散会
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