釜石市議会 2022-12-13 12月13日-02号
第1期では、釜石湾の北防波堤内側に設置した生けすにおいて、令和2年11月から約1万2000尾の稚魚の飼育を開始し、湾内の漁場環境に関する調査や、成長や肉質の変化などの生育調査を行いながら、令和3年6月に約7800尾を釜石市魚市場に水揚げをしております。
第1期では、釜石湾の北防波堤内側に設置した生けすにおいて、令和2年11月から約1万2000尾の稚魚の飼育を開始し、湾内の漁場環境に関する調査や、成長や肉質の変化などの生育調査を行いながら、令和3年6月に約7800尾を釜石市魚市場に水揚げをしております。
2つ目、同時に、大きくて丈夫なサケ稚魚づくりの課題は一層重要な課題であり、県の水産技術センターなどが取り組んでおりますが、市としてどのような協力支援ができるか検討すべきだと思います。この大きく丈夫なサケの稚魚づくり、これは20年来の古くて新しい課題、問題であります。
岩手県によりますと、近年の地球環境の変化に伴う三陸沖の高水温化や黒潮の蛇行、さらにサバ分布域との重複により、稚魚の生存率の低下が本県の不漁原因と分析されているところであり、稚魚の生存率を高めるための対策として、放流時における稚魚サイズの大型化や泳力の向上を図ること等について検証を行っているところであります。
近年のサケの著しい不漁は、海洋環境の変化による春先の海水温の急上昇や海流の影響、稚魚を捕食するサバの来遊時期の早期化による初期減耗等に起因すると言われております。このため、近年の海洋環境の変化に対応し、高い回帰率が期待できる大型で強靭なサケ稚魚を生産し、サケ資源の回復を図る必要があると認識をいたしております。
また、計画では約8800尾の水揚げを見込んでおりましたが、稚魚を運搬後、数日程度で淡水飼育から海水飼育に慣れさせる馴致方法の影響から約7800尾、生残率は約65%にとどまり、海水馴致方法の改善の必要性も確認できたものと考えております。第1事業期で得られた結果と課題を踏まえて、昨年11月からの第2事業期では、約2万尾の稚魚の飼育を同じ生けすで開始しております。
次に、深刻な不漁のもとで、漁業振興策と秋サケの水揚げ増に向けた稚魚育成の新たな取組についてのご質問にお答えをいたします。 令和4年1月末現在の岩手県秋サケ漁獲速報によりますと、県北部の漁獲割合が多く、稚魚放流に対する漁獲量の地域格差が広がっている状況となっております。
この不漁の原因について、岩手県では近年の高水温による稚魚の生存率の低下が影響していると分析しているところでありますが、サケの不漁はサケを原料とした加工品を展開する水産加工業にも影響を及ぼし、県沿岸部の産業全体に関わる大きな問題となっているところであります。
そうなると、200tを令和5年度に向けて進めていくということが確認できたんですけれども、そうすると宮古漁協さんとすれば、種苗といいますか、稚魚の確保が、そこが大変だということで、落合議員のやり取りの中で説明がありましたけれども、和井内養魚場ですか、そこで中間育成の池を設置するということです。
このような現象の中、放流したサケの稚魚が本来ならば順調に北上し回遊するコースまで弱ってなかなかたどり着けない、また、その海水温の上昇に伴うサバ等の南方系の魚群の早期の北上により、大量のサケの稚魚が魚群の餌食になっているということも大きな原因ではないかと説く研究者もおられます。
トラウトサーモンのは、幾つか生産を増やすためには解決すべき問題、稚魚の確保云々というのもそのとおりだと思いますので、そういう方向でぜひ取り組んでもらいたいと。 私が再質問でというのはアワビのほうでした。アワビのほうで1点だけ再質問したいのは、アワビを採捕して、陸上の施設や海面で畜養しても、えさを与えても目方が減っていくと言われております。
第2期ですけれども、第1期と同様に11月頃には稚魚を海面養殖のいけすに入れながら、尾数を第1期の倍の2万尾を予定してございます。湾口防の内側でこれまでどおりサクラマスを展開しながら、湾口防の外側では、ギンザケの海面養殖について今協議を進めているところでございます。現在、県と協議調整しているところでございますので、今後とも、生産に向け取り組んでいきたいというふうに考えております。
あとは、先日の産業建設の常任委員会で養豚場の話が出まして、あとは宮古市の施策の中でもトラウトサーモンの養殖、そして、稚魚、ふ化事業から取り組むという流れもあります。そういったところもぜひ産業振興部としては、じゃ、その餌どうするんだと、やっぱり考えていただきたいんです。小島議員も委員会の中で質問していましたけれども、需要は恐らく出てくるでしょうと。年間15万tでしたか、養豚。
稚魚は雫石でやっていて、1年で50センチぐらいになるので、すぐ水揚げできるというふうな話でした。
沿岸の本当に藻場とか砂場、これが小さい魚、幼い頃の稚魚の幼稚園とよくこの頃表現している人もいますけれども、そういう状況で、幼いうちは沿岸で、だんだん、だんだん成長するに従って沖合に出ていくという、そういう状況があるわけですから、ここの兼ね合いがうまくいかないところがあるわけです。
それで一番困るのが再生産のふ化場の卵なんでございますが、釜石には3か所のふ化場があって、それぞれ2000万から2500万粒の稚魚を育成する能力があるわけでございます。 そういった4年後の状況を考えると、今の状況がどうなのか。
このような状況を踏まえ、一般社団法人岩手県さけ・ます増殖協会は、各地域に適したより効果的な放流を行うための、さけ・ます種苗放流手法改良調査を平成27年度から継続的に実施し、稚魚の生存率を高め、資源の回復を図るための放流手法を検討しております。
市は今後「他地域との差別化を図る」、「稚魚生産から海面養殖出荷まで、一貫生産体制も視野に」としております。 そこで、この水揚げ増のために、次の点で市の今後の構想をお伺いするものであります。 1、現在、稚魚はほかから購入していますが、稚魚の生産自体を自力で行うべきだと思います。どうでしょうか。
水産資源量が今後どのように変化していくかについては、漁獲による資源量そのものの増減や親魚や稚魚の数の変動に加え、エルニーニョ現象の発生やレジームシフトと呼ばれる数十年単位の気温、気候の周期的変動など、多様な要素が相互に影響しているため、今後の推移を明確に予測することは現時点で難しい状況にあります。
宮古市のトラウトサーモンは、稚魚を11月に生けすに投入し、半年で2キログラムに育成します。この稚魚は、育成期間が短期間で済むことから、魚の漁の閑散期に合わせた育成や、時期を合わせれば1年中水揚げが可能であり、また生食にも適していることから、引き合いが多い利点もあります。 大槌町のギンザケは、海水温の低い本県は南の他県と比較して出荷時期がずれるため、高値取引の利点があります。
何せ1年で百何十gだった稚魚が、順調にいけばの話ですが、2kg近くになるわけですから。サケの場合は4年か5年でないと戻ってこないのに比べれば、この海面養殖は1年でもう出荷できるという、そういう意味で優れものだと思うんですが、これは3月末には試食会を開催したいということは、順調に育っているということだと思います。