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  1. 大和高田市議会 2012-12-01
    平成24年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時3分開議 ◯議長(森村和男君) ただいまより、平成24年12月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(森村和男君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 ◯議長(森村和男君) 日程に入ります。  各常任委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご精覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第52号平成24年度大和高田市一般会計補正予算(第6号) 外 1 件 4 ◯議長(森村和男君) 日程第1、議第52号平成24年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)及び議第70号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は総務財政委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。4番平郡正啓議員。            〔総務財政委員会委員長(平郡正啓君)登壇〕 5 ◯総務財政委員会委員長(平郡正啓君) 去る12月7日の本会議におきまして、総務財政委員会に付託を受けました議第52号平成24年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)、及び議第70号損害賠償の額の決定及び和解についての2議案を審査いたしましたところ、一括採決の結果、賛成少数で否決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第52号平成24年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)についてであります。  歳入、第19款、市債についてであります。  委員より、都市再生事業債の算出根拠についてただされたのに対し、担当者は、「歳出で都市再生整備事業費4億9,370万円の計上のうち、補助対象基本額4億6,800万円の40%、1億8,720万円が国庫補助金である。補助対象基本額から国庫補助金を差し引いた2億8,080万円の90%、2億5,270万円が補助対象事業に係る地方債であり、残額を市単独事業分として計上している」と答弁されました。  次に、歳出、第6款、農林水産業費の中の農業費についてであります。  委員より、有井下池護岸補強工事について、「市内の水路清掃等で排出された乾燥処理済みの土砂を利用するのか」との問いに、担当者は、「昨年度より、市内の水路清掃等で排出された土砂を乾燥処理し、工事等で利用しているが、今後も引き続き利用していく予定である」と答弁されました。
     利用に際し、不純物の除去について徹底されるよう要望しておきます。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費についてであります。  委員より、本郷大中線街路事業における用地取得の進捗状況についてただされたのに対し、担当者は、「現在、高田中学校の西側の県道河合大和高田線から大和高田斑鳩線までを開通させる努力をしている。また、平成24年3月末に本町から市町通りまでを供用開始し、県道までの東へ90メートルの用地取得に向け、努力しているところである。今年度は、土地開発公社の先行取得により3件が契約済みであるが、残りの用地についても一日も早く県道まで開通できるよう鋭意努力する」と答弁されました。  また委員より、都市再生整備事業について、対象予定地の固定資産税評価額に対する単価についてただされたのに対し、担当者は、「対象予定地北側の国道166号線の固定資産税路線価は、1平方メートル当たり7万8,890円である。これは、平成6年度評価がえより、全国的に宅地の評価については、地価公示価格等の7割をめどとしていることから、0.7で割り戻した地価を標準値の基準価格、1平方メートル当たり11万2,700円、1坪当たり37万1,910円で算定した」と答弁されました。  同じく委員より、都市再生整備事業の委託料について、基本計画・実施設計委託料の内訳をただされたのに対し、担当者は、「基本計画分3,000万円、実施設計分5,000万円である」と答弁されました。  同じく委員より、「この委託料は、施設に関する費用なのか」との問いに、担当者は、「数社から見積もりを徴取、精査して、施設に関する概算の見積もりを計上している」と答弁されました。  同じく委員より、「さきの都市再生調査の結果を踏まえての予算計上なのか」との問いに、担当者は、「調査結果の分析等は遅れたが、調査結果を精査し、予算計上を行った」と答弁されました。  また委員より、都市再生整備事業に伴う起債の償還等の将来負担についてただされたのに対し、担当者は、「今後、公債費の償還は減少傾向にあり、都市再生整備事業の起債の償還が生じても大きな財政負担にはならないと見込んでいる」と答弁されました。  同じく委員より、今後の計画立案に伴い、議会の関与についてただされたのに対し、担当者は、「市民ニーズを踏まえ、議会にお示しをしながら、議論してもらえるよう最大限努力する」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の中学校費についてであります。  委員より、高田西中学校エレベーター設置工事におけるエレベーターの利用者についてただされたのに対し、担当者は、「基本的に対象者は、車いすを使用している生徒や、けがをしている生徒、及びエレベーターを必要とする者が使用し、平常は使用しないよう指導する」と答弁されました。  以上、補正予算に対する審査の概要でありますが、都市再生整備事業について、各委員より、事業の進め方及び予算計上の手法等について意見があり、今後、市民に正しい情報を伝え、事業を展開していく上で、議会への丁寧な説明、また詳細な報告等を速やかにされるよう要望しておきます。  なお、議第70号につきましては、提案の趣旨に疑義はありませんでしたが、冒頭に述べましたように、2議案一括採決の結果、否決と決しました。  また、都市再生整備事業に関し、国の交付金確保に向け用いられた資料について、以前からも、また今議会でも、その資料提出の要望がありましたので、理事者側に提出を求めたところであります。  以上、報告といたします。 6 ◯議長(森村和男君) 本件に対しては、島田保継議員外1人から、お手元に配付しておりますとおり、修正の動議が提出されています。これを本件とあわせて議題とし、提案者の説明を求めます。  12番島田保継議員。            〔12番(島田保継君)登壇〕 7 ◯12番(島田保継君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しを得まして、今回の補正予算に対しての修正案を出させていただきました。  先ほど総務財政委員長より委員会否決の報告がありました。議第52号平成24年度大和高田市一般会計補正予算(第6号)、補正額5億4,814万2,000円の中の都市再生整備事業費4億9,370万円を減額する修正案を提示いたしました。  この案件に対して、否決した議員を代表して、その理由を述べて、議員及び市民の皆様に対して賛同をいただきたいと思っております。  そこで、内容に入る前に、まず最初に、私は、議員としての信条に、誠意と清廉を旨とし、是々非々の姿勢で活動してまいりました。私たちは、市民のためになる事業に対しては決して反対するものではありません。  その上で、今回の市長の提案に対し、先日の質疑でも、昨年から今日までの言動がおかしいから、それをただした上で議論をいたしました。今日まで議会に説明があったのは、6月議会での全員協議会でおわびの説明と、11月19日の市民調査の報告だけです。いきなりこの12月議会に都市再生整備事業費として提案されたこと、私たち議員としては、詳しい資料の提出と説明を求めました。  委員会の議論の中で、1、土地購入について、市長が、いつ、だれと、どこで、どのような約束をなされたのか。次に、土地について、鑑定を先にするべきではないのか、これが土地を買うルールではないのか。次に、建物について、基本計画・実施設計委託料の8,000万円に対する仮の図面など資料が何もない。また、国に補助金申請した資料も何もないわけです。そういう中で、議論はできません。議会の意見も、市民の意見も、地元商店街の要望も、何も聞く機会を与えていないということで、以上のことについて明確な答弁がありませんでした。  市長は、「とりあえず予算だけは認めてください、それから白紙に戻って相談します」と言われたが、到底これでは納得できず、議会無視にもほどがあるということで、我々議員は、これは地元の人たちや市民に説明することはできない。  以上の理由で賛成することはできませんでした。市民に対する、議会議員として責任と良識ある判断と考え、現時点において否決いたしました。議員各位及び市民の皆様には、この意をお酌み取りくださいまして、賛同いただきますようお願い申し上げます。  なお、その他の議案については賛成です。終わります。 8 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  委員長報告並びに修正案について、質疑はありませんか。  16番仲本清治議員。 9 ◯16番(仲本清治君) 仲本清治でございます。  まず、平郡委員長に回答いただきたいと思います。  私は、傍聴議員として発言を認めていただきました。その中で、私は傍聴でございますので、一番大事な歳入について、すでに土地価格を48万円に設定し、そして購入面積も877坪と決めて、それの合計が4億二千何万円やと。そのうちの40%が補助金だと。そこには、設計委託料の5,500万円も補助対象にのっかっているけどね。  そこで、「その単価は幾らですか」ということで私が質問したところ、担当理事は、「補助率だけが40%、40%です」ということで、私は、それ以上傍聴議員として質問するのはいかがかという中で、担当理事に「その資料を委員長に提出してください」と。きょうになっても提出されない。今の報告、本来は、委員長は、「委員会の決定に従ってください」という報告があるはずが、ただ報告となったので委員長に質疑をするわけです。そういうことで、なぜその資料を手に入れられなかったのか、そういうことで委員長に質問します。その内訳、歳入、財源の内訳、単価、それを教えてください。 10 ◯議長(森村和男君) 4番平郡正啓議員。            〔総務財政委員会委員長(平郡正啓君)登壇〕 11 ◯総務財政委員会委員長(平郡正啓君) ただいまの質問に対してお答えいたします。  委員会におきまして、委員さんに議事の進め方等をおはかりしたところ、委員長一任という声をいただき、委員長の権限として議事運営をさせていただきました。担当課の方にその資料を提出するように求めておりますので、できるだけ早く委員の皆様の方に届くようにさせていただきます。  以上です。 12 ◯議会事務局長(川東巨親君) 仲本清治議員さんに申し上げます。  資料は、きょう、朝、提出がございましたので、皆さんにお配りいたしております。 13 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 14 ◯16番(仲本清治君) 局長、私が言っておるのは、総務財政委員会の中で、うちの市民クラブは総務財政委員会に籍を置いていないので、そういうことで、私は傍聴議員であったけど、質問させてもらった。そして、その資料の請求を求めた。そして、理事者側に提出をしてくださいと。今、理事者側に言うてます。きょう、今、大事な会議や。大事な会議。これ、後日にもろうても、今、きょうは大勢来てはるねん。きょう、これを皆、明らかにせんならん、私は。私は市民の代表やから、市民の皆さんに明らかにしたいわけや。これが今の市役所の現状ということや。理事者も委員長に出さない、委員長もそういう「求めています」というだけの報告で、これは密室会議や。開かれた議会になっていない。いかがか、これ。委員長がこれに対して否決しようが賛成しようが、そのことに対して私は議論する気はない。その資料に基づいて私はやりたいから。一番大事なんです。坪単価がすでに47万円、48万円と設定されて、それが去年から近畿地方整備局へ行って、その話し合いをなさっておる。 15 ◯議長(森村和男君) よろしいか。  暫時休憩します。            午前10時22分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時29分再開 16 ◯議長(森村和男君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  ほかにありませんか。  10番向川征秀議員。 17 ◯10番(向川征秀君) 修正動議の提案者に対して質問いたします。  委員会での議論の過程において、この都市再生整備事業について、用地購入及び計画設計について異論が出ておりましたが、他方で、鑑定を先にした方がいい、鑑定だけは先行した方がいいのではないかと、ほかのことは、これは継続審議すべきではという意見も出ていたかと思うんですけれども、今回、修正動議において、鑑定手数料も含めた全面的な事業費の削除となっている理由について質問いたします。 18 ◯議長(森村和男君) 12番島田保継議員。            〔12番(島田保継君)登壇〕 19 ◯12番(島田保継君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。  反対理由を鑑定だけにしておけばいいと、ほかはいいということですね。違いますか。もう一遍言ってください。 20 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 21 ◯10番(向川征秀君) 総務財政委員会の議論において、鑑定を先行させて、ほかの設計と土地購入については、これは継続審議にすべきではという意見も出ていたかと思うんです。この修正動議では、鑑定手数料も含めての全面的な事業費の削除という形になっている理由についての質問なんです。 22 ◯議長(森村和男君) 12番島田保継議員。            〔12番(島田保継君)登壇〕 23 ◯12番(島田保継君) お答えさせていただきます。  その委員会のとき、これは、鑑定料と、基本計画・実施設計委託料と、そして用地購入、3つセットで出てきているわけです、項目は別ですけどね。その上で、全体として審議したと思います。本当は、土地を買うについては、私がさっき言いましたように、いつ、だれが、どこで、どういうふうに約束していますかと。それを買うについて、通常の事業の用地買収の場合は、今まで、道路にしろ何にしろ、やっぱり鑑定を先にして、その鑑定に基づいて買収していくわけなんですね。そのことを求めました。  そして、もう1つ、建物の実施設計については、私は、図面が出てきてちゃんとしたら、継続じゃなしに、例えば来月の10日とか3月議会とか、そういうときに資料を全部出して、根拠を出して、改めて審議したらいけませんかということを求めたはずですね。なぜこの12月の議会で決定せないかんのか。  市長はそのとき、「いや、土地だけでも先に了解を得たいです」と。そしたら、さっき言いましたように、「ほかは白紙に戻して、一から検討してもいいですよ」ということをおっしゃったんですね。今言うたように、継続審議と言うてないですね。僕は、1月でもいいやん、3月議会でも間に合うやん、ゆっくり市民の意見も、地元の意見も、我々の意見も、こういう図面に基づいて、改めて出していただいた図面に基づいて、そしてどんなことをしたらいいのかということは、それでいいのと違うかと。ところが、「いや、それはあきまへんねん」と。「何でや、何でこの12月に決定せないかんのか」ということに対して答えがないんですよ。これは、恐らく皆さんわかっているはずですけどね。  なぜ時間をかけて議論する機会がないのか。だから、継続審議と言うてないですよ。1月15日ぐらいであれば、3月議会の予算要求に間に合うのと違いますか。それで、12月もまだ10日もあるのやからね。「この議会が終わって、12月18日でも20日でも、1月10日でも、もう一遍ちゃんとやったら間に合うのと違うか」と言うたときに、「それはあきまへんねん」と。「何であかんのや」と言うたら、答えがないですよ。それはおかしいですね。そうでしょう。だから、私は、一括していったんこの件は否決し、そして、改めてそういうことを説明したいと言えば、改めて議案を上げてきたらいいのと違うんですかということを私は問うたんです。そういう理由で否決をさせてもらったはずです。 24 ◯議長(森村和男君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(森村和男君) ほかに質疑もないようですので、これより討論に入ります。  委員長報告並びに修正案について、討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 26 ◯10番(向川征秀君) 日本共産党議員団より、議案に対する態度を表明します。  まず、議第52号、原案の補正予算に対して反対いたします。理由は、都市計画費の中の土地購入費に関してです。  サティ跡地の問題については、私たちも過去に地域の住民の方々からご意見を伺い、最善は、人が集まり、にぎやかになる商業施設、次善は、住民が利用し、集まる公的施設、とにかく人の流れをつくることが必要であり、避けなければならないのは、長期間にわたって現状が続くこと、活性化につながらない土地利用が行われることである、こうした立場で臨んできました。  公的施設を建設して、人の流れをつくって、地域活性化につなげるという考え方自体には、私たちは反対するものではなく、サティ跡地問題を前進させる上で必要なことと考え、むしろ、これを推したい立場ではあります。  しかし、これまで市側が取り組んできた経過は、市民に対してわかりにくいところがあり、公的施設がなぜ必要で、いかにして地域活性化につなげていくのかということについて、市役所の方からの市民に対する投げかけ、意思表示というのがまだ不十分であると考えます。これでは、事業をさらにもう一歩進めるという段階において、市民の納得を得られるだけのものを示すことができていないと考えます。もちろん、相手があることですし、期限があることですから、極めて異例なことでもあり、進め方に粗雑さや強引な点が生まれることは、ある程度はやむを得ないと思っています。しかし、それによって発生した不整合というのは、これは適宜修正しながら次のステップへ進まないと、事業全体に禍根を残すものとなると思います。  委員会で、私はこの問題について、憶測やうわさが先行していることを取り上げました。悪いうわさが出ているからだめだということではなく、やはりこうしたことが起きる背景は、この問題について、市と周辺住民とのコミュニケーションの不足、また市民全体に対して、公共施設をつくることがいかに活性化につながるかということについてのビジョンや必要性を市が提示できていない、周辺住民の方が地域活性化に取り組んでいる活動とこれがリンクするんだという方向性を示し得ていないということだと思います。それが、そのような憶測やうわさが広がり、事業に対する不信を生む原因であると思います。  目標や目的が定まらない状況で、土地購入が先行している格好になっており、この状況をクリアにしないまま、補助金の兼ね合いや、また事業の進みぐあいということのみを理由にして、土地購入をという次のステップへ進めることについては、ちゅうちょせざるを得ません。事業を進める前に、アンケート結果を踏まえ、公共施設建設の必要性や活性化につながる方策、公共施設のビジョンについて、市としてより十分な検討を行い、市民に説明できる材料をもって議会にはかること、そして、周辺地域の住民と話し合いを行って、周辺地域の地域活性化の取り組みと連携をしていく、こうした下準備が必要であると思います。  今回の活性化調査につきましても、その結果報告を市のホームページに出すとか、あるいは重立った住民団体にこの結果を報告する、こういった取り組みが今もまだ行われていないということは、やはり市民に対する投げかけが不足であります。市民の理解と支持を先送りにして土地購入を進めることについては、賛成することができません。以上の理由から、本議案原案に対して反対をします。  なお、修正動議についてですが、この都市再生整備事業費全般を削除し、土地鑑定も含めて削除してしまう、これを議会の議決とすることは、やはりこのサティ跡地問題を前進させるという観点で深刻な遅滞を招きかねないことであると思います。ゆえに、修正案に対しても私たちは反対の立場をとります。 27 ◯議長(森村和男君) ほかにありませんか。  14番戸谷隆史議員。 28 ◯14番(戸谷隆史君) 提案者の1人として、私は、委員長報告、それから修正の提案ということで、両方に対して賛成をさせていただきます。  私は、長いこと議員をさせていただいておりますので、過去にさくら荘で大変嫌な思いをいたしました。これは、私一人だけが過去に反対した例を持っております。やはり、一般企業がすることに対して、市側、こういうことは行政側が手を出してはいけない。私は、これは絶対に利益が出ないと。しかし、そのとき、理事者から、古い部課長さんはそのことはよくご存じだと思いますけれども、ほかの議員さんすべて、理事者すべてが「さくら荘は利益が出ます」ということでやった経緯があるわけでございますけれども、私は、行政がやらなきゃいけないこと、民間がやらなきゃいけないこと、間違ってはいけないということで申し上げたわけでございますけれども、今は、本当に大変な、年間約2,000万円強の持ち出しをさくら荘に対してもしておるのが実情でございます。  それと、アンケート結果が、2,000票出して708票の答えで、こういうものをやってほしいと全員協議会で説明いただいたこと、これは事実でございます。しかし、たった708票の回答なんです。私たち議員は、皆、1,300人以上の支持者を持っているんですよ。これをしっかり理解していただきたい。  それと、今、共産党の議員さんの方から、鑑定料はだめだという指摘を提案者に対していただいたわけでございますけれども、土地を買うときには、目的を決めて、こういうものを建てて、こういうふうに周囲に還元するんだからこの土地が欲しいということがルールだと思います。しかし、今回の委員会の席でも、建物の中身を一切公表されておらない。こういうことだから、鑑定料もだめだということを申し上げておるということをご理解賜りたい。  だから、やはり、物を建てて、こういうものにして、これが片塩商店街、高田として利が出るんですよという中身をちゃんとつくって、これを議会側に提案してくるのがルールではないかと、こういうことなんです。  それから、財政の方はゆとりがありますと回答いただいておりますけれども、これは、ごみ代からいろんな公共料金を値上げして、市民負担をかけて、財政が持ちこたえてきたわけなんです。確かに黒字は出ておりますけれども、やらなきゃいけない事業をほっぽり出して、後へ後へ追い送ってきたというのを私は今年の6月の一般質問で指摘しておるわけなんです。  それと、そのときに、高田市のストレステスト、5年先、10年先、20年先、どれだけ高田市の財政が出動しなきゃいけないか、そういうものをつくりなさいと私は6月に指摘しているんですよ。だけど、委員会の席で、財政課に「それをつくっておりますか」と言うたら、「つくっておりません」と。こんなん、3日あったらできるんですよ。  この庁舎かて、耐震をどないするのか。前の県の総合庁舎、あれも高田市は買い取らなきゃいけない。県のことですから、安く分けてはいただけると思いますけれども、あれは確かに手に入るんだったらいただきたい。体育館かてぼろぼろですよ。もう何とか考えていかなきゃいけない。水道局かて本当に古い。あれも耐震をするのか、建替えをするのか。石綿管にしても、アスベストという問題が、まだ高田市の水道管の中に石綿管が残っているんですよ。市立病院でも電算をやらなきゃいけない、この本庁に対しても電算の問題が出てくる、そういういろんな財政出動をしなきゃいけないというのがメジロ押しなんです。都市計画かて、25年たって完成しない。追い送ってきたから完成しないんですよ。やはり、当然、市民還元をやらなきゃいけないということを考えていただかないと困るんですよ。だから、私だって、そういうことで、そういうストレステストをちゃんとつくりなさいと。  国は、景気対策だとか、そういういろんな問題の中で補助金を出します。平成になってから、日本のバブルがはじけてから、国は、そういうことでいろんな補助金を出して、景気対策ということでつけてきました。しかし、15年、20年、25年という歳月の中で、大分老朽化している建物が、高田市だけじゃないですよ、日本全国どこでもそうなんです。だけど、この維持管理費と修理賃は、国は絶対くれないんです。国はくれないんですよ。それこそ、これはその自治体が全部負担しなきゃいけない。  それから、このアンケート1つでも、片塩商店街、市立病院とのあの道は一方通行なんですよ。あそこを対面通行にしてほしいと12年前に片塩商店街の方からそういう提案が出たはずなんですよ。そのことに対しても高田市は何も手をつけておらない。私は、あそこを対面通行にして、それこそ路線バスを高田市内に循環させる、これが買い物難民、医療難民をなくす1つの秘訣だと、こういうふうに思っております。  今、問題になっておりますあの土地、あれは放っておいたら、更地のままで七、八百万円の固定資産税の税収が入るんですよ。あそこへ建物を建てる。そしたら、土地と建物の都市計画税、固定資産税とで約1,000万円近い歳入があるんじゃないか。  さざんかホールを建てました。昨年の決算で、高田市は1億1,000万円の持ち出しをしたんですよ。あれだけの立派なさざんかホールをつくりながら、本郷、本町、商店街はよくなりましたか。これは考えなきゃいけない。  だから、私は、箱物をつくるということは大変危険だと。だから、あそこへもし箱物をつくることによって、維持管理費だけで1,000万円から2,000万円近い財政出動を毎年しなきゃいけない。その論法から言いますと、固定資産税、都市計画税、財政出動しないということになれば、年間2,000万円から、大方3,000万円近いお金が浮いてくるんじゃないか。このお金をもって、それこそ片塩と市立病院を結ぶあの道、あそこへ対面通行の道を入れるのがベターじゃないかと。  高田市は、これだけ商売人さんの経営が悪くなった、そして若い人が住んでくれないというのは、これは道が狭いからなんです。そういうことの中で、高田市の皆さん方が高田市の中でいろんな買い物をしていただけるように、循環バスを走らせるような道をつくる。それをすることによって、私は、若い人が高田市に建物を建てていただけるんじゃないかと、こういうふうに思っております。  だけど、そういうことの中で、民間業者がすることに対して行政は手を出してはいけない。私は、これは原則だと、こういうふうに思っておりますし、総務財政委員会で否決と、原案に私は反対しますけど、委員長報告に賛成、そして私は提案者の1人として、さっきの鑑定費用ということに対しては、そういうふうにご理解賜りたいということをもちまして賛成討論とさせていただきます。 29 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 30 ◯16番(仲本清治君) 16番仲本清治でございます。私は、一番基本的なことに触れてまいりたい、かように思います。  まず1つは、一般会計の議第52号の中の土木費の中の都市計画費のみが私は反対でございます。それ以外は賛成でございます。そういうことで、それについて、なぜなのか。これを、核心に触れて反対討論をしたいと思います。
     まず、このサティ跡地、サティが撤退した後、みずほ信託銀行さんが買われ、そして売りに出された。その売りに出たときに、役所に届け出る義務がございます。それは、5,000平米を超えた場合は、買い主と売り主を届け出しなさいと、これが決められております。定められております。  ちなみに、あの土地は、アバウトでございますけど、1万1,000平米ございます。そうすると、おのずから5,000平米を超えます。そこで、それをどこへ出すのかといいますと、これを地方公共団体、すなわち、あのエリアは高田市でございますので、高田市の都市計画課、市長に提出するわけなんです。それを受けた高田市は、3週間以内に回答しなさい、これも義務づけられております。その届け出があったときに、いろんな公共事業の計画があった場合は、公共事業がスムーズにいくように、国土法、すなわち公有地拡大法に基づいて、高田市は買い取りの権利を与えていただいております。  そこで、高田市はそれを受けた場合に、市長が判断する。そして、土地開発公社というもう1つのセクションが高田にございます。そこで協議をして、「高田市は、その土地は必要ございません」と、県に対して報告します。そこで、出てきたときに、すでにこれが、8月2日に公有地の届け出を都市計画課で受け付けしております。そして、8月8日、6日間で「高田は要りませんよ」と返事をしておるのです。そこで、何回か私が質問する中で、「道路を拡幅する計画はなかったんです」とか、そのときに、買うチャンスに、すでに片塩町の有力者から市長に、5か大字から公民館を建ててくださいという要望があったんです。公文書は出てきていないけども、その話があったときに、なぜ市長はその土地をいったん買って。買うというだけのテーブルにつくだけなんです。金を払うのと違うんですよ。「土地を買いたいです」という意思表示だけ。そして、それをテーブルにのっけて、我々市議会議員に、「あの土地を買いたいんですけども、片塩の有力者が5人の総代を集めて、公民館の話も出ています。いかがですか」という話をテーブルにかけたらいかがであったかと言うんです。  それも無視して、わずか6日間で。市長、6日間。あなたは2週間とおっしゃったんです。これは訂正があったけど、3週間ですよ。3週間の期間を与えられておるんですよ。そのときに、市長の判断やなしに、土地開発公社土地開発公社は、あなた以外に副市長とか各部長が、経験豊富なメンバーがそのスタッフにおるんですよ。そのときに、高田市の都市計画を眺めて、あそこは商業地域だと。物を言わない建物を建てるよりも、あそこのサティは人を呼ぶ施設であったんですよ。したがって、南都銀行さんは既成の事実がある、近商ストアさんが来られる、そしたら、それに対して高田市は商業ビルとかを建てるとか、香芝市から、また葛城市から大勢の客を呼ぶ、にぎわうまちづくりをしたいというのが商工会議所の会頭である中井さんの思いですよ。にもかかわらず、あなたが反してそうやっておるんです。  そのときに、地元の有力者で不動産に詳しい方がおられるんですよ。そのときから、市長、「公有地拡大法があるので、大和ガスさんの手に渡るまで手を打ったらあかんのやで」と、そういう指導を受けたんですか。あったけど、無視したんですか。また、その有力者がそういう話をされなかったんですか。これは、あなたが買うときにチャンスを逸したという責任は、大きな過失や。  これが、ようよう高田が、あなたが市長になってから約10年、高田は財政難です。夕張市みたいになったらいかん。税金をいただいたやつを1つも還元せずに、あった土地を売り、職員の月給を下げ、ようよう黒字になってきた。そのときに、また赤字路線をスタートするとしておる。そのときであれば、議会にかけて、「まず市長、買うときなはれ」と、だれでも言うと思う。今、土地を買うことに対して、だれも反対していない。修正案を出された戸谷議員も島田議員も、だれも土地を買うなとおっしゃってない。時期尚早とおっしゃっておる。私は、先に買うチャンスがあったやないかと。そのときに買っておけば、そのときは800坪、我々にどう言うたんですか、「大和ガスさんは原価で売ってくれはります」と。その次に、全員協議会で「解体費用を乗せて買います」と、これはどういうことですか。不可解でしょう、この話は。要らん腹を中井さんが探られますやないかい。あなたがそのチャンスを見逃したために、好意的に見逃したとしか言われない。  そして、向こうで解体する、随意契約でする。うちがその800坪を買っておけば、今、877坪という予算が計上されていますけども、800坪。そこに例えば上屋があった、そしたら、その土地イコール上屋も買って、そしてその解体をする。市長、あなたは皆、わかっているはずや。その解体費用、高田市で入札し、高田の業者が潤うようにする。これが、あなたはどこを向いて市政を担当しておるんや。高田の業者を育成する気はないのか。そういうような点から、いろんなあなたの過失が大きい。  したがって、次に歳入に入りますけども、去年の6月から近畿地方整備局へ補助金の申請に行っておられる。そのときには、12月がタイムリミットやというときには、すでに地元から、5か大字が公民館のために買ってくれとおっしゃっていた。2回か3回、二転三転して、それがうやむやになった。これはだれが采配しているんですか。あなたが、市長や。我々に向けて議案を出してこないかん。出てきたのが、今、鑑定料、設計、土地と。個人に置きかえてみなはれ、そんな複雑な買い方をしますか。まず、みずほ信託銀行が手を挙げて売りたいと言ったときに、みずほ信託銀行に直接買いに行く、これが1つの方法。それは知らなかったら、今度、公の書類が出てきたんです。5,000平米で、AとBとで買います、売ります、高田市はその土地を要りませんかと。2回の大きなミス。3回目の段で買うという。これは、単価はどうですか。先ほど委員長に質問したけども、よう答えない。歳入、12月7日に記者会見発表されています。国費がつきます。共産党の議員さんもおっしゃった。国費の字だけが躍って、国費を国まで認めておるのに、なぜ市議会議員は一部反対しよるのか。そういう形であなたはアピールしたかて、この国費1億6,000万円にしたかて、坪単価、877坪掛けて4億2,100万円、これを割ったら坪48万円や。これで市長が議会へ、この12月に出すまでに購入金額を決めて国と話をしておる。そして、この前の総務財政委員会の話を聞いておれば、「いや、鑑定します。下がります」と。下がったらどないなるんですか。記者会見してあろうと、1億6,000万円の補助金が歳入欠陥割れになりますやないの。市民をだましておるんですよ。だますということは背信や、市長。そういうような点から、私は賛成できない。  そして、私は、中和新聞に載りましたように、あそこは商業地域、人を呼ぶ。なぜ商業の地域ということか。商業を活性するために。都市計画審議会にもかけていない。都市計画審議会で、高田は、高田駅と高田市駅、あそこは商業地域でありますよ、ビルも8階まで建てられますよ、建ぺい率も80%ですよ、こういう条件がいいんですよ。住宅地区じゃないんですよ。官庁街をつくるための商業地域じゃないんですよ。それであれば、人を呼ぶ。大和ガスの社長は商工会議所の会頭なんです。あの人は英断を下していただいたんです。高田市のまち、商業のまちを、昔のようにはいかなくても、復興させよう、にぎわいのあるまちづくりをしよう、そういう思いなのに、あなたは違うことをやっておる。  そういうことで、きょうは地元の方も大勢おられます。私はそういうところで反対しておるんです。なぜ安いときに買われなかったのか。だれがこの話を仕組んだのか。不可解な点が多々ある。  そしてもう1つ、修正案につきましては、共産党の議員もおっしゃっていたけど、鑑定ぐらい見たってもよかったなという思いはあるけども、いずれにいたしても、私は、島田議員、戸谷議員の案に賛成でございます。  以上、討論を終わります。 31 ◯議長(森村和男君) 5番奥本英子議員。 32 ◯5番(奥本英子君) みらいの奥本英子です。修正案反対、原案賛成の討論をいたします。  私は、過日の総務財政委員会の熱心な議論を終始聞いておりました。土地購入に当たって、路線価から割り出した坪37万1,910円、総額4億1,300万円は妥当な価格であると考えます。公有地の拡大の推進に関する法律、公拡法と今おっしゃっていましたけれども、昨年8月に市に買い取りの打診があったとのことです。そのとき購入しなかったのは、市に落ち度があった、過失とおっしゃいましたね。落ち度があったと指摘されておりますが、当時の財政状況で1万2,000平方メートルの広い土地の購入に、残念ながら手は届かない、そして、これは土地区画整理事業の区域でもないし、道路でもないし、公園でもないという中で、購入する必然性がなかったと考えられます。  今回、2,900平方メートルに土地が細分化され、市の財政状況も持ち直してきた段階で、初めて購入が具体化する運びになったと理解できます。また、用地費は、土地開発公社を利用すればよいとの意見も聞かれますが、近年、土地の価格は、地価は低迷しています。公有地の先行買いは、意味がないだけでなく、高田市が土地開発公社の改革プランを進めていることと逆行すると思います。  塩漬けの土地を多く抱えた奈良市、大和郡山市、天理市、御所市など、また平群町など、土地開発公社の解散が言われております。公共施設の基本計画、内容については、市民アンケートをされました。そして、基本的な考え方がまとめられ、基本コンセプトは「市民の安心と活気、交流に満ちた情報発信基地づくり」となっています。私はこれを了といたします。  来年度、平成25年度の高田市の高齢化率は25%と、大変覚えやすいです。平成25年度の高齢化率は25%、4人に1人が65歳以上の高齢者です。その上、ひとり暮らしが18%から20%近くになっています。話し相手がなく、行き場のない高齢者に交流の場所を与えてさしあげることは、本当に行政として理にかなったことだと思います。  ただ、今、税金、固定資産税も減るし、管理料もかかるではないかという意見ですけれども、高齢者が元気でいてくれるということが、市にとっては大いに節税になると思います。1人の高齢者が施設を利用した場合、1か月50万円からかかります。年額600万円ほどかかりますね。そんな高齢者が100人も1,000人も出たら、それだけで市の財政にしわ寄せがあります。いつまでも元気でいてほしい。そのために、行き場のない高齢者がそうした施設に行って、だれかに出会って話をして、熱いお茶の1杯も、コーヒーもいただきながら、元気でい続けることは肝要です。交流の場が必要で、待ったなしの課題です。子育てで悩む若いお母さんたちも来てもらったらいいでしょう。そんなときに、目の前にこの土地が提供されているということは、実に大きなチャンスだと私は考えます。行政と議会が協力して、よりよいものをつくり出すことが肝要です。  今後、基本計画において、議会の意思を問い、そして議会の意思を尊重していただけるよう注文しまして、原案賛成の討論を終わります。 33 ◯議長(森村和男君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(森村和男君) ほかに討論もないようですので、これより本件2議案を採決いたします。  まず、本件に対する島田保継議員外1人から提出された修正案について採決いたします。  おはかりいたします。本修正案に賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 35 ◯議長(森村和男君) 起立少数と認めます。よって、修正案は否決されました。  次に、原案について採決いたします。  おはかりいたします。本件2議案は原案どおり可決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 36 ◯議長(森村和男君) 起立多数と認めます。よって、本件2議案は原案どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第53号平成24年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 外 6 件 37 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第2、議第53号平成24年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第55号、及び議第57号から議第61号までの7議案を一括して議題といたします。  本件7議案は民生文教委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。2番西村元秀議員。            〔民生文教委員会委員長(西村元秀君)登壇〕 38 ◯民生文教委員会委員長(西村元秀君) 去る12月7日の本会議におきまして、民生文教委員会に付託を受けました議第53号平成24年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ほか、議第55号、及び議第57号から議第61号までの7議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第53号平成24年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、「年度途中の退職による職員の補充については、臨時職員の雇用により業務に支障はないと考えるが、来年度には正規職員が配置されるのか」との問いに、担当者は、「人事案として十分に検討していきたい」と答弁されました。  次に、議第55号平成24年度大和高田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、退職者の退職理由についてただされたのに対し、担当者は、「看護職1名の自己都合による退職である」と答弁されました。  同じく委員より、「中途退職者が多いと感じるが、対処はされているのか」との問いに、担当者は、「職員が働きやすい環境づくりと適正な配置を検討していきたい」と答弁されました。  それぞれの業務が円滑に進められるよう、職員の現状や職場環境を把握し、適切な方策を講じられるよう要望しておきます。  次に、議第57号平成24年度大和高田市立病院事業会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、職員定数と人件費の減額補正についてただされたのに対し、担当者は、「基本的な定数を維持しており、人件費の減額は諸手当の調整によるものである」と答弁されました。  次に、議第59号大和高田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例の制定についてであります。  委員より、「専門的な職員の配置や育成が必要になるのか」との問いに、担当者は、「介護施設の人員等の基準を定めるものであり、施設の安全性に関しては上位法である介護保険法で定めており、市に対する責任等に変更は生じない」と答弁されました。  次に、議第60号大和高田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例の制定についてであります。  委員より、「条例制定に伴い予算措置の必要はあるのか」との問いに、担当者は、「介護施設に対する指定基準であり、予算措置の必要はない」と答弁されました。  次に、議第61号大和高田市指定地域密着型介護老人福祉施設の指定に係る入所定員等に関する条例の制定についてであります。  委員より、申請者についてただされたのに対し、担当者は、「申請は法人のみが対象である」と答弁されました。  地域主権一括法等により制定される条例において、本市の実情に見合った条例にされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第58号については、提案の趣旨を了としました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 39 ◯議長(森村和男君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件7議案を一括して採決いたします。  本件7議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件7議案は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件7議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第54号平成24年度大和高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 外 12 件 43 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第3、議第54号平成24年度大和高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第56号、議第62号から議第69号まで、及び議第71号から議第73号までの13議案を一括して議題といたします。  本件13議案は環境建設委員会に付託をして審議をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。7番堂本正信議員。            〔環境建設委員会委員長(堂本正信君)登壇〕 44 ◯環境建設委員会委員長(堂本正信君) 去る12月7日の本会議におきまして、環境建設委員会に付託を受けました議第54号平成24年度大和高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)ほか、議第56号、議第62号から議第69号まで、及び議第71号から議第73号までの13議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第65号大和高田市準用河川に設ける河川管理施設等の構造の技術的基準に関する条例の制定についてであります。  委員より、橋りょうの耐震状況についてただされたのに対し、担当者は、「橋りょう長寿命化修繕計画の策定に伴い、耐震補強も視野に進めていきたい」と答弁されました。  耐震補強が必要な箇所については、早急に対応されるよう要望しておきます。  次に、議第67号大和高田市改良住宅等条例の一部改正についてであります。  委員より、「入居者において増築している事例は見受けられるのか」との問いに、担当者は、「増築されている住宅はある」と答弁されました。  安全面でも危惧されるので、速やかに適切な対処をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第68号大和高田市公園条例の一部改正についてであります。  公園のトイレなどの施設の利用について、利用者がマナーを守るよう、一層啓発に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第71号市道の認定について、議第72号市道の変更について、及び議第73号市道の廃止についてであります。  委員より、「認定と変更により、道路舗装や側溝を新たに整備する路線はあるのか」との問いに、担当者は、「今回の認定等により、対応が必要な路線はないと考える」と答弁されました。  同じく委員より、国道166号の管理についてただされたのに対し、担当者は、「歩行者の安全面などの課題があるため、現在も県の管理である。条件が整い次第、移管する予定である」と答弁されました。  開発道路や県からの移管に当たっては、十分に整備された道路について受けられるよう要望しておきます。  また委員より、「市道の廃止について地元への説明は行われているのか」との問いに、担当者は、「地元に対しては説明し、了承を得ている」と答弁されました。  市民生活に直結する道路について、地元の協力を得ながら、生活しやすい環境となるよう努力されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第54号、議第56号、議第62号から議第64号、議第66号及び議第69号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 45 ◯議長(森村和男君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件13議案を一括して採決いたします。  本件13議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。本件13議案は委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件13議案は委員長の報告どおり決しました。
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 諮第2号人権擁護委員の推薦について 49 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第4、諮第2号人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。  市長の説明を求めます。吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 50 ◯市長(吉田誠克君) ただいま上程になりました案件につきましてご説明を申し上げます。  本市より推薦をいたしております人権擁護委員、涌田五月氏は、平成25年3月31日で任期満了となりますが、再び同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき意見を求めるものでございます。  どうかよろしくお願いをいたします。 51 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 発議第11号大和高田市議会会議規則の一部改正について 56 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第5、発議第11号大和高田市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番島田保継議員。            〔議会運営委員会委員長(島田保継君)登壇〕 57 ◯議会運営委員会委員長(島田保継君) ただいま上程になりました発議第11号大和高田市議会会議規則の一部改正については、「地方自治法の一部を改正する法律」の公布に伴い、普通地方公共団体の議会においては、本会議でも公聴会の開催、参考人の招致をすることができるようになったことから、これらに対応する規定の追加など所要の整備を行うとともに、字句の改正などの規定の整備を行うものであります。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 58 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 発議第12号大和高田市議会委員会条例の一部改正について 63 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第6、発議第12号大和高田市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番島田保継議員。            〔議会運営委員会委員長(島田保継君)登壇〕 64 ◯議会運営委員会委員長(島田保継君) ただいま上程になりました発議第12号大和高田市議会委員会条例の一部改正については、「地方自治法の一部を改正する法律」の公布に伴い、委員会の委員の選任方法、在任期間などに関する事項が条例委任されたことから、これらに対応する規定の追加など所要の整備を行うものであります。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 65 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第7 発議第13号大和高田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正について 70 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第7、発議第13号大和高田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番島田保継議員。            〔議会運営委員会委員長(島田保継君)登壇〕 71 ◯議会運営委員会委員長(島田保継君) ただいま上程になりました発議第13号大和高田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正については、「地方自治法の一部を改正する法律」の公布に伴い、政務調査費の名称が「政務活動費」に、その交付の目的が「議会の議員の調査研究その他の活動に資するため」と改められ、政務活動費を充てることができる経費の範囲について条例で定めることになったことから、これらに対応する所要の整備を行うものであります。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 72 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第8 発議第14号メタンハイドレートの実用化を求める意見書の提出について 77 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第8、発議第14号メタンハイドレートの実用化を求める意見書の提出についてを議題といたします。  議案の朗読を省略して、提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、12番島田保継議員。            〔議会運営委員会委員長(島田保継君)登壇〕 78 ◯議会運営委員会委員長(島田保継君) ただいま上程になりました発議第14号メタンハイドレートの実用化を求める意見書の提出については、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご精覧いただくことで説明にかえさせていただきます。  どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 79 ◯議長(森村和男君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(森村和男君) 質疑もないようですので、本件は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(森村和男君) 討論もないようですので、これより本件を採決いたします。  おはかりいたします。本件は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    83 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第9 一般質問 84 ◯議長(森村和男君) 次に、日程第9、一般質問を行います。  一般質問は一問一答方式で行います。質問の通告のありました者は8人であります。質問時間につきましては、市政会が4時間、公明党、市民クラブ、日本共産党、みらいはそれぞれ1時間30分に制限いたします。  最初に、2番西村元秀議員の発言を許します。2番西村元秀議員。            〔2番(西村元秀君)登壇〕 85 ◯2番(西村元秀君) 市政会の西村でございます。通告どおり一般質問をさせていただきます。2点ばかり質問させていただきます。  まず1点目ですが、奈良県中和・南和地域の活性化についてでございます。  11月28日の新聞報道では、JR東海が県内に設置するリニア中央新幹線の駅について、9月までに誘致を表明した大和郡山市・生駒市の両市を除く37市町村の首長にふさわしい場所を尋ねたアンケートの結果を「県・市町村長サミット」で公表されました。  その結果ですが、大和郡山市を推したのは、橿原市、葛城市、宇陀市、川西町、三宅町、明日香村、上牧町、大淀町、黒滝村、川上村でした。その理由としましては、「京奈和、西名阪両自動車道が交差し、JR郡山、近鉄郡山駅とも隣接する」、「県南部の利便性がよい」などの理由がありました。生駒市につきましては、「大阪に近すぎて通過駅になりかねない」という意見がありました。奈良市は「奈良市北部の学研都市が妥当」と回答。奈良市の方はもう手を挙げておりますので、そういう回答があったということでございます。ほかには、十津川村などは「少しでも南部に近い場所に」とした結果が出ました。荒井知事は、「決定はまだ先になるが、県全体がバランスよく発展するよう、結果を参考にしたい」と語っております。  そこで、私の考えですけども、当市も立候補すればよいと考えております。交通の利便性を考えると、大和郡山市に対しても引けを取らないという考えでおります。京奈和道、南阪奈道に近く、JR高田駅、近鉄高田市駅、大和高田駅と、どこをとっても負けないと思います。また、県南和の観光等を考えると、少しでも南部という十津川村の考えも理解するわけでございます。  リニア駅を設置することによりまして、新たな企業誘致をできると考えます。IT企業は奈良県に進出しないということを聞いています。東京からのIT関係のメンテナンスやふぐあい箇所の修理等で時間がかかるためです。駅を設置することにより、東京から1時間でこの駅にも来られますので、こういう新しいIT企業も誘致できるのではないかというふうに思うわけでございます。  このようなことで、市長はリニアモーターカーの駅の設置についてどのようなお考えをされているのか、お尋ねします。  2点目ですけども、学校への防災対策・教育施設の充実について質問させていただきます。  9月議会におきましては、学校施設の耐震補強につきまして質問させていただきました。答弁におきましては、平成27年度までにはおおむね終了する予定となっております。  そこで、地震災害等の住民の避難場所として学校等が指定されています。避難住民の情報収集を実施するには、テレビやラジオ等の報道の情報が必要だと考えます。現在、小学校におきましては、各階に1台のテレビを置いて、持ち回りで各教室に運び、授業で要るときだけ見ているというような学校もあるようでございます。これで本当に住民が避難してきたときに情報等の入手ができるかということです。情報がないと、人というのは不安が大きくなると考えます。また、子どもたちの教育の充実も図れないと考えます。  今後、テレビ等の設置について、防災対策での考えと、教育としての考えをお尋ねします。  以上で壇上での質問を終わらせていただきます。 86 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 87 ◯市長(吉田誠克君) 2番西村議員さんの、リニアモーターカーの新駅設置についての質問にお答えを申し上げます。  リニア中央新幹線に係る県内での新駅設置場所についてでありますが、去る9月に、大和郡山市、生駒市からリニア新駅の誘致についてのプレゼンを踏まえまして、県下市町村の首長に対し新駅の設置場所や、県が取り組むことなどについてのアンケート調査が実施され、11月末の市町村長サミットにおいて、その報告があり、議員もご承知のとおりの結果であります。現在は、奈良市も名乗りを上げておられます。  私の意見といたしましては、県中南和地域に新駅を設置すべきと考えており、1,000年に一度と言っても過言ではないこのチャンスを生かし、リニア新駅の設置が県中南和地域の活性化への核となるべく期待をしております。  そのためには、現状の既存インフラを重視するだけではなく、奈良県の中心部に位置する場所、そして、今後も発展する余地が多く残っている地域、具体的には、大和郡山市の南部から田原本町北部付近の新駅設置が妥当であると考えております。  田原本町周辺は大和平野の中心部に位置し、平野部も多く、かつ位置的にも高田市に近いなど、本市に対する効果も大であると考えております。また、県中南和地域への移動も含め、県全体へのアクセスも容易であり、新駅の設置により周辺地域の道路、施設などのインフラ整備が促進されるなど、地域経済の活性化も図れると考えております。  今後も、リニア新駅設置の要望だけではなく、県中南和地域全体の活性化に向け、あらゆる機会を通じて積極的に働きかけてまいりたいと考えております。どうかよろしくお願いをいたします。  その他の質問につきましては、担当からお答えをいたします。 88 ◯議長(森村和男君) 市民部長。 89 ◯市民部長(伊東清隆君) 2番西村議員さんの、学校の防災対策についてのご質問にお答え申し上げます。  本市は、13(小学校8・中学校3・高校2)の学校施設とさざんかホールほか公共施設を含む19か所の施設全体を避難所として位置づけ指定し、広報、ホームページ、防災出前講座を通じて市民の方々に周知をさせていただいているところでございます。  災害の規模により、体育館、教室、運動場等を避難者に開放いたします。  また、今年度において、市民にいち早く緊急災害情報を知らせる同報無線の小学校への設置に向け、防災・減災に対し強化を図っているところでございます。  災害時の災害対策本部との情報の収集・共有・連携に活用ができるため、避難者に対してリアルタイムに情報が提供できると考えております。  また、テレビのデジタル化に合わせまして、本市の各小中学校にもテレビの整備が図られたと聞いております。  避難所開設・運営は災害時の重要な問題であり、今後、保有のテレビの有効活用等を踏まえ、施設の整備について、教育委員会と協議をしながら、しっかりと取り組んでまいりたいというように考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 90 ◯議長(森村和男君) 教育委員会事務局長。 91 ◯教育委員会事務局長(田中政敏君) 2番西村議員さんの、各学校での備品の設置についてのご質問にお答えを申し上げます。  各小中学校における、特に視聴覚機器のうち、デジタルテレビの保有台数は159台で、内訳は、普通教室に57台、特別教室に80台、職員室等に22台となっております。また、その他の視聴覚機器では、デジタルカメラが155台、デジタルビデオカメラが39台、プロジェクターが52台、電子黒板が6台などとなっており、パソコンに接続するなど、わかりやすい授業の実現のために効果的に活用しております。  また、アナログテレビも教材備品として利用しており、デジタルテレビと併用いたしまして、有効に活用しているところでございます。  今後とも、学校と協議をしながら視聴覚機器の設置に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 92 ◯議長(森村和男君) 2番西村元秀議員。 93 ◯2番(西村元秀君) ありがとうございました。  まず1点目ですけども、田原本町という話ですけども、ちょっとそこら辺の情報が僕らにもなかなか入ってこないというか、南部、やはり吉野郡とか、そのことを考えますと、私もなるべく南部の方がええかなという考えを持っておるので。やはり、今、もう何か田原本町に決まっていますよというような言い方ですので。まだ決まっていないと思いますけども、私は、もっと南に、一遍手を挙げて論議してもろうたらええのと違うのかなという意見でこの質問をさせてもらいましたんやけども。やはり、南部は橿原市がだんだん中心になってくるというようなことでございますので。総合庁舎も橿原市に行ってしまいますので、これも残念なことですけど。  やはり、1つには、北は奈良市が玄関口ですよ、次は、南はこの大和高田か、ここら辺が玄関口ということで、私は、そういうように、奈良県の発展のためには、北部と南部というような考え方でやってもらった方が物すごくええということで、提案として、やっぱりここの大和高田市も思い切って手を挙げるのもいいんじゃないかと。インフラとかそういうのじゃなくて、議論にのせてほしいなというようなことでございますので、一度、そういう機会がありましたら、やはり、議題としてそういう論議をしてもらうよう、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  2点目の学校ですけども、各学校のテレビの設置状況というのか、特別教室とかそこら辺はええと思いますが、各学校に、普通教室が何学級あって、何台ありますよと。ここの小学校には、普通教室は15学級ありますよ、ほんなら5台ですよとか、そういう数字があればちょっと教えてほしいと思いますけど。 94 ◯議長(森村和男君) 教育委員会事務局長。 95 ◯教育委員会事務局長(田中政敏君) 先ほど申し上げましたデジタルテレビ、1つずつ申し上げますと、片塩小学校には、普通教室にはゼロでございます。特別教室には12台、その他、職員室等に2台の計14台でございます。高田小学校におきましては、普通教室はゼロでございます。特別教室に12台、その他に2台、同じく計14台でございます。土庫小学校におきましては、普通教室に2台、特別教室に6台、そしてその他に1台の計9台でございます。浮孔小学校におきましては、普通教室に8台、特別教室に2台、その他に2台ということで、計12台でございます。磐園小学校は、普通教室に7台、特別教室に8台、その他に2台、計17台でございます。陵西小学校は、普通教室に12台、特別教室に1台、その他に2台、計15台でございます。菅原小学校におきましては、普通教室に6台、特別教室に3台、その他に2台、計11台でございます。浮孔西小学校には、普通教室に5台、特別教室に6台、その他に2台、計13台。小学校は計105台でございます。  中学校におきましては、高田中学校は普通教室に8台、特別教室に5台、その他に2台、計15台でございます。片塩中学校におきましては、普通教室に6台、特別教室に13台、その他の部分で2台、計21台でございます。高田西中学校には、普通教室にゼロ、特別教室に12台、その他におきまして2台というような形で、その合計が、中学校で合計50台、小中学校全体で155台という形になっております。  その他、旧のアナログテレビにチューナーをつけまして利用している学校も、高田小学校に4台、アナログテレビにチューナーを設置して利用しています。  そのほかに、アナログテレビの活用といたしまして、各教室にこのアナログテレビ、旧のテレビが備えつけてあります。それは、校内放送の利用やDVD、あるいは先生が教材としてデジタルテレビからビデオ録画いたしました部分を、アナログテレビの再生機能を利用いたしまして授業に活用されているというような形で、各教室への配置は以上でございます。 96 ◯議長(森村和男君) 2番西村元秀議員。 97 ◯2番(西村元秀君) ちょっと私も小学校のときを思い出しますと、各教室に1台ずつあった覚えがありますけども、今、聞いていますと、普通教室にはゼロというところがあるので、ちょっと昔のイメージとはえらい違いかなと。そういうことで、何か不自然かわかりませんが。  ちょっと浮孔西小学校のことを聞きますと、何か50インチのデジタルテレビを各階に移動して、必要があるごとにそのテレビを移動して見ているというような話を聞いていますけども、現状は、どのようになっているのか。これを見たら、普通教室に入っているところと入っていないところとありますけども、浮孔西小学校なんかは、そういうデジタルテレビを、必要があるごとに移動しながら教室に持っていくということを聞いていますけども、現場と実態と、普通教室に入っているところと入っていないところと、どない差があるのかな。これは、やっぱり教育委員会として、「ここはきちっとこうしなさい」というのが本来かなと。「各学校に任せます」というのだったら、それはよろしいんですけども、何かちょっとよくわからない状況ですので、そこら辺をちょっと教えてください。 98 ◯議長(森村和男君) 教育委員会事務局長。 99 ◯教育委員会事務局長(田中政敏君) ただいまの西村議員さんの再質問にお答え申し上げます。  台数的には、各学校、平均していると考えております。例えば普通教室にないというような学校でありましても、それぞれの学校の部分もあるとは思いますが、必要があれば特別教室にクラスごと移動して、そこでテレビを活用して学習すると。逆に、今、議員ご指摘のように、キャスターがついておりますので、それを運んでという形で、各学校の取り組みは、そういう部分でばらつきが出ているというふうに考えております。  以上でございます。 100 ◯議長(森村和男君) 2番西村元秀議員。 101 ◯2番(西村元秀君) やっぱり低学年になりますと、テレビを見る回数というのが多分多いと思います。高学年になるほど、やっぱり理科とか社会とかが少なくなりますけども、低学年になると、テレビを見る、テレビで勉強を学ぶというのは回数が多いという認識を私は持っていますけども、そこら辺が何かよくわからない。ほんまに小さい子どもが特別教室まで行くのか、それとも、もともとそこにあれば、その移動時間をなくして、きっちり時間から時間まで勉強ができるのと違うのかなと、そういうようなテレビの勉強もできるのと違うのかなと、そういうような考えを持っていますけども。やはり移動することによって、「1分でも遅れれば、30人いれば30分の空間が生まれる」とよく学校の先生に教えられましたけども、そのようなことで、そうすること、準備することによって、何ぼか授業に食い込んでくるとかいう問題がありますので、そこら辺のところでもう少し考えてほしいですね。  それで、もう1つは、各市の状況についてちょっと教えてほしいんです。各市はどのように、普通教室の配置状況とかね。ちょっと話を聞きますと、御所市なんかは普通教室に入っているというようなことも聞いていますので。これは、特別教室に入っているというのがよくわからん。昔やったら、ほんまに、小さいときは、普通教室に1台ずつという認識があります。古いテレビはあると思いますけども、アナログみたいなのはあるんやけども、きちっと、やっぱりここら辺は、公平性から言うたら、みんなの学校に、普通教室に、移動もなしですぐに授業が始められるというような体制をつくっていくのが本来の教育ではないかと私は思いますが、そこら辺の認識だけ。 102 ◯議長(森村和男君) 教育長。 103 ◯教育長(土谷尚敬君) ただいま議員お述べの部分でございますが、確かに移動がないような形で学習できる、それは最高の姿だと思います。  先ほど局長が申しましたように、今、議員おただしの低学年の部分等ということもご意見が出ておりましたが、アナログのテレビは各教室にございます。生で放映されております部分を直接見る授業というのは、これはデジタルがどうしても不可欠でございますけれども、いろんな形で、DVDになりましたものですとか、そんな形を利用するという部分では、現行のアナログテレビも視聴は可能というふうに私どもは思っております。  そんな中でも、いずれはデジタルのテレビに変えていくべき話だろうなとは思うんですけれども、さまざまな教育備品をそろえていくという中で、まだデジタルテレビの導入部分が少ないというのは事実かと、このように思っております。  他市の方でデジタルテレビをすべて入れられたという市のことも聞いてはおりますけれども、教育予算全体の中で今後とも進めてまいりたいと思いますので、ご理解いただきますようお願いしたいと思います。 104 ◯議長(森村和男君) 2番西村元秀議員。 105 ◯2番(西村元秀君) いつも僕は決算のときに「不用額が出ておるやないか」と。何で、不用額を出すんやったら、今、50型というテレビは邪魔になるので、大体32型ぐらいのテレビで十分やと思いますけども、それやったら3万円か4万円であると。今、32型ぐらいやったら、デジタルでも量販店に行けばそれぐらいであるのに、不用額が50万円あれば、例えば10台買えるやないかと。  そういうことで、学校教育というのは、子どもたちのための教育というのは大変大事なものですから、やはりそのような不用額を生むんやったら、たとえ10台でも入れてやるとか、毎年毎年1台ずつふやしていくとか、そういう手を使って、もう少し教育にお金をかけるようにだけよろしくお願いして、私の一般質問を終わります。 106 ◯議長(森村和男君) 次に、12番島田保継議員の発言を許します。12番島田保継議員。            〔12番(島田保継君)登壇〕 107 ◯12番(島田保継君) 私、島田保継が一般質問をさせていただきます。  先ほど補正予算、本当に皆さんにいろいろ議論いただいて、無事通ったというか、提案が、補正予算が通ったことに対して、それなりに私たちもしっかり今後は協力させていただきます。だから、いろんな指摘があったことをしっかり踏まえて、これからしっかり議会に提示し、また市民に提示してやっていただきたいと、そんなふうに思います。  そこで、私の質問は、先ほど戸谷議員も総合的なことを、市庁舎の件、また前の県の総合庁舎の件をおっしゃいました。ここの市庁舎、市長は「財政が黒字になったら、黒字化したら、一番先にここの防災をやる」と、これは市民の一番安心・安全の基本です。ここがだめになったらどうも仕方がない。だから、先ほどの都市整備に10億円、20億円かけるお金があるんだったら、本当はここに20億円でも30億円でもかけて先にやっていただきたかったと思います。総合庁舎については、その辺でしっかりまた状況を眺めてやっていただきたいと。  そして、葛城広域行政事務組合の土地、あの事務所はもうぼつぼつ要らんのと違うかと。組織的なことですが、解散に向かってしっかり検討していただくということと、その跡地を、本当にあそこは一等地です。私は常々、あそこに第2庁舎、教育委員会、総合庁舎的な、公民館的なことを、今、片塩にするという、ああいう想像の建物を、前のそこへ建てる計画をしてほしかった。そういうことをお願いして、私からの一般質問とします。答弁は、昼からちょっとで結構です。お願いします。 108 ◯議長(森村和男君) 暫時休憩いたします。1時から再開します。            午後12時休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時1分再開 109 ◯議長(森村和男君) 休憩を解いて、会議を再開します。  財務部長。 110 ◯財務部長(谷河照美君) 12番島田議員さんのご質問にお答え申し上げます。  まず、市庁舎のご質問でございますが、老朽化した公共施設の整備、その中でも、災害対策本部となる市庁舎の耐震補強等は重要課題でございます。しかし、ここ数年、子どもたちの学校・保育施設等の耐震補強を優先して事業を進めさせていただいております。  ご心配をいただいております市庁舎の耐震につきましては、平成9年度に耐震診断を実施しております。この判定結果は、「大規模な耐震改修による補強措置を講じる必要がある」との報告でございました。  市庁舎は、昭和38年に建築されまして、建築後約50年が経過しております。  今後のあり方につきましては、耐震性の確保に多大な財源が必要なこともあり、建替えや補強、また移転などのあらゆる選択肢と可能性を考えた上で、総合的に検討していかなければならないと考えております。  次に、県の高田総合庁舎につきましては、昨年11月に県の方から報道機関へ示された「県有施設の中部地域再配置構想」の中で集約の構想が示されております。  この報道資料のスケジュール案では、平成27年7月には、高田総合庁舎はその機能の大部分が移転を終えるとされておりますが、市といたしましては、市民生活に直接関係のある窓口機能等につきましては、できるだけ高田に残してほしいと要望しているところでございます。  最後に、葛城広域行政事務組合の土地の有効利用についてのご質問をいただきました。  この土地は、本市の土地開発公社所有の保健センター周辺整備地の一角にございます。現在推進しております今の土地開発公社経営健全化計画では、来年度以降、買い戻しを検討するとしておりますが、この公社健全化計画は本年度で終了いたしますが、他の公社所有地も含めまして、新しい健全化計画の策定に向けて検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解いただきますようお願いいたします。 111 ◯議長(森村和男君) 12番島田保継議員。 112 ◯12番(島田保継君) 市の庁舎は、先ほど言いましたように、本当に20億円かかっても30億円かかっても、やるからには決断して早急にやらないと、あちこちの防災施設とか、いろいろ防災の無線とかをやったかて、ここをちゃんと一遍やらんと。お金じゃなしにね。市長、やかましくあなたは言うてた、「これを一番最初に、黒字化になったらやります」と言うてたはずやから、ぜひやってください。  県の総合庁舎は、そこは流れに従ってください。  あそこの、今言う保健センター横の葛城広域行政事務組合は、しかし、今、ちょっとあんまり皆さんは知らんかわからんので、あそこの基金で借り入れ状況はどうなっているのかだけ一遍言うてもらえますか。 113 ◯議長(森村和男君) 財務部長。 114 ◯財務部長(谷河照美君) 葛城広域行政事務組合の基金の関係についてご質問いただきましたので、お答え申し上げます。  葛城広域行政事務組合の「ふるさと市町村圏基金」10億円のうち、3億3,500万円を、確実で有利な保管先として本市土地開発公社の方で運用させていただいております。  以上でございます。 115 ◯議長(森村和男君) 12番島田保継議員
    116 ◯12番(島田保継君) 私が言うてるのは、全部、御所市、香芝市。これは、私は解散を早く、急げと言うのは、この基金の出資額は約2億円ずつですね、当時の3市3町がそれを出し合って、10億円の基金をつくっているんですよ。それを、原資は、考えてみたら、いつも言うように2%とか3%のお金をお借りして、投資して、今、借りているのは、金利は0.58%ぐらいですか。 117 ◯議長(森村和男君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 118 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(川口精久君) ただいまのご質問でございます。  0.56%で高田市、御所市、香芝市に貸し付けをしております。 119 ◯議長(森村和男君) 12番島田保継議員。 120 ◯12番(島田保継君) だから、極端に言えば、2%の金を銀行から借り入れしているのに、そこの基金の金を借りるからといって、0.56%で。そんなんやったら、早く解散して、基金を戻して。  そして、もう1つは、ほかの市町村へ一遍聞いてください。御所市でも、もう解散しても結構ですよと。5億5,000万円も借りていたときから、今、3億3,000万円、うちと大体一緒やね。香芝市が3,500万円。しかし、葛城市と広陵町は借りていないですよ。別に必要としていないんですやん。うちも3億3,500万円借りているけど、公社の解散に向けての話もあるし。  だから、これは、市長、管理者やから提案して、休日診療所は、今、完全に保健センターでやっているんだから、もちろんこっちの広域の職員は市で賄ってあげないといけないけど、よしんば53万円ぐらいの家賃をもらっているぐらいだから、出ていってくれと。葛城市の當麻庁舎でもあいているから、あそこの1室に持っていってもらったらええわけやから。高田の一等場所に置いておく必要はないんですよ。あそこは駐車場にだけしていますが、本当に高田市としては一等地ですよ。これを私たちの会派で、来年度、25年度の予算に、あそこを買い戻すようにという提案をしております。だから、そうすることによって、次の利用をきちっと考えていける。だから、ここは今年一番大事なところですよ。  それから、中央公民館も40年になった。もう建替えせんならん。中央公民館は、今、税務署に買ってもらって入れかえをするんですよ。それで、建替えできる費用が出ますよ。  そういうことで、もう1つは、全体の高田市のいろんな施設、土地、これをちゃんと、逆にプロジェクトチームを組んで、ここはいつ幾日までにどうしよう、ここはどういうような形態でしようと。東部福祉センターにしても、あのまま放っておかんと、つぶしてしまったら工事賃が何百万円か要るんかわからんけど、取り壊して更地にして、そして、例えば子育て支援センターでもあそこらへぱっと建てたったらよろしいのやんか。そのようにして、各施設、また売れない土地も売れるようにして、ちゃんとやっぱり高田市全体を、施設、また土地、資産をうまく活用できるようにしてください。  そういうことで、私からの質問を終わります。ありがとうございました。 121 ◯議長(森村和男君) 次に、6番藤田精子議員の発言を許します。6番藤田精子議員。            〔6番(藤田精子君)登壇〕 122 ◯6番(藤田精子君) 皆様、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、公明党、6番藤田精子が一般質問をさせていただきます。  このたびの社会保障と税の一体改革の一番重要なポイントは、子ども・子育て3法でございます。そして、3法の趣旨は、言うまでもなく、3党合意を踏まえ、幼児期の学校教育・保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進することであり、その主なポイントは、1つ目として、認定こども園制度の拡充、2つ目として、認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通給付及び小規模保育等地域型保育給付の創設でございます。3つ目といたしまして、地域の子ども・子育て支援の充実、この3つでございます。  この新制度が本格的に動き出すのは、早ければ平成27年度ですが、消費税率が8%に引き上げされる平成26年度から本格施行までに約1年間、保育の需要の増大等に対応するため、新制度の一部を先取りした保育緊急確保事業が行われることになっております。本市といたしましても、国の動向を見きわめつつ、できる限り円滑かつ速やかに導入できるよう、万全の準備をしていくべきと考えます。  国におきましては、平成25年、来年度の4月に「子ども・子育て会議」が設置されます。会議の構成メンバーとしては、有識者、地方公共団体、事業主代表、労働者の代表、子育て当事者、子育て支援当事者が想定されます。子育て支援の政策決定過程から子育て家庭のニーズがしっかりと反映できるような仕組みとなっております。  子ども・子育て支援法第77条においては、市町村において「地方版子ども・子育て会議」を設置することを努力義務化しておりますが、子育て家庭のニーズを把握して施策を行う仕組みは、国のみならず、地方におきましても極めて重要でございます。本市におきましても、子育て家庭のニーズがより一層反映できるように、来年度から子育て当事者等をメンバーとする合議制機関を新たに設置することが必要と考えます。本市の方向性についてお伺いいたします。  また、来年度の予算に、「地方版子ども・子育て会議」の設置について反映されるか、お伺いいたします。  次に、今回の子ども・子育て支援法の制定により、すべての自治体で事業計画を策定しなければならないことになっております。事業計画は5年でございますが、この事業計画策定に当たっては、国の基本指針に基づき、子育て家庭の状況及びニーズをしっかりと調査し、把握することが求められております。これにつきましても本市のお考えをお伺いいたします。  そして、平成27年度からの本格施行に向け、事業計画を平成26年度半ばまでに策定するためには、25年度予算におきまして、事業計画策定に向けたニーズ調査のための経費を計上することが必要だと考えますが、これについてもいかがでしょうか。  次に、新制度に向けての実施体制についてでございますが、新制度の実施に当たり、事業計画や条例の策定など、関係部局の連携のもとでかなり膨大な準備が必要でございます。新たな制度への円滑な移行を目指して、本市におきましても速やかに準備組織を立ち上げて対応すべきと考えますが、いかがでしょうか。  最後に、介護保険による福祉用具購入費及び住宅改修費の受領委任払い制度の現状についてお伺いいたします。  平成12年4月に介護保険制度が始まり、12年が経過いたしております。これまで3年ごとの見直し規定にのっとって、その都度、制度等の見直しが行われてきました。本年4月には介護報酬が改定され、各地域で新たな計画がスタートしたところでございます。  人口に占める高齢者の割合が年々増加する中、介護保険サービスの受給者数も制度創設時の約2.2倍にふえており、介護保険を取り巻く状況は年々変化している状況でございます。今後、急速に高齢化が進むことが予想される中、介護事業者、また従事者、利用者、それぞれの立場から、多岐にわたる現場のニーズを受けとめつつ、現状に合わせた見直しが大変重要となると思います。  最近多く寄せられる現場の声の1つが、福祉用具購入費及び住宅改修費の補助について、介護保険を利用して、自宅の改修において、最初から1割で済む受領委任払い制度を利用できないのか等の要望をお聞きいたします。本市では、償還払いだけではなくて、一定の条件を満たせば受領委任払い制度との選択制があるとお聞きいたしましたが、本市の現状をお尋ねいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 123 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 124 ◯市長(吉田誠克君) 6番藤田議員さんの、子ども・子育て関連3法に対する取り組みについてのご質問にお答えを申し上げます。  国におきまして、平成24年8月22日に子ども・子育て関連3法が公布されました。  このことを受けまして、各自治体では、平成27年度を目標に「子ども・子育て支援事業計画」を作成し、幼児期の学校教育、保育、地域における子育て支援を計画的に推進することになります。  しかし、本市では、議員さんもご存じのように、すでに、こども園・幼稚園・保育所における統一カリキュラムを平成22年3月に策定し、平成22年4月、平成24年4月に幼保連携型の認定こども園を2か所開園しております。  さらに、子育て家庭等への支援事業として、地域子育て支援事業、一時預かり事業、乳児家庭全戸訪問事業、ファミリーサポートセンター事業、延長保育事業、放課後児童クラブ事業等も実施をしております。  以上のことから、本市におきましても、子ども・子育て関連3法に関係する所属間の連携を図りながら、国や県の情報、また各自治体の状況等も積極的に調査・研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。  詳細につきましては、担当からお答えを申し上げます。 125 ◯議長(森村和男君) 福祉部長。 126 ◯福祉部長(永井規善君) 6番藤田議員さんの、子ども・子育て関連3法に対する取り組みについてのご質問にお答えを申し上げます。  子ども・子育て関連3法では、都市部における幼稚園児の減少及び保育所における3歳未満児の待機児童を解消することを目的といたしまして、学校教育・保育及び家庭における養育支援を一体的に提供する幼保連携型の認定こども園を拡充し、さらに子育て家庭等への支援事業等を市町村が地域の実情に応じて、平成27年度に本格実施できるよう、国で想定されております。  本市におきましては、先ほど市長答弁にもございましたように、子ども・子育て支援事業のほとんどをすでに実施や推進しておりますが、関連3法では、自治体は地域の子どもや子育てに関するニーズを把握し、「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、幼児期の学校教育・保育、地域における子育て支援を計画的に推進しなければならないとされております。  また、事業計画の策定に当たっては、教育・保育関係者、子育て世代の保護者等をメンバーとします「地方版子ども・子育て会議」の設置や必要な予算措置を講じることが自治体への努力義務とされております。  このようなことを踏まえまして、今後、本市におきましては、まず関連3法に関係する所属間での準備会議体制を整えますとともに、「子ども・子育て支援事業計画」の策定に向け、国や県の情報を注視し、また各市の状況等も調査・研究いたしまして、努力義務ではございますが、「地方版子ども・子育て会議」の設置も検討課題といたしまして、本市の子育てにつなげてまいりたいと考えております。  よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 127 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 128 ◯保健部長(藤本精秀君) 6番藤田議員さんの、介護保険による福祉用具購入費及び住宅改修費の受領委任払い制度についてのご質問にお答え申し上げます。  介護保険制度における福祉用具購入及び住宅改修は、原則、利用者が費用の全額をいったん自己負担して、後に市から保険給付分の9割を返還する制度です。  本市では、上限を20万円とする住宅改修費については、平成20年8月より要綱を定め、市民税非課税世帯の利用者に限り、受領委任払いを実施しています。  このことにより、低所得高齢者が高額な住宅改修費を用意することなく、自己負担分1割を用意するだけで住宅改修サービスをご利用いただけるようになりました。  利用実績は、平成20年度からの4年間で、総サービス利用数1,008件のうち27件で、割合としては約2.7%ですが、徐々に利用者はふえつつあります。  一方、特定福祉用具購入については、限度額が年間10万円以下ではありますが、実際購入される用具は低額であることなどから、お問い合わせはありませんでした。  今後、ケアマネジャーや事業者を対象にニーズ調査を行うと同時に、住宅改修の受領委任払いについてもさらに周知を図ってまいりたいと考えていますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 129 ◯議長(森村和男君) 6番藤田精子議員。 130 ◯6番(藤田精子君) ご答弁、ありがとうございました。  「地方版子ども・子育て会議」の設置について再度質問させていただきたいのですが、現在実施している子ども・子育て支援の施策については、本市としてはどのような評価をされるか、お伺いいたします。 131 ◯議長(森村和男君) 福祉部長。 132 ◯福祉部長(永井規善君) 再度の質問にお答えいたします。  本市が現在行っております子育て支援施策につきましては、ホームページ等でいろいろ検索いたしましても、他市に対しまして全く遜色のない事業内容を展開させていただいていると考えております。  以上です。 133 ◯議長(森村和男君) 6番藤田精子議員。 134 ◯6番(藤田精子君) 今のご答弁では、充実した子育て支援を大和高田市はやっていただいているということなんですけれども、従来の子育て関係の合議制機関のメンバー構成に当たって、子育て当事者が入るということは今までまれであったということなんですけれども、子育て家庭のニーズがそのような状況の中ではなかなか生かされないというのが指摘をされております。子育てニーズが反映されないといったことが指摘をされている以上、今後、事業計画を策定していっていただく上でですけれども、的を外した計画であっては、予算を効果的に活用できないということがあると思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 135 ◯議長(森村和男君) 福祉部長。 136 ◯福祉部長(永井規善君) ただいまの質問につきましては、現在、大和高田市次世代育成支援対策地域協議会という1つの協議会がありまして、この中のメンバーといたしましては、子育てサークルの代表、あるいはサポートクラブの代表、児童関係団体の代表の方、PTA協議会の関係者、そしてまた子どもにかかわりますいろんな団体の方から、現在、申し上げました次世代育成支援対策地域協議会の会員になっていただいて、協議をいただいておりますので、恐らくこれに準じた構成メンバーとなると考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 137 ◯議長(森村和男君) 6番藤田精子議員。 138 ◯6番(藤田精子君) 今のご答弁を聞いておりましたら、子育て従事者をその中に今後も入れていただきながら事業計画を策定していただけるのかなと思うんですけれども、この会議は、計画をつくる上では非常に重要な役割を果たしていくと思います。設置は努力義務ですけれども、自治体の裁量にゆだねられると思うんですね。さまざまな角度から実施される子育て支援策の実施主体者というのは自治体でありますので、以前にも増して主体性が問われることになるのは明らかであると思います。平成27年度施行前の準備段階で「地方版子ども・子育て会議」の設置を本市でもしっかりと取り組んでいただけるように要望させていただきたいと思います。  次に、介護保険による受領委任払いについて再度質問させていただきたいと思いますけれども、今、ご答弁いただきましたけれども、この一定の要件を満たせば受領委任払いを利用できる、選択制というのがあることをお聞きいたしましたけれども、私の方に、よく市民の皆様から、「いったん全額を支払って、9割が後から戻ってくるんですけれども、その負担が非常にしんどい」という声がすごく今まで多かったんですけれども、本市といたしましては、条件が整った方に対しては受領委任払いを使わせていただけるということですけれども、そういう施策の内容が、市民の皆様に十分な説明が行き届いていないのではないか。皆さんは、私がよく聞く方は、とにかくいったん全額お支払いせなあかんと。こういう改修をしたいと、いろいろと思ってはいらっしゃるんですけれども、費用がかかってできないと、そういうことをよく耳にするんですけれども、今後その選択制というものをしっかり皆さんに啓発していっていただきたいと思いますので、これも要望させていただきたいと思います。  先ほど部長の方からありましたけれども、この受領委任払いは、市民税非課税世帯以外の方はできないのかということをちょっとお聞きしたいんですけれども、この拡大は、今後についてできないのでしょうか。 139 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 140 ◯保健部長(藤本精秀君) まず、基本的に、住宅改修については20万円ですが、高額所得者に対しては、20万円はそれほど負担にならないと思うんですが、低所得者に対しての施策として受領委任払いの要綱を制定しているわけでありまして、特に世帯で市民税非課税の方、ということは生活保護の方も入るんですが、そういう方については、特に負担が少ないように、重点的に要綱をつくらせていただいております。  以上です。 141 ◯議長(森村和男君) 6番藤田精子議員。 142 ◯6番(藤田精子君) 今後なんですけれども、お一人お一人、利用者の皆様の立場に立って、丁寧な制度の説明をしていただきたいと思いますので、要望させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 143 ◯議長(森村和男君) 次に、8番砂原弘治議員の発言を許します。8番砂原弘治議員。            〔8番(砂原弘治君)登壇〕 144 ◯8番(砂原弘治君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しを得ましたので、公明党大和高田市議団、引き続き砂原弘治より一般質問をさせていただきます。  早速、質問に入りますが、大和高田市立病院駐車場の安全性について数点お聞きいたします。  市立病院は地域にとって重要な病院であることは言うまでもありません。また、近隣市町村住民にとっても必要な病院であります。訪れる患者さんが多く、駐車場利用も多いようです。特に、月曜日と雨の日が、車で来られる方が多く、月曜日の午前中、駐車場に入るために国道166号線にも車が並んでいる光景がよく見られます。  そこで、多く利用されるこの立体駐車場の耐震化はなされていますか。また、どれぐらいの規模の地震が起きても大丈夫なのかということをお聞きいたします。  また、先般、痛ましい山梨の高速道路トンネル天井板落下事故が起きており、多くの命が奪われました。お亡くなりになられた方々にはご冥福をお祈りいたします。事故以来、各地の高速道路トンネル内を点検されていますが、病院駐車場の安全点検はなされていますか。されたとしたら、最近はいつごろされましたか。  また、利用者の方から、雨の日は立体駐車場内で傘を差さなくてはならず、滑りやすい、特に階段が危険であると言われております。階段には水たまりもでき、滑りどめも薄くなっているようですので、改善が必要かと思います。  また、足の悪い患者さんは、診療予約時間によっては、1階の駐車場が満車で、仕方なしに立体駐車場の2階以上にとめられることになり、階段でおりるのがつらいと言われておりました。そこで、エレベーター設置の計画はございますか。ご高齢者や患者さんが利用するので、安全と利便性を高めていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、大和高田市立総合体育館施設利用について質問いたします。  市民の方がバスケットボールの練習に簡単に利用できないのはなぜでしょうか。これをまずお聞きいたします。「スポーツの普及、体力の向上、心身の鍛練、健康づくりの場として、総合体育館・武道館は一体となって利用されています」とホームページに掲載されています。その他の競技も含めて、市民個人が練習などで使用できるものについて詳しく教えてください。市民だれもが低料金で簡単に利用できるような施設が望ましいと思います。  最後の3つ目の質問です。国道24号線高田バイパス高架下の空き地利用についてでございます。  曽大根の東室交差点から勝目の住吉川まで約2キロメートルが高田市に係るところでございます。この間で、高田市高架下自転車保管場所や南陽町の公園、勝目の運動場、そして葛城コミュニティセンターの臨時駐車場や、また貯水槽などにも一部使用されております。  それ以外の空き地の活用としてご提案させていただきたいのですが、犬などのペットを散歩できるような専用の場所に開放できないものでしょうか。また、雨などでも高齢者等が集える公園としても利用できないものか。また、高架下は暗いイメージが非常にあります。花などを植えていただけないでしょうか。もちろん管理管轄は国土交通省にありますが、一部開通した京奈和自動車道の高架下も、地域の要望で花の植え込みや公園が建設中でございます。お答えください。  市民の皆様は、財政も赤字から脱却し、市民サービス向上を期待しております。前向きなご答弁をお願いいたします。  これで壇上での質問を終わります。ありがとうございました。 145 ◯議長(森村和男君) 松田副市長。 146 ◯副市長(松田秀雄君) 8番砂原議員さんの、市立病院駐車場の安全性について等のご質問にお答え申し上げます。  市立病院の立体駐車場ですが、病院の新館建設前、平成9年に竣工した金属製の構造のものでございます。平成9年ですから、当然、耐震構造上、満たしていると。おおむね震度6程度の地震で、恐らくIs値は0.6以上を確保しているものと思いますので、小破程度の状況になろうかと、そう思っております。  この駐車場のエレベーターの設置につきましては、新館エレベーターを設置した会社、立体駐車場の製造会社等に問い合わせをして検討したこともございます。金属構造の立体駐車場へ後づけでエレベーターを設置したケースはなかなかないというようなこと、また、構造計算上、非常に重要な話になってきますので、そういうところで困難な面があるかというような指摘をいただいております。  エレベーター本体の概算費用が少なくとも2,000万円、また、構造を補強するための費用がどれぐらい出てくるかと、そういうようなことも十分計算していかなければならないと思います。  そういうことで、今、エレベーター設置を、結果的には見送っているような状況になってございます。  それと、駐車場利用者への安全面の配慮につきましては、築後15年を経過しておりますので、昇降用の階段に、雨天時に水がたまることがやはり見受けられますので、排水対策や滑らないようにノンスリップ材を張りつけるなど、工夫をして、措置をしていきたいと考えております。よろしくご理解をいただきますようお願いいたします。 147 ◯議長(森村和男君) 教育委員会事務局長。 148 ◯教育委員会事務局長(田中政敏君) 8番砂原議員さんの、市立総合体育館施設利用についてのご質問にお答え申し上げます。  総合体育館は開館以来、軽スポーツから競技大会に至るまで屋内スポーツの拠点といたしまして幅広い層の方々の利用に供してまいっております。  しかしながら、競技種目によりましては、その使用する器具、例えばご指摘のバスケットゴールのようにセッティングが複雑なものもあり、過去において、利用者の間違った操作による故障が原因で、公式戦等に長期間使用できないこともございました。  また、フットサル競技のようにスパイクによる床の傷みや、キックされたボールで壁に穴があいた事象もあり、防球ネットが整備されていない状況等を考慮し、利用に当たっては制限をかけている種目もございます。  また、どのような種目に市民個人が練習などで使用できるかというおただしでございますが、逆に制限をかけている、あるいは使用禁止にしている種目というのは、ただいま申し上げましたバスケットボールに一部制限をかけております。フットサル競技は全面貸し出しをいたしておりません。そのほか、過去においては、ダンス競技、社交ダンス的な競技会、練習会に貸してほしいという部分もございましたが、それもヒール等の問題、床が傷むという問題で禁止をしております。それと、総合体育館は、ご承知のように住宅地にございます。周りにはマンション、住居が建っておりますので、音の出るマーチングバンド、それの練習会あるいは競技会、そういう部分には、使用を制限あるいは禁止をしております。
     その他は、総合体育館のサブ競技場あるいはメーンの競技場を利用していただきまして、ほとんどの競技、種目に利用していただいていると考えております。  市民の皆様の要望にできるだけこたえていきたい所存ではございますが、現時点では、特にバスケットボール、サークル等の一般貸し出しは、現状どおり制限をかけさせていただきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。  以上でございます。 149 ◯議長(森村和男君) 環境建設部理事。 150 ◯環境建設部理事(堂前圭司君) 8番砂原議員さんの、国道24号高田バイパス下の空き地利用についてのご質問にお答え申し上げます。  バイパスの高架下は、国土交通省奈良国道事務所が管理しておる土地でございます。現在、地元の駐車場や公園、自転車置き場等に利用されておりますが、議員さんご指摘のように空き地も点在しております。これらの土地につきましては、今後、市民の有効な利用についての要望等がございましたら、精査・検討を行い、利用について協議を進められるものであるならば、進めてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 151 ◯議長(森村和男君) 8番砂原弘治議員。 152 ◯8番(砂原弘治君) ご答弁、ありがとうございました。  まず、市立病院の駐車場の安全性でございます。ありがとうございます。ただ、エレベーターについては、もう1度検討していただきたいというか、5階ぐらいはありますので、やっぱり上の方へ行くと、足の痛いお母さんが本当にしんどそうに上がっているのを何度も見たことがございますので、本当にそういった部分もやっぱり検討していただきたいと。まだまだ新しいから大丈夫だというようなこともあると思うんですけど、しっかりとエレベーター設置と、あと、安全性は、新しいから大丈夫だというのがやっぱりあかんと思います。やっぱりきっちりと整備をしていただきたいと、このように思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それから、総合体育館施設利用についてのことですけれども、実はバスケットボール、これは、総合公園のコミュニティプールの2階に多目的室がありますが、そこに以前はコートがあったらしいんですけれども、今は外していると。この理由はご存じでしょうか。 153 ◯議長(森村和男君) 教育委員会事務局長。 154 ◯教育委員会事務局長(田中政敏君) ただいまの再質問にお答えいたします。  総合公園の方の2階の多目的室の部分は、申しわけありません、その経緯は存じておりません。 155 ◯議長(森村和男君) 8番砂原弘治議員。 156 ◯8番(砂原弘治君) 聞きましたら、これも先ほど答えられた中にも入っていたんですけど、かたいボールを壁に当てると、フィットネスをやっているから非常に邪魔になるということで、そういったかたいボールの競技を外しているというふうなことで、バスケットだけではないんですけれども、本当にこう来ると、バスケットをやっている方は非常にやりにくいというのが現状です。  この話が出たのも、片塩中学校のバスケットボール部が、やっぱり体育館を使うのはいろんな競技があるから、なかなか時間をそんなに使えないと。そのほかの時間で自分たちで練習したいということで、それで総合体育館にも借りに行ったら、使わせてくれない、また、借りるにしてもすごく高いと。借りられないんですけど、高いと。それで、橿原市の曽我川緑地体育館、こちらで借りているということで、実際、市民の方やったら安いんですけど、市外の方はすごく高いというようなこともあったりとかして、本当にそういった部分で、子どもたちが本当にスポーツを通じてしっかりとやりたいという気持ちの中でそういうふうなことを訴えられましたので、あえて今回質問に入れさせていただきました。  限定するわけではないんですけど、せっかく体育館があるわけですから、やっぱりもう少し市民に開放した、だれでも低料金で使えるような、体育館がだめでしたら、総合公園の方も。また、野外にもないので、そういった形でも使える施設を築いていただきたいというふうに要望しておきますので、ぜひとも、市長、またよろしくお願いいたします。  最後に、国道24号線バイパス下、前回質問させていただいたときに、貯水槽の件、こういったことも今、検討中でありますけれども、実際、近くにいらっしゃる方は、やっぱり高架下というのは暗いというイメージが非常にございます。市民の方から言われたんですけど、せっかくあいているんだから、そういった何か利用ができないかということで、前回も、総合公園が建設中で、ドッグランをつくってはどうかというお話をさせていただいたんですけれども、ドッグランとまではいかずとも、そういった犬の散歩に開放できるような形でやっていただきたいと。  先ほどご答弁いただいたのは、要望があれば考えるというようなことなんですけれども、やはり、まちをきれいに思われる、またそういった市民のために何かをするということを、ぜひとも理事者側から、私の意見を聞いていただいて、これをひとつ要望ととらえていただいて、地域からというだけじゃなくて、できれば検討していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 157 ◯議長(森村和男君) 環境建設部理事。 158 ◯環境建設部理事(堂前圭司君) 現在、高架下を使用されておる経緯でございますが、社会福祉課の申請で、出、勝目、南陽町、曽大根地内で4,800平方メートルほど、そして生活安全課の方で駐輪場として2,200平方メートルほど曽大根地内で借りられておるということでございます。  そして、今、議員おただしの、市が積極的に借りていくということでございますが、雨水対策として、土庫川に貯水機能を持たせるということについては、すでに国土交通省とは協議しております。そして、具体的な話も詰めていきたいというふうに考えております。また、地元で「暗いから花を植えたい」というような話があるということであれば、当然、市も関与していかなければならないというふうに思っております。ただ、犬のドッグランというんですか、そういうようなことについては、管理とか運営というのをどういうふうにやっていくかというのも私たちもわからないところがございますので、ひとつ検討課題ということでご理解賜りたいというふうに考えます。  以上でございます。 159 ◯議長(森村和男君) 8番砂原弘治議員。 160 ◯8番(砂原弘治君) ありがとうございました。  今回、3つ質問させていただきました。これもすべて市民の皆さんからのご意見を集約させていただいて質問させていただきました。  今の3つだけではないですけれども、本当に高田市に住んでよかった、また、他の市とちょっと違ったものということを、本当に住んでいて誇れるもの、「誇れる高田」を市長は目指していらっしゃいますので、またそういうことも含めてもう1度検討していただきたいと、このように要望しておきますので、以上、私の質問とさせていただきます。  以上です。ありがとうございました。 161 ◯議長(森村和男君) 次に、16番仲本清治議員の発言を許します。16番仲本清治議員。            〔16番(仲本清治君)登壇〕 162 ◯16番(仲本清治君) 議長のお許しを得まして、市民クラブを代表いたしまして、仲本清治が質問をさせていただきます。  まず、きょうの新聞で、日本漢字能力検定協会が2012年の世相をあらわす漢字一字ということで、「金」と。これは、山中先生の「金」、それから日本列島での金環日食、この明るいニュース、そして暗いニュースでは、前政権が消費税増税法案を可決されております。そして、本市におきましては、きょうは、金が要る、安いときに買える、その機会を逸し、そして土地を4億二千何万円かで買おうという、まさしく時を得た「金」。そういうことで、これから高田の先がいかがかなということを心配するところでございます。  それでは、4つの質問事項、サティ跡地というのは文言を消していただいて、まず1点目の質問は、この土地は、7日に上程されましてからきょうまで、皆さんは大和ガスとか、僕も大和ガスと言うてますけども、だれの名義なのか、これをまず1つ教えてください。そして、仮称大和ガスと、みずほ信託銀行さんとの取引の金額がわかれば教えていただきたい。これは、きょうが無理でしたら、また全員協議会の中でも教えていただきたい。  それから、これは総務財政委員会の中でも向川委員さんの質問に対しまして、法重視、法も懸念するんだという質問に対しまして、初めて「土地収用法」という文言も出てきたんです。「土地収用法」という文言を使うには、やっぱり大和ガスの名義だなと。  そしてもう1つ、あわせて、これは、大和ガスは事業用地で買われたのか。どういう目的で買われておるのか。あくまでも、見え隠れします。公有地拡大法の届け出のときに見逃している。ただその土地を欲しいという中で展開してきた問題やと私は思うので、これはどうなのか。高田市の公有財産、普通財産というふうに買われるであろうという中からスタートしているのを懸念するので、その点もお答えをいただきたい。  それから、市長は、この公有地拡大法については、過失としては思っておられない。しかし、私は、過失やと、市民に損を与えたという思いをいたしております。  そこで、市長、きょう予算がとおりました。すべて、あの出し方もまずい。一括で出してくる。その中で、仮称大和ガスの所有地として、これからどういうふうに。鑑定料も通りました。どういうふうな値段交渉、これはすでに値段が設定されていると思うんです。鑑定料というのはあってないものです。副市長、私どもは、都市計画課で街路事業をやってきました。売り主の意向が全部、鑑定が、くくってもらえるんですよ。これは、鑑定というのは、補助金を出すときに必要な資料だけなんです。これは何ぼでも作文できるんですよ。  そういうことで、1つは、そういう形でまとめていただいて回答をください。  次に移ります。2番目の、大和高田市都市再生整備計画(案)の策定についてのアンケート。  このアンケートを、すでにこの資料、きょう私は手にしたんですよ、「都市再生整備計画(案) 大和都市中核地区 奈良県大和高田市 平成23年11月」。この中で、アンケートが後になって、先に、地域交流センター、まちおこしセンター、子育て支援センター、これができておるんです。これが手に入ったんや。これは去年の11月ですよ。  これは、皆さん、議員さん、この前、私は、あちこち飛びますけども、松山へ議長会の研修に行きました。市長もよくできる人なんです。人間なんですよ。間違って出したときには、我々が「これは間違いですよ」という形で決まったら市長は悪くないんです、我々が決めたんです。これはどうですか。もう、しりから。この予算はどこから捻出しているんですか。アンケートの300万円の中から、余ったからそこから使ったんですか。これをお答えいただきたい。  次に、3番目、各公共施設(学校施設等)の防犯カメラについて。  これは、教育長、防犯というより監視カメラ。私は、やっぱり防犯というのは、私らが小さいときには、「人を見たら泥棒と思え」と、こういう教育を受けてきた。したがって、このごろは子どもに注意する親がなくなっておるんですね、少なくなっておる。なぜや。親が、「知らん人と話したらあかんのやで」と、こういうようなのが根底にあるからね。そういうことで、防犯やなしに監視カメラにという形で受けとめていただきたいな。  皆さん、池田市のあの残虐な事件を思い返してください。あれからは、不審者の学校への侵入を防ぐために、正門の出入り口の扉、この施錠についての整備を各学校は図られました。今度は、社会の変化とともに、いじめ、けんか等々が惹起いたしております。そういうことで、学校の中で、監視カメラ、防犯カメラをつけていただくことによって、子どもさんもちょっと、10の腹が立つところを5に抑えて、こういういじめ、けんか、これを未然に防げるんじゃないかなということで提案させていただいております。教育長、よろしくお考えをお聞かせください。これは事務局やなしに、教育長。  次に、4番目、市営住宅の現況について。  この市営住宅は、今回の環境建設委員会で、私は傍聴を欠席いたしておりまして、申しわけなかったです。そこで予算を上程いただいております。そして、きょう、可決いただきました。その中で、大谷地区にも市営住宅がございます。これは、市長、もう57年たっています。陵西町時代に建築されたらしいですわ。木綿谷部長、私もちょっと勉強したら、57年たっています。  そこで、早速、私の質問に対して木綿谷部長に現場へ行っていただき、そして今の予算の範囲内で修理できるところをちょっと修理もいただいております。やっぱり57年たっていますので、出入り口の扉も自己負担で、そして畳の床も自己負担でということで、現在6軒がございます。6軒のうち2軒にお住まいいただいております。  そういうことで、今回の市営住宅の改修予算が、4か所を見られておるんです。なぜ大谷地区だけが57年、合併前の建物が、なぜ見て見ぬふりされておるのかな。ちょっとひがんでおります。そういうようなことで、部長に昨日も見ていただいております。  そういうことで、回答は結構ですけども、もう1度、予算をできるだけ、今の予算が許す限りちょっと補修をいただきたい、かように要望しておきます。  壇上からの質問を終わらせていただきます。回答いかんによっては、自席から再質問させていただきます。終わります。 163 ◯議長(森村和男君) 暫時休憩いたします。            午後2時1分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時6分再開 164 ◯議長(森村和男君) 休憩を解いて、会議を再開いたします。  吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 165 ◯市長(吉田誠克君) 16番仲本清治議員さんの、私の責任についてのおただしでございますが、いわゆる公拡法は、市街化区域内において5,000平方メートルを超える土地につきまして、民間の取引により有償で譲渡する場合は、取引が成立前に、あらかじめ当該市町村を通じて知事に届け出ることが義務づけられております。  また、地方自治体が買い取りを希望する場合は、当該市町村を通じて知事にその旨を申し出ることができるとなっております。この法律は、道路、都市公園、河川、学校などの公共施設を整備するための必要な土地を取得するに当たり、優先的に協議ができるという内容でございます。この法律によりまして、昨年8月に、みずほ信託銀行の信託受益権者のマイ・ショッピング・コープ東京支店から譲り渡そうとする相手方を大和ガス株式会社として届け出が出されました。  本市といたしましては、買い取りを希望する意向をあらわした場合は、3週間以内に協議をしなければならないという規定がございますし、短期間でもあり、また、旧サティの全体である1万2,000平方メートルに建築物があり、信託受益権設定での売買ということ、そして、目的や計画も定まらない状況にて、買い取りを希望することはできないと判断いたしまして、奈良県知事あてにその旨を進達いたしました。  そして、その後、同年10月末から11月にかけまして、サティ跡の一部が、計画がなされていない、計画がないままであるという情報を得ましたので、都市再生整備事業の要望を国土交通省あてに行わせていただきました。  私といたしましては、問題はないと考えております。この事業は、本市のまちづくりにとりまして大変大きな役割を果たすと認識しております。何とぞ、ご理解、ご協力を賜りますことをお願いいたしまして、細部にわたりましての質問は、各担当からお答えいたします。 166 ◯議長(森村和男君) 松田副市長。 167 ◯副市長(松田秀雄君) まず、おただしの土地の名義でございます。本年、平成24年8月8日付でみずほ信託銀行から大和ガス株式会社というふうに所有権が移っております。  それと、大和ガスへの金額といいますのは、公有地拡大推進法に関して届けがなされたとき、それと、国土利用計画法に基づく届けがなされたとき、最終的には、国土利用計画法の届けで9億2,500万円という数字でございます。  それと、おただしの、その取引をされた目的はということについては、市としましては、全く関知できません。  公拡法の件は先ほど市長が答弁申し上げました。  これからどういう交渉、値段ということですが、やはり公共事業で取得する用地につきましては、公示価格をベースにしたような形になろうかと思うんですが、鑑定を必ず入れて、鑑定価格を出して公共取引をしなさいというセオリーの中で、鑑定を出させていただいて、もちろんその中で一番効率的な交渉をさせてもらいたいなと思っております。  以上でございます。ほかの質問は、また担当から答えさせてもらいます。 168 ◯16番(仲本清治君) 2つ抜けておるで、名義と土地収用絡み。 169 ◯議長(森村和男君) 松田副市長。 170 ◯副市長(松田秀雄君) 名義は、平成24年、今年の8月8日で大和ガス株式会社の名義になっております。  それと、収用法という話は、担当の方で答えさせていただきますので、よろしくお願いします。 171 ◯議長(森村和男君) 環境建設部理事。 172 ◯環境建設部理事(堂前圭司君) まず初めに、きょう提出させていただいた資料の件でございますが、先般の総務財政委員会時に、国に去年提出した書類の提出を求められましたので、委員長に書類を提出して、きょう、皆さんのお手元に配付された資料でございます。  この資料につきましては、昨年の11月に都市再生整備計画(案)といたしまして、仮に着手することができるならば、社会資本整備総合交付金の予算配分が可能かどうかの判断を仰ぐために、国土交通省、近畿地方整備局建政部等に対する資料として作成し、提出させていただきました。内容については、事務手続上の様式に職員が記載して提出しております。金額については、超概算という形でございます。  その計画が先で、後にアンケート調査を実施しておるのはなぜかということでございますが、予算配分がなされてきまして、まずは市民の意向を聞こうということで、アンケート調査を実施させていただきました。そのアンケート調査を分析いたしまして、何に適合するか、どういうふうな建物を建てられるか、また今後精査いたしまして、その機能がこの交付金に適用できるかどうかということも国に示してまいりたいというふうに考えております。  次に、収用法でございますが、サティ跡地については、収用法は適用しませんと、なされないということを委員会でも言わせていただきました。再度そういうことでございます。議員さんも重々ご承知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 173 ◯議長(森村和男君) 教育長。 174 ◯教育長(土谷尚敬君) 16番仲本清治議員さんの、各公共施設、特に学校施設等への防犯カメラの設置についてのご質問にお答えを申し上げます。  お尋ねの防犯、監視カメラということでございましたが、現在、本市におきましては、小学校、中学校で3施設において外部設置をいたしておりますが、各施設ともカメラが1台の場合でございますとか、あるいは多くても4台という、非常に少数でございまして、対応が難しいというのが現状でございます。しかしながら、施設内外に設置台数を増設するにしましても、カメラ画像の管理でございますとか録画をいたしました場合のデータ保管等に問題があり、現在運用しておる学校におきましても苦慮しておりますのが実情でございます。  教育委員会といたしましても、このこともあり、現在のところ、外回りの防犯対策といたしましては、校門の施錠、そして来校者の確認をした後の開錠というふうな現在行っておりますこと、加えまして、敷地内の死角の封鎖、できるだけ目の届かないところを少なくしたい、あるいはそのことで樹木を伐採したりというふうなことを行い、対応しておるところでございます。  今後は、総括的に防犯カメラの運用につきまして、その課題でございますとか効果等、研究を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 175 ◯16番(仲本清治君) 議長、もう一遍、2番目のやつで、資料はどこから出したのか、それをちょっと。この資料、計画だとか、近畿地方整備局と協議したときの資料。 176 ◯議長(森村和男君) 環境建設部理事。 177 ◯環境建設部理事(堂前圭司君) ちょっと言葉足らずで申しわけございませんでした。国土交通省に出させていただいた書類は、職員が作成して出した書類でございます。  以上でございます。 178 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 179 ◯16番(仲本清治君) 市長、この公拡法については、これは議論して、後の話を進めておる。どこの条文を読んでいるねん。あなたがこだわるのやったら、きょうも記者が来てはるし、明らかにしよう。どこの条文を読んでいるんですか。私かて、都市計画課で仕事をしてきたので。どの条文を読んでいるんですか。河川やとか、そういう計画がないと、どの条文を読むんですか。はい、答えてください。どこの条文ですか。 180 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。 181 ◯市長(吉田誠克君) 仲本清治議員さん、私はすべて法律を熟知しているわけではございません。第4条第1項の条文のところに先ほど申しましたことも書いていますし、第4条第1項第6号、そういうところから作成いたしまして言わせていただいております。  以上でございます。 182 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 183 ◯16番(仲本清治君) 作成と違うんや、市長。先ほど私に言ったことを繰り返してくれたんでしょう。公拡法は5,000平米を超えたやつですと、届け出の義務がありますと。それを精査したんやけども、この前の委員会では、河川とか公園とかの計画がないから見送りましたと。これは、ちょっと副市長、あなたは都市計画課におった。都市計画施設内の区域に所在する土地、今の大和ガスが買われた土地はこれを含んでいますか。含んでおったら、その中に都市計画施設とは、都市計画法第11条第1項の各号に掲げる道路、公園、墓地、水道、電気・ガス供給施設、下水道、汚物処理場、ごみ焼却場、河川、学校、図書館、病院、保育所、市場、屠畜場、火葬場、一団地の住宅、これが含まれておったときは、200平米で出しなさいと。それ以外で、市街化区域に所在する土地は5,000平米以上、これに抵触しておるねん。この議論は、また全員協議会を開いて、参考人でも入れてやりましょう。ここで時間をとりたくない。あなたは、正当化してきなさい。正当化するほど、こっちは何ぼでも資料がありますから。  それでは、今の回答に基づいて再質問します。  1つは、土地価格が9億2,500万円だったと。そして、名義は大和ガスである、土地収用法は適用しないですよと、こう言われたということは、ガス事業というのはどの部分に入るのか。専門的に答えてください、だれでも結構です。 184 ◯議長(森村和男君) 松田副市長。 185 ◯副市長(松田秀雄君) 今、大和ガスが所有者となっておられますけども、要するに、その当該土地がガス事業で展開される土地であるとかいうことは、今、現状ないということで、これから交渉させてもらうことになっているわけですから、一般的な土地だということでこちらはとらえております。  先ほどの公拡法の中で、議員がおっしゃっていただくように、たまたまいろいろ当てはまる部分で、ばしっと当てはまったら当然。その第6号の都市計画区域内にある一般的な土地だということでとらえさせていただいております。
    186 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 187 ◯16番(仲本清治君) それと、大和ガスと。ガスというのは土地収用法なんです、ガス事業というのは。学校教育法、鉄道法、航空法、これは調整区域でも市街化区域でも事業をできる。事業の目的と、もう1つは租税特別措置法にも関係してくるんです。5,000万円の控除をされる。ということは、ガス事業、それで尋ねたんですよ。事業用地なのか、だれの名義なのか。そうすると、5,000万円の税金を払わんでいいから、これも参考にして今度交渉してほしいなという意味で私は触れておるんですよ。勉強してくださいよ、土地収用法。理事、土地収用法を一遍市長に見てもろうて、その事業を書いておるよってに。学校教育法から、航空法から、鉄道法から。そうせんと、調整区域だけ鉄道が走りませんで、市街化区域だけ電車の駅ができて、次の区間まで歩いていきなはれとか、これは違う。これは、ガス事業は決められておる。土地収用法に入っている。恩恵があるねん、5,000万円まで。陵西線もやってくださいと言うてるけども、これ、事業認可をとったら、土地収用法に基づいて、税金対策、どうですか、副市長、間違いないでしょう。そうでしょう。あなたから皆、教えてくださいよ、私が言うまでもなく。  それで、市長、私が討論しているときに、なぜ手を挙げたんですか。877坪のところに建物が建っている。その建物がもし建っておったら、うちがその建物を公拡法で買って、解体すれば、高田市の業者も潤うやないかと。そこで、市長は、討論のときに、私が言うた後で手を挙げた。もう約10年もなさっているのやから、討論のときは、市長は手を挙げたらいかん、このルールぐらい踏まえて対応してください。  それであれば、せっかく手を挙げてくれはったんやから、買おうとした土地、今、予算が通ったので、そこに前、建物があったんですか、なかったんですか、答えてください。 188 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。 189 ◯市長(吉田誠克君) まず、途中で手を挙げたことについてはおわびを申し上げます。申しわけございませんでした。  今の質問でございますが、どういう意図があるのかどうか図り知れませんけども、土地に、その前に何が建ってあったのか。駐車場とサティの建物の一部が該当すると思います。 190 ◯議長(森村和男君) 16番仲本清治議員。 191 ◯16番(仲本清治君) 議長、またいい話、ヒントをいただいたので。ほんなら、これは、市長の話をこの場では了としておきます。  それで、市長、建っていなかった、更地やと言わはるからね。更地やったと。建物が建っておったからね。  そういうことで、名義も明らかになった。それで、土地収用法というのは、向川議員に対して「法には抵触しない」と。私は、こじつけたんやなしに、事業用地であれば、税金対策、特別措置法にひっかかってくると。そういうことで、これも明らかになってきました。それで、事業用地かどうかということはわからない。これはまた調べておいてください。問題を1つ残して、次に移ります。  次に、図面作成、これの費用。これは職員でしたんですか、これを職員で。えらい資料、これね。それと、もうあんまり議論したくないけど、理事もこの4月から1つ部長級にランクを上げられて、しんどい仕事をしてくれておるのはよくわかっておる。これ、すでに去年の11月から、建てる内容も同じや。アンケートが後からついておるのや。ついておると言うたら、飾り物や。これが、すなわち議会軽視や。もうすぐや。午前中に採決して、これ、何時間たったんですか。こういうようなものが出てくるねん。これでは、ちょっと皆さんに、賛成していただいた方に、「十二分に協議します、やります」と言うしりからこんなんですよ。これはまた宿題にしておきます。回答は結構です。  次に、3つ目。教育長、これは、やっぱり対応が難しいとか、教育長がそんなん言うてもろうたら困るな。どういう点が難しいのか。私は壇上で言わなかったけども、教育長にお聞かせいただいたのが、「仲本清治議員、心配しないでください、防犯カメラとかこういうのはあんまり好ましくない」と。私が冒頭に言うておる、「好ましくない、人を見たら泥棒と思えと」。しかし、ちょっとでもつけることによって、10の興奮しているところが5におさまるのと違うかと。私は10以上に興奮するけどな。そうでしょう。それを申し上げてたんや。それやなしに、教育長に聞きたかったのは、教育長が「私は、校長、生活指導の先生も1人ふやして、ちゃんと教育します。こういうようなもので、子どもに、カメラをつけることは教育によくない、私は心のケアをします」と、そういう言葉を聞きたかったんや、教育長。  それを申し上げて終わります。ありがとうございました。 192 ◯議長(森村和男君) 次に、10番向川征秀議員の発言を許します。10番向川征秀議員。            〔10番(向川征秀君)登壇〕 193 ◯10番(向川征秀君) 議長のお許しを得ましたので、発言いたします。日本共産党議員団の向川征秀です。  質問に入ります。  まず1点目です。現在、県議会において県営水道料金の改定を行う条例案が提出されています。来年4月から、1立方メートル当たり140円から130円に10円の引き下げ、また、基準を超えた分については、1立方メートル当たり90円に引き下げるものとなっています。この条例改正が成立した場合、本市の水道会計にはどれほどの経営改善効果が見込めますでしょうか。  また、本市は県営水道に依存しているために、自己水源を持つ市町村に比べて水道料金は大変高い水準になっています。水道料金の引き下げは、住民の切実な要望の1つです。県営水道の値下げが行われた場合、本市の水道料金の引き下げの検討は可能でしょうか。質問いたします。  2点目に、公共サービスの委託・請負などの現場での労働安全についてです。  公共部門における請負ということは、かつては公共工事に関することがほとんどでしたが、近年は市民サービスにかかわる分野にも委託や請負ということがふえています。本市でも、給食の調理業務や施設の管理窓口業務などで業務委託が行われています。問題は、その現場で働く人たちへの労働安全に関する責任です。基本的には、職務上で発生した損害や傷害などは、雇用している受託先の企業と、そして被雇用者の間で処理するべきものです。しかし、発注元が、この場合は、市が管理している場所で事故が起こった場合などは、ケースによっては市の管理責任が問われる場合があります。業務委託を行うに当たり、受託先の事業者との間で、こうした点での打ち合わせや安全管理についての取り決めは行われていますでしょうか。  また、業務の委託・請負が企業を通した雇用契約によるものではなく、個人に対する個人請負契約によるものの場合、仕事上の災害が発生した場合に、請負契約のために労災保険が適用されず、一方で、その人が加入している医療保険によっては公的医療保険も使えない、無保険になるというケースが発生しています。  9月には、奈良県でのシルバー人材センターの業務上で起こった事故をめぐって、無保険になったことが新聞等でも大きくクローズアップされました。一般の民間の医療保険は、国民健康保険と後期高齢者医療を除いて、業務上の災害については給付されません。一方、労災保険は、雇用契約がない場合は、労災保険の適用対象外となっています。本市において、市役所がシルバー人材センターに委託した業務において、類似の事例が発生したことはありますでしょうか。また、この報道を契機に、シルバー人材センターの業務請負の見直しも議論されていますが、本市の対応はいかがでしょうか。  3点目に、昨年度に県が行った「住宅エコポイントならプラス」の事業についてです。  本市においても、これによって市内建設業への経済効果が期待されていましたが、その実績、効果はどれほどであったでしょうか。当初、この事業については、県は、各市町村の住宅耐震補強工事への助成事業との併用、これによって、より効率的に、有効に使えると、このことを長所としてうたっていましたが、本市の耐震補強工事への助成と併用して、住環境の改善や安全性の向上を図ることができたのか、その実績について質問いたします。  最後に、国民健康保険の広域化の問題です。  奈良県は、全国に先駆けて国民健康保険の県単位への広域化を準備してきましたが、国の医療制度改革の議論が二転三転する中で、国保広域化の問題も複雑になってきています。現在、奈良県の国保広域化の議論はどこまで進んでいるか、また、今後の広域化の見通しはどうなっているのかを質問いたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 194 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 195 ◯市長(吉田誠克君) 10番向川議員さんの、県営水道料金の値下げに伴いまして本市の水道料金はどうなるのかとの質問にお答え申し上げます。  今回の県営水道料金改定案は、料金引き下げと単一従量料金から二段階従量料金制への移行でございます。料金の引き下げは、現行の1立米当たりの単価を140円から130円へ、また、二段階従量料金制の導入により、基準内水量の単価は130円、基準水量を超える超過水量につきましては90円となります。この料金制度によりまして、受水費の軽減が見込まれるところでございます。  さて、本市の反映でありますが、県水を100%受水しております本市にとりましては、その費用の軽減をできる限り料金に反映させてまいりたいと考えております。  しかし、本市の水道事業は、人口の減少と節水型機器の普及等によりまして、料金収入の減収が想定されております。それに加えまして、水道施設の多くが老朽化の問題を抱えております。特に高度経済成長期に整備いたしました施設が更新時期を迎えている段階でございます。  水道施設の老朽化対策、そして耐震化などをしっかりと精査した上で、お客様に還元できる料金をしっかりと考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いいたします。  その他の質問につきましては、担当からお答えをいたします。 196 ◯議長(森村和男君) 市民部長。 197 ◯市民部長(伊東清隆君) 10番向川議員さんの、公的サービスの委託・請負などの労働安全についてのご質問にお答え申し上げます。  シルバー人材センターの会員の方が就業中にけがをされ、労災保険が適用されず、また、家族の健康保険の被扶養者であったため健康保険も適用外と判断される「保険制度の谷間」が問題となっているところでございます。  この問題を受け、厚生労働省において検討された結果、労災保険が使えない場合は健康保険を適用するとの方針が示されています。今後、国会において法律改正がなされるか、また、厚生労働省の通達による指導がなされるのかは定かではありませんが、救済の方向に進んでいるところでございます。  また、本市におきまして、会員の方が就業中にけがをされて、労災が適用されず、健康保険も適用外とされるような事例は発生しておりません。  なお、本市のシルバー人材センターでは、会員の万が一の事故に備え、独自に傷害保険にも加入させていただいているところでございます。  また、シルバー人材センターでは、安全就業の徹底ということで、講演会を開催したり、安全就業対策委員会の設置、その委員会の中には、安全対策推進員という方を設置しながら、就業現場の巡回パトロール、指導などを行っているという報告も本市の方にいただいております。  次に、派遣事業への見直しについてでありますが、現在、シルバー人材センターとはほとんど請負契約となっています。一方、会員の方がシルバー人材センター連合会との間で雇用関係の労働契約を結び、労災保険の適用となる派遣事業も行われています。事業内容によりまして、受託事業か、また派遣事業かを見きわめながら、適正に事業の執行をしていただいていると思っております。  このことについても、今後、本市としましても注視してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 198 ◯議長(森村和男君) 環境建設部長。 199 ◯環境建設部長(木綿谷弘之君) 10番向川議員さんの、昨年度の県事業「住宅エコポイントならプラス」の本市での効果についてのご質問にお答え申し上げます。  議員おただしの県事業は、国の「住宅エコポイント制度」を受け、県独自の付加事業で「住宅エコポイントならプラス」として、平成23年4月18日から同年12月31日まで申請受け付けを行っておりました。  また、県は、ホームページや県民だより等により周知活動を展開しており、その中で、市町村にも広報ビラの配布等、住民への周知依頼がございましたことから、本市におきましても、県広報誌の設置、配布を行いながら、本市の事業でございます「住まいづくり相談」等の機会でも説明いたしますことで、協働、支援を行ってまいりました。  その結果、活用件数におきましては、県内では1,060件、市内では41件の実績があり、本市におきましても、住宅リフォームが進捗したものととらえております。  今後も、奈良県との連携を一層深め、市内のリフォーム事業を展開してまいりたく考えております。どうぞよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 200 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 201 ◯保健部長(藤本精秀君) 10番向川議員さんの、国保の広域化についてのご質問にお答え申し上げます。  本格的な高齢化の進展や医療の高度化に伴い、医療費が年々増加する一方、低所得者層の被保険者も多いことから、国保財政は非常に厳しい状況にあります。  このような中、国保運営を広域化し、保険財政の安定化方策の実施や健康づくり等の共同事業の推進を目的に、平成22年12月、奈良県において「奈良県国民健康保険広域化等支援方針」が策定されたところであります。それ以後、「市町村国保運営のあり方検討に係るワーキンググループ」が継続的に開催され、詳細について検討がされているところであります。  今年度につきましては、支出面での国保の広域化へのワンステップとして、奈良県においては、県の単独の施策として保険財政共同安定化事業を拡充、1件30万円を超える医療費、レセプトについては、それを、1件20万円を超えるレセプトに引き下げし、また、国においても、国保法の改正によりまして、平成27年度には保険財政共同安定化事業の事業対象をすべての医療費に拡大するとされています。  一方、収入面につきましては、市町村ごとに格差のある保険料(税)を同一の所得、同一の家族構成であれば、県内の居住する市町村にかかわらず同一の保険料(税)率となる標準保険料(税)の設定について協議が進められているところであります。  今後は、標準保険料(税)を導入し、また、保険運営の体制並びに県と市町村の業務についての役割分担を協議し、収入支出両面での県単位化を目指すと奈良県より聞いております。  本市としましても、今後の協議の中で、市町村の国保が市民負担の増加につながらない、また、将来にわたって安定した保険運営ができるような制度づくりを念頭に置いて、県と協力して積極的に国保の広域化に取り組んでまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 202 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 203 ◯10番(向川征秀君) 答弁、ありがとうございます。  まず1点目の水道料金についてですけれども、まさに今、県議会でも議論されている最中で、現時点では、確かに確たる回答をいただくことはできないとは思うんですけれども、今後、来年度の予算を確定するに当たっては、やはり住民の水道料金の負担、これを軽減できるような可能な限りの対応をぜひとも考慮いただきたいと思います。  やっぱり、今、大体、家庭での20立米での料金で比較した場合に、大和高田市はおよそ4,500円、それに対して、葛城市は2,200円から2,300円、倍なんですよね。香芝市とか橿原市と比較しても、やっぱりその20立米で比べたら700円、800円の差がついていると。今、インターネットとかでもそういうのを調べたら、一覧表がすぐ出てきて、ここが高いんやというのが丸見えになってしまっていると。それは、ここに住みたいという人たちの気持ちを考えるに当たって考慮すべきところであると思いますので、この水道料金について、ぜひとも県の決定が出次第、検討いただきたいと思います。  2点目の公共サービスの委託・請負の労働安全に関して、シルバー人材センターの労災の問題なんですけれども、国の方としては、制度改正を検討していると。ただ、これは当然、法改正まで必要なレベルになっていますので、なかなか今すぐ決めることではないということで、当面の対応として、10月、厚生労働省からの通知として、公的機関での仕事については、業務の実態を考えて、可能な限り請負契約から人材派遣の契約に切りかえるようにというふうな通達が出ているかと思うんですけれども、これについては、本市は何らかの対応を行っているのか、確認したいと思います。 204 ◯議長(森村和男君) 市民部長。 205 ◯市民部長(伊東清隆君) 向川議員さんの再度のご質問にお答え申し上げます。  確かに10月に厚生労働省の方から通達はいただいております。また、労働基準監督署の方からも指導ということで、今現在、契約上の一部の仕様書に請負と派遣とが混合したような文言等々がありますので、その辺をきっちりと精査した中で、今、報告書を労働基準監督署の方に提出させていただいているところでございます。よろしくお願いをいたします。 206 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 207 ◯10番(向川征秀君) 今回、このシルバー人材センターの問題で、私は、前の議会では職員安全衛生委員会の問題について取り上げさせていただいたんですけれども、労働安全に関する問題を2回連続で取り上げた理由は、今、民間の方でブラック企業という言葉が出てきているんですよね。これは、単に仕事がきつくて給料が安いという意味ではなくて、法的な責任を果たさない、あるいは法の抜け穴を使って雇用や安全に関する責任を回避する会社、これのことをブラック企業と呼んでいるんですけれども、公的な機関が、やっぱりその辺について、結果的にそういった企業と同じように労働安全に関する責任を果たしていない、あるいは雇用に関する責任を果たしていないということがあるのであれば、本当にこれは民間に対して示しがつかないことであると思うので、今回この問題を取り上げさせていただきました。  シルバー人材センターというのは、もともとは、どちらかというと生きがい就労、福祉的な意味での就労という意味づけが大きかったんですけれども、今、高年齢層の働く場がないという雇用の問題、生活上、働かざるを得ない人がシルバー人材センターで仕事をもらって働くと。そういう意味で、やっぱり生活上の仕事、つまり、労働問題、雇用問題として考える必要があるかと思います。  3点目の「住宅エコポイントならプラス」に関してですけれども、これの住宅耐震改修工事補助事業と併用して行われたケース、昨年度の結果はどうでしょうか。 208 ◯議長(森村和男君) 環境建設部長。 209 ◯環境建設部長(木綿谷弘之君) 向川議員さんの再度のおただしでございます。  今のおただしなんですけども、住宅耐震改修工事補助事業と並行してということで、申しわけないです、具体的にうちの方で耐震事業、補助を受けております件数とかはとらえておるんですが、併用してというのは、ちょっと資料の方がございません。  ちなみに、本市の方で受け付けをしております住宅耐震改修工事補助事業、これにつきましては、24年度、応募が5件ございました。そのうち、きょう現在、実施をしておりますのは2件というふうになっております。  以上でございます。 210 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 211 ◯10番(向川征秀君) この住宅耐震改修工事に関する補助事業なんですけれども、これは、やっぱり東日本の震災以降、関心は高まっているかと思うんですけれども、今後、この事業については、見通しとして、このまま同規模で事業を続けるのか、それとも、やはりこれを広げることが必要と考えているのかについて確認したいと思います。 212 ◯議長(森村和男君) 環境建設部長。 213 ◯環境建設部長(木綿谷弘之君) 向川議員さんの再度のおただしでございます。  今後の住宅耐震改修工事の助成についてでございますが、本事業は、議員さんもご承知のとおり、国及び県の補助事業でございます。そういう中で、住宅の耐震化を促進し、災害に強い、安心で安全なまちづくりは、今後も当然、継続する必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 214 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 215 ◯10番(向川征秀君) ありがとうございます。  住宅耐震改修、住居は個人あるいは会社の持ち物、個人資産ではあるんですけれども、地域防災という観点からも、耐震性に問題がある建物、これが町中にたくさんあるという状況は地域防災の点でもよろしくないと思いますので、この事業については、やはり積極的に活用を進めていただきたいと思います。  そして、この事業をさらに促進する意味でも、県の「住宅エコポイントならプラス」、これは、事業自体は昨年度でいったん終了しているかと思うんですけれども、高田市独自としても、こういった住宅リフォームの推進について、リフォーム制度導入等も含めた検討をぜひともお願いしたいと思います。  最後に、国保広域化の問題なんですけれども、答弁にありました標準保険料の協議が今行われていると。この標準保険料が導入されるとすれば、現状の見通しとしては、何年度ぐらいが見通しとなっていますでしょうか。 216 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 217 ◯保健部長(藤本精秀君) 初めは、「県・市町村長サミット」で、奈良モデルということで27年度という話があったんですが、今のワーキンググループの現状では、到底、その時期は絶対無理なので。なぜかと言うと、今現在、保険料は市町村によって違いまして、資産割があるところもありまして、一概に標準保険料を比べられないと。まず資産割を全部なくして、標準的な課税標準にして、それをやった後に保険料を一本化するということでやっていますので。それで、今、ワーキンググループでそれをまず解消すると。資産割を解消するように持っていくということなので、ちょっと年度的には、27年度より遅れるということはわかっていますが、何年度になるということは、この段階ではまだちょっと言えない状況でございます。 218 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 219 ◯10番(向川征秀君) それでは、県と市町村の業務の分担、これについて、どういった方向、どういった役割分担が今議論されているのかというところをもうちょっと詳しくお願いします。 220 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 221 ◯保健部長(藤本精秀君) その役割分担についてもですが、先ほど申しましたように、まず、今、県を統一化、まずどういうふうに統一するかを議論している状態でありまして、それよりも、次の段階である役割分担、例えば広域連合みたいに、予算と事務は県か広域連合でやる、市町村の窓口で申請と保険料の徴収をやるとか、そういう議題までは、協議までは行っていませんので、ここで、今の段階で、どこまで進んでいるかというのは、まだ協議もされていない段階なので、ちょっと答えることができませんので、申しわけございませんが、ちょっとそれは言えない状態でございます。 222 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員。 223 ◯10番(向川征秀君) それでは、最後に、これは確認になるんですけども、そうしますと、現時点では、広域化について、めどとしての時期がはっきりしているのは、27年度、国の制度改正に合わせての保険財政の共同化、いつというのがはっきりしているのはこの部分だけであるということでよろしいでしょうか。 224 ◯議長(森村和男君) 保健部長。 225 ◯保健部長(藤本精秀君) 歳出面の、1円以上の医療費について共同で拠出してやるということが、27年度の国の方針に基づいて行われることだけがはっきりしております。それ以外のことについては、何年度にできるかは、めどが立っておりません。 226 ◯議長(森村和男君) 10番向川征秀議員
    227 ◯10番(向川征秀君) ありがとうございます。  国保の広域化については、やはり国保税、今、分納徴収を行っていたり、また、各市町村ごとに44条の減免等の対応が行われていると。これが画一化されて柔軟な対応ができなくなるのではないかという懸念がありますので、ぜひともそういったことにならないような議論をワーキンググループ等で出していただきますように要望しまして、これで質問を終わります。 228 ◯議長(森村和男君) 次に、9番沢田洋子議員の発言を許します。9番沢田洋子議員。            〔9番(沢田洋子君)登壇〕 229 ◯9番(沢田洋子君) 議長のお許しをいただきましたので、向川征秀議員に続き、共産党、沢田洋子が一般質問をさせていただきます。  まず初めに、いじめ問題についてお伺いいたします。  昨年10月、大津市で起きたいじめが原因で自ら命を絶つ痛ましい事件以来、改めていじめ問題の深刻さを浮き彫りにしました。いじめの問題は、全国どの学校でも起こり得る状況です。  さきの9月議会におきましても、朝井議員より「いじめ・虐待等防止条例」の制定について質問が行われました。また、6名の委員で構成する民生文教委員会では、先進的な取り組みをされている小野市へと視察にお伺いし、「小野市いじめ等防止条例」についての取り組みを学んでまいりました。小野市では、全国的にいじめが社会問題化した平成18年をきっかけに条例化を進め、平成20年に施行されています。いじめの問題は、学校だけの問題でなく、家庭、地域、職場などのさまざまな生活環境の中において憂慮すべき問題であると認識し、行政経営の柱の1つである「後手から先手管理」、大きな問題が起きてからやるのではなく、起こる前に対応するといった方針のもと、条例づくりに取り組まれていました。行政、市民、学校、社会福祉施設、企業及び公的機関の責任と、家庭や地域社会の役割を明確にし、いじめはさまざまな人権侵害の根源としっかりと位置づけられ、これを市民みんなで取り組みましょうと、市民と行政が一体となって運動し、市民の意識改革の成果を追求されていました。こうした成果がいじめ減少へとつながっていました。  文部科学省が行った不登校児童生徒の調査で、学校からの報告で「いじめ」が原因としたのはわずか2.3%ですが、内閣府の不登校の中高生本人へのアンケート調査では、複数回答で、友人からの「いじめ」が45.9%、部活などでの「いじめ」が17.4%となっています。このことからも明らかになったのは、児童生徒本人の声をどのように把握するのか、また、安心して報告や相談ができる人や場所などの環境づくりも必要だと思いますが、いかがでしょうか。  また、自分の子どもや自分の学校は大丈夫かという不安が広がっています。本市における教育調査においても、いじめの問題については、生徒、父兄ともに関心が高いことは明らかです。今、少年の心の叫びに耳を傾け、教育や社会はどうあるべきかを考えなくてはならないと思います。大津市のようなひどいいじめも、言葉によるいじめも、仲間外れや無視をされるといういじめも、苦しさは本質的に同じです。人の心への虐待行為であり、犯罪行為です。思春期の子どもたちのプライドや生きる意欲を奪っていく、しかも、それが友人関係の中で行われるところに事態の深刻さがあります。  ある教育の専門家は、「日本ではいじめ防止教育がされていない。いじめを人権問題としてとらえた予防教育が必要である」という意見も出されています。文科省は、管理主義で上から決まりを押しつける問題行動を取り締まるやり方で、教育的ではない対応が強められています。警察に頼るのも、取り締まりの発想で、解決にならないと思います。いじめや暴力を人権の問題としてとらえ、教育現場で直接生徒と触れ合う教職員が命と人権を守ることを何よりも大切にし、どう指導するのかが問われていますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。  次に、公契約条例についてお伺いをいたします。  公契約条例は、本来の住民福祉の増進を図る自治体の責務を果たすために、公務、公共関連事業で働く労働者の適正な賃金や労働条件を守り、雇用の安定・継続を保障する条例です。2009年9月に千葉県野田市で制定されて以来、全国で制定の動きが広がっています。条例が制定された自治体では、賃金も含めて労働環境の改善などを進める姿勢が示されています。  本市におきましても、2008年3月の議会で太田議員が取り上げて以来、他の議員からもこの条例の制定が求められています。  東日本大震災を通し、住民の命を守る自治体の役割、公務員の仕事の重要性が改めて認識されました。しかし、この間、行財政改革の名のもと、公務、公共サービスの民営化が進められ、福祉、医療、教育など、さまざまな分野で公から民へと仕事が移行し、労働者の雇用の不安定化、低賃金化が進められてきました。  野田市では、市が実施する公共事業や業務委託について、下請を含めて従事する労働者の最低賃金を市長が定め、これを守らせることによって、公契約に係る業務の質の確保と適正な労働条件の確保を図っています。施行後も、さらに問題点を出し、改善を図る取り組みをされていました。職種別に最低賃金を定めることや業務委託の対象拡大、継続雇用を守るなど、条例が繰り返し改正されています。国や県が公契約に関する法律を整備することが不可欠ですが、市として労働者を守り、地域経済を守るために公契約条例を制定するべきだと考えますが、いかがでしょうか。  以上で壇上での質問を終わらせていただきます。 230 ◯議長(森村和男君) 教育長。 231 ◯教育長(土谷尚敬君) 9番沢田議員さんの、いじめ対策につきましてのご質問にお答えをいたします。  周りから見えにくく、いじめを発見するのは、身近にいる保護者ですとか教職員、友達の目であろうかと思います。  このことから言えば、いじめの早期発見の決め手は、いじめを受けている児童生徒がその事実を学級担任に訴えることができるかどうか、もう1つは、友達のいじめを見過ごさない学級の雰囲気が熟成されているかにかかっておるものと考えているところでございます。  そのために、まずは教職員の意識そのものをもう1度確認する必要があろうということで、研修会を開催しておるところでございます。文部科学省、県教育委員会、そして私ども市教育委員会が主催をいたします研修ですとか、その研修を終えて学校へ戻りましての校内研修がそれぞれの学校で実施されておるところでございます。来る12月20日には、奈良県教育委員会が主催いたします「いじめ問題に関する緊急連絡会議」が開催され、仮称でございますけれども、「いじめ早期対応マニュアル」が県内の小学校、中学校、高等学校の全教職員に配付されると聞いております。  いじめの背景にごさいます友人関係、このことから、早期発見の手だてといたしまして、子どもの身近にいる教職員の観察ですとか、当該の児童生徒の周りにいる友達からの連絡や学校内での対応を組織化したものにする対策等を校内で研修し、全教職員が共通理解に努める体制づくりを進めてまいっておるところでございます。  それから、先ほど議員のおただしの中にもございましたが、本県では、二十数年前になろうと思うんですが、いじめ問題が発生した折、一人一人を大切にするという同和教育の学びというものがいじめを防ぐんだ、いじめに対して大きな役割を果たすとされてまいりました。本市におきましても、これまで人権尊重の精神を貫きました人権教育を中核に据えた教育の充実に努めてまいってきたところでございます。  加えまして、平成14年度には、県教育委員会から「人権教育推進プラン」、その後、平成20年には「人権教育の推進についての基本方針」が出され、その中には3つの視点が掲げられております。1つは、「一人一人の可能性を伸ばすこと」、2つ目は、「一人一人の違いを豊かさとしてとらえること」、3つ目は、「一人一人のつながりを大切にすること」という3視点を大切にしていくんだということが述べられております。  本市においても、そんな中で学校活動が展開されていっておるものと私は考えておるところでございます。いじめは最大の人権侵害であると、そのようにとらえ、さらに人権教育の実践を深める取り組みに努めてまいる所存でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 232 ◯議長(森村和男君) 松田副市長。 233 ◯副市長(松田秀雄君) 沢田議員さんの、公契約条例の制定についてのご質問にお答え申し上げます。  本市が発注しております建設工事や業務委託におきましては、その業務に携わる労働者に対し、適正な賃金と労働条件が確保されることは大変重要なことでございます。  建設工事の発注方式につきましては、一般競争入札を基本とし、一部には総合評価落札方式も導入しているところであります。いずれにおきましても、労働者の条件や品質の確保を勘案した中で、最低制限価格または低入札調査価格を設定して発注しております。  また、業務委託の発注におきましては、指名競争入札が主流となっておりますが、設計価格における人件費割合の高い発注案件につきましては、建設工事と同様に最低制限価格を設定しております。また、性能発注的なプロポーザル方式による総合的な評価をしながら進めていることもございます。  このように、市としてダンピング防止等に努めており、請負業者においては、最低賃金法、労働基準法等、関係法令がまず遵守されることによって、適正な社会的価値の実現と公正な労働基準の確立がなされているものと、また、それに向けて努力していくべきものと考えております。  なお、以前より公契約条例を施行されている自治体の動向や、未施行の自治体の取り組み等、今も注目しておりますが、まだ、不透明な点も多い状況にあります。  今後におきましても、国の立法化に向けた動き、また、各自治体が直面している課題等を把握して検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解をお願いします。 234 ◯議長(森村和男君) 9番沢田洋子議員。 235 ◯9番(沢田洋子君) いじめの問題についてですが、ご答弁いただいてありがとうございます。  この間、9月議会でも、朝井議員さんへの答弁の中でも、このような、今、教育長に答弁していただいた内容も聞いたかと思うんですけど、こうしたプランをつくってさまざまに取り組んでいただいているんですけど、成果の検証とか、成果の公表というのはどのようにされているのか、まずお伺いしてよろしいでしょうか。 236 ◯議長(森村和男君) 教育長。 237 ◯教育長(土谷尚敬君) 再度の質問でございますが、検証と申しますのは、毎月、各学校の方から本市の方に、いじめの件数はどのような数であったのかというような報告はちょうだいしておるところでございます。その中で、もちろん出てきた内容につきましては、学校へ戻す場合もございますし、今の進捗状況はどのようなものであるのか、そんなことを確認しながら、毎月、数字はちょうだいしております。 238 ◯議長(森村和男君) 9番沢田洋子議員。 239 ◯9番(沢田洋子君) 毎月、いじめ件数とかの報告がされているということなんですけども、視察に行かせていただきました小野市でも、こうした条例というか、いじめに関しての問題が深刻化するまでに行っていた調査では、報告が上げられていたのが27件なんですね。でも、そのやり方を変えるというか、一人一人が信頼して、自分が出した答えがだれにも見られない、安心して出せるというような、一人一人が封筒に封をしてこのアンケートを返すというやり方をするだけで、いじめの報告が400件に上っているんです。早急に対応しなければならなかったのが、9倍近い240件あったというふうに言われていました。  やっぱりこういうやり方を見ても、隣の香芝市さんでも、いじめに対しての報告、一般質問である議員さんが取り上げたときに、いじめ件数ということで、平成22年度は中学校で11件やったのが23年度にはゼロ件という回答があって、これを市政報告すると、中学校の父兄から、「そんなゼロ件というはずがないし、11件というのも、本当の中身というか、現状を把握してもらえていない」というふうなことになっているんですね。  やっぱり高田市としても、まず現状がどうであって、子どもたちが、ほんまに自分たちが見たもの、されていることをきちんと安心して報告できるという現状をつくって、つかまないといけないと思うんですけども、そうした点から考えますと、今、本市で行われているこうした調査というのは、どういったものになっていると教育長は感じてはるのか、お伺いしてよろしいでしょうか。 240 ◯議長(森村和男君) 教育長。 241 ◯教育長(土谷尚敬君) 本市の調査のやり方という部分でございますが、済みません、私自身、封筒まで入れて報告をとっておるのか、その辺は十分把握しておらない部分で、今後はその辺もきちっと把握をしながら進めてまいりたいと思っております。  ただ、子どもたちの回答してくれております数字の動きを見ておりますと、実際にあったものをきちっと報告してくれておる数字だろうと推察しておる部分でございますが、漏れ落ち等があれば困ります。今後、また学校の方にも、そのことも含めまして話を進めてまいりたい、このように思っておりますので、どうぞよろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。 242 ◯議長(森村和男君) 9番沢田洋子議員。 243 ◯9番(沢田洋子君) 今回の質問で、朝井議員と同様、いじめに関する対策の条例を制定してもらいたいという思いがあってこの質問をさせてもらっているんですけども、やはり小野市でも、こうした調査をして、9倍近いいじめ、深刻化しているのがその中の約半分以上あったということを踏まえて、何か市として取り組まなければならないという観点に立ってこの条例制定に向けて進められている経緯がございましたので、本市としても、やっぱり現状を把握して、本市がどのような状況にあるのかというのをまず把握していただきたいと思います。  教職員さんも、やはり相談を受ける側ばかりではなくて、この小野市では、「ヒューマンライフグループ」といういじめ対策の組織のところに先生からの相談件数も多いというふうに報告されていましたので、こうしたところも現状を把握して、把握することで条例をつくって取り組んでいかなあかんというふうになると思いますので、今後、そうしたところの調査もお願いをしたいと思います。  続きまして、公契約条例についてですが、これは、今、答弁いただきましたように、公共工事の入札に触れても答弁いただいたんですけども、この入札に関しては、この間いろんな改善をしていただいて取り組まれているということもありますが、やはり今の現状を見ますと、公から民へということで、高田市の保育現場を見ましても、非正規雇用が正規を上回るというふうな現状もございますので、やはり公のサービスをする職員が守られていないというのは市民サービスにも影響を受けると思います。  県の方で、この公契約条例の制定に向けて進んでいると聞いていますので、県で補えないところは市、また、市が補えないところは県でというふうなことで進めていただいて、さらに国へと要望していただけますようにお願い申し上げまして、私からの一般質問を終わらせていただきます。 244 ◯議長(森村和男君) 暫時休憩いたします。            午後3時19分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後3時27分再開 245 ◯議長(森村和男君) 休憩を解いて、会議を再開します。  次に、5番奥本英子議員の発言を許します。5番奥本英子議員。            〔5番(奥本英子君)登壇〕 246 ◯5番(奥本英子君) みらいの奥本英子でございます。  都市再生整備事業について、すなわち、サティ跡地の件です。  午前中に原案賛成の討論をしました。総務財政委員会も聞き、本会議で修正案が出されたりして、かなり紛糾がありました。この原因は、辛口で言うならば市長に原因がある、責任があると思います。市長は、市民によかれと思ってされていても、必ずしも議会によかれということにはならないのです。「市民の目線」ということをよく言われますけれども、議会を通り越してしまって、その目線はどこへ行くのでしょう。  私も、正直なところ、土地の購入については予算に上がってくるだろうなと思っておりましたが、基本計画、設計費用までくっついてくるとは予想もしておりませんでした。  でも、市長は過去に、「国に補助金の申請をするために、ざっくりとした図案を書いて」と。私は、あの「ざっくりとした」という言葉が耳に残っています。何で今回、委員会でも、また早い時期にこのざっくりとした図面を皆さんに示さないのかなと、ちょっといらいらした思いをしておりました。そしたら、きょう午前中に資料を総務財政委員会を通していただいたわけです。ここにいろいろ載っていますから、何階建てとか敷地面積はとかいうことも全部飛ばしましょう。  予算が通りました。次の段階は鑑定料だということも話し合いの中で大体わかってきました。その次は何ですか。何がやってくるのですか。さきに行われた質疑の答弁でも、また、総務財政委員会のやりとりの中でも、平成27年度の完成と、話はそこへ飛んでしまうんですよね。まだ平成25年度も平成26年度もあるのに、平成27年度の完成と。その間、どういうふうに進めていかれるのですか。鑑定料の次は何か、それをもっと順番に教えてほしいです。  それから、設計についてですが、市民から公募してはいかがでしょうか。できた施設の呼称、呼び方については公募とかいうことも書いていましたけれども、7万市民の中に、おもしろい案とかすばらしい案とか、こんな新鮮なのとかいうのもあるかもしれません。また、それによっては、経費が少なく済むこともあるでしょう。いかがですか。いわゆるコンペというあれです。  それから、施設の内容については、アンケートの結果をまとめた基本的な考え方を具体化するのですか。さきにいただいたアンケート結果のまとめの後ろの方のページを1枚めくると書いてあります。要約すれば、1)「魅力ある内容とデザイン」、2)「世代間交流の場」、3)「だれでも立ち寄れる、会合できる、ゆっくりできる」、4)「内外から人が来るよう、交通の利便性」、5)「近隣住民の防災施設」とありました。これは、私は先ほども言いましたけれども、了とします。5番目の「防災」ということでは、近商ストアが隣に来ているわけです。そして、その近商ストアと災害時の協定を結ぶことも考えられるでしょう。  そして、私の提案なり要望ですが、6月議会の一般質問で、私は地域包括支援の充実を取り上げました。地域包括支援課を丸ごと持ってくることはどうでしょうか。アンケートの中には、「高齢福祉や日常生活支援に関する公共施設を」という要望が4割から5割に上っていました。職員が出たり入ったり、元気に一生懸命働いているだけでも活性化になるでしょう。それから、中央公民館、陵西、土庫、菅原、葛城コミセンと、大型ないしは中型の集会所が大体の校区にはありますが、該当する地域にはありません。自治会の集会所を補完する機能も考えておられますか。  ホールは、勉強会もあることですし、もちろんあると思いますが、音楽、私がよく言うコーラスだけでなく、若者の音楽。若者は静かには音楽しませんね。ジャンジャン、ジャンジャン、ジャカジャカとにぎやかにやるから、これは適するかどうかわかりませんが、若者の音楽とか吹奏楽とかが練習できる、日本舞踊、ダンス、それから演劇などの練習場も考えてみてください。  それに、私は、ゆうゆうセンターでもこんなのがあったらいいなと思うんですが、高齢者がたくさん集ったときに談話できるような、そこでは、お茶とかコーヒーを飲めて、または、うどん1杯ぐらい、持参のおにぎりぐらい食べられるような、そんな喫茶を考えてほしいと思います。  大事なことは、基本計画をつくる段階で、また、今、申したような具体的な内容を決める段階で、もっともっと議会で議論できる機会を持ってください。  市民の一言をアンケートから引用します。「難しい規則を設けないで、活性化のためにどんどん開放してほしい」と。これは市民の言葉です。  次に、学校教育に関する意識調査について。  こんなまとめをいただきましたね。ちょっと論を進めていくうちに、沢田議員と大いに重なることがありますから、ばっさばっさと切ってまいります。  このアンケートのまとめをいただきました。9月18日から28日まで行われています。対象は、小学校5・6年生が1,145人、中学生が1,939人、保護者が3,084人です。担任の先生から渡されるアンケートですから、実によく回収されております。悉皆調査、全員である。全員調査であることの意味は大きいです。  設問に対しては、大概は2つ、1つのもありますけれど、2つ選ぶようになっています。主な点では、学校に望むことで、「学力の向上を望む」が、小学生23%、中学生17%、保護者25%。「いじめがない、安心・安全な楽しい学校生活」、これは、小中学生、保護者とも4割近くでした。「中学校で学校給食を望みますか」の問いに、「した方がいい」が、小学生37%、中学生47%、保護者91%。したくない理由は、「弁当の方がおいしいから」、保護者は、「栄養バランスがいい、温かいから」。  教育長に質問します。アンケートは、設問ごとに短くコメントがついていますが、全体的な見解はありますか。意外だったとか、何か発見があったとか、今後の対策とか、そういう全体的な教育長の見解をおっしゃってください。  いじめについては、保護者も子どもたちの要望も大変強いことを改めて感じました。ずっと、小野市云々と。私も民生文教委員ですから、小野市に行って条例の勉強をしました。いじめは人権侵害の根源だというところに立っております。  市長部局に教育委員会を含めた「ヒューマンライフグループ」、これも沢田議員がおっしゃいましたね、立ち上げてと。いい、悪いは別として、議論の余地がありますけれども、県警の警視がグループのリーダーです。あらゆる機会に普及・啓発に努めておられます。  条例のいいところというのは、市民の責務として、いじめを見つけたら情報を提供すると。「しなければならない」までは言っていないですけれども、市民の目で、いじめがわかったら情報を提供するというのが市民の責務です。要するに、多くの目があるということです。  国の緊急調査、大津の事件に触発されて国は緊急調査をしました。その結果が12月8日に出ていて、皆さんはごらんになったと思いますけれども、4月から半年で全国で14万件、これは昨年の2倍と言われています。奈良県で6,713件、大和高田市は、今、教育長に聞きましたら、中学校で57件、小学校で4件、計61件と。この結果もどう受けとめますか。時間も押していますから簡単で結構です。  そして、本市も条例をつくるべきだと思いませんか。岐阜県の可児市では、「子どものいじめの防止に関する条例」を、児童生徒を対象にして平易な文章でつくっています。  3番、中学校給食について。  アンケートの結果は先ほど申し上げました。本市では検討委員会を来年度に立ち上げると聞きました。給食開始を前提とした検討委員会と考えてよいですね。具体的な今後の計画があれば教えてください。  以上、壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。 247 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 248 ◯市長(吉田誠克君) 5番奥本議員さんからの都市再生整備計画についてのご質問にお答えを申し上げます。  まず最初に、私の手順のまずさ、説明不足をご指摘いただきました。心から深くおわびを申し上げます。今後につきましては、議員各位の意見を聞きながら、また、職員とも相談しながら、手順ごとに議会におはかりをして、ご意見を拝聴しながら前へ進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  まず、市民の意見ももっと取り入れていったらどうかというご意見をいただきました。もちろん議会の皆様方のご意見を十二分にお聞かせいただき、また、市民の皆さんからも意見を聞いてから、内容についてはしっかりと精査をしていきたい。そして、検討する中で、基本計画を立案させていただいて、設計へと手順をしていきたいと考えておりますので、その都度、議会にはおはかりをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  また、直接、市の担当部署をそちらに持っていく気はないのかとのおただしでございました。現時点では、直接、行政施策の一部分を切り離すという考えは持っておりませんが、これから議論をする中で、そういうご意見が多くあれば、また考えていかなければならないと考えておりますが、今、ワンストップ行政ということが反対に話題にもなっておりますし、住民票を出しに来られた方が、「次はあっちです、こっちです」というのはできるだけ避けていきたいとも考えておりますので、できる限り役所機能は1つにまとめて、あとの相談とか子育て支援から、それこそ子どもからお年寄りまでの相談業務とか、そういうところを統一できないかなと、現時点では考えさせていただいております。  そして、この建物自体の機能についてでございますが、市全体の活性化に寄与し、そして、市民ニーズに応じて多くの人が集まりやすいような多機能な施設と考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。  その他の質問につきましては、担当からお答えをいたします。 249 ◯議長(森村和男君) 教育長。 250 ◯教育長(土谷尚敬君) 5番奥本議員さんの、学校教育に関します意識調査の報告書に対しましてのご質問にお答えを申し上げます。  実施をいたしました中身につきましては、先ほど議員お述べいただきましたとおりでございます。学力の向上以外にも、「安全で楽しい学校生活を送りたい」、あるいは、「いじめ・不登校の対策をしっかりしてほしい」、「学校施設・設備の充実」、「クラブ活動の充実」というふうな部分が今後の要望として出ておりました。これらのことは、現在、本市が持っております学校教育に対するさまざまな課題と合致するものではなかろうかと私は感じたところでございます。現在、方向を定めて推進しております本市の教育を、いま一層頑張って進めていきたいなと、このように考えておるところでございます。  それから、2点目でございますけれども、いじめに関する部分でございます。  本市の場合は、小学校で4件、中学校で57件という、いじめを受けたという数字に対して、あなたはどう思いますかというおただしでございました。私は、正直、まずその数字を聞きましたときに、「えっ、少ないな」というふうに感じたのが正直なところでございます。ただ、その裏には、いじめに対するきちっとした考え方を本市の子どもたちがきちっと持ち合わせてくれておるのではなかろうか、そんな部分では、大変うれしく思ったところでございますが、それに安心することなく、いじめを生まない、あるいは、いじめを許さない、そんな取り組みを今後も継続して進めてまいりたい、このように考えております。  3点目でございます。中学校給食に関してのおただしでございますが、平成25年度には、外部の有識者、学校の教職員、保護者の皆さんなどによって構成されます「中学校給食検討委員会」を設置します。そして、その中では、今回実施をいたしました「学校教育に関する意識調査」の結果も示させていただきながら、分析や協議を進めていただき、そして、そんな中で、中学校給食を導入した場合という視点から、そのあり方について幅広くご意見をいただき、そして、さまざまな課題を整理しながら、具体的に実施するとすればどのような方式なのか、あるいは安全面、経費、そんなことも含めながら、さまざまなご意見をちょうだいできればと、そのように考えておるところでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 251 ◯議長(森村和男君) 環境建設部理事。 252 ◯環境建設部理事(堂前圭司君) 奥本議員さんのおただしにお答えいたします。
     まず初めに、公募で基本計画について募集できないかというようなご質問でございました。それにつきましては、専門的な技術、知識等が必要になると考えますので、今後、検討課題の1つということで考えております。ただ、計画に当たりましては、市民に対してパブリックコメント等を実施して、広く意見はお聞きしたい、ちょうだいしたいと考えております。  また、公民館、集会所というような機能でございます。集会所、この言葉は、地域交流ということで、人が集まるという機能については、集会所も会議室も皆一緒かなということでございますが、ただ、公民館機能的なものについては、人が集まりやすいような多機能な施設にするということでご理解願いたいと存じます。  そして、お茶、コーヒー、うどんといったような喫茶的な話でございますが、だれでもが利用できるしゃれたオープン空間というようなことで、1つの機能が考えられるのではないかなというふうに思っております。それも、またすべて、今後、広くご意見を聞かせていただいて取り組んでまいりたいと思っております。  そして、もう1点でございます。近商ストアが、今後、春にオープンというふうに聞いております。今、工事が進んでおるんですけども、その辺と防災協定を結ぶというようなご意見でございますが、それもまた周りの環境、そして周りの住民の方の意見、そして当然、近商ストアさんの方が早くオープンすると思いますが、近商ストアさん、そして南都銀行といったような関係機関とも協議を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 253 ◯議長(森村和男君) 5番奥本英子議員。 254 ◯5番(奥本英子君) あんまり甘くとらえるわけではないですけれども、検討課題としてやっていただけるということで。公民館機能とか地域の自治会の集会所と、こうあからさまに言うと、「何で今まであなたたちはそこでつくらなかったのか」とか、またいろいろな議論ができます。市民の交流と言ったらすべてのことを含みますね。交流ということにしておきましょう。  それで、喫茶のようなこと、私は、ゆうゆうセンターの1階でも、高齢者が集っていたら、そういうふうにロビーをオープンにしてもいいんじゃないかと、かねがね思っているんです。特に女性はと言いましょう、お茶を飲んだり、食べたり、おしゃべりするのが大好きです。だから、女性というのは長生きなんですよ、と思います。  教育長に質問しました。一番聞きたかったことは、条例をつくる気持ちはないんですかということなんですよ。今は必要をそんなに感じていないと言うけれども、市民全体に啓蒙して、啓発して、学校だけの目と言ったら、先生だけの目というのは非常に狭い、限られるじゃないですか。市民全体が、あの街角でああいうことが起こっているとか、市民の目、意識がしっかりしていたら、そのまちは、いじめが当然減ると私は思います。沢田議員がおっしゃった目的もそこにあったと思います。高田市は条例をつくる気持ちはないのか。前回の朝井議員の質問から大体これは続いています。  市長に聞きます。市全体として、市長部局でここを小野市はやっていっているように、教育委員会だけではなく、市を挙げて、こういうふうな条例づくりとか、取り組むというお考えはないんでしょうか。 255 ◯議長(森村和男君) 吉田市長。 256 ◯市長(吉田誠克君) 奥本議員さんの質問にお答えを申し上げます。  今、教育長がお答えさせていただきました。議員、再度のご質問の中で、市を挙げて、全体で取り組んでいくべき事業ではないかと、私もそういう思いを持っております。また、教育委員会と相談をさせていただいて、高田市としてはどういう形でやっていくのか、再度協議をさせていただきます。  以上でございます。 257 ◯議長(森村和男君) 5番奥本英子議員。 258 ◯5番(奥本英子君) それと、私は、ちょっと意味合いを含めて言ったんですけれども、教育長、学校に望むことの1番で、学力向上を望んでいないんですよ。これって残念ですね。学力の向上に対する期待、小学生23%、中学生17%、保護者25%ですよ。2つ選べるんです。1つは勉強のことを思っておこう、1つはいじめのことと、2つ挙げるのが。楽しい学校生活と言ったら、片一方で学力向上と、こう来ないで、何でこんな少ない数字ですか。それほどまでに、学力は塾でやるから、学校は楽しくさせてくれと言うてるんじゃないかと思って、私は残念に思っているんですけど、教育長、いかがですか。 259 ◯議長(森村和男君) 教育長。 260 ◯教育長(土谷尚敬君) 議員おただしのように、学力を伸ばして、充実した学校生活を送りたいと答えております小学生が23%と、4分の1しかおらないという部分でございますが、確かに私も「低いな」という部分はあるんですが、子どもたちにとって、学校で勉強というのは、ある意味当然という部分を選択させた結果がこうなったのかなというような部分ももちろん1つの要因かなと、そのようには考えております。ただ、議員お述べのように、塾へ行って子どもたちがしんどいという、そのことの裏返しかなとは思うんですけれども、子どもたち自身が、保護者の願いもあり、そんな中で塾へも行っておろうという、そんな部分の数字もこの中には出ておるのではないかと考えております。 261 ◯議長(森村和男君) 5番奥本英子議員。 262 ◯5番(奥本英子君) これで最後にしますね。  中学校で学校給食は、もちろん小学生は、これから中学校に行って給食を受けるか、受けないかということになるんですけど、弁当の方がおいしいから、好き嫌いがきくし、量的にも自分に合ったようにできるからと。子どもは、小学生37%、中学生47%、これは予想できないこともなかったですね。保護者は、91%がした方がいいと。私は、そこまで要求していたのか、長いこと精神論で、「親は愛情を持って弁当をつくるんだ」と、何遍聞いても今までそれです。弁当で愛情をあらわすと、こう来たんですけれども、保護者は91%も望んでいました。  そんな中でしたけれど、小学生303人、中学生566人が、「給食だと家の人のつくる手間が楽になる」と、親をおもんぱかっているのが、何かじんときましたね。  どうぞ、教育も頑張ってほしいですし、今後の都市再生事業にも大いに期待しています。よろしくお願いします。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 263 ◯議長(森村和男君) 以上で日程は終了いたしました。  この際、おはかりいたします。  お手元に配付いたしております閉会中の継続調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。申し出どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 264 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 265 ◯議長(森村和男君) 以上で本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしましたので、会期中ではございますが、これで閉会いたしたいと存じます。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 266 ◯議長(森村和男君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  議員各位におかれましては、去る12月7日の開会以来、連日ご精励をいただき、厚くお礼申し上げます。  各執行機関におかれましては、議会の意思を十分尊重の上、市政を執行されますよう要望しておきます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 267 ◯議長(森村和男君) 市長の閉会のあいさつがございます。吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 268 ◯市長(吉田誠克君) 12月定例市議会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。  本定例会におきまして提案申し上げました案件につきまして、慎重なるご審議をいただき、議決を賜りましたことに心から厚く御礼を申し上げます。  なお、本会議並びに委員会におきまして、議員各位からの貴重なるご意見、ご指摘につきましては、十分にその意を踏まえ、今後の市政運営に反映させていただく所存でございます。  議員各位には、本市発展のため、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、閉会のあいさつとさせていただきます。  ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 269 ◯議長(森村和男君) これをもって、平成24年12月大和高田市議会定例会を閉会いたします。            午後3時59分閉会 本会議録の正当なることを証明するため、ここに署名する。                   議 会 議 長    森  村  和  男                   署 名 議 員    藤  田  精  子                   署 名 議 員    堂  本  正  信                   署 名 議 員    砂  原  弘  治 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...