鹿嶋市議会 > 2022-05-31 >
05月31日-議案上程、説明-01号

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  1. 鹿嶋市議会 2022-05-31
    05月31日-議案上程、説明-01号


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    最終取得日: 2023-04-19
    令和 4年  6月 定例会(第2回)            鹿嶋市議会第2回定例会会議録議事日程(第1号)                        令和4年5月31日(火曜日) 午前10時開会第1 議席の指定について                                 第2 議席の一部変更について                               第3 会期の決定について                                 第4 議案第30号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第1号)                  議案第31号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第2号)                  議案第32号 鹿嶋市資金積立基金条例の一部を改正する条例                  議案第33号 鹿嶋市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律         に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する         条例                                     議案第34号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正す         る条例                                    議案第35号 鹿嶋市介護保険条例の一部を改正する条例                    議案第36号 鹿嶋市副市長の選任について                          議案第37号 鹿嶋市地域子育て支援センター新築工事(建築工事)の請負契約について      議案第38号 市道路線の認定について                            報告第3号 専決処分について(鹿嶋市税条例等の一部を改正する条例)         〇会議に付した事件                                     日程第1 議席の指定について                               日程第2 議席の一部変更について                             日程第3 会期の決定について                               日程第4 議案第30号ないし議案38号並びに報告第3号について               〇出席議員(20名)   1番  内 野 敬 仁 君       2番  舛 井 明 宏 君   3番  笹 沼 康 弘 君       5番  川 井 宏 子 君   6番  菅 谷   毅 君       7番  樋 口 富士男 君   8番  栗 林 京 子 君       9番  佐 藤 信 成 君  10番  宇 田 一 男 君      11番  山 口 哲 秀 君  12番  小 池 みよ子 君      13番  篠 塚 洋 三 君  14番  河 津   亨 君      15番  立 原 弘 一 君  16番  坂 本 仙 一 君      17番  田 口   茂 君  18番  池 田 芳 範 君      19番  根 崎   彰 君  20番  内 田 政 文 君      21番  飯 塚 俊 雄 君〇欠席議員(なし)                                           〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       市     長      田  口  伸  一  君       教  育  長      川  村     等  君       政 策 企画部長      池  田  茂  男  君       政策企画部次長      大  沢  英  樹  君       兼政策担当参事       政策企画部次長      鈴  木  欽  章  君       兼重点政策推進       担 当 参 事       財 政 課 長      片  岡  智  樹  君       総 務 部 長      細  田  光  天  君       総 務 部 次 長      村  山  謙  二  君       人 事 課 長      加  瀬  裕 市 郎  君       市 民 生活部長      久  保  重  也  君       市民生活部次長      田  村  清  純  君       健 康 福祉部長      野  口  ゆ か り  君       兼福祉事務所長       健康福祉部次長      茂  木  伸  明  君       兼 感 染症対策       担 当 参 事       健康福祉部次長      國  邑  洋  枝  君       兼  福  祉       事 務 所次長兼       こども家庭支援       担 当 参 事       こども相談課長      鈴  木  和  美  君       経 済 振興部長      桐  生  進  一  君       経済振興部次長      櫻  井  浩  子  君       兼緊急経済対策       担 当 参 事       都市整備部長兼      大  川  康  徳  君       水 道 事業都市       整 備 部 長       都市整備部次長      髙  田  俊  昭  君       兼水道事業都市       整 備 部 次 長       会 計 管 理 者      君 和 田     厚  君       教 育 委 員 会      大 須 賀  規  幸  君       事 務 局 部 長       教 育 委 員 会      君 和 田  浩  幸  君       事 務 局 次 長       農 業 委 員 会      児  島  教  夫  君       事 務 局 長       監 査 委 員      東  峰  由 美 子  君       事 務 局 長                                           〇本会議に出席した事務局職員       事 務 局 長      清  宮  博  史       事 務 局 課 長      田  中  聡  子       事 務 局 主 幹      山  中  秀  平 △開会の宣告 ○議長(篠塚洋三君) ただいま出席議員は20名で定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 ただいまから令和4年第2回鹿嶋市議会定例会を開会します。                                   (午前10時11分) △開議の宣告 ○議長(篠塚洋三君) それでは、これより本日の会議を開きます。 △会議録署名議員の指名 ○議長(篠塚洋三君) まず、会議録署名議員を定めます。鹿嶋市議会会議規則第88条の規定により、飯塚俊雄君、内田政文君、根崎彰君を指名いたします。 △諸般の報告 ○議長(篠塚洋三君) 次に、鹿嶋市議会委員会条例第8条の第1項及び第2項並びに鹿嶋市議会広報聴委員会要綱第4条の規定に基づき、内野敬仁君を文教厚生委員会委員予算決算常任委員会委員、東京2020オリンピック推進調査特別委員会委員新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員、広報広聴委員会委員にそれぞれ指名、選任いたしましたので、報告いたします。 次に、鹿嶋市議会広報聴委員会要綱第6条第1項の規定に基づき、広報広聴委員会委員長樋口富士男君が、副委員長に舛井明宏君が選任されましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、令和4年1月ないし4月の例月出納検査の結果について報告がありましたので、その写しをお手元に配付してあります。 次に、市長から地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、令和3年度鹿嶋市一般会計特別会計繰越明許費繰越計算書地方自治法施行令第150条第3項の規定に基づき、令和3年度鹿嶋市一般会計事故繰越繰越計算書地方公営企業法施行令第19条の規定に基づき、令和3年度鹿嶋市下水道事業会計予算繰越計算書並びに地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、一般財団法人鹿嶋市農業公社及び公益財団法人鹿嶋文化スポーツ振興事業団より事業計画書等の提出がありましたので、その写しをお手元に配付してあります。 次に、地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者につきましては、お手元に配付の印刷物によりご了承をお願いいたします。 △議案の送付 ○議長(篠塚洋三君) 次に、市長から議案が提出されましたので、報告させます。 事務局長。          〔事務局長 清宮博史君登壇〕 ◎事務局長清宮博史君) 命によりご報告いたします。                                     鹿総第116号                                     令和4年5月31日 鹿嶋市議会議長 篠 塚 洋 三 様                                    鹿嶋市長 田口伸一          議 案 の 提 出 に つ い て 令和4年第2回鹿嶋市議会定例会に下記の議案を提出するため、説明書を添えて別添のとおり送付します。                      記議案第30号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第1号)                        =ないし=                                  議案第38号 市道路線の認定について                                  =及び=                                   報告第3号 専決処分について(鹿嶋市税条例等の一部を改正する条例)              以上でございます。 △議席の指定 ○議長(篠塚洋三君) これより議事日程に入ります。 日程第1、議席の指定についてを議題といたします。 今回当選されました内野敬仁君の議席は、会議規則第4条第2項の規定により1番に指定いたします。 △議席の一部変更 ○議長(篠塚洋三君) 日程第2、議席の一部変更についてを議題といたします。 今回新たに当選されました内野敬仁君の議席の指定に関連し、会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部変更をしたいと思います。 お諮りいたします。笹沼康弘君の議席を3番に、舛井明宏君の議席を2番にそれぞれ変更したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 △会期の決定 ○議長(篠塚洋三君) 日程第3、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、お手元に配付の会期日程のとおり、本日5月31日から6月17日までの18日間としたいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、会期は本日5月31日から6月17日までの18日間と決定しました。
    △議案第30号~議案第38号、報告第3号の上程、説明、議案第30号、議案第36号の質疑、討論、採決 ○議長(篠塚洋三君) 日程第4、議案第30号ないし議案38号並びに報告第3号を一括して議題といたします。 市長から提出議案の説明を求めます。 市長、田口伸一君。          〔市長 田口伸一君登壇〕 ◎市長(田口伸一君) 先月24日に市長に就任をしました田口伸一でございます。本日開会の令和4年2回鹿嶋市議会定例会は、私にとりまして、市長就任後、初めての定例会であります。ここに、今後の市政運営に関する所信の一端と、提出いたしました議案などを説明させていただきます。 私は、この鹿嶋に生まれ育ち、大学・会社員時代の7年間、一度本市を離れましたが、27年前に戻り、家業を継ぎ、また新たな事業を立ち上げる傍ら、各種団体活動を通じ、本市のまちづくりに関わってまいりました。その後、この地域をよりよくしたいという思いから政治家になることを志し、8年前に茨城県議会議員となり、このたび、錦織前市長の後を受け、市政のかじ取りを担当させていただくこととなりました。今は、身の引き締まる思いとその重責を感じているところでございます。 これまで、市民・事業者として、あるいは団体活動者、そして県議会議員として、おのおのの立場から本市まちづくりに触れ、本市の魅力・強みと解決すべき課題、そして、まちづくりの方向性について常々考えてまいりました。 市長就任に当たりましては、改めて公約にも掲げました「明るく、心豊かに暮らせるまち鹿嶋の実現を目指して市政を運営してまいります。私は、この実現に向け、「雇用と産業の創出」、「市民目線と民間発想」、「政策整理と再構築」の3点を強く意識しながら「次世代も輝く雇用のある鹿嶋」、「行ってみたい、暮らしてみたい鹿嶋」、「元気で賢い鹿嶋っ子育成」、「暮らしやすく、生きがいのある鹿嶋」、「行財政改革」をNext鹿嶋「5本の柱」と称し、主要目標として設定をいたしました。市の現状や市民の皆様の生活、各地域の状況をしっかりと見定めながら、私の政治信条である「一つひとつ、コツコツと誠実に」を心がけ、持てる力を余すことなく各種施策に取り組んでまいります。 人口減少・少子高齢化の進行が言われて久しい中、本市の人口につきましては、現在、約6万6,000人でありますが、基幹産業の構造改革の影響を除いても2050年には約5万4,000人に、そしてそれに占める15歳から64歳までの生産年齢人口比率は、56%から51%に下落し、一方で後期高齢者人口比率は、15%から23%に上昇するものと想定しています。加えて、基幹産業の再構築による法人税・固定資産税への影響などにより、税収額が減収する反面、社会保障費の増大により経常収支比率の上昇が見込まれ、さらに老朽化した各種公共施設の維持・改修に多額の費用が必要となるなど、財政が年々厳しくなることが予想されております。私は、今後の市政運営に非常に強い危機感を抱き、「雇用と産業の創出」、「市民目線と民間の発想」、「政策整理と再構築」を根底にスピード感を持ちながら、次の目標に取り組んでまいります。 まず、「次世代も輝く雇用のある鹿嶋」づくりへの挑戦です。私は、雇用の場を確保し市民の皆様が安定して収入を得ることこそが、個人所得及び生産年齢人口、さらには出生率などにも波及し、まちの活力の源泉になるものと考えております。 基幹産業である鉄鋼を中心とした製造業が市内総生産額の45%余りを占め、そこで得られた所得が、さらに市内の衣食住に消費され、生活関連産業へも拡大されている本市産業構造にあたって、基幹産業の再構築は鹿嶋市政にも大きな影響を与えます。 一方、地球温暖化に端を発する「2050年カーボンニュートラル宣言」は、産業界における新たな成長機会とも捉えており、その展開いかんによりましては、本市の今後を左右するものになると考えております。 国においては、「グリーン成長戦略」を策定し、「水素産業」、「洋上風力産業」を含む14の重点分野において、予算、税制、金融、規制改革・標準化、国際連携などの主要政策ツールを打ち出し、支援するものとしております。茨城県におきましても、「いばらきカーボンニュートラル産業拠点プロジェクト」を始動させ、新エネルギー需要の開拓、新エネルギーの供給体制の整備、カーボンリサイクルの実現に向け、各種取組を進めるものとし、先般、臨海部工業地帯での脱炭素化を進める企業の設備投資を支援するために200億円の基金を創設するなど、臨海部が新エネルギーの拠点となることを目指します。 そのような中、日本製鉄株式会社におきましては、大型電炉での高級鋼製造、高炉における水素還元製鉄、100%水素直接還元プロセスという3つの超革新技術開発を進めるとともに、排出されるCO2については、カーボンリサイクルを図ることで、カーボンニュートラルに対応する方針が示されている一方で、5,000億円の規模の研究開発費と、4兆円から5兆円に上る巨額な設備投資を要することが課題とされております。 私は、鹿島港を有し、鹿島臨海工業地帯の一角を占める本市にとって、日本製鉄をはじめとした製造業が、今後もこの地域で基幹産業であり続けてほしいと願っていますし、そうならなくてはならないと考えております。 日本製鉄の構想が本市で実現されるよう、市の支援はもとより、次世代製鉄環境整備となり、また新たな企業進出の可能性をも秘める「いばらきカーボンニュートラル産業拠点プロジェクト」の着実な推進に向け、茨城県をはじめとした関係者と連携・協力をするとともに、「グリーンイノベーション基金」等の活用など、企業へのさらなる支援について、強力に国・関係者等へ働きかけ、企業の事業展開を後押ししてまいります。 洋上風力発電の基地港湾に指定された鹿島港・外港地区では、令和6年度の供用を目指し、岸壁の地耐力強化や航路・泊地等の整備が国による直轄事業で進められております。洋上風力発電については、再生可能エネルギー主力電源化に向けた切り札と称され、事業規模が数千億円、部品数が数万点と裾野の広い産業であり、関連産業への経済波及効果が期待されております。 洋上風力関連産業が自立的かつ持続的に発展し、本市の新たな基幹産業の一つになることを目的とする、現在策定中の「鹿嶋市洋上風力発電事業推進ビジョン」を着実に展開し、関連産業の立地集積や立地企業の新規参入を促し、国内における洋上風力産業総合支援拠点の形成を目指してまいります。 いずれにしましても私は、本市における新産業時代の幕開けともなり得る、次世代製鉄の実現、並びに水素・燃料アンモニア等次世代エネルギー及び洋上風力における再生可能エネルギー拠点の形成の2点について強く求めてまいります。 また、市内中小企業の振興策といたしまして、商工会や農協と連携し、事業の自走化を目指す「伴走型支援」を継続するとともに、事業者の効率的運営やチャレンジできる環境に資する週貸し店舗の設置、あるいはコストをかけずに事業展開できるネット販売支援などを通じ、個々の事業者の稼ぐ力の向上を目指してまいります。 次に、「行ってみたい、暮らしてみたい鹿嶋」づくりへの挑戦です。 本市は、温暖な気候と豊かな自然の中で悠久の歴史を紡いできております。「鹿島神宮」に代表される歴史・伝統に加え、鹿島神宮とともに歩んできた武道や「鹿島アントラーズ」とともに育まれてきたサッカーをはじめとしたスポーツ文化、また、「北浦」・「鹿島灘」、それに囲まれた肥沃な台地と田園などの豊かな自然・食材など、多様な資源がある魅力的な地域であります。このような地域の宝を掘り下げ、磨き上げるとともに有効に活用しながら、効果的な情報発信により、より多くの方々を本市へ引き込んでまいります。 田園地帯の観光や体験としての農業や釣り船、そしてサイクリングによる市内回遊などの「グリーンツーリズム」の振興を図ります。さらに新型コロナウイルス感染症の流行に伴うリモートワークの普及を機に注目されている「田舎暮らし」の需要の取り込みを目指し、手軽に滞在できる宿泊貸別荘の供給やマンスリー移住の機会確保について取り組んでまいります。また、本市の一つの顔である「歴史のまち」として、豊富な歴史資源を生かし「歴史探求ツーリズム」を推進するなど、まだ認知されていないものも含め、本市の魅力ある様々な資源をハード・ソフトを問わず「私の一押し」として、市民目線の鹿嶋市自慢としてSNSを通じて発信する取組を進めてまいります。 新スタジアムの整備に関しましては、既存スタジアムの周辺での建設を促すため、アントラーズの描くビジョンを具現化するような「既存スタジアム周辺における再開発」を検討してまいります。また、当該地で整備が決定した際は、アントラーズ、茨城県と調整を図りながら、それぞれの役割分担の下、「サッカーのまち」にふさわしくにぎわいを生むシンボリックな施設となるよう、整備に協力してまいります。 「歴史資料館」につきましては、約11億円の施設整備費運営コストを考慮し、事業の執行を停止いたします。なお、課題となっている本市に存する貴重な歴史資料を収集・整理・研究・保管する施設につきましては、滅失、散逸、盗難の危険性もあることから、早急に検討をしてまいります。 3つ目が「元気で賢い鹿嶋っ子育成」であります。 次世代を担う子どもたちは、未来への希望です。グローバル化や情報化の進展、人工知能(AI)やビッグデータの活用など、技術革新が急速に進展し、これからの社会を生き抜くために求められる資質や能力も想定外に大きく変化するであろうことは容易に予測できます。学校や学びの在り方などが新たな局面を迎える中、本市は先駆的に英語教育をはじめ、アクティブ・ラーニング、ICT教育機器の導入の推進などを図り、着実に自ら考え、行動する児童生徒を育み、学力の向上につなげてきました。 私は、これらの取組の効果をさらに発揮させるために、国語・算数の能力を高めることが必要で、特に国語教育による言語能力の向上が重要であると考えております。日本語の聞き取り、読み取りができなければ、他教科を理解することはできません。また、きちんと話す、書くことができなければ、自分の伝えたいことを相手に正しく伝えることができず、相手からも理解されなくなることから、国語は全ての教科の学習において、教育の一丁目一番地と言っても過言ではないのでしょうか。言語、すなわち、私たちにとっての日本語は、生活や仕事、良好な人間関係の構築に欠かせないものであり、適切な国語教育が行われることは、社会生活の前提として不可欠なものです。 また、言語能力の土台となる豊かな語彙を身につけるために、日常的に本に親しむことが重要であることから、乳幼児時期から読書環境を確保するため、子ども向け図書の充実を進めてまいります。さらに、元気で明るい鹿嶋っ子の育成に向け、体育授業やスポーツクラブへの支援、さらに郷土の歴史への理解を深めてまいります。 教育スタイルについても柔軟に変革させながら、新たな時代を切り開くことのできる「元気で賢い鹿嶋っ子」の育成に努めてまいります。 4つ目が「暮らしやすく、生きがいのあるまち鹿嶋」づくりへの挑戦です。 人生100年時代と言われる中で、市民の皆様お一人おひとりが、安全・安心に、元気に、輝きながら、学び、活躍し、健康で充実した生活が送れるよう、市民生活に直結する環境整備などに取り組んでまいります。 快適な住環境の創造に向け、雨水排水対策、生活道路などの整備を進めるとともに、災害に備えた防災拠点機能の確保・業務継続体制の構築など、防災や生活インフラの充実に努めます。また、公共交通については、現在の路線バスやデマンドタクシーの利便性の向上を図るとともに、将来を見据えて、自動運転技術を核としたMaaS等を含めた様々な次世代新技術実証実験へ積極的に参加し、社会環境の変化に対応した新たなサービスの導入の可能性について検討してまいります。 子どもと家庭を取り巻く環境の変化が大きな社会問題になっていることから、子育ての不安や悩みのほか、児童虐待やDV、ヤングケアラーなど、子どもや家庭に関するあらゆる相談体制の充実を図るとともに、子育て支援団体や「子ども食堂」などを実施している各種団体とも緊密な連携を図り、子どもの健やかな成長に向けた体制を整備してまいります。 また、宮中地区に整備予定の新たな子育て支援施設につきましては、今議会に契約関係議案として提出しているとおり、今年度建設工事を進め、令和5年4月の開園を目指してまいります。 引き続き、安心して結婚から妊娠、出産、子育てができる環境づくりと、子どもの健やかな成長に向けて、子育て支援の充実と質の向上の取組を推進してまいります。 健康であることが、日々生活する上で最も重要です。 健康を維持し、また取り戻し、安心して生活するために医療体制の構築が必要となります。現在、鹿行南部医療圏での広域的な体制整備をはじめ、市独自事業として医師確保や二次救急医療機関運営費補助など、その整備・充実に努めております。今後も、茨城県との連携によるさらなる医師確保や市内の医療機関はもとより県内外の三次救急医療機関とも連携して、市民がいつでも適切な医療を受けられるよう地域医療体制の充実を図ってまいります。また、市民の皆様が生涯にわたり健康で生き生きとした生活が送れるよう、ライフステージに応じた各種健康づくり事業を推進してまいります。 本年1月以降猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症の第6波でありますが、国・県・市のいずれも5月下旬以降は減少傾向となっており、今後の対応につきましては、国からはマスクの着用をはじめイベント等の開催が一部緩和する方針が示されました。市といたしましても市民の皆様へのお知らせを含め引き続き感染症対策の周知徹底に努めてまいります。 あわせまして、ワクチンの4回目接種につきましては、鹿島医師会の松倉会長をはじめ市内医療機関のご尽力の下、60歳以上の方と18歳から59歳以下の基礎疾患がある方を対象とし、3回目から5か月経過後に順次接種できるよう準備を進めております。今後も市民の皆様が安全かつ円滑に接種できるよう、市内医療機関のご支援、ご協力をいただきながら、体制の確保に努めてまいります。 さらに、彩り豊かな人生を送るためには、学びによる自己実現、それらを通じた地域とのつながりや人と人との絆が大切であることから、芸術文化のほか各クラブ活動とともに各公民館事業の活性化など、生涯学習の振興に取り組んでまいります。 最後に、5つ目が「行財政改革」への挑戦です。 これをなくして、持続可能なまちづくりはあり得ません。 仕事の成果は、方向性、質、スピードが重要な要素です。特に方向性を間違えれば、努力は水泡に帰します。客観的、論理的に課題解決の方向を導くために、市役所においては、数値化と要旨簡潔による報告・連絡・相談を推進してまいります。さらに、PDCAサイクルを効率よく回し、業務の生産性向上に向けDX、ICT、RPA、AIなどデジタル技術を積極的に活用してまいります。あわせて、現在実施している各事業につきましても、改めてその必需性を吟味し、選別しながら、見直しや断捨離を実施してまいります。 また、地方創生が声高に言われる昨今、政策実現のための「政策力」により、自治体の浮沈がかかっています。幅広い見識と、深い洞察力を備えた政策力のある職員を育成するとともに、効率的な政策の展開を求めて、新規事業を実施する際には、既存事業の見直しを図るビルド・アンド・スクラップを基本的とした部課裁量予算を推進してまいります。 現在、様々な形で、多くの市民に各種まちづくりに関わっていただいております。今後とも、市民一人ひとりがまちづくりの主役となり、市民の皆様の持てる知識や経験、情熱と行動力を生かして、地域が抱える様々な課題の解決に向けて、市民の皆様からの事業提案を含め、共に考え、共に取り組んでまいります。 また、事業者との官民連携を推進し、民間の持つ多様なノウハウや技術を活用して、業務の効率化及びサービスの向上に努めてまいります。 本市財政につきましては、さきにも述べましたように、今後、非常に厳しい運営が予想されます。税収アップを見込むのが厳しい中、投資的経費を抑えながら、実質単年度収支の黒字化並びに扶助費を抑えた経常収支比率の低下を目指し、公共施設の適正配置など抜本的な政策展開により、財政健全化を図ってまいります。 以上、所信の一端を述べさせていただきましたが、これらの施策を実現するためには、議会の皆様、市民の皆様のご理解とご協力が不可欠であります。 また、議会の皆様とは、お互いの考えを尊重し、意見の相違を明らかにし、議論する建設的な関係でありたいと思います。 「明るく、心豊かに暮らせる鹿嶋」づくりに向けて、今後とも格別なるご支援、ご協力をお願い申し上げまして、これから4年間の市政運営に関する所信表明といたします。 次に、提出いたしました議案についてご説明申し上げます。 提出議案は、予算関係議案2件、条例関係議案が4件、人事関係議案が1件、契約関係議案が1件、認定関係議案が1件、報告関係議案1件の、合わせて10件であります。 まず、予算関係議案は、令和4年度の一般会計の補正予算であります。 1件目といたしましては、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ9,181万5,000円を増額し、総額を240億7,181万5,000円とするものです。子育て世帯生活支援特別給付金給付事業を計上いたしました。 2件目といたしまして、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ2億3,907万9,000円を増額し、総額を243億1,089万4,000円とするものです。新型コロナウイルスワクチン接種経費の増、プレミアム商品券事業による商工業振興事務経費の増などを計上いたしました。 条例関係議案は、鹿嶋市資金積立基金条例の一部を改正する条例などであります。 人事関係議案は、鹿嶋市副市長の選任に当たり、議会の同意を求めるものです。 契約関係議案は、「鹿嶋市地域子育て支援センター新築工事請負契約について」であります。 認定関係議案は、林地内に整備した市道路線の認定であります。 報告議案は、鹿嶋市税条例等の一部を改正する条例の専決処分についてであります。 私の説明は以上で終わりますが、予算以外の議案につきましては、総務部長から補足説明をさせていただきます。 お手元の議案書によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いいたします。 以上です。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、提出議案の補足説明を求めます。 総務部長、細田光天君。          〔総務部長 細田光天君登壇〕 ◎総務部長(細田光天君) それでは、本議会に提案させていただきました予算を除く議案の補足説明をさせていただきます。 まず、議案第32号 鹿嶋市資金積立基金条例の一部を改正する条例であります。企業版ふるさと納税による法人からの寄附金を鹿嶋市ふるさと納税基金へ積み立てるに当たり、新たに必要な規定を定めるものです。 議案第33号 鹿嶋市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例であります。鹿嶋市子宝手当支給事業の廃止に伴い、本条例の上位法である行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律による条例で定める事務から子宝手当支給に係る事務を削除するものです。 議案第34号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例であります。一般職の職員が正規の勤務時間外に特別職の職務を行った場合において、当該職員に対し兼ねる特別職の給与の支給ができる旨を規定するとともに、学校運営協議会委員の報酬等を新たに規定するものです。 議案第35号 鹿嶋市介護保険条例の一部を改正する条例であります。新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少等、一定の条件に該当する者を対象に行っている介護保険料の減免期間を1年間延長するものです。 議案第36号 鹿嶋市副市長の選任についてであります。鹿嶋市副市長の選任に当たり、議会の同意を求めるものです。栗林裕氏、新任です。栗林裕氏は、昭和54年4月に当時の鹿島町役場に入庁、経済振興部長、都市整備部長等を歴任し、卓越した手腕を発揮いたしました。43年間の豊富な行政経験があり、人格も高潔で、行政全般にわたり識見を有し、トップマネジメント機能の強化を図る上で最適任者と判断し、副市長に選任しようとするものです。なお、任期は4年間です。 議案第37号 鹿嶋市地域子育て支援センター新築工事(建築工事)の請負契約についてであります。鹿嶋市地域子育て支援センターを宮中地区へ新築、移転する工事について、条件付一般競争入札を5月19日に電子入札で執行した結果、落札した株式会社大地と2億2,880万円で請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものです。 議案第38号 市道路線の認定についてであります。今回の市道路線の認定は、整備の完了した林地内の道路1路線、延長327メートルを認定するものです。 報告第3号 専決処分について(鹿嶋市税条例等の一部を改正する条例)であります。専決処分しました条例は、市税条例の上位法である地方税法が令和4年4月1日から一部改正されることに伴い、土地に係る固定資産税の負担調整措置や住宅ローンの控除の見直しに係る個人住民税の対応等、所要の改正をしたものです。 議案の補足説明は以上であります。 ○議長(篠塚洋三君) これより議案第30号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第1号)について質疑を行います。 質疑はございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 質疑はありませんか。 なければ、以上で議案第30号に対する質疑を終結します。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第30号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 これより議案第30号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第1号)に対する討論を行います。 討論はございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより議案第30号 令和4年度鹿嶋市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 お諮りいたします。議案第30号は原案のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第36号 鹿嶋市副市長の選任について質疑を行います。 質疑はございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 質疑はありませんか。 なければ、以上で議案第36号に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 これより議案第36号 鹿嶋市副市長の選任について討論を行います。 討論はございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより議案第36号 鹿嶋市副市長の選任についてを採決いたします。 お諮りいたします。議案第36号は原案のとおり同意することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、議案第36号は原案のとおり同意することに決しました。 ただいま説明のありました議案第31号ないし議案第35号、議案第37号及び議案第38号並びに報告第3号について、質疑のある議員は6月9日午後5時までに、討論のある議員は16日午後5時までに、議長宛て発言通告書の提出をお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(篠塚洋三君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次回の本会議は、6月8日午前10時から一般質問となります。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午前10時54分)...