中津市議会 > 2004-03-15 >
03月12日-05号

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  1. 中津市議会 2004-03-15
    03月12日-05号


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    平成 16年 3月定例会(第1回)平成16年 3 月12日    午前9時30分招集出席議員(26名)1 番  小倉喜八郎   2 番  武下英二3 番  藤野英司    4 番  古江信一5 番  荒木ひろ子   6 番  川内八千代7 番  福元義     8 番  井上陽一9 番  今吉次郎    10番  鎮西邦宏11番  安藤豊治    12番  田中良幸13番  今井義人    14番  馬場林15番  須賀瑠美子   16番  桝田昌義17番  毛利正徳    18番  古森三千年19番  清水勝彦    20番  嶋澤司郎21番  前田勝利    22番  南仁23番  井ノ口邦彦   24番  梶谷潔25番  村上猛     26番  小川櫻三郎欠席議員(なし)地方自治法第121条による出席者(33名)市長            新貝正勝      助役          木村吉晴教育長           影木莊一郎     水道事業管理者     大下泰登志総務部長          寺岡好信      福祉環境部長      古城一三産業振興部長        上永裕正      建設部長        田中聰市民病院事務長       立山秀雄      庶務課長        奥田隆財政課長          河端宣利      企画課長        植山惠子法規課長          大塚秀勝      管財課長        塩谷十起雄税務課長          長谷川光雄     社会福祉課長      福田誠一高齢者福祉課長       植山美洋      生活環境課長      早川正一子育て支援課長       佐藤文子      清掃第一課長      松下太清掃第二課長        松本洋一      農林水産課長      飯沼昌彦耕地課長          岩﨑信一      工業労政課長      友松明博都市計画課長        江口浩治      道路課長        渡邊正一下水道課長         井上秀樹      区画整理事務所長    小出正貴選挙管理委員会事務局長   於久孝正      教育委員会管理課長   城戸﨑九一教育委員会体育保健課長   茶屋正文      市民文化センター館長  尾畑豊彦芸術文化センター建設準備室長  山田昌道      水道局庶務課長     立木和広市民病院総務課長      清永信出席した議会事務局職員(3名)局長            秋吉勝彦      議事係長        速水隆巳庶務調査係長        三ツ廣辰彦議事日程┌────────────────────────────────────────────┐│第1、上程議案に対する質疑                               ││ 議第2号から議第48号まで及び議第51号から議第53号までの51件並びに報告第1号から││ 報告第3号までの3件、計54件(表題部略)に対する質疑                ││     (質問者及び質疑の要旨)                           ││17番 毛 利 正 徳                                 ││ 議第46号 中津市総合体育館建設設計案選定委員会設置条例の制定について        ││       (組織)                                 │├────────────────────────────────────────────┤│15番 須 賀 瑠美子                                 ││ 議第5号 平成15年度中津市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)         ││      (公共下水道使用料、公共下水道事業債、)                  ││ 議第7号 平成15年度中津市老人保健医療特別会計補正予算(第4号)          ││      (医療費交付金)                              ││ 議第9号 平成15年度中津市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)          ││      (繰入金)                                 ││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (市民税、民生費県補助金、児童措置費の委託料、ゴミ処理費の増額理由、一般廃││       棄物埋立処分場費の修繕料、リサイクル推進費の委託料・負担金補助及び交付金)││   議第24号 中津市事務分掌条例の一部改正について                 ││         (まちづくり推進室の職務内容・専門職の配置)             │├────────────────────────────────────────────┤│8 番 井 上 陽 一                                 ││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (文化会館管理費の負担金補助及び交付金)                 ││ 議第23号 記号式投票に関する条例の一部改正について                 ││       (改正内容)                               ││ 議第40号 リル・ドリームの設置及び管理に関する条例の制定について          ││       (使用料、駐車場の確保、周辺環境)                    │├────────────────────────────────────────────┤│9 番 今 吉 次 郎                                 ││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (保健衛生総務費の負担金補助及び交付金、リサイクル推進費の負担金補助及び交││       付金、文化財保護費の負担金補助及び交付金、文化会館管理費の委託料)    ││ 議第15号 平成16年度中津市駐車場事業特別会計予算                 ││       (駐車場基金繰入金)                           │├────────────────────────────────────────────┤│7 番 福   元 義                                 ││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (保健衛生総務費の負担金補助及び交付金、農業振興費の負担金補助及び交付金・││       貸付金)                                 ││ 議第20号 平成16年度中津市病院事業会計予算                    ││       (建設改良事業の概要、給与費)                      │├────────────────────────────────────────────┤│5 番 荒 木 ひろ子                                 ││ 議第2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)                ││      (企画費の負担金補助及び交付金、し尿処理費の委託料、土地取得費の公有財産購入││      費)                                    ││ 議第6号 平成15年度中津市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)           ││      (使用料)                                 ││ 議第7号 平成15年度中津市老人保健医療特別会計補正予算(第4号)          ││      (医療費支給費)                              ││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (一般管理費の負担金補助及び交付金、児童福祉総務費の報酬、保険衛生総務費の││       負担金補助及び交付金、環境衛生費の負担金補助及び交付金、葬祭場費の委託料、││       し尿処理費の工事請負費、公園費の委託料、公園新設事業費の工事請負費)   ││ 議第20号 平成16年度中津市病院事業会計予算                    ││       (債務負担行為)                             ││ 議第27号 中津市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につ││       いて                                   ││       (職種)                                 ││ 議第29号 中津市職員退職手当基金条例の制定について                 ││       (市長の退職金算出基準の見直し)                     ││ 報告第4号 平成16年度中津市土地開発公社事業計画並びに収支予算の報告について    ││       (当該年度事業予定額)                          │├────────────────────────────────────────────┤│6 番 川 内 八千代                                 ││ 議第2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)                ││     (教育使用料、公園新設事業費の工事請負費、芸術文化センター建設準備費の報酬費)││ 議第11号 平成16年度中津市一般会計予算                      ││       (所得譲与税、財政調整基金繰入金、減債基金繰入金、土地開発基金繰入金、一般││       管理費の積立金、福利厚生費の委託料、企画費の負担金補助及び交付金、電算管理││       費の委託料・負担金補助及び交付金、農地費の負担金補助及び交付金、道路橋りょ││       う維持費の工事請負費、港湾管理費の負担金補助及び交付金、土地区画整理費の進││       ちょく状況、文化財保護費の報酬、体育施設費の委託料)           ││ 議第31号 消費税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について     ││       (税率が引き上げられた場合の対応)                    ││ 議第41号 損害賠償の額を定めること及び和解について                 ││ 議第42号 損害賠償の額を定めること及び和解について                 ││ 議第43号 損害賠償の額を定めること及び和解について                 ││ 議第44号 和解について                               ││       (金額の根拠)                              │├────────────────────────────────────────────┤│議事日程の追加(上程議案の委員会付託)                         ││ 議第2号から議第48号までの47件並びに報告第1号の1件、計48件(標題略)について委││ 員会付託を日程に追加し、議題とすることについて(議長発議)~決定           │├────────────────────────────────────────────┤│3月15日の議事日程削除・休会                             ││  3月15日の議事日程を全部削除し、1日間休会とすることについて(議長発議)~決定  │└────────────────────────────────────────────┘本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ○議長(井ノ口邦彦) ただいまより、第1回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。                                  午前9時32分日程第1、上程議案に対する質疑を行います。議第2号から議第48号まで及び議第51号から議第53号までの50件、並びに報告第1号から報告第4号までの4件、計54件を一括議題と致します。質疑の通告がありますので、順次発言を許します。17番 毛利議員。 ◆17番(毛利正徳) おはようございます。議第46号中津市総合体育館建設設計案選定委員会設置条例についてお聞きをしたいと思います。平成15年3月議会において、中津市武道場からこの総合体育館になったわけですけれども、1年前に同じ3月議会でこの条例が出され、この条例に基づいて武道場建設ということで進められていきました。その後、多くの市民、私どもも含め関係団体の方がぜひ競馬場跡地にということで、念願の競馬場跡地に建設をするということで、今議会に提出をしております。この条例を見ますと、第3条、選定委員会は委員会9名以内で組織するということになっております。関係団体代表、行政機関代表、学識経験者ということで、武道場建設のときも全く同じです。この条例を3月議会のこうありますけど、昨年の3月を見ますと、もうほとんど変わりません。武道場が総合体育館に変わったと。市長が新貝市長の名前になったというぐらいで、ほとんど変わりはありません。よく考えて見ますと、武道場建設は特に来る2巡目国体のためにつくるということで、これに関係する団体というのは武道ということを考えたときには限定されますけれども、その後の中津の将来のスポーツ施設ということで考えたときにも、それ以上に市民の方々も含め幅広くなります。また、この総合体育館ということを考えたときには、それ以上に関係者の方々そして市民の方を考えると、やはり選定委員会の9名というのは果たして適当なのか、これでいいのかというふうに思いますけれども、この辺のお考え、そして今申し上げた1、2、3関係団体、それと学識経験者そして行政ということは、この中の構成、割合ですね、どういうふうに考えているのかお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) それでは、議第46号におきます中津市総合体育館建設設計案選定委員会設置条例についての第3条の組織で、選定委員が9名以内ということになっていることのご質問だと思います。それで、お答えを致したいと思います。 総合体育館建設に当たりましては、市民の皆様方の意見が反映され、使用する側に立った施設計画がコンペの作品の中に含まれていることが大切であると思っております。そのためにコンペ選定委員会の中にさまざまな市民の意見が取り入れられるような市民サイドの研究会方式で現在関係課で検討しております。研究会メンバーにつきましては、最重点課題としての総合体育館建設では体育関係団体としておりまして、全体のスポーツ論構想では範囲を広げていく考えを今のところしております。ご質問の選定委員数につきましては、関係団体代表、行政機関代表、学識経験者の方々で、専門的分野の見地から選定していただくように考えておりまして、9名以内でお願いをしたいと考えております。他市の状況でも、7名とか9名の選定委員数となっております。それと先ほどの議員さんがご質問の各構成の人数はどうかということですので、これ私どもの方の担当課の、今の時点の案でございますが、関係団体代表につきましては4名、行政機関代表は1名、学識経験者では4名ということで、今のところそういう考え方でおります。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 毛利議員。 ◆17番(毛利正徳) 一般質問の中で古江議員からもお話がありましたように、やはり多くの関係団体に携わる方、市民の方の意見を聞くことが大切じゃないかということも出ました。今お聞きをしましたら、若干武道場建設のときに比べると、9名は一緒ですけれども中身がちょっと違うかなということであります。ただ、やっぱり関係団体の方たちの意見をたくさん聞くということは、本来はもう少し数をふやしていただいた方がよりいいのではないかと。専門的分野というのは設計に対しての専門的ということがあるかと思いますが、これは昨年の武道場の建設に当たっての1年間の日程がここにありますけれども、恐らくほぼ今度もこれと同じような形になるかと思います。そう考えますと、6月ぐらいから登録受け付けとかいうことが始まって、最終的に昨年の経過でいいますと、9月に審査をするということになっております。この審査ですけれども、この第2条にありますように、設計案の選定について調査及び審議を行うということになっております。この委員さんたちは9月に審査をするということなんですが、設計に関しては確かにどういう方が入るか、委員会にどういう方が入るかわかりませんけれども、武道場のことを考えますと、専門的の、この場合は槙さんが中心になって大分大学の教授、石井和紘建築研究所、九大の教授という方が専門的に入っております。これがどういうふうになりますかわかりませんけれども、ほかの方たちというのは専門的なことはまずはわからないと思うんです。ただ、前回9月にあって、集まった時点にコンペの審査がありましたよね。そのときに、その人たちが何をもってしたのかというのが1点と。その前だったと思うんですけれども、たしか大学教授の方が昼休みに初めて現地に車を飛ばして出向いて行ったと。初めてそこを見て、こんなところに建てて、駐車場がなくて、よく中津市はこの発展性のないところに武道場を建てるなといったことがあったかと思います。そういった意味においては、この委員会のメンバーの方には必ず事前に資料とか現地を見ていただいて、そしてその水環境整備とかいろんなことがありますので、そこのすべてのことを把握していただいた上で、やはり審査に臨んでもらうと、そういうのが一番いいんではないかと思いますけれども、その点はどうでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) 今、2点ご質問があったんだと思います。前回の武道場の選定のときに、9月に専門、学識経験者以外のその他の委員さんはどういう基準というか、ことで審査をしたかということです。それが今回の委員さんとも結びつくことだと思いますが、前回の学識経験者以外の方につきましては、行政代表の方は助役さんと建築課長にお願いをしました。 この方は2人とも、行政サイドのそういう見識で審査をされたと思います。関係団体のスポーツ団体もしくはスポーツ振興審議会の委員の代表の方、こういう方は国体のそういう大会等の施設等も、大会等に出場したり、見学に行ったりということで、相当の見識がある方だったと思っています。そういう見地から審査をしていただいたものと思っています。それでそういう関係団体の方につきましては、使用者側のサイドに立った、そういう見地からの審査であったと、私どもの事務局の方は思っております。それと今後、予定をされます委員さんにつきましては、議員さん言われましたように現地の状況なり、そういう資料等は十分お示しをしてご理解をしていただいた上で審査をしていただくということで、そういう方向で考えていきたいと思っています。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 毛利議員。 ◆17番(毛利正徳) いずれにしましても、多額のお金を費やして設計、建設をしていくわけであります。中津市の将来のスポーツ施設をまず、競馬場跡地のスポーツゾーンとしてのまず最初のスタートであります。このスタートをぜひ市民の要望どおりに環境にマッチした建物を建てて、そしてまずは国体を迎えて、その後いろんな競技等に活用していければと思っております。私どもも議員という立場から、何ができるかということをよく考えながら、これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。以上で終わります。 ○議長(井ノ口邦彦) 15番 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 当初予算ですので、議案質疑も皆さん大変多いようですので、簡潔に質問をしていきたいと思います。では初めに、議第5号、6ページでございます。公共下水道の使用料につきまして増額の補正が出ております。これにつきまして現年度分そして滞納繰越分につきましてそれぞれ何件分の使用料の件数があるのか、そしてまた滞納の理由についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 下水道課長。 ◎下水道課長(井上秀樹) お答え致します。議第5号の平成15年度中津市公共下水道特別会計補正予算6ページの、使用料のそれぞれの件数でございますが、現年度分につきましては138件、過年度分につきましては235件でございます。なお、滞納の理由でございますが、景気低迷によります経済的な理由、こういったことで支払い遅延、さらには倒産並びに転居先の不明と、こういうのが大きな理由になっております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 公共下水道につきましては、その必要性を市民の方は感じながらも、自分の住んでいる地域に本管工事が来ても、なかなかそこの接続といいますか、それについて大きな費用が伴うということで、ためらっている方が多いかと思いますが、今大きな理由としては経済的と言われましたが、どういうふうな、もう少し具体的に年齢層であるとか、その辺につきましてはどうなんでしょうか。滞納者につきまして。 ○議長(井ノ口邦彦) 下水道課長。 ◎下水道課長(井上秀樹) 滞納者につきましては、先ほど言いました理由が主な内容になっておるわけですが、やはり滞納者につきましたは毎年ふえる傾向にありますので、その対策としてはやはり嘱託、専門的な嘱託員と申しますか、そういった制度もそろそろ検討しなければならない時期に来ておるんじゃないかというようなことを考えておりますので、そういった方向で検討していきたい、こういう具合に考えております。 それからやはり滞納している中でも分納をしながら一生懸命納めていこうと、こういう方もおられますので、家庭にお伺いしたときには十分話し合いをしながら対応していきたい、こういう具合に考えております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。
    ◆15番(須賀瑠美子) なかなか大きな費用を伴う分なので、滞納件数のほうが現年度分のお金で倍というような数字でございますので、今度の対策としては嘱託員を置いてというようなことのお話でありましたので、ぜひ積極的に、できるだけ滞納者が減らせるように対策をとっていただきたいと思います。続きまして、11ページの公共下水道建設事業債につきまして、減額補正が出ております。この減額理由について、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 下水道課長。 ◎下水道課長(井上秀樹) 11ページの公共下水道事業債の減額理由でございますが、平成15年度の公共下水道整備事業の事業費確定に伴う減額補正でございます。なお、この建設費の財源としておりました市債を、ただいま申し上げましたように事業費の確定でこの市債を減額補正とした、こういうことでございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 次にまいります。第7号でございます。第7号の平成15年度老人保健医療特別会計補正予算の5ページでございます。医療交付金につきまして、減額の補正が出ております。この減額理由について、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 高齢者福祉課長。 ◎高齢者福祉課長(植山美洋) 老人医療特別会計の5ページになりますが、医療費交付金でございます。本年度の老人医療の特別会計につきましては、当初予算を69億5,843万9,000円ということで予算計上させていただきましたけれども、4月から12月までの老人医療の給付実績を見まして、3月までの給付を予想致しました。予想致しますと、67億7,479万4,000円の給付になると見込まれてございます。この理由につきましては、老人保健法の平成14年10月の改正に伴いまして、老人医療の受給者年令が70歳から75歳に引き上げられたことによることが、一番大きな原因ではないかと考えております。以上の歳出の減によりまして、支払基金よりの交付金の分の減額をお願いしてございます。支払交付金の負担につきましては、14年10月から15年9月までの負担割合が100分の66、それ以降につきましては100分の62ということで計算させていただいているような状況でございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) わかりました。では続きまして、議第9号平成15年度の介護保険事業特別会計補正予算の11ページでございます。繰入金の補正が出ております。これについて説明と、そしてその基金残高についてお尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 高齢者福祉課長。 ◎高齢者福祉課長(植山美洋) それでは介護保険特別会計、11ページの介護保険基金繰入金についてご説明申し上げます。この介護保険会計につきましても、当初予算につきましては32億8,566万8,000円ということでお願いしてございましたけれども、補正をさせていただきまして、現在33億3,877万6,000円ということで計上致しました。今回、3月まで見込みを立てましたところ、現段階では33億1,897万1,000円の見込みが立てられてございます。 したがいまして、現在の予算額から致しますと1,980万5,000円の減額、全体で減額をお願いするという形になってくるような状況でございます。今回補正をお願い致しました中で、それぞれ全体が減額になりますので、減額のお願いをするという形になるわけでございますけれども、支払基金なり国・県あたりの見込みというのは12月までの実績によりまして支給されるという形になります。最終的に決算を致しまして誤差が生じた場合には、その誤差を次年度で繰り入れるという形になってまいります。私どもが見込みました33億1,897万1,000円で見込みますと、国・県基金からの歳入だけでは少し不足が生ずるような計算になってまいります。したがいまして、この11ページの介護保険の基金の積み立てがございますので、基金会計より9,842万9,000円の増額をお願い致してございます。この増額をお願い致さないと、もし万一の場合に支給ができないみたいな形になるような状態になる可能性もございますので、今回、基金よりの繰入金の分だけ増額をお願いしているというような状況でございます。それから、現在の基金の残高ということでございますが、16年3月11日現在の介護給付費の準備基金積立金でございますが、2億5,452万4,064円ということになってございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) では続きまして、議第11号、4ページの市民税についてお尋ねを致します。この市民税の中の個人の分が前年度より減額で上がってきております。まず、この減額の理由と要因についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 税務課長。 ◎税務課長(長谷川光雄) それでは議第11号平成16年度中津市一般会計予算、4ページの市税の中の個人住民税の減額の理由ということでお答え致します。約1億4,200万円ほど今回減額になっております。これは長引く景気低迷によりまして、賃金やボーナスの削減、それに企業のリストラなど厳しい所得雇用環境が増す中、特に昨年の公務員の人事院勧告は、1人平均年間収入で16万3,000円の減となっております。さらには高額納税者の市外の転出や死亡、それに市内民間企業の早期退職者、それに病院の法人化等による減少、このほかにも土地譲渡所得や一時所得の減収によって減額となっております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 今後、自治体が自律的にやっていくのに、本当にこの市民税の比率を高めていくというか上げていくことは大変大事だと思うんですけれども、幸い中津には今年ダイハツ車体が操業を開始します。これは税の増収につながるのではないかと多くの市民が期待をしているところですが、このダイハツ車体の関連、操業に伴って個人、法人、この税についてはどういうふうになるのか、ご説明お願いします。 ○議長(井ノ口邦彦) 税務課長。 ◎税務課長(長谷川光雄) ダイハツ車体が本年12月に操業開始という予定になっておりますけれども、まず個人市民税の状況ですけれども、これは平成16年12月にダイハツ車体が操業開始になります。それと前橋の方から従業員の方が順次、本年度より転入して来ます。従業員の方の個人市民税は賦課期日が平成17年1月1日ということになりますので、この従業員の方の個人市民税は平成17年度の当初予算に計上されるということになります。次に法人市民税ですけれども、ダイハツ車体が操業を開始されてから二、三年は法人市民税の納付は見込めないと考えております。ただ、トヨタ自動車が福岡県宮田町に進出したケースでは、進出3年目から法人市民税の申告・納付があったと聞いております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 現段階ではまだ見込額というようなことで、わからないんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 税務課長。 ◎税務課長(長谷川光雄) 大体、昨年ダイハツ車体が進出するということで、ダイハツ車体と関連企業について市の方で推計した数字はあります。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員、3回目です。3回目の質問をしましたので、次に今度はこちら。意見を言いますか。 ◆15番(須賀瑠美子) では、次にまいります。34ページでございます。県支出金の目としては民生費県補助金の中にストマ用装具助成事業補助金というのが38万円上がっております。これについてお尋ねをしたいと思いますが、まずこのストマ用の装具、これを申請する場合の手続き、そしてその配布がどういうふうになっているのか、そして件数がどのくらいあるのかということを、まず教えてください。 ○議長(井ノ口邦彦) 社会福祉課長。 ◎社会福祉課長(福田誠一) 34ページの民生費県補助金の上から10番目の、ストマ用装具助成事業補助金についてお答えします。この事業は膀胱、直腸の機能傷害を有する方に対しストマ用装具を交付し、その交付に要する費用の一部を助成するものでございます。申請方法と致しましては、本人が来庁もしくは電話で社会福祉課の傷害福祉係の方に希望納品業者と希望商品を2カ月ないし4カ月、6カ月分の範囲内で申請をしていただきます。その申請に基づきまして、市が業者の方に見積書を提出してもらい、交付券を発行致します。その交付券を持って希望の商品を障害者本人に業者がお届けをし、その際、自己負担金が生ずる場合は業者がその利用者の方から自己負担金を受け取る形になっております。その後、業者は本人の受領印をもらった交付券を持って市のほうに請求をするということでございます。本人への助成は、その受領印をもらった交付券によって自己負担金の額が判明致しますので、自動的に市の方から本人のほうに助成をしている状態です。この予算の件数は48名分で、249件分を計上しております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) この装具の助成を受けている、例えば大腸がんの患者さん同士が病院で情報交換などをしている中で、非常に現在の現物支給を受けてるストマ装具というのが余りよくないというお話が出たことで、今回ちょっとこれ議案質疑で上げさせてもらいました。それと同時に次の質問でございますが、現在この関連で、市役所の1階のトイレの中にはこのストマ装具を洗えるような改造がなされたと思いますが、中津市のほかの、市民がよく利用するような図書館とか文化会館とかそういった場所については今後、こういう計画というのはあるんでしょうか、ストマ装具が洗えたりとかいうような計画はあるのですかね、お尋ねをしたいと思いますが。 ○議長(井ノ口邦彦) 社会福祉課長。 ◎社会福祉課長(福田誠一) 他の施設での計画というのは、私の方は把握しておりません。ただ、全国で1,500カ所がこういう設備を準備しております。これ2年前に比べまして3倍以上にふえたということで、今後こういう新しい施設を建てる場合は洗浄の設備を有したトイレを準備していただくように私の方からもお願いしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 実は、中津の患者さんの1人が、みずからの体験に基づきながら、このストマ用のパウチといいますか、その袋を洗う器具をご自身で開発をされ、通常ならば二、三十万かかるところを3万3,000円ぐらいでできるというふうな特許も取られておりますので、ぜひ、今大腸がんの患者さんなどはふえていることですし、こういうことも考えて、いろんな、市民がよく利用される施設においては、こういったものを取りつけていただきたいと思います。これは要望でございます。 では、次にまいります。92ページでございます。民生費児童措置費の中に委託料として地域子育て支援センター委託料が1,592万7,000円で上がっております。これにつきましてまず事業内容と、その財源の内訳についてお尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤文子) お答え致します。事業内容についてですけれども、地域子育て支援センター事業は地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図り、地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的としております。中津市においては現在2カ所しております。1カ所は平成9年度より如水保育園、それから15年度より井上小児科に委託しております。内容については、如水保育園の方では育児に関する電話相談、それから就学前の親子がリズム遊び等を通してふれあう遊ぼう会、育児サークルの支援活動、保護者の育児にかかる親講座、それからウォークラリーやミュージカル等、親子で楽しむ親子文化活動等を実施しております。井上小児科の方では臨床心理士、保育士、医師などによる電話や面談での相談指導、また低出生体重児を有する家庭の支援事業と連動し、特にゼロ歳から3歳児の育児相談指導及び家庭教育講座の開催、それから外国人国籍を持つ養育者への支援、障害児の兄弟と家族に対する支援、子育て支援にかかわる後援会、それから子育て支援情報の提供、それから子育て支援にかかわる諸機関との連携等を現在のところ行っております。知識とか経験を有した専門の職員が企画・調整を実施し、毎年多数の保護者の方が参加している状況です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 漏れです。事業費の財源内訳は。 ◎子育て支援課長(佐藤文子) すみません。事業費の財源内訳についてですが、国・県・市でそれぞれ3分の1補助になっております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 今、大きく二つの、如水保育園での事業と井上小児科での事業ということでご説明をいただきました。如水保育園の親講座などにつきましてはいろんなところで広報もされ周知徹底がされていると思いますが、15年度から始まりました、まだ始まったばかりですから、はっきりした件数が出てるかどうかわかりませんけれども、井上小児科におきますところの育児相談などはどのくらいの件数があるんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤文子) 現在のところ、相談件数にしては1,629件ほどございます。内容については子育て相談とか児童養護に関する相談とか虐待に関する相談とか、いろいろな相談がございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 割と件数が多いのだと思いました。では、続きましてごみの関係で質問致します。109ページでございます。今回の予算はほとんどの項目が減額で予算編成されておりますが、このごみの関係におきましては前年度よりさらに2,822万7,000円増額ということでごみ処理費が上がってきております。まず、この増額理由についてご説明をお願いします。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) 109ページ1目ごみ処理費の増額理由でございますが、実は13節委託料のうち110ページになりますが、上から3行目に一般廃棄物収集運搬業務委託料を計上してございます。昨年の12月議会で債務負担行為の補正をお願いしたところでございますが、契約の切り替え時のために入札前の予算額で計上致しております。入札を本年2月3日に行ったため、予算書の印刷に間に合いませんでした。1億2,449万6,000円の予算に対しまして、入札結果は7,341万6,000円、差し引き5,108万円の減額となりました。そういうことで、実質的には前年度よりもマイナス2,285万3,000円の予算額となります。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 実質ではということでございましたが、委託料の中には今、委託のことで説明がございましたが、委託の中には昨年と違うものがまた委託料として上がってきてると思いますが、これについて説明をお願い致します。それと平成15年の4月から工場の運転につきましては委託になったと思いますが、これに伴って職員の方々の変動はあったのでしょうか、あわせてお尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) 13節の委託料のうち、本年度新規として計上をしてございますのが110ページの下から、委託料のうち5行目のハト飛来防止作業委託料、それとその次のごみ処理施設精密機能検査委託料、これは3年に1回義務づけられております。この2件が新規として本年度計上致しております。それから、昨年度工場の運転管理を委託致しました。職員の変動でございますが、工場職員9名、昨年の4月1日で異動致しております。現在、工場係としては清掃第一課に3名残っております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 111ページでございますが、一般廃棄物埋立処分場費の中の11節需用費の中に修繕料が上がっております。1,247万1,000円上がっておりますが、これの内容についてお尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) 11節需用費のうちの、修繕料の内容でございます。埋立処分場の侵出水処理施設で処理致しました放流水の窒素量が最近増加傾向にございますので、対策と致しまして、酸化消化槽アルカリ剤注入設備の追加を致したいと思っております。現在、酸化消化槽のペーハーが低いために、消火器によります消火反応、脱窒素でございますが、これが不十分と思われますので、アルカリ剤注入ポンプとペーハー計を設置致しまして、ペーハーのコントロールを適格に行いたいというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 現在、清掃第一課の方では、この最終処分場の増設といいますか、それについて検討委員会というのが開かれておりますけれども、私が大変気になっておりますのは、可燃ごみの量というのは平成11年から14年度ほとんど変動しておりません。にもかかわらず、最終処分場に持ち込まれるところの焼却残渣のダスト固化物というものは平成11年度から14年度の3年間で30万キログラム増加をしております。これについて、この増加の理由についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) 議員ご指摘のようにダスト固化物が増加してございます。これの主な理由と致しましては、ダイオキシン対策等で消石灰の吹込量を増加したということが一番大きな原因だというふうに考えております。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 確かに、ごみ、本当は燃やさずにごみをなるべく少なくしてリサイクルをするのが一番いいんだと思うんですけれども、燃やすことによってダイオキシンの発生というのは避けられないわけで、その安全対策としての今消石灰の分がふえてきたんだというご説明で、これにつきましては安全運転は避けられないわけですから、やむを得ないのかなと思いました。次に、リサイクルの関係でお尋ねを致します。まず、リサイクルの中の推進費の中の112 ページ、13節委託料に食品トレイの再生利用処理委託料が485万1,000円上がってきております。このトレイの再生についてはここ近年どのような推移になっているか、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) トレイの収集量でございます。平成11年度につきましては20トン、12年度が16トン、13年度12トン、14年度につきましては10トン、だんだん収集量が下がってきているというのが現状でございます。 ◆15番(須賀瑠美子) 下がっている理由については、どういうふうに考えておられますか。 ○議長(井ノ口邦彦) 目で言ってください。負担金補助及び交付金で聞かれてます。一緒にやらんと。 ◆15番(須賀瑠美子) わかりました。では、これで2回目になるんですかね、もう。負担金補助の電動生ごみ処理機300万、多分1件当たりこれ3万円の補助だと思いますが、もちろん市民1人1人の協力なくしてごみの減量はありませんから、このように家庭のごみを出す出口からリサイクル意識を持つということは、それはそれでいいとは思うんですが、何分にもこの補助金というのは非常に金額が1件当たり高いということが一つあります。加えて電動式でありますから、さらにまた電気を使うということで、大きな意味でいいますと、CO2 の削減ということが大きな、地球温暖化防止の問題になっておりますので、余り私はこういう電動式を普及するということはちょっと考えものではないかと。この前、一般質問でも、今新聞におきましてもこれ工場自体がもう生産を中止してるところもあるというような状況でありますので、むしろやはり今まで市がコンポストを助成をしていたと思いますが、生ごみの処理につきましては、これは補助金にしましても1件当たりはこれの10分の1以下でございます。それでお尋ねを致しますが、現在、コンポストの普及件数がどのくらいになっているのか、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) まずトレイのなかなか収集量が伸びないことにつきまして、お答え致したいと思います。当初は、トレイにつきましては白のトレイ、それから色付きトレイにつきましても収集致しておりましたが、平成10年度から色付きトレイ、刺身用のトレイあたりに薄くその絵柄が書いてある分でございますが、その分につきましては減容致しますと色が黒くなるわけでございまして、それが白に混ざるとちょっと再生に不向きという具合に言われておりましたので、白色トレイだけの収集ということに切り換えまして、それが一番大きな原因かと思っております。九州リサイクルセンターでの分別の手間がふえると思いますが、今後、色付きトレイの収集につきましても再度検討したいというふうに考えております。刺身とか肉とかかなり今模様の入ったやつが多くなっておりますので、それを収集しなければ収集量の伸びはないというふうに考えております。また、トレイにつきまして市報等で啓発するにつきましても、今後力を入れていきたいというふうに思っております。また、九州リサイクルセンターにつきましては、希望があれば見学者の受け入れはいつでもしていただけるということでございますので、その辺もあわせて市報等でお知らせしたいというふうに思っております。 それから生ごみコンポスト化容器の補助金の実績でございますが、平成4年度から14年度までで2,777基、602万5,000円の補助を行っております。16年度からは電動式生ごみ器への購入補助の予算を計上してございますが、引き続きコンポストについても補助金を支出するように致しております。ただ、15年度の実績で申し上げますと、今までで24基の申し込みがあって、だんだん年々じり貧になっておりますので、これ議員ご指摘のように本当に環境にもいいわけですから、この辺につきましても電動だけを啓発するんじゃなくて、このコンポストについても引き続き市民の皆様にはぜひ利用していただくようにお願いしたいというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) ぜひ、両方の広報を徹底をしていただきたいと思います。それと、このコンポストを普及させる場合に、これを堆肥にする場合にぼかしという生ごみに、要するにEM菌と糠を混ぜたぼかしというのを一つかみぐらい入れるわけですが、これをつくっている環境グループが中津にもございます。こういったところを今後もっと積極的に支援などを、行政の方からもバックアップして普及をさせていくべきではないかと思いますが、この辺については何かご計画などございますでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) ぼかしにつきましては、コンポストに入れると大変効果があるというのは私どもも認識致しております。ただ、そういった市民団体、ぼかしづくりを行う市民団体があるということを初めてきょうお聞きした次第でございまして、市では現在のところそういった支援規定、補助規定等現在ございません。しかしながら、お話も聞かせていただいて、検討課題とさせていただきたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) では次に、議第24号でございます。これは一般質問の中でも、このまちづくり推進室については質問が出ました。中津市におきましては、平成12年度に市民との共同で中津市の都市計画のマスタープラン策定作業というのを致しました。10回ぐらい会議を、市民はもちろんボランティアで参加しながら自分のいろんな工区別、そしてテーマ別ということでつくり上げてきた経過があるわけですが、何分にもまだ行政と市民との協働という体験は中津市においては本当にその時が初めてだったと思います。こういったことをきちっと、これから行政の中で市民との協働というのを位置づけながら進めていただきたいと思いますし、そういうものにまず私はこのまちづくり推進室がなっていってくれたらいいなという思いも込めながら質問をしていきたいと思います。期待もしております。今までの縦割りの課とは違いまして、推進室ということでございますから横断的なものだと思いますが、この中ではどのような今までの課が含まれてくるのか、そしてまた事業としてはどういうものが入ってくるのか、内容についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 議第24号について、お答え致します。まちづくり推進室に該当する課ということですが、都市計画課、観光商業課、区画整理事務所等が主な課になるかと思います。それと仕事内容ですが、名前のとおりまちづくりに関する仕事全般ということです。例えば中心市街地活性化に関すること、それから景観及び町並みに関すること、まちづくり活動の支援に関することなどが含まれます。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) 今担当する課をお聞きしましたら、都市計画課、観光商業課、そして区画整理事業というふうにお聞きしましたので、そうするとほぼ平成11年8月に策定されました中心市街地活性化基本計画の内容がこれに近いのかなと思っておりますが、というようなことで、事業としてはそういうものというふうに考えてもよろしいんでしょうか。それともう一つは、この課の中には例えば仲町から本町、ああいったところを城下町の風情を持ったようにということで、今回建築家の方々も随分協力を得てということでした。そういう民間の建築家の方々のご協力ももちろんですが、行政内部にも専門の技術者といいますか、そういう方がこの景観の整備について入るのかどうか、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 事業としての内容は先ほど申しましたように、まちづくりに関する仕事全般ということになります。その他まちづくりに関することということも一応事務分掌の中に入れたいとは思っております。それから、建築技師の専門職の配置につきましては、現在検討中です。 ○議長(井ノ口邦彦) 須賀議員。 ◆15番(須賀瑠美子) たぶん市民の方はこのまちづくり推進室の設置という新聞報道などを見たときに、特にこのマスタープランなどに参加した方々や多くの、積極的にまちづくりにかかわっていきたいと思ってる方々は本当に期待をしてると思うわけです。そこで、この推進室の設置につきまして、市民の意見というのがどういうふうな形で聞いていかれるのか、お尋ねを致します。私はやはりこの推進室ができるということで、今までとは違う市民の参画というのが進んでいくようなものになっていただきたいと強く願っておりますので、そのことについてお尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 市民の声をどういう形で聞いていくのかということについては、現在まだ具体的に決まっておりません。地元説明会等を開催するなど、関連する課と相談しながら検討していくということになろうかと思います。市民の声をまた聞くというもう一つの一面としては市民の皆さんが相談しやすい大きな窓口というか、わかりやすい窓口ということでまちづくりに関する要望、提言ですね、そういうのがしやすいようになるのではないかと考えてます。 ○議長(井ノ口邦彦) 8番 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは、通告をしておりました3点についてお伺いを致します。まず、議第11号一般会計予算社会教育費の文化会館管理費について、168ページです。昨年に比べて3,269万9,000円の減額になっておりますが、この理由をお聞かせください。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) それでは、お答え申し上げます。文化会館管理費が前年度と比較しまして減額となりました主な理由でございますが、それは平成15年度は文化会館の整備事業を致しました。平成16年度につきましては文化会館の整備事業は致しておりませんので、その15年度の事業の計画が減額したのが大きな理由でございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは、中津文化事業補助金が昨年は大体400万ぐらいあったんですけれども、今年度は、16年度は180万に減額をされております。その理由と、それから文化事業補助金は主にどのように使われているのかをお伺い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 165ページの19節負担金補助及び交付金の中の、中津文化会館事業補助金180万円の事業内容と前年度との比較で、落ちた理由についてご説明を申し上げます。この中津文化事業補助金につきましては、市民の皆様に優れた舞台芸術を鑑賞していただく事業でございまして、主催は中津文化協会、共催で教育委員会が致しております。毎年二つの公演事業をこれまで行っているところでございます。平成15年度は二つの事業を致しております。昨年の4月に春風亭小朝の独演会、本年2月に東儀秀樹新春コンサートの公演事業を致しております。その中で、東儀秀樹の公演事業につきましては公演料が高いものでございますから、その補助と致しまして15年度はこの中津文化事業補助金につきましては二つの事業で590万円、平成16年度は180万円でございますが、二つの事業でそれぞれ90万円、90万円ということで計画を致し、計上しているところでございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) この文化事業補助金は主に市民のサークル活動あたり、文化協会を通じて補助していると思うんですけれども、やはりこの文化芸術活動というものは市民の例えば人の心を養う、また人格を育てていくためにも大変大事なことだと思うわけです。こういうことを考えてみますと、スポーツ振興補助金から見れば相当に低い金額ではないかと、このように思うわけです。春、秋の芸術文化祭、また市民音楽祭に私も参加をさせていただくんですけれども、出演者の割には本当に観客が少ない。盛り上がりが少ないというような感じがするわけですね。そういうことでやはり市の方としてももう少し力を入れて行うことが大事ではないかと思うわけです。それともう一つ、やはりこの文化芸術というものが将来的には若い人たちが本当に一流の人を目指していくためには大変に大事な事業ではないかと思うわけです。そういうことで、もう少し予算の方も考えていただきたいと思いますけれども、その件に関しては……。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 3点ほどの、ご質問でございます。一つは芸術文化団体の財政支援のことでございますが、文化会館の日常活動の財政支援というのは現在致しておりません。財政的に厳しいのが現実でございますが、現在致してはおりません。ただ、そういう芸術文化団体の皆さん方が発表する機会ということで中津文化会館、平成16年度からリル・ドリームの開館ということで、そういう発表の場も提供しているところでございますし、また先ほど議員さんからお話がございました中津文化協会が主催をし、教育委員会が後援を致しております春、秋の芸術文化祭につきましては中津文化会館条例で減免の処置ができるということになっておりますので、規則の方で、そういう市民芸術祭につきましては減免処置を致して、側面的な支援をしているというのが現状でございます。そういう取り組みもさせてもらっておりますし、またご質問の中で、市民芸術文化祭の中で小ホールでのいろいろな展示については大変多くの方が見えて来ておりますけれども、大ホールの方で行っていくときに観客の少ないときも確かにあります。この春と秋の芸術文化祭につきましてはパンフレットを庶務課の方にお願い致しまして、市報時にそれぞれの地区に回覧をお願いしてプログラムなども配布をさせていただいておりますし、市報にも掲載しておりますし、またホームページ等も掲載をしてPRに努めてまいっておりますけれども、ご指摘のようにもっともっと多くの市民の皆さんに見ていただきたいと思いますので、今後もそのような方法でPRを努めてまいりたい、かように考えているところでございます。 それからもう一つは、若い芸術家といいますか、若い芸術家の育成でございますが、現状ではそういう財政支援的な補助金は致しておりません。議員さん言いましたように、中津のこの地から国内的にも世界的にも優れたそういうアーチストが誕生していくということは、私自身も大変期待を持っておりますけれども、まだまだ私自身もそういう形の把握は致しておりませんが、方法論についていろいろな支援の方法があると思いますけれども、なかなか最初に財政的なということにはならないだろうと思いますので、そういう若い人たちの支援については先ほど申しましたように、そういう発表の場とかそういうところも施設もございますので、活用願いながら、またそういう内容が出てきた段階では財政的ではなくて、そのほかの関係で支援できるところあればというような考えを持っているところでございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは、議第23号の記号式投票についてお伺いを致します。第47条、49条をどのように改定したのかをお伺い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(於久孝正) 昨年12月に公職選挙法が改正されまして、従来の不在者投票が今回より期日前投票制度という制度に変わりました。これは従来どおり不在者投票書、今回から「期日前投票所」というふうに名前は変わりますけれども、そこで宣誓書等に署名していただいて、そして直接本人が投票するという、記名式で投票するという方法でございます。それで、今までの立会人による署名等が不必要になったということでございます。それで議第23号ですが、48条に新たに、公職選挙法の48条の2に期日前投票という制度が今回改正されましたので、記号式投票はこれは当日市長選に限り記号式で投票制度になっております。それによりまして、今回、期日前投票も記号式から外すということで改正をさせてもらっています。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。
    ◆8番(井上陽一) それでは、普通の人の不在者投票は記号式、期日前投票となるわけですね。そうなった場合、例えば指定病院とか施設における投票はどうなるのか。また指定病院、また施設における選挙投票の仕組みを具体的にお伺いしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(於久孝正) 期日前投票は、記名式です。記号式は、もう投票日の当日の投票の方のみが記号式になっておりますから。それから指定施設の投票の仕組みですが、まず病院施設の施設長を投票管理者ということで選管の方が委嘱を致します。そしてそこに今度は施設長、要するに管理者が2名の立会人を指定致します。これは同施設の職員でも結構です。この方々がまず会議室や委員長室等を投票所に設定致しまして、その施設に入所されている方、入院をされている方で移動可能な方はその投票所で、設置した投票所で投票していると思います。そして移動不能の人、寝たきり老人とかそういう方々は施設長、それから立会人2名、病室まで赴いてベッドの上で投票させるという方法をとっているということを聞いております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは整理をしますけれども、まず今までの不在者投票はどうなったんですか。今までの不在者投票は記名式で、それから告示の日はできなくて、告示の次の日から投票できるということですね。それから指定病院と施設における不在者投票は今までどおりであると、そういうことですね。施設また病院における投票の仕組みは、施設長の権限でやっていくということになっておると思うんですけれども、今まで大変疑問に思われているといいますか、これは過去にも京都の病院あたりであったわけでありますけれども、その施設とか病院長の権限が強くて、そしてそういう人たちが応援する人を強制的ということはないでしょうけれども、そういうふうにやるという、不正というものが発覚をしております。そういうことに対してどういう対策をされているのか、それをお伺いしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(於久孝正) 指定病院施設の指定は都道府県の選挙管理委員会が定めるわけですが、これは選挙の告示前、事前に県の方より施設長を招集致しまして、不正とか事故防止の説明会を十分開いておりますので、市の選管としては別に対応はしておりません。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは議第40号リル・ドリームの設置についてお伺い致します。まず、そのリル・ドリームを使用するときの会場の申し込みはどこで受け付けるのか。また、使用目的が音楽、演劇等の活動の場となっておりますが、具体的にはどのような活動に使用できるのかをお伺い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) お答え申し上げます。リル・ドリームの使用受け付け場所につきましては、中津文化会館の事務所の方で受け付けを致します。次に、リル・ドリームで使用可能なものはということでございますが、小バンドのロックだとかジャズ、弦楽、ピアノなどの器楽演奏、合唱あるいはカラオケ、舞踊、そして民謡等の邦楽、演劇、公演会が可能になりまして、市民の皆さんの文化的な舞台芸術の活動の場として今後活用されると思います。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) ドリームに対しては大変駐車場が狭い、10台前後ぐらいしか入らないということですけれども、それに対して駐車場の確保というのはどういうふうに考えているのか。また夜やはりバンド演奏とかをやりますので、若者が使用することが多いと思います。そういうことで、周りが特に飲食街でありますし、街のまん中でもあるわけです。そういうことに対しては、そのトラブルに対しての対応はどういうふうに考えられておるのか、お伺い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) まず駐車場の件でございますが、議員さんが申した駐車の内容でございますので、これを超える車につきましては、今、新博多町の市営駐車場、近くに駐車場がございますので、それを使っていただくようにということで、関係課と協議を致しているところでございます。次に、若い人たちが多く使用するという状況の中で、騒音等の問題でございます。ロック系統で室内で演奏するその騒音については、施設にそういう騒音がこないように、そういう設備を致しております。ただ、外とかそういう中で騒音等が心配されますが、これは使用者には申し込みの際に使用許可にかかわる項目、これは今回の条例の制定の第4条第2項に許可の用件を制定致しておりまして、その内容についてご説明を申し上げていきたい、こういうふうに考えています。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 井上議員。 ◆8番(井上陽一) それでは最後になりますけれども、料金の問題ですけれども、市民に幅広く使ってもらうためには少し料金が高過ぎるのではないか、このように考えております。また学生とかボランティアグループが少ない会費を徴収して行うことがあると思うんですけれども、例えばそういう少し会費を取ったときでも、この会場の使用料というのは、この条例にありますように倍の金額になるのかどうか、お伺い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) まず、使用料の件でございます。使用料につきましては、大分県内の小ホール関係の公共施設並びにこの近辺の公共施設の小ホール、さらには福岡市の音楽、演劇練習場というところが、ちょうど客席が100席ぐらいのそういう施設がございますので、そういうところの使用料を参考に検討致しまして、リル・ドリームの使用料を設定致しました。できるだけ市民の皆さん方に使っていただこうということで検討させていただきまして、このホール使用料は例えば土曜、日曜、祭日朝9時から夜の10時までは1万3,860円ということになっていますけれども、現在、中津の小ホールよりも低い金額でございまして、できるだけ市民の皆さんに使っていただこうということで、こういう設定をさせていただいております。それから、子どもたちが使うときに入場料を取るときには2倍になるということで、そのご質問でございますけれども、これもホール使用料で入場料またはこれに準ずる料金を徴収する場合は、ホール使用料の10割相当額を加算するということにしております。議員さんは2倍になるということでございますけれども、これも入場料の徴収を致しますので、10割加算を致したい、このように考えております。ただ、このリル・ドリームの設置条例でありますが、規則の中でこれも減免ができる条例規定がございますので、そういう中で例えば学校行事だとか市の主催行事、共済事業、こういうことについては減免措置をする考えを持っております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 休憩致します。                                 午前10時54分 ○議長(井ノ口邦彦) 再開致します。                                 午前11時05分9番 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) おはようございます。では、幾つか質問をさせていただきます。初めに、議第11号の103ページ、4衛生費の中の19節、負担金補助及び交付金の中のベッコウトンボ保護補助金10万円についてです。このベッコウトンボは、この中津市が全国でも珍しい群生地域として、去年の5月に全国トンボサミットが行われました。その以後の活動についての補助だと思いますけれども、この補助金の内容について、どういう活動をしているのか質問をしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答え致します。議員がおっしゃいましたように、昨年の5月に第14回の全国トンボ市民サミットが中津で開催されました。その数カ月前の2月ごろでしたか、地元から緊急の連絡が入りまして、いまだに犯人がわかっていないんですが、野依新池の鍵を壊しまして水が抜かれるという事件がございました。ご承知かと思いますが、ベッコウトンボにとっての生息環境というのはいろんなものがありますが、池の水がなくなってしまうと絶滅を致します。それで関係者の間では非常に危惧をしまして、せっかくサミットで遠来の方がお見えになって、ベッコウトンボが全く飛んでいないということになったらどうなるのかということで、警察にも被害届けを出したわけですけれども、幸い大きなことにはなりませんでした。そこで地元の方々が環境促進委員会というものを立ち上げまして、以後やはり監視活動やら、撮影に来たり訪問する方がその後多くなっておりますので、そういう方にも丁寧な説明もしなければいけないのではないかということも含めて、活動を行っていただいています。 それに対する、活動助成ということでございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) その活動の内容ですけれども、実は5月に全国トンボサミットがあったときに、観光協会等の組織の中でも僕が考えているのは、こういう保護というのは全国的に大変なことですので、基金等の創設もということも考えているんですけれども、その全国のトンボサミットのときにいろいろな関連の商品といいますか、てんぷらにしかり、焼酎しかり、中津物産にベッコウトンボの名前を入れた商品が多々できました。しかし現実的には、今そういう商品については余り聞かなくなったんですけれども、そういう活動との連携はその後やってないんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答え致します。確かに議員がおっしゃいましたように、一つはまち興しの意味も含めて、ベッコウトンボを起点にして何かそういったということで、いろんな事業主の方がそのサミットに協賛をいただきまして、議員がおっしゃったような商品が開発をされました。その後、昨年の12月にベッコウトンボや自然環境を守る会というのが立ち上がりまして、今そういう方々が活動を行っております。その中で、今年の5月に1周年記念事業をやろうじゃないかということを、何かもくろんでおるようでございます。その中で、今でも市内の幾つかのお店がそういう商品を継続して創作しておるということでございますから、そういったものを、例えばその開催地に並べるとか引き続いて、議員がおっしゃったようなその益金で基金をつくろうかというようなことも考えられておるということをお聞きしております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) では、そのいろいろな活動の中で、最終的にはやっぱりそのベッコウトンボの生息の環境をいかに守るかということが、これから中津市においても大変重要なことだと思いますけれども、そういう中で10万円という金額の内容について、現地に来た方の活動等ということの説明とかそういう形で使うみたいですけれども、自然環境の保全的なことで市としては何か手だてを考えているんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答え致します。市としましては数年前から取り組んでおります、言うならベッコウトンボの産卵水面を確保するということで、野依新池の水面に繁茂しているヨシやガマを刈り取る、この除去作業を行っております。もうすでに今年度につきましても、今週の月曜日に終了致しまして、4月、5月以降、産卵に入りますとそういったことが可能になってくるんだろうと思います。ただ、この保全につきましては地元の方、先ほど申しました地元の方、それから昨年の12月に立ち上がりました守る会の方々が非常に意欲的に、土手の草刈りとか周辺の整備をやろう、あるいは監視もやろうということでございますので、何もかも市が前面に立つということではなく、そういった市民ボランティアの方々のお力添えをぜひ協力をいただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) では続きまして、やはり衛生費の中の112ページ、19節の先ほども出ましたけれども、電動式の生ごみ処理機器の購入補助金ですけれども、この補助についてはどういう機種といいますか、例えばどういう形で補助をしていくのか、その内容についてお願い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) それでは、電動式生ごみ処理器機購入費補助金の概要について説明させていただきます。 生ごみの減量化と再資源化の促進を図るため、各家庭において購入する電気式生ごみ処理器に対しまして補助金を交付するものです。補助の条件でございますが、市内に居住していること、処理器を市内の販売店で購入すること、営業目的でないこと、以上の3点でございます。ただし、1世帯につき1器までとさせていただいております。補助金の額でございます。購入代金の2分の1、上限額は3万円です。利用の方法でございますが、16年度につきましては300万円の予算をお願いしています。この中には生ごみコンポストの分も含まれておりますので、約90器と考えております。官製はがきで申し込んでいただきまして、申込者多数の場合には抽選を行いたいというふうに思っております。詳細につきましては、市報の5月1日号に掲載する予定でございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) 時代の流れの中で、こういう環境問題について市が当然補助をするということはいいことだと思いますけれども、年間、今の話では約90件といいますか、そういうことについてこれを今後将来的にこういう環境問題の中でこの生ごみ処理器の補助について将来的な計画として順次そういう形で拡大していくのか、年間90件レベルのスピードで取りあえずやっているということでいくのでしょうか。そういうことは、どういうことでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 清掃第一課長。 ◎清掃第一課長(松下太) どのくらいの申し込みがあるか、正直申しましてちょっと予測ができない現状でございますが、日田市とか近隣の市町村の状況を聞いてみますと、3万円の補助金でございますので、ちょっと申込者の方が多いのではないかというふうに予想致しております。しかし、いずれに致しましたも取りあえず16年度はこれでやらせていただいて、希望者が余り多ければまた関係課と相談して、予算の配分についてはお願いしていきたいなと思っておりますが、何せ初めてのことでございますので、16年度はこの予算でお願いしたいというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) ありがとうございました。では続きまして163ページの、10教育費の中の第19節負担金補助及び交付金の中の指定文化財等につきましても、北原人形芝居、植野神楽あるいはもろもろの中で、1万円という補助金が多々ありますけれども、この補助についてどういう……1万円程度の補助金でいいと思っているのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 163ページの、文化財保護の中での負担金補助及び交付金の補助金額1万円の件でございます。これは議員さん申しましたように国指定の民族文化財であります、そういう保存会の皆様方に、国の傀儡、県指定の北原人形芝居、植野神楽、福島神楽、蛎瀬神楽の5件が、補助金が1万円となっております。これは保存会の皆様方にもご理解をいただきながら、これまで1万円ということでさせていただいておりますし、本年度の予算編成方針に基づきまして、この補助金額を計上させていただいているところでございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) 市長は、この1万円の金額について、ご存じでございましたでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 実は知りませんでした。今回このご質問があるということで、1万円ということを知りました。ただ、実態を考えるべきだろうというふうに思います。 これが例えば神楽そのものの保存のための経費だということであれば、少ないと思うんですね。しかし、これが祭りの寄附金だということであれば、むしろ市からもらうというのもどうかなと。本来は自分たちでやっていくべきものではないか、結局、会社とかほかのところからも集めていくわけですよね。ですから、そういったことを考えたときに、市にも1万円出してください、そうすればほかの方々にも言いやすくなりますということであれば、それはそれなりに何とかなる。ただ、これを保存のためにこれでやっていけるかということになりますと、それは別途の問題だと思うんです。例えば北原の人形芝居の人形を新しいものにするとか、そういったときには相当なお金がかかると思います。それからここの問題ではありませんけれども、小平の椿祭りをするために、その地区の保存をするといったときには、相当なお金をかけていかなければならないと思います。ですから、それはその実態に合わせてやっていくことが必要だというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) 今、市長の答弁の中で、実態に合わせていくということでございますけれども、一応、市長も公約という中で歴史文化が香るということを言われております。そうすると、今言われたような1万円補助の幾つかは、実際に県指定、一応文化財の方での位置づけもされております。そういうときに地元のお祭りとしての一面と、ほかにやはり行政サイドとしても伝統芸能の保存なり啓蒙といいますか、そういう形のやはり補助策が当然、行政としてもあってしかるべきでしょうし、1万円というのがお祭りの寄附程度という意味じゃなくて、たぶんこういう県指定の文化財という形で受けている上でのたぶん保存についての補助だと思うんですね。だから、そういう部分で一度、市長としても北原人形の方には当然足を運ばれてみたと思いますけれども、もろもろの中で検討していただきたいと思いますけれども、ゼロベースでこれは見直すということは、これは難しいでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 最近の財政の状況を考えますと、必ずしもこれをすぐに増額するとか、そういうことはなかなか難しい状況があると思います。今年度の予算におきましても、いろんな財政の調整用の基金を取り崩して、ようやく今年の予算が編成できました。そういった意味からは、きょうの新聞にもありましたけれども、各市町村においても一番先にどういうものを削らざるを得ないかというと、こういう補助金の類であります。来年度予算は、もっと厳しくなります。そういったことを考えますと、どこに重点を置き、そしてどういう補助金を切っていかなければならないかというのは今後の問題だと思っておりますので、確かに文化的なことは重要なことは認識を致しておりますけれども、すぐに増額とかそういうことにはならないというふうに考えております。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) 続きまして164ページ、第13節の福沢諭吉記念祭行事委託料、この内容と金額をお願い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 164ページの福沢諭吉記念祭行事委託料の内容について、お答え致します。この行事につきましては、福沢諭吉先生の遺徳を顕彰する事業ということで、平成15年で42回目を迎えております。この事業につきましては、中津市と慶応義塾の主催で、全国高等学校弁論大会と近郊小・中学校書画点の二つの行事を行っております。平成15年につきましては、弁論大会につきましては12月に、書画点につきましては本年の2月に開催をしてきました。委託料につきましては、200万円です。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) この委託の行事は、もうどのくらい前からやられていますでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 先ほどお答えしましたように、平成15年度が42回目でございますので、42年間、毎年この行事を行っております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) もう42回目を迎えるような、行事としてはやられていると思いますけれども、去年の12月議会の中で実は、今年11月に福沢諭吉の一万円札がリニューアルされるということで、市として福沢諭吉顕彰のためのもろもろの啓発する行事を市を挙げて1年間行事化をしてやっていくという市長答弁がございましたけれども、こういう福沢諭吉の啓蒙の中で、唯一市が42回もかかわってきているにもかかわらず、全体的な構想の中で企画として、この記念祭等は当然でございますけれどもほかのイベント等についてもどういうことをやるかという立ち上げを早めにお願いしておりますけれども、少しは進んでおるでしょうか、企画の課長さんか市長さんか、どちらか……。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 現在、検討中です。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) では言えませんから、次にいきたいと思います。(笑声)議第15号の駐車場の平成16年度中津駐車場事業特別会計予算の中で、駐車場基金の繰入金と繰出金の件でございますけれども、駐車場基金の残額は今幾らでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 基金の残は、現時点で約8,000万円ございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 今吉議員。 ◆9番(今吉次郎) では、これは一応繰り出しというのは返済ということですけれども、この返済計画は何年で大体返済するんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 現在、償還を行っているのが駅北口の駐車場それから新博多町の駐車場でございます。償還期間としましては、10年から12年になっております。北口の方が平成21年度まで、それから新博多町が22年度までということになります。以上でございます。 ◆9番(今吉次郎) はい。以上で結構です。ありがとうございました。 ○議長(井ノ口邦彦) 7番 福議員。 ◆7番(福元義) まず最初に、平成16年度中津市一般会計予算の中から103ページ、やはり私もベッコウトンボの保護に対する質問になります。これは先ほどの課長のご答弁では、水門が壊されて絶滅といいますか、そういう危険性があったというお話がございました。私はこの議会で、数万年という非常に長いスパンの中で、あの池にしか生息していないベッコウトンボ、非常に価値のあるベッコウトンボでありますが、そのベッコウトンボの保護条例をつくる考えはないのかという質問をこの議場でしたところでございますが、その後のその保護条例の推移はどうなっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答えを致します。昨年の6月議会で議員さんが、そういう質問をされました。そのとき私ども生活環境課としては初めての内容でございますので、全国のそういう設置状況を精査し研究させていただきたいというご答弁を申し上げました。それで、今私の手元にあるのは例えば埼玉県や広島県、熊本県あたりの希少野性動植物の保護条例ということがございますが、中身は大変多岐なり詳細にわたった内容になっております。 こういうことになりますと議員も、そういうおつもりなんでしょうが、例えば保護区の指定とかいうことが出てきたり、あるいは監視員の設置とかいうところまで踏み込むのかどうなのかということになってくるわけですが、その他もろもろございますが。その後、地元の方にもお尋ねをしましたけれども、議員も御承知のとおりあの周辺一帯は民有地でございまして、地元の方が権利を持っているということでございます。いろんな要望を私どもは聞いてございますけれども、仮にそういう効力を発するために多くの指定などをしますと、こういう個人の行為の制限というのが出てきまして、例えば建造物、構造物そういったものは一切禁止あるいは制限したりとか、樹木の伐採とか植栽とかそういったもろもろが出てきますから、そういったものがどうなのか。地元としては、そういうことは困るんだと。例えば国なり県なりを含めて、一体的に買い上げてもらうなら、それはひとつも構わないが、管理やその他は地元にお任せで、指定だけされても困るというようなもろもろの動きがありまして、若干今そういうところをどうするのかという研究を引き続きさせていただいておるところでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) ベッコウトンボの野依新池ですね、あそこは申し上げましたように非常に、あの池でしか生息ができないという環境の中にあるわけですね。あの池の上にもう一つ大きな池がありますけれども、あれはもう水深が深過ぎて全然その池では成長することができないと。野依新池のあの水位が将来変わっても絶滅をする、それからもう一つは、池の中にある泥の層の上限があっても、あのベッコウトンボは絶滅をするというのが現状でございます。それで、先だって菊屋先生のお話からしますと、なぜあそこにその希少価値のあるベッコウトンボが残ったかというと、それはたった一つ手つかずの自然がそのまま残ったからあそこに生息をすることができたんだ、数万年間というお話がございました。今の課長のお話では、いろんな県等の条例も今精査をしているようでございますが、基本は手つかずの自然をそのまま残すという、でないと幾ら条例をつくっても、それが欠けてしまうと、条例をつくったために逆に絶滅をしてしまったというようなことにもなろうかと思います。ですから、手つかずの自然をそのまま残すという部分を最大限に尊重して条例をお願いをしたいなと思います。続いて119ページの、農業振興費に移りたいと思います。まず、ここでは新規就農者の貸付金支援事業費180万円というのがございます。この新規就農者の実績といいますか、昨年の実績はどういう実績があったのか、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(飯沼昌彦) 新規就農者の実績でしょうか。この事業につきましては、就農から5年経過した段階での補助金ということなんです。その説明でよろしいでしょうか。はい。今回のこの新規就農事業補助金につきましては、今申し上げましたように5年前に実は1年間の研修を受けまして、そのときに180万円のこれは大分県の農業振興公社からの貸し付けでありますが、その貸し付けをいただきまして研修を1年間受けました。その後5年間、農業に就農した場合に、その180万円の部分を県が2分の1、市が2分の1を補てんをして助成をしてあげますよ、こういう制度になっておりますので、これは1名の方で、その1名の方が5年間就農していただいているということであります。この方については、全国緑化フェアの昨年の大分開催時においても出品していただいておりまして、リーダー的な存在として花卉農家として今活躍していただいているというのが現状であります。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) 今後もこういう形の新規の就農が続く可能性があるわけですけれども、今後もこの制度はこのまま残してもらいたいな、そのように思います。それで、その次の自立経営者育成貸付資金ですが、この内容についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(飯沼昌彦) それでは、お答えします。自立経営者育成資金貸付制度につきましては、短期資金を必要とします農家につきまして融資を行いまして、自立経営計画の目標を支援・促進する目的で、市の方がその原資を農協に貸し付けを致しまして、それで運営をしております。融資額については300万円まで、対象については50歳以下の自立経営農家を原則としております。貸付期間につきましては5年間、短期でありますが5年間ということで、2年据え置きの3年間支払い、手数料については一応、要綱上では100分の1以内ということになっておりますが、現在では徴収しておりません。利用状況でありますが、平成14年度が13件、平成15年度については8件という状況であります。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) 今、貸し付け状況が、平成14年が13件から8件とありましたが、これは貸し付けを申し込んだ方が100%、この300万円の融資を農協経由で受けることができたのか、確認をしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(飯沼昌彦) 300万円までの限度額でありますので、現在借りられている方については300万円までいっている方は1名、あと200万円、250万円、99万円、59万円、50万円とかそれぞれの申し込みの額については、その範囲内でありますので、満額借りていらっしゃるということであります。希望額については借りられているということであります。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) では、今私が…… ○議長(井ノ口邦彦) 3回目です。 ◆7番(福元義) 3回目です、これで。 ○議長(井ノ口邦彦) 次の分です。 ◆7番(福元義) これは4回目か。わかりました。では、それで結構でございます。それで次に128ページの工業労政費について、お尋ねしたいと思います。まず、この質問に入る前に、問題の本質を一度整理をしておきたいと思います。これは、かつて私もここで一般質問で、この資金の貸し付け、これは実績がないじゃないかというお尋ねを致しました。昨年の実績を見ますと、6人の方が申し込んで、融資決定がゼロ件、全然融資が稼働してない。それで毎年ゼロ件とか1件とかという部分がこの実態でございます。しかも、この融資はどういうものが対象になっているかというと、勤労者の住宅資金だとか、それから勤労者の生活安定資金だとか、それから失業者の生活の安定資金、それから勤労者の賃金支援金と、そういうものがこの制度を使いながらという形になっているわけです。しかし、申し込んでも昨年実績がゼロ件というように、せっかく2,760万円というそういう税金を投入していながら、何らこれは活用されてないということになろうかと思います。これは決算特別委員会でも、問題になっているというふうにもお聞きしております。それで、なぜ申し込みといいますか、この勤労者の生活資金とか失業者の生活安定資金、例えば失業者の生活安定資金というのは、限度額が20万円なんですね。次の仕事が見つかるまで20万円融資で金利は3.2という内容なんです。 金額的には、わずか20万円の金額なんですが、ただ、その内容等を見ますと、まずその20万円、会社を首になった、次の仕事が見つかるまで、失業保険が出てくるまでの20万円という部分を申し込んだにもかかわらず、信用保証会社が通りますか、また仮に通ったところで60歳から以下の保証人さんを2名、20万円借りるためにつけてくださいという、そういう内容なんですね。ですから申し込んでも、その20万円を借りるために保証人を2人というのは、すごい抵抗があるわけです。ですから、そういう意味ではせっかくの資金を投入をしながら、何ら活用されてないというのが、この問題の本質ではなかろうかと思うんです。それで、まず1回目の質問でお聞きしたいところは、まずここに契約書がありますが、その第2条に、「乙は、前条の預託金により、次の各号に掲げる融資を行うものとする」という部分で、先ほど申し上げましたように1番目に勤労者の住宅資金、それから2番目に勤労者の生活安定資金、それから3番目に失業者生活安定資金20万円ですね、それから4番目に勤労者遅払い資金、会社から賃金が出ないという部分ですね。それから5番目に、「その他」という項目があります。この「その他」という、この5番目に該当する事例というものはどういうものが想定をされるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 工業労政課長。 ◎工業労政課長(友松明博) 先ほど議員さん言われました生活安定の資金とそれから特別の資金それから賃金遅払い資金、「その他」という項目でございますが、「その他」につきましては各市内のそういう勤労者の状況がいろいろ中身も違ってくるというふうに思っております。そういう中で、やはり実情に合ったものについてはそういう対応をしなければならないんじゃないかなということで、「その他」という項目が入っているというふうに理解しております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) 実情に応じてという形ですが、その実情に応じて申し込んでも、なかなか融資が決定をしないというのが、この生活安定資金ということになろうかと思うんです。それで、ここに勤労者生活安定資金貸し付け制度に関する覚書というのがありますが、これを見るとかなり信用金庫、労金に預託をしていますが、その中に、要綱に基づく勤労者貸し付けを市民に幅広く定着させる、利用が拡大するよう甲乙ともに努力をするものであるという項目が入っております。入っているんですね。入っているんだけれども、今度は第5条に、勤労者貸し付けにおいて生じた債務者とその疑義や紛争は、乙が責任を持って対処しなさいというふうになっているわけです。それで先ほど農業の限度額300万円として、そして申し込んだ人が100%融資をされるというご答弁がございました。しかも農協経由。やっぱり方式は、これと全く同じ方式なんですね。農協経由で農業者の方にお金を貸しますよ、そうしたら農業者が申し込んだら300万円を上限にして100%融資ができているんですね、一方では。一方では、融資ができているんです。それで、「その他」という部分では、そのときの状況に応じるという形なんですが、今非常に仕事がないんです。それは、もう現場を走りますと、本当にもう悲鳴ですね。だから、そういう意味ではもうパートが辛うじてあったとかという部分があるんです。それで2回目の質問でお聞きしたいのは、先ほどの課長のご答弁では、「その他」というのはその人の状況に応じてお貸しをしますよ、生活安定資金ですから。例えば女性がパートを首になった、でも私は専門の力を持っている、この生活安定資金を50万円なり100万円なり借りて、自分で企業、自分が経営者になって事業を起こしてみたい、あるいはリストラをされた中高年がそれだけの、今まで長年培ったノウハウを持っている、でもお金がない、でも今持っているこのノウハウを自分が経営者として自分の仕事にしたい、そのときに今の5番目の「その他」という項目は、その人の実情に応じてというご答弁がございましたが、先ほどのように女性がそういう自分で仕事を起こしたい、あるいは中高年の人が自分で仕事をといったときに、この融資を申し込むことは可能なのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 工業労政課長。
    ◎工業労政課長(友松明博) この生活安定資金の貸し付けということにつきましては、市の条例の要綱の中にも定めております。この融資制度という目的、そういう活用から考えていきますと、この融資制度の中身の資金のほかへの活用ということにつきましては、ちょっと難しい面があるんじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) 生活安定資金という項目なんですね。パートを首になりました、あるいはリストラで、毎日職安へ行くんだけれども仕事がない。だから、でも、先ほど申し上げたように長年の力を持っている、そのために生活を安定させるために申し込むというのは、今後考えなければいけない時代に中に入っているんじゃないかな、そのように思います。これで3回目の質問ですが、この2,760万円、これは定期預金で0.020という形であるんですが、これを1年間この労金に預けて、中津市に金利がどれだけ入ってくるかというと、549円、1年間276万円の中から549円中津市に金利が入るようでございます。そういう意味では、ある意味で先ほどの農業者に対する資金の貸し付けとそれから勤労者に対する資金の貸し付けですね、同じ考え方で対応をしながら、農業者の方は100%融資が出てくる、勤労者の方は20万円の生活安定資金、次の仕事が見つかるまでのつなぎの20万円を申し込んでもだめになるという部分では、非常に違うんじゃないかなという気がするんです。そういう意味では、もう一度そのあたりの「その他」に対するそういう一つの柔軟性を一度検討をしてもらいたいと思います。これは委員会とすれば文教経済ですので、文教経済の委員長にも、また委員会でご検討を願えればと思います。それから、次に病院に移りたいと思います。病院では、1ページの建設改良事業の概要、これが5,000万円です。これは医療機器の整備、購入等をここで5,000万円計上しているようでございますが、同院内における医療機器の購入のシステムというのは、ある意味では決まっていると思うんですが、その購入のシステムの中で、どの機械を今回は購入するというそういう、ある意味では精査をしながらきちんとそのときに必要なものをきちっという形になっていると思うんですが、そのあたり病院の機械を購入をするときのシステムはどうなっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) 病院内での医療機器の購入に当たっての具体的なシステムについてという、ご質問でございます。医療機器の購入については当初予算段階におきまして、各診療科それから技術部、そういったところから要求が上がってまいります。そういったものを予算要求の段階で受けまして、それを院長それから事務長、事務部の職員が予算の枠の中で精査をして、今年度はどういったものを買うという方針を決定しているところでございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) そういう枠の中で買うということなんですが、ある意味では決定権というか、それはもう担当のドクターが、この機械が欲しいよということであれば、その担当のドクターの希望がそのまま採用をされるのか、あるいは、ある一定の金額になるときちっとどこかで精査をするという形の、全体できちっと共有するというようなそういうシステムといいますか、そういうものは現存しているのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) 先ほど申しましたように、各課から要求が上がりますと当面、当初予算の中で予算枠の中で決めていくわけでございますが、その決め方の具体的な内容としては、診療部の中で各部、例えば外科、内科、放射線科、いろんな部がございます。そういった各部長に院長が直接、必要度を査定を致します。そして、この機械は本当に必要なのかどうか、それから買い換え等ですと古くて使えないのかどうか、そういったものを専門家の中で査定をしていただいて、その上でその予算の中で決めたものを院内で決めて、それには市長決裁まで取って決めていくということでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) そういう形で機器の購入の決定をするわけですが、そのときに各業者に対しては入札をやるのか、それが競争入札というそういう方法をとっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) 基本的には、すべて指名競争入札で行っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) それでは次に25ページの、給与費についてお尋ねをしたいと思います。病院経営の一番基本は、人件費の比率が50%を超えないというのが病院経営の最大の鉄則でございます。そういう意味では、どの病院も人件費の比率を50%をオーバーしないようにという努力をやっているところでございますが、ここでは予算が出ておりますが、昨年の人件費の比率と今回の予算案の人件費の比率をお尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) 給与費の中で医業収益に対する割合でございますが、今年度は46.3%ということで、昨年度当初の47.6%に比べまして1.3%の減ということになっております。 ○議長(井ノ口邦彦) 福議員。 ◆7番(福元義) 46.3%という比率でございました。少ないスタッフの中で、市民の健康を守っていくという大変大事な使命を持っているのが現在の市民病院でございますので、しっかりと今後も対応をお願いしたいと思います。これで、私は終わります。 ○議長(井ノ口邦彦) 休憩致します。                                 午前11時54分 ○副議長(田中良幸) 議長が所用で欠席のため、私がかわって議事を運営致します。再開致します。                                 午後 1時30分5番 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) それでは議案質疑をさせていただきますが、まず最初に今回の当初予算の編成に当たりまして税収がなかなか不況の中で伸びない中、そして小泉改革の三位一体の改革によって、地域経済が厳しい状況に陥っている中で予算編成に当たられた皆さんの努力に敬意を表したいというふうに思います。それでは、質問に入らせていただきます。議第2号の平成15年度中津市一般会計補正予算の、34ページです。企画費の、地方バス路線維持費補助金が35万9,000円補正をされています。この補助の目的と、今後、合併などの中で協議も進められているというふうに思いますが、それはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 34ページ、8目の企画費、地方バス路線維持費補助金について、お答え致します。補助金を出す目的はということですが、バス事業は車社会の進展や過疎化の進行により大変厳しい経営状況にあります。しかし、バス路線の維持、確保は、地域住民の足の確保として重要な課題となっています。そのため生活交通路線として必要なバス路線のうち、広域的かつ完成的なバス路線の運行の維持を図るための助成措置として補助金を出しております。合併の中では現在、協議中です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 合併の中でコミュニティーバスの運行を計画しているというふうなことが記述をされているんですけれども、それはどの程度の範囲で検討されているんでしょうか。私は本当に情けない話なんですけれども、中津市内の一番端っこの三保、いわゆるし尿処理場のあるところの一番山に近いところに生まれまして、私が生まれて以来そこをバスが通ったという姿を見たことがありません。バスに乗ろうと思うと、20分ほど歩いてバス停まで行かなくちゃいけないんですね。地域の皆さん方は、し尿処理場を受け入れれば地域が発展するというふうなことを言われて受け入れたわけですけれども、以来30数年間ずっとそのままです。地域として環境は非常にいいところですから、多くの高齢者の皆さんが施設に入るということではなくて、その地域で生活をされております。地域の皆さん方も、その高齢者の皆さんの生活を支えながらやってきているんですけれども、先日この地域の皆さん方から病院に行くときにも子どもさんに休みを取って連れて行ってもらわなくちゃいけないとうふうな、この厳しい民間の社会の中で、親の通院のために休みをくれるような会社もなかなか少なくなったというふうなことを言われたんですね。そこで、こういういわゆる公的な交通機関の全くないところに対する施策をこの機会に検討されたらどうかというふうに思いますけれども、合併議論の中でそういうことはないのか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 中津市が現在、補助金を出していますのが中津観光バス、これは中津から下毛郡の一番端まで行く路線なんですけれども、それと西鉄バス京築、これは友枝のずっと奥まで行く路線です。ただ合併の中では、それぞれ地域の内情が違います。中津市内でしたら、子どもさんたちも学校まで自転車で通える範囲という状況ですけれども、山国とかあと耶馬渓、本耶馬渓になりますと、自転車で学校まで通えないという状況等もありますので、そういう地域性を考えまして現在協議中で、具体的にはまだはっきり中津・下毛でどういうふうにするとかいうのは決まっておりません。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 私は特に新しくし尿処理場を受け入れるということについて地域の皆さんが苦渋の選択をされたわけですから、こういう交通機関についての、バスを通せとは言いませんけれども、何らかの通院などの手だてができるように、ぜひ検討をお願いしておきたいというふうに思います。次に46ページの、し尿処理費についてお尋ねしたいと思います。計画設計の業務の委託について5万円という入札の結果で仕事を受けられたわけですけれども、その後この計画設計がどのように行われてきたのか、その点についてお尋ねをしたいと思いますし、環境アセスが今行われております。これが今後どのような推移を経て結果がいつごろ出るのか、その点についてお尋ねをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 清掃第二課長。 ◎清掃第二課長(松本洋一) それでは、お答え致します。今回の5目し尿処理費の13節委託料の計画設計業務委託料につきましては、新しいし尿処理場建設に伴う発注仕様書の作成さらに施設整備計画書の作成、財産処分申請書の作成等の委託業務でありまして、先ほど議員からお話がありましたように、今回、入札によったところの減額補正でございます。これらの一連の業務は3月10日までが工期でございまして、一昨日、業務の内容についてはすべて完了致したところであります。今後のスケジュールと致しましては、周辺4地区の皆さんには一定のご理解をいただいてきたところですが、今後は三保校区自治委員を初め三保校区全体の住民の皆さんのご理解をいただく取り組みを進めていきたいと考えております。また環境アセスの関係につきましては、ご承知のように今、中津下毛広域圏の方が環境アセスの事業は取り組みを進めておりますが、5月までに調査を終え、環境影響評価準備書を作成し、7月から1カ月間の公告縦覧、そして住民の意見の聴取や説明会を開催し、県の技術審査会の審査を経て知事意見を受けた後、ことし年末、12月末ぐらいまでには環境影響評価書を策定して、来年の1月に公告を縦覧してアセスを完了するという予定になっているようであります。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) この業務委託を受けました会社は、その当時新聞に大きく報道されまして話題になりました。私は余り、こういう事業に詳しくなかったので知らなかったんですけれども、1996年当時、公正取引委員会から、談合を重ねていたという業者として、独占禁止法に基づき計3億6,200万円の課徴金を請求されているというふうになっています。その後、中津市が契約をされた後に、公正取引委員から調査があったというふうに伺ったんですけれども、それはどういうものだったんでしょうか、お尋ねをしたいと思います。それから、1月に一応住民にアセスの結果を報告をするということですが、工事の入札については時期をいつごろに考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 清掃第二課長。 ◎清掃第二課長(松本洋一) 今回の設計業務の委託内容で、先ほどお話がありましたコンサルの入札でありますが、私どもとしましては昨年の7月に業者選定に当たりまして廃棄物のコンサルト協会に加盟している会員とか、さらにはこういったし尿処理施設の実績のある業者を選定致しまして、その中で入札を行いました。結果として5万円という入札結果になったわけでありますが、業務内容につきましても私どものスケジュールに基づいて協議を重ねながら、一昨日すべて完了致しましたので、私どもとしてはこの業務については誠意をもって業者として対応いただいたというふうに認識をいたしております。さらに公正取引委員会が事情聴取に見えたというのは、今年の1月23日だったと思いますが、これは中津の8月8日でしたか、新聞発表がこの件で出ましたけれども、その新聞を見た内容で聞きに行ったということでありました。内容については、どういう形での入札の手順とか入札結果について、こういったことが中津の方ではたびたびあるんですかというようなことのお尋ねもありましたけれども、入札結果等の内容を説明する中で、公正取引委員会としては不当廉売じゃないかということでお聞きになったんですけれども、具体的にはそういったことはなかったということで、状況を聞いて帰ったという状況であります。それから、この建設工事の入札の時期ということでお尋ねがありましたけれども、私どもとしましては先ほど私の方から説明致しましたように、まず住民の皆さんのご理解を、やはりこれまで4地区の皆さんがご理解については一定程度いただきましたけれども、三保全体の住民の皆さんのまず理解をいただくということを新年度に入ってから取り組むことと、環境アセスの取り組みを進めていく中で、入札時期についてはそういった状況を見極めながら判断をしていきたい、いずれにいたしましても平成19年1月末に海洋投機の禁止という期限の日程もございますから、そういったところから何とかそのスケジュールに間に合うように、私どもとしてはこの事業を進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 3回目ですかね。 ○副議長(田中良幸) 3回目です。 ◆5番(荒木ひろ子) はい。この三水と言うコンサルタント会社は、九州地区の公共団体が発注する下水道事業について9社、三水を含む9社で談合を続けてきたというふうになっております。この事業が、この9社が九州7県の公共団体が発注する事業の約9割に当たる352件を、その談合を繰り返して受注をしていたというふうなことが報道をされているんですね。ここと私たちが知らないうちに契約がされたわけで、先ほど課長は結果としては自信を持った計画書ができたというふうにおっしゃいましたので、ぜひ今後このようなことで指摘をされることがないようにしていただきたいというふうに思いますし、それから入札については、住民の皆さんから急ぎ過ぎて異論が出ないように対応していただきたいというふうに思います。海洋投機の時期等もあって急ぐということはわかりますけれども、ここまで住民の皆さんと話し合いを続けてきたわけですから、ここでまた住民の期待を裏切るようなことをすると、もう二度と話し合いには応じてもらえないというふうに思いますので、その点についてもう一度お考えを伺いたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 清掃第二課長。 ◎清掃第二課長(松本洋一) 今、議員の方からご指摘がありましたことを肝に銘じて、やはりこういったし尿処理施設というのは住民の皆さんのご理解を得なければできない事業だというふうに認識しておりますし、過去なかなか、現在三保で受け入れたときのいろんな経過で、し尿処理施設と住民の皆さんのなかなかこういったコミュニケーションというものが十分ではございませんでしたので、今後のし尿施設の建設に当たって、これを契機としてやはり住民と行政が一体となって、し尿処理施設を中心とした三保の地域づくり、そういったものも含めて、そういう視点でとらえて、この建設事業については取り組んでいきたいというふうに考えております。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 次に66ページについて、お尋ねをしたいと思います。普通財産の取得費として1,024万6,000円の土地の購入費が出ています。場所それから面積、使用目的について、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 管財課長。 ◎管財課長(塩谷十起雄) それでは、お答えを致します。荒木議員ご質問の議第2号平成15年度一般会計補正予算の66ページ、17節公有財産購入費の1,024万6,000円の増額補正について、取得に至る経緯それと面積等のご説明を致します。当時、下宮永集会所には駐車場スペースが玄関前に3台から4台分しかなく、地区住民が集会所を利用する際に大変不便な状況でございました。そこで下宮永自治会が独自で付近の土地を借り上げ、集会所利用者のための駐車場を確保をして、その解消を図ってまいりました。 しかしながら、土地所有者の事情でその土地を売却することとなりまして、駐車場がなくなるわけでありますので、市と致しましても下宮永自治会としてもこの問題を放置しておけば、ちょうど集会所の前や南側に1級市道があるわけでありますが、その1級市道を初め付近の道路に駐車をすることが予想されます。また、この集会所は選挙投票日においては第8投票所となっている関係から、付近の交通量の多さや、集会所利用者及び選挙投票者の安全確保を図るため、平成14年5月に土地開発基金で取得を致しまして、現在は土地開発基金の財産となっております。今回の補正は、土地開発基金より普通財産として買い戻すための予算措置でございます。なお、保有財産の内訳につきましては、場所が中津市大字下宮永字屋敷204番が144.18平米、同じく206番が471.41平米の計2筆で、615.59平米となっております。今後につきましては、集会所の駐車場用地として管財課が管理をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 土地開発基金で事前に購入をされたということですが、そのときの使用目的はどのように土地開発基金で買うときに……伺いを出したと思うんですけれども、どのようになっていたのか、その点についてお伺いをしたいと思いますし、それから、これは集会所は市の持ち物ではないですよね、これは地域の、町内の集会所ということなんですね。今、中津市内各地にそういう自治会が持つ集会所がたくさん建設をされています。皆さん大変ご苦労されて寄附を集めながら集会所の建設、駐車場の確保をされているわけですけれども、このように市が公費で駐車場を確保するというふうな制度は、これまでにもあったのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) 1点目でございますが、これは中津市土地開発基金の条例施行規則に事業計画がございます。目的として、「当事業は、地元要望により下宮永集会所駐車場用地を確保するものである」ということで、事業の計画が出てございます。それから2点目の、公費で集会所のということでございますが、これにつきましては過去も集会所の利用状況なり、それから集会所の駐車場の現状なり、それから選挙のときの状況なり総合的に判断して、市の財政状況の範ちゅうであれば購入をした経緯もございます。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 中津市内そういう地域の皆さんが寄附を出し合って集会所を建設したり、それから今11校区に一つずつ公民館がありますけれども、その公民館でもまた駐車場がなかなか狭くて困っているというところもあります。それから選挙の投票所で民間の施設を借りたときには、そういう駐車場の設備がないところもあります。そういうところをこれから整備をする計画はあるんでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) これは第1回目の答弁それから先ほどの私の答弁でもお話をしましたように、いろんな状況がございました。地区の方でもう三、四台しかとめるような状況の駐車場しかなかったということで、地区がその持ち主とお話をして、借り上げしておった中で万やむを得ずこの持ち主が売却するというようなお話の中でお話が進んでいった経過がございます。それと先ほどの話と重なりますが、地域の利用の状況なりその集会所の周りにある道路の状況ですね、あそこは栄町に通ずる非常に交通量の多い道路に面してございますが、その状況なり、あと選挙のときの状況なりということを総合的に判断をして購入を致しましたということでございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 次に移ります。3回したんですよね。 ○副議長(田中良幸) 3回しました。その都度言いましょうか。 ◆5番(荒木ひろ子) そうですね、すみません。では次に、議第6号平成15年度中津市駐車場特別会計の補正予算について、お伺いをしたいと思います。5ページになりますが、新博多町の駐車場の駐車料金の減額が出ております。新年度の予算を見てみますと、新博多町の駐車場は無料にするというふうに出ています。そこで先ほど、駅の北口は20年まで、それからこの新博多町の駐車場については21年まで返済が残っているというふうにご報告がありました。では駅北口とそれから新博多町駐車場それぞれ幾ら返済額が残っているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 議第6号、公債費の残高ということでございますが、先ほど私が申しましたのは、駅北口が最終年度が21年度、新博多町駐車場が22年度というふうに申し上げたわけでございます。残額につきましては、駅北口が約1億3,240万円です。それから新博多町駐車場が約8,917万円ということでございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 駅北口は、これから使用料を徴収しながら払っていくということだと思うんですけれども、この新博多町の8,917万円については駐車料金で払っていくのか、それとも市から一般会計から繰り入れて払っていくのか、その点についてお尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 新博多町駐車場につきましては現在、駐車場会計の基金が8,000万円ございます。当分の間この分から繰り入れて、償還していきたいというふうに考えています。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。3回目です。 ◆5番(荒木ひろ子) はい。基金から繰り入れて、基金を取り崩して支払いますということは、駐車料金、市民の皆さんが納めた駐車料金をその返済に当てるということだと思うんですね。そうなりますと、片方では無料にして駐車料金で払いますよ、片方ではもう返済も終わっているところも含めて駐車料金をいただきますよというふうなことでは、私は市民の皆さんにとって公平ではないというふうに思います。そこで、新博多町の駐車場を無料にするなとは言いません。しかし今、駅北口や豊田町を利用されている市民の皆さんの負担を軽くするということを、あわせて考えるべきではないかというふうに思います。こちらから取れるところから取って無料にしたところに払っていこうというのは、市民の皆さんにとってはちょっと納得ができないというふうに思うんです。だから豊田町や駅北口の使用料金を下げて、あわせて市民の皆さんの理解を得るべきじゃないかというふうに思いますが、どうでしょう。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 豊田町それから駅北口につきましては、経営的には黒字でございます。新博多町につきましては赤字といいますか、なっています。それと、かねてから商店街の方たちから無料化でやってくれということがありましたので、今回そういうふうにしたところでございます。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 次に、議第7号平成15年度中津市老人保健医療特別会計補正予算(第4号)について、お尋ねをしたいと思います。10ページになりますけれども、医療費の支給費が出ておりますが、この老人医療の制度が昨年の10月から改悪をされまして非常に手続きが面倒になりまして、お年寄りの皆さん方の高額の医療費の返還手続きをしなくちゃいけないということになりました。全国的には、その返還の手続きが遅れていて、65億円の未返還があるというふうに新聞で報道されておりました。私ども中津市でも、その改善についてたびたびお願いをしてきたところですが、これまでの取り組みでどのように改善をされているのか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 高齢者福祉課長。 ◎高齢者福祉課長(植山美洋) 議第7号平成15年度中津市老人保健医療特別会計補正予算の10ページの医療費支給費でございますが、今議員さんが言われました高額医療費につきましては、平成14年10月より老人保健法の一部改正がございました。それに伴いまして高額医療が発生するという状況が出てくるようになってまいりました。これは返還手続き等につきましては厚生労働省の方としましては、この老人医療につきましては申請主義ということになっておりますので、高額医療が発生した時点で返還申請をしていただくという形になるような状況になります。議員さんが言われましたように、各市町村でかなり高額医療が発生致しまして、それに対して我々と致しましても広報等をしながら市民の方に呼びかけをしてまいりました。12月議会でもご答弁申し上げましたけれども、市報等に広報し市民の方々に申請をされるようにお願いを致しますと同時に、窓口に見えられた市民の方々にも、高額医療が発生しているとか発生しないということは別と致しまして、高額医療の申請を一度していただければ、以後、高額医療が発生した時点でも、すべてその1回の申請で終わるということで対応させていただきます。その上で、今年に入りましてから残られている方が約2,000件ございましたけれども、その方々に対しまして申請書と返信用の封筒を同封致しまして、高額医療が発生しております、申請手続きをお願い致しますということで対応してきたところでございます。今までの発生件数自体が平成14年10月から中津で約3,400件近くございます。その中で現在まだ返送なり窓口に来て手続きを済ませている方がいらっしゃいますけれども、現状で81.6%の回収になっているというような状況でございます。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 今から高齢者医療になられる方については、もうそのときから手続きをしていただいているということで安心なんですけれども、2,000件残っているというふうに言われたときには、本当に大変だなというふうに思いました。それで、市からそういう申請書が発送されてきたので、お年寄りの皆さん方は非常に喜んでおります、親切な中津になったんだなというふうにね。それだけでも、言っていただけるんですよね。本当に皆さんは人がいいなというふうに思いますけれども。ぜひ最後の一人まで、その手続きを親切に進めていただきたいというふうに思いますので、お願いしておきたいと思います。次に、議第11号平成16年度中津市一般会計予算について、お伺いしたいと思います。58ページの総務管理費の負担金補助及び交付金について、未来の都市をつくる市長の会負担金というのが3万円計上されているんですね。これは前年度までは、全く目にすることのなかった予算です。新貝市長が市長になられてこの予算が出てきたわけですが、まずその会の目的と、この3万円の説明についてお尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 未来の都市をつくる市長の会の負担金3万円を計上しておりますが、まず第1の会の目的ですが、この目的につきましては、この会で規約というのを設立しておりまして、未来の地方経営及び都市の創造に向けて新進の市長有志が合い集い意見を交換し研さんを深め、及び個性豊かなまちづくりを実践するとともに、広く日本全国に向けて提言を行うため、未来の都市をつくる市長の会を設置した、こういう趣旨のもとに本会が昨年の11月20日に設立をされたわけでございます。あと、この負担金3万円ですが、これにつきましては一応、規約で年会費3万円ということの申し合わせで計上しておるところでございます。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 私がいただいた資料の中では、最終的にどうなったかはわからないんですが、11月20日に会場費や講師の謝礼で各市3万円の負担ということで連絡をしたけれども、その後、会員市の方から財政状況を見直している折なのでいかがなものかなどのご意見をいただき、再検討の結果、負担金をいただかない方向で進めさせていただきたいと思いますというふうに、12月24日に参加をしている10市の事務局市から10市に連絡をしているようですが、その後また変更になったんでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 本件の一応、今仰せられたような年会費につきましては、講師の謝礼とか会場借上費とかいったもので3万円というようなことで話を進めておりました。その後の状況については、まだはっきりは確定はしておりませんが、一応3万円を計上すると。これは当初予算の要求時期が我々が要求するのが12月末ですので、その時点で3万円の予算要求を、そういったような方向で流れてございましたので、一応3万円の予算要求をしたということでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 12月末と。これは12月24日に市に送られて、それぞれ関係の係、係長、市長了解済みというふうに文書になっておりますね。その中では、もう本当に私は慎ましいなと思ったんですよ。そういう参加されている会員の市の方から、財政状況を見直している折にこの3万円でも計上できないんだという、そういうことを言われてもう変更しますというふうに言われているんですよね。それは課長がくださった文書の中にそういうふうに書いてあるんです。(発言する者あり)だから私は、本当に厳しい予算編成というならば、やっぱりそこまで他市では厳しく見られているということですから、市長に関した予算だから甘くなったと、3万円だから甘いとか辛いとかいうふうに言われるかもしれませんけれども、きちんと精査されるべきではないかというふうに思いますが、もう一度お伺いします。 ○副議長(田中良幸) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 今仰せの件は、昨年の12月24日に関東関係連絡事務ということでありまして、一応3万円でという話で進んでおりましたが、今言われたような各市の財政事情が非常に厳しい折で、徴収をしないというような方向で進んでおります。当然、予算措置はしておりますが、ここに集まっている12市のこの規約にありますように1期目の市長さん方で構成をされております。いずれも自分たちの都市が今後どういったようなまちづくりが目指せるか、広く意見を交換しながら、目的を持って集う会でございます。いずれもそれぞれ自分の市の財政事情については皆さん造詣の深い方ばかりですので、必要がないものはこれは不執行として落としますが、不透明な、先行きがはっきりわからなかった段階ですので一応3万円は計上しておりますが、一応はこれは請求がないということになれば不執行で落とすということになります。いずれにしても、無駄な経費を使うということは、これは断じてありません。また、そういうことはないと思います。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 私は3万円…… ○副議長(田中良幸) もう終わり。 ◆5番(荒木ひろ子) では次に、91ページの児童福祉総務費の報酬について、お尋ねをしたいと思います。報酬の中に、次世代育成支援行動計画策定委員報酬というのが、55万8,000円計上されております。これは、これからの中津市の保育を含めて、就学前の子供たちをどのようにみんなで育てていくかということについて検討される委員会だというふうに思います。これまでは私も参加をしたことがあるんですけれども、中津市の公立と私立の幼稚園、それから公立認可の園長さんが集まったそういう協議会がありまして、そこで保育園のことについていろいろと協議をされてきたと思うんですけれども、それはあくまでもやっぱり公立認可に通っているそういう範囲の中で行っている、保育行政の範囲での協議だったというふうに思うんですよね。そこで、この次世代育成支援行動計画策定委員会では、ぜひそれに限らず、市民全般の子供たちの現状を把握し、そして意見交換ができるようなそういう組織にしていただきたいというふうに思いますが、お考えはどうでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤文子) 策定委員につきましては、子育て支援施策を総合的に計画的に進めるために、関係者から十分意見が聞けるように一般公募で募集したいと思いますし、また子育て関係者それから児童福祉関係者いろいろ、児童相談所の行政機関の関係者、市民の代表の方など幅広く考えております。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 特に要望しておきたいと思いますけれども、一般公募をすれば、応募すればいいじゃないかということになるかもしれませんけれども、私はここでたびたび無認可保育園のことについて質問をしてまいりました。20数年間この中津の地で子供たちの保育に携わったという、それはだれもが否定できないというふうに思います。公立認可でないから市の範ちゅうにないというふうなことではなくて、この中津の地域で子育てとしての役割を十分に果たしてきたという、そういう認識に立ってこの策定委員会の中にもぜひメンバーとして入れていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤文子) 策定委員の方には、策定委員のメンバーとまた作業部会の方のメンバーと考えておりますので、議員さんが申しますように意見が幅広く聞かれるように、委員についても考えていきたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) よろしく、お願いしたいと思います。次に、102ページです。保健衛生総務費の中の負担金補助及び交付金の中に環境衛生事業補助金34万6,000円が計上されております。この補助金の目的と効果について、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答え致します。102ページ、1目19節の負担金補助及び交付金の中の補助金でございます。これにつきましては議員もご承知のことと思いますが、平成11年度から、それまで旧市内を消毒事業ということで委託をしておりましたけれども、先ほど申しました平成11年度から機械の貸し出しという方向に切り換えました。 本年度で5年目を迎えておりますが、消毒機械を市の方で設置致しまして、薬剤については無料で貸し出しをするということを実施を致しまして、現在5年を経過して地区住民には定着をしておる事業でございます。その11年度に、言うならば制度の変更といいますか切り換えるときに、地区住民と説明会をし、ご了解を得る段階の中で、町内の代表者の方が一軒一軒消毒をして回るのに何か、ジュースの一本でもというようなお話だったんだというふうに思います。それが現在までこの金額で続いておる、そういう内容のものでございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 金額として34万6,000円ですけれども、全市内の消毒を円滑にするために出されている補助金だというふうに思います。合併を控えて、この補助金についていろいろと議論をされているというふうに伺っております。しかしながら、消毒の効果をなくすような、そういう結論は出していただきたくないなというふうに思っております。そこで、合併の議論の中でこういう直接住民に密着をした補助金などについて、なくすか、それとも継続して事業をやっていくかというふうなことが議論されているというふうに聞いているんですが、直接住民の方に聞いても全くそういうことを知らないんですよね。ということは、それぞれ専門部会という担当者の範囲でしかそういう協議が行われていないというふうなことだというふうに思います。そこで、こういう住民に直接密着をした補助金や負担金について、残すか、それか廃止をするとかいうふうな議論をするときに、ぜひ住民の皆さんを交えて議論をし、これまでの補助金の効果、負担金の効果を検証して、残すとか廃止をするとかいうふうな結論を出していただくようなシステムづくりをしていただきたいというふうに思いますが、これは総務部長にお尋ねをしましょう。
    ○副議長(田中良幸) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) これまで特別委員会なりいろいろご説明をしてまいりましたが、まだはっきりしたそういうふうな統一した見解というのは出てない部分が多分にございます。今、議員がおっしゃいますように、現在検討している部会の中に、市民なり町民なりということで入れますと、また一からの議論になってしまいます。私どもが今考えていますのは、今後検討するとか真摯で検討するという部分で住民に直接かかわる部分については、もう明らかなんですね。どうなるというところをお示しをしないと判断ができないというふうに考えていますから、それは住民説明会の折にはっきりした方向性をご説明ができるようにして、ご理解をいただくという準備を今進めてございます。そういうふうな方向で、今後取り組んでまいります。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 住民説明会の折に方針を決めてから説明しますということでは、住民の意見が反映できないんじゃないですかね。そこで意見を言っても、もう「ご理解ください」、「決まりましたから」ということになってしまうと思うんですよ。だから私は、合併というのは住民が新しい市をつくるわけですから、やっぱり住民の皆さんが決めるときに、そこに何らかの意見をやっぱり入れられるというふうなシステムをつくっておく必要があるというふうに思うんです。今、合併の協議会だよりを出していただいておりますね。先日、その中に議員の定数のことも出ていたというふうに思うんですね。そうしたら、はっきり内容がわからないからと、議員の歳費が幾らかということを知らせてくれとかいうふうなことが協議会に質問があったというふうに思いますよね。 やはり住民の皆さんは、いろいろと意見を言いたいと思うんですよ。だから私は、そういうことについて協議をしているということだけでも出して、住民の皆さんが意見を言うか言わないかは、それは住民の皆さんの意識ですから、私はそれを知らないうちに決めてしまって、「こう決まりました」というふうなことでは、この合併は市民や下毛の住民の皆さんにとって、いい合併にはならないというふうに思うんです。だから、「建設計画ができました、これをご説明します」というふうなことで済ませてほしくないというふうに思いますが、どうですか。 ○副議長(田中良幸) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) 今の手法は、住民説明会で説明を申し上げて、ご意見をお聞きした上で修正をする部分がございましたら、それはするようにしてございます。それから密室の中で…言い方は悪いんですけれども…役所の中で、役所サイドで決まったやつをどんどん進めていっているというお話ですが、これは中津市もそうですけれども、特別委員会なりで、この辺まで議論は進めますよということは十分ご説明申し上げています。それから、あと住民用にもホームページなりそれから協議会だよりですね、そういうふうなので十分「こういうふうな議論になっています」ということは情報も提供している状況というふうに私は思っています。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) では、次に移ります。105ページの保健衛生費、負担金補助及び交付金の中の水路通水補助金826万5,000円、それから合併処理浄化槽設置整備費事業補助金2,999万4,000円が計上されております。通水補助金については、その補助金を出している目的について、現在のところ達成されているかどうかも含めてお尋ねをしたいと思います。それから合併処理浄化槽の設置の補助金につきましては、先日来から市長も市長会に提案をしていただきましたし、私ども中津市議会も県に向けて補助対象区域を減らすことについて意見を申し上げてきたところです。しかしながら大分県は、先日の生活環境課長のご答弁でも、方針は変えていないようだというふうなことです。県は、下水道の計画区域の補助金は対象にしないというふうにしているそうですが、環境省の補助基準はどうなっているんでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) お答え致します。105ページの3目19節の、負担金補助及び交付金の中の水路通水補助金並びに合併処理浄化槽の事業補助金でございます。水路通水補助金につきましては、これは大手堰土地改良区に補助致しておるものでございます。現在、議員がお尋ねの内容については、ほぼ補助目的を達しておるというふうには思いますけれども、議員のお尋ねのありました一応やはり水路の通水という形では、農繁期時期あるいは農閑期時期で若干違うようでございます。したがいまして、我々としましては今後、大井手堰土地改良区と水の管理や農業形態、そういったものも含めて協議・調整を図っていきたいというふうに考えております。合併処理浄化槽の補助金につきましては、今議員もおっしゃったとおりでございまして、先般来から申し上げておりますように平成16年度に当たっては大分県においては公共下水道並びに農業集落排水事業の計画区域については、これは補助しないんだというような方向のようでございます。環境省につきましては、この計画区域につきましては従来どおり3分の1補助がございます。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 通水補助金ですけれども、農繁期というか4月から稲刈りまでの間は、通水は農業用水として通水をされるわけですよね。だから、それ以外のときに、いわゆる農業用水路を生活排水路として使っている関係で、生活排水路が環境悪化になるので通水をしていただきたいということで補助金を出しているというふうに思うんですよね。しかしながら、今年は大井手堰の井堰の改修でストップをされているそうですが、これまでもこの通水補助金を出しているんですけれども、やはり冬場はなかなか通水が行われなくて、生活排水で水路の汚れがめだつというふうに、よく指摘を私たちは受けるんですよね。だから826万円の補助を出しているわけですから、ぜひそういう効果があるような通水の仕方を、大井手堰と協議を進めていただきたいということをお願いしておきたいと思います。それで、合併処理浄化槽について環境省の補助基準に農業集落排水の計画区域と下水道の計画区域が入るということであれば、もし県が計画区域の補助対象にしないと言っても、環境省の補助を申請できるんでしょうか。その点について、お伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) 1点目は、今後協議してもらいたいということのようです。議員もご承知のとおり三口の頭首工の工事をやっておりますから、そういう関連が今年の場合はあるんじゃなかろうかということでございます。前向きに大井手堰と関係課を含めて協議をしていきたいと思います。ただ、もう1点につきましては、環境省が3分の1、それと県にただしてみなければわかりませんけれども、市が3分の2を充てるということでなければ申請できないのではないかなという恐れがありますので、それについてはもう少し精査をしたいというふうに思っております。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 今度で、3回目ですね。 ○副議長(田中良幸) 3回目です。 ◆5番(荒木ひろ子) そうしたら、合併処理浄化槽のことについて市長にお尋ねしたいんですけれども、市長も率先して意見を上げていただいているというふうに思います。中津市は、先日もありましたように、計画区域の上水道が完備をするまでには相当の年数を要するというふうに思うんですね。私も県に行ってその実態をお話し致しましたが、県は二重の投資はしないんだと、だから中津市としてきちんと下水道でやる区域、合併処理浄化槽でやる区域、農業集落排水でやる区域というのを、やっぱりきちんと決めてやるべきじゃないかというふうなことを言われたんです。そうすると、下水道の区域を変更するか、計画区域を変更するか、それか下水道の事業を早めてやっていくかというふうなことになるというふうに思うんですけれども、市長としてはどういうふうにお考えになっているでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 合併浄化槽の問題につきましては、県の方針が変わるということで非常に苦慮しております。また今、議員おっしゃいましたように下水道を早めた方がいい場所もありそうな感じがする。ところが、そこは事業計画区域に簡単には入らない。ですから、今後そういった問題を総合的に相談をしていくことが必要だと思います。今までは下水は下水、それから合併処理浄化槽は合併処理浄化槽ということで課が違うものですから、それぞれが独自の判断でやってきているんですね。これは統一してちょっと考えていくことが必要ではないかというふうに思っていますので、その点、今後検討してまいりたいというふうに思っています。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) よろしく、お願いしたいと思います。次に106ページ、保健衛生費の葬祭場費の中の委託料のモニュメントメンテナンス委託料というのがあります。これは風の丘公園の中に、その風を使って音を起こすという装置をつくってあるわけですね。もうできたときから物議を醸している、そういう施設なんですね。毎年メンテナンス料がかさんできて、東京からメンテナンスに来ないと維持ができないという施設なんです。私は、これはもう風の丘公園にあっても、だれも、これがあるから風の丘公園に行こうとか、この音を聞いてみようかとかいうのは私はないと思うんですね。その委託料を考えたらどうかというふうに思いますけれども、どうでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(早川正一) これは昨年末になりますか、市長が施設を見学といいますか見られた後に私どもに、今後の検討課題ということで幾つかの投げかけをいただきました。この問題も、一つ入っております。今、議員がおっしゃいましたように、東京のフロム・ツーというところが小メンテ、中メンテ、それからまた3年目に小メンテ、4年目で中メンテ、5年目に大メンテということで委託しておったんですが、市内の業者で身近なところでこういったことできないのかということがございましたので、契約検査、関係課と協議をして、しかるべき業者に現地をつぶさに見ていただきまして、いろいろ協議をしましたけれども、現段階では特にこの施設をメンテをしなくて、方向としては特にメンテをせずに、仮にトラブルが発生したときにその市内の業者とさらに協議を詰めましょうというような方向に今協議が進んでおりますので、できましたら16年ではそういう方向でやれたらなというふうに、現段階では考えておるところでございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) わかりました。では、次にいきます。114ページ、工事請負費の7億8,437万1,000円のし尿処理場の建設工事について、お尋ねをしたいと思います。これは総額58億円ですか、約60億円の事業ということになるわけですけれども、先ほども申しましたように、計画の設計段階からいろいろと談合の、そういう会社であったというふうなことがあるわけですから、入札に当たっては市民の皆さんがいささかも疑念を持たないような透明性を確保する必要があるというふうに私は思うんですけれども、し尿処理施設の建設検討委員会は助役さんが長をされていると思うんですが、入札の方式やその時期についてどのように検討されているのか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 助役。 ◎助役(木村吉晴) お答え致します。今、議員がご指摘されましたように、非常に大きな投資でございます。そういった意味で市民の理解なしではなし遂げることのできない事業でございますので、この事業の実施に当たりましては公正性を基本にして進めてまいりたいと思っております。また、こういったものにつきましては単に金額だけではなく、その持つ今度新たにつくります施設の性能ですとかまた建設後のメンテナンスといったようなことも考慮しながら、どういうものをつくっていくかということを検討することは必要だと思っております。そういった意味で、私が委員長をさせていただいております、し尿処理施設建設検討委員会で、今後どのような方式で発注をしていったらよいのかということを検討していきたいと思っております。また発注の時期ということでございますが、先ほど清掃第二課長からご説明致しましたとおり、地域の状況、環境アセスメントの状況等を踏まえながら時期を決定してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 入札の方式については、一般競争入札、指名競争入札というふうに2種類が考えられると思うんですけれども、どちらの方を検討されるでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 助役。 ◎助役(木村吉晴) まだ現段階では、入札方式で行うかどうかというのを少し検討した方がよろしいんではないかというふうに思っております。昨今ですと、例えば国土交通省の方では総合評価制度と総合評価落札方式というようなものもあるようでございますので、そういった価格とそれから将来こちらの求める指標との関係、そういったことも含めて、どこの会社が提案したものが一番よろしいかというようなことを検討するということも必要ではないかなというふうに思っておりますので、単に金額だけで決めるというようなことでは将来不都合が起きるんじゃないかということも考えております。そういった意味で、どのような発注方式がよろしいのかということを考えていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 助役さんの言われた方式も検討されるということですけれども、そうなりますと設計をされましたその三水というコンサルタントのやっぱり影響を懸念せざるを得ないんですよね、私たちとしては。だから、どういう方式をとられるにしても、そういうことが指摘をされることが絶対ないようにしていただきたいというふうに思います。それはもちろん、こういう施設を受け入れた地域の皆さん方にとっても、そういうトラブルか起こるということは非常に残念なことだというふうに思いますので、ぜひ本当に慎重な検討をしていただきたいということをお願いしておきたいと思いますし、それからまちづくりの推進室というのができて、城下町風の町をつくるとか観光ルートの整備を行うとか、そういうことがこれから行われるというふうに伺いました。しかしながら、このし尿処理場を受け入れる三保の地域については、本当に中津市の中で田園風景があり、それから先ほどもありましたように椿の公園があったり、傀儡の国指定の本当に日本で一番古い人形劇が残っていたりとか、それから北原人形芝居も残っていますし、地域の皆さん方がやっぱりそれぞれの特性を生かしながら生活をしてきたところです。ぜひ、こういう三保の地区のまちづくりについても、これから地域任せというだけではなく、その地域の方々の努力にも報いていただくようなそういう方針を持っていただきたいというふうに思いますので、もう一度市長にお伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 市長。 ◎市長(新貝正勝) このし尿処理場という迷惑施設を引き受けていただくわけでございますので、私は可能な限り、この地域におけるいろんな発展のために尽くしてまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 次に、141ページです。都市計画費の13委託料の中に大新田地区の環境整備委託料があります。この事業の内容について、お尋ねをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 141ページの委託料、大新田地区環境整備委託料の内容ということでございますが、現在、大新田地区、舞手川の河口付近でございますが、その環境整備協議会というものが設置されておりまして、委員が23名、ここにおられる議員さん方も委員になられている方もおいでます。そこでは自然環境に配慮した大新田海岸の浸食それから高潮対策の護岸工事についての方法等について協議がされているわけです。また、それにあわせまして大新田海岸全体の利用計画をどうしたらいいのかということも、今後協議をされるということにもなっております。そういう内容でございます。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 舞手川の河口付近の改修に関連をするということですけれども、ご存じのとおり大新田の海岸の松が非常に枯れておりまして、多くの市民の皆さん方が心配をしております。これは中津のやっぱり海岸のシンボルのようなものでして、「一体これから大新田の松林はどうなるんやろうか」というふうな声をよく伺います。ぜひ、その大新田海岸の松林の再生に取り組んでいただきたいというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 先ほど申し上げました協議会の経過も踏まえまして、この松林は暴風保安林としても指定されておりますので、この協議会の経過も踏まえまして環境省とも十分検討したいというふうに考えております。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 142ページの公園新設事業について、15工事請負費3,000万円の内容について、一般質問でもありましたけれども、もう一度ご説明をお願いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 公園新設事業費の工事請負費3,000万円ということなんですが、これは米山公園の新設事業費でございます。先日も申し上げましたけれども、全体面積10ヘクタールございます。そのうち5.2ヘクタールは現在、供用開始をしてございます。あと1.1ヘクタールですか、16年度まで整備を予定しておりまして、残り3.6ヘクタールあるわけですが、その部分につきましては今後十分皆さんの意見を聞いていくというふうなことで現在しております。以上でございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 1.1ヘクタールは雑草を植えると言ったんですかね。そういう事業をされるということですが、ここにはテニスコートを設置するというふうな計画が前あったんですね。それを計画するに当たっては、そういう競技団体と協議をされて計画をしたんじゃないかというふうに私たちは思っていたんですね。だから、そのテニスコートの計画などがここで実現されないということになると、ではスポーツゾーンとかそういうところでそういう競技団体の要望を取り入れていくのかどうか、その点についてお考えを伺いたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 議員さん言われるように、事業認可をいただいたときにはそういうふうになっておりました。それで先ほど申し上げましたように、残り3.6ヘクタールということは、公園決定もしてございますが、いろんな意見もございましょうし、せんだってから一般質問でもありましたように、そういうことも踏まえましてまた競馬場跡地ということも踏まえまして、関係部署それから地域の方々、それから多くの方々の意見を聞いていきたい、そこで利用計画を決めていきたいというふうに考えております。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) むだな投資は避けたいという市長の気持ちは、よくわかります。しかしながら、そういう計画を1回は組んで、市民の皆さんに公表をされているわけですから、やはりそういう計画を変更するに当たっては、関係の皆さんとよく協議をしていただきたいというふうに思います。何でも削ってしまえばいいじゃないかと、お金がかからないじゃいかというふうなことでは済まないんじゃないかと思いますので、これは要望しておきたいと思います。 次に、議第20号平成16年度中津市病院事業会計予算の2ページになるんですが、債務負担行為が出ております。中津市民病院自家発電設備借り上げ事業ということで8,000万円、それから中津市民病院画像ネットワークシステム業務委託事業ということで4,000万円出ておりますが、ご説明をお願いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) それでは、第5条の債務負担行為の中で、まず自家発電設備の借り上げ事業の説明からさせていただきます。現在、市民病院では非常用として1機、240キロワットの装置を設備を致しております。しかしながら、保安電源としての電力の供給は不足し、停電時に十分な医療行為ができないことになっております。また昨年10月7日には、災害拠点病院としての県指定も受けまして、災害時における医療圏内での傷病者の受け入れ、そういった体制の整備も必要になってまいりました。そういった面を加味致しまして、今回16年度に300キロワットの発電装置を増設し、非常時に備えたいと考えているところでございます。次に、画像ネットワークシステム業務委託事業でございますが、業務の効率化、さらに将来の電子カルテ、さらには放射線フィルム保管場所、そういったスペースの問題の解消、そういったものを考えまして、画像ネットワークシステムというものを15年度末に導入致します。このことに伴う、保守点検にかかる委託事業でございます。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 自家発電装置を新たに1機備えるということですが、それは災害拠点病院としての指定を受けたということが理由だというふうに伺いました。私どもが、この国立中津病院を市民病院として受け入れるに当たって、私たちはあの建物が非常に古かったというふうなこともありまして、耐震の調査を国に要求致しました。ところが国の方は、払い下げをするような施設の調査はしないというふうなことを言われまして、結局そのまま受け入れをしてしまいました。今でもその建物の耐震性は調査をすれば危険だというふうに出てくるだろうと皆さんが思っているんですけれども、調査をしなければその数値が明らかにならないので、何とか免れていかれるんじゃないかというふうに考えておられると思うんですよね。だけれども、やっぱり災害拠点病院としてのきちんとした整備をするということになりますと、今後建て替えをするのか耐震の補強をするのか、それは方針を決めなくちゃいけないというふうに思うんですけれども、その点についてどういう検討がされているのかお伺いをしたいと思います。それから画像のネットワークシステムですけれども、5年間の保守点検契約ということですが、それ以後についてどのような、新たにまた別の方式で入札をされるのか、その点についてお伺いしておきたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 市民病院総務課長。 ◎市民病院総務課長(清永信) まず自家発電装置の関係で、災害拠点病院の指定となればということですが、耐震構造の調査につきましては市民病院が移譲の前から種々議論があったところでございます。特に昭和44年建築で築後35年が経緯しているということでございますが、現在、移譲後3年間が経緯した中で、将来に対する建築の積み立てということで約3億5,000万円の積み立てをしております。今後、数年後、将来計画を立てる中で、改修をするのか新しい建物を建て直すのかという建設計画も、あと数年後には必要になってくるというふうに考えています。それから画像システムの関係でございますが、5年間のリース期間が過ぎたらどうなるのかというご質問でございましたが、職務形態のシステムの保守点検ということでございます。5年後の時点でシステム内容を検討しながら、更新するのかどうかを検討していきたいというふうに思っております。以上です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) それでは、議第27号の中津市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、お尋ねをしたいと思います。11ページになると思いますが、新たに庶務課嘱託員として月額25万円という金額で提示をされています。これまで嘱託ということになりますと、大体12万円というふうなのが私どもの概念だったわけですけれども、この25万円という基準と、それからどういうお仕事をされる方なのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 庶務課嘱託員の仕事の内容でございますが、市長公用車の運転業務及び秘書業務の補佐、こういうのを中心にお願いをできればなというふうに思っております。通常、嘱託員の報酬は12万円だけれども、今回どうしてこういう額かということでございますが、まず今回、今までは公用車運転手は職員を配置をしておりました。それから市長自身、自分の身の回りのことはできるだけ余りお金をかけなくてというような基本的なお考えもございましたし、今回その者が退職をするということであるんですが、ほかにも職員では運転手はおるんですが、自分のところは嘱託員でよいといったようなこともございます。報酬決定の根拠でありますが、私どもはこの根拠と致しましたのは、これはNTT関係の人材派遣会社等で依頼をした場合に、1時間当たりが1,780円、それからあと時間外勤務の割り増しとかそういったものを含めれば、月額が約29万9,040円、それからあと今合併の議論をしております三光村、三光村は9,500円で、これが月に21日出勤するとすれば19万9,500円、それから6月と12月に20万円と25万円の期末手当てがある、これを大体年間で計算すると284万4,000円。あと本耶馬渓も281万幾ら、それから耶馬渓町が252万円、山国町が233万6,000円、それなりの金額があるわけです。今回、私どもは市長の公用車運転を中心に秘書の業務補佐ということになれば、業務時間の変則それから困難性、そういったものを勘案して月額25万円ですと、ちょうど年間にすれば300万円ですか、そういった線が妥当じゃないかなと。職員の配置と比較すれば、職員の場合はこれ以外に社会保険料それから公務災害基金の負担金あるいは共済費等が加算されますので、そこだけで大体800万円の減額ということになります。ただ、他の嘱託員さんとのバランスについては、今後合併の議論をする中で職務の度合いとか勤務時間、勤務日数の関係とか、そういうようなものを見ながら検討を加えていきたいというふうに思っています。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 今回は、そういう近隣の町村など、それから人材派遣会社の職務などを調査されて25万円というふうにお決めになったということですが、これは比較していいかどうかわかりませんが、議長車の運転手さんはたしか12万円だったというふうに思うんですよね。そういうことでは、嘱託だから12万円というふうにその当時はなってしまったと思うんですが、そういう職務内容ということを、やはりきちんと精査されて、嘱託員の報酬についても、合併ということではなくてもいろいろ研究された方がいいんじゃないかというふうに思います。特に市長車の運転手さんですので、余り差がついていると、また市長自身に非難が及ぶというふうなことにもなりかねません。検討をしていただきたいと思いますし、私はこれを下げよというわけではないんですよ、ほかの方を少し考えたらいいんじゃないかというふうに思います。 次に、議第29号についてお尋ねをしたいと思います。中津市職員の退職手当の基金条例の制定に関してお尋ねをしたいと思いますが、これには一般の職員さんと同様に、市長、助役、収入役、教育長もその基金条例の範囲に入るというふうになっています。そこで、私は中津市で競馬を廃止するというときに、30数年間競馬に従事した方々に対して、1円の補償の義務もないというふうな当時の市長の発言があった中で、大混乱になったわけですね。そのときに市長の退職金は幾らかというふうに伺いましたら、1期4年間で2,124万円なんですよね。これは市長さんもご存じだと思うんですが、月額の報酬88万5,000円に4年間の、年数じゃなくて月数を特別職の場合は掛けるというふうになっております。職員さんの場合は年でいくと思うんですけれどもね。それの100分の50ということで算出をされています。今、中津市の職員さんが約40年近くを勤めた退職金に相当するというふうに思います。そういう退職金の額について市長はどのように思われているのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 退職手当、私もまだ4年後のことでありますので、余り身近なものとして感じてはいない。ただ、では幾らがいいのかなといったとき、なかなかこれまた難しいと思うんですね。ですから、まあ周りの状況とかいろんなものを見ながら、その中で市民の納得のいただけるような金額がいいのではないかなと、こういうふうに思っております。ただ、先般の議論で12月でしたか、その退職金を1割カットしろとか、あるいは2割カットしろとか、そういう議論がありました。そのときに私は、そういう議論は余り生産的ではない、では10%がいいのか20%がいいのか、いやそれはただにするのが一番いい、こういう議論になっていくわけであります。しかし、それぞれの職務というのは、やはり職責に応じたものがありますので、それよりももっと一生懸命仕事をやって、そして生産性を上げるということが一番重要ではないかというふうに考えておるところでございます。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 仕事を一生懸命やるというのは、それは私どもにも課せられていることですし、職員の皆さんにも共通して課せられた任務だというふうに思います。しかし今、本当に市民の皆さんは厳しい対応を迫られているんですね。先ほどもここで福議員さんがおっしゃいましたけれども、失業して20万円のお金を借りたくても手続きができないというふうな状況だということを、やっぱりお聞きになったんだと思うんです。私に、よく研究せよと横で言われたんですから。そういう状況なんですよ、今の中津市民は。だから私も、市長さんが退職金をもらう間近になったらやっぱり言いにくいですよ。だから今の時点で言わせていただきたいというふうに思ったんです。やはり市民の皆さんからしたら、4年間の在職で2,124万円というのは、私はやはり破格の金額だというふうに皆さんが思われると思うんです。その競馬の議論のときに、ここの議場に来ておられた関係者や市民の皆さん方からは、「はあーっ」という声がそのときに出ましたから。だから、そういう水準だということを、ぜひ市民の皆さんがそういうふうに思っていらっしゃるということを、ぜひ知っておいていただきたいと思うんです。今すぐに変えよとは言いませんけれども、この4年間じっくり考えていただきたいというふうに思います。庶務課長が何か言いたそうですから、どうぞ。 ○副議長(田中良幸) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 発言を求められましたので、(笑声)発言をさせていただきます。退職手当ということは、やはりこれは職員についてもですが、その給与あるいは退職手当というのは、一つの意味で言えばやっぱり優秀な人材を確保していかないかん、あるいはまた勤労の意欲ですね、それをもって、またそれを市民に還元していく、そういうことが大事なのですね。今、特別職の退職手当の議論でございますが、市長あるいは助役を含めまして教育長、そういう特別職の業務というのは、我々が見ていてもこれは非常なハードなものがあるわけです。極端に言えば、今は土・日もないような、夜も非常に遅くまでご苦労くださっている。この金額が高いか安いかというのは、やはりこの職責あるいはその功労、そういうものに対してこの退職手当はいかにあるべきか、退職手当の解説あたりでも、そういうのはぴしゃっと出ているわけで、それなりのやはり職責、職務に応じた額をしているので、私は妥当な額ではないかなというふうに思っています。しかし一生懸命仕事をして、市民に顔を向けた、市民の目線に合った行政を推進していくということが大事ではなかろうかというふうに思っております。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) もう言うまいと思っていたんですけれども、(笑声)課長が言ったので、また一言言わなくてはならなくなりました。それぞれ職責に応じて、四役でもやはり報酬は差があるんですね。やっぱり市長さんというのは非常に重たい職責を持っていますから、88万5,000円という報酬月額です。教育長さんは恐縮ですけれども64万円という、そういう差があるわけですよね。だから、そこで職責に対する差がついているのだと私は思ったんですね。ところが、この支給率についてもまた差がついているんですよ。市長さんは、100分の50なんです。教育長さんは、100分の20なんですよ。これは、ちょっと私はやっぱりおかしいと思いますよ、皆さん一生懸命仕事をされているんですから。報酬に差がついているのは、それぞれそこに勤務実態があらわれているというふうに思いますけれども、そういうところはぜひ、やはり検討されて、市民の皆さんが納得するような結論を出していただくように私はお願いをしておきたいと思います。ここで金額がいいか悪いかという議論は、もう致しません。次に、報告第4号についてお伺いをしたいと思います。平成16年度中津市土地開発公社の事業計画が、報告をされております。この米山公園それから水の杜公園、それから中津市スポーツゾーン施設の事業について、当年度の事業予定がそれぞれ591万1,000円、それから水の杜公園は1,878万3,000円、スポーツゾーンは177万6,000円というふうな事業予定になっています。その事業内容について、お尋ねをしたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 報告第4号、2ページ、中津市土地開発公社事業計画の当年度事業予定額について、お答え致します。米山公園用地取得造成事業費の591万1,000円、それから水の杜構想事業1,878万3,000円、それから中津市スポーツゾーン施設整備事業の177万6,000円、いずれも維持管理費、主に草刈り費用と利息です。 ○副議長(田中良幸) 荒木議員。 ◆5番(荒木ひろ子) 中津市が土地開発公社に公共用地の先行取得をお願いをして、維持管理をお願いしているわけですね。この事業が、草刈りをしながら中津市に引き渡すまでの間、その経費をどんどん利息とともに積み上げをしていかなくてはいけないわけです。 だから買い取るときには、もう膨大な金額になっています。水の杜構想では1,878万3,000円もの利息と草刈り費用が、1年間にかかるわけですよね。一日も早くやはり市民の皆さんの需要に提供するということを考えなければ、この費用がどんどん、毎年かさんでいくことになるというふうに思います。そこで、事業がなかなかお金がなくてできないということでありますので提案をしたいと思うんですけれども、すぐ、それを使わないところを草刈りをするというお金を、花の種ですね、いわゆる1件1件植えなくても、ばらまいておいたらできるような花があるんです。私は山国町に1町歩ぐらい田んぼがあるんですよね。その草刈りがなかなかできないんですよ。そこで、ハムスターの餌をばらまいておく、そうすると草丈よりもどんどんヒマワリの背丈が伸びまして、花が一面に咲くわけですね。近所の皆さんが事業に取ったり、見て喜んでいただいたりするんですけれども、そういう市民の皆さんが草刈りをして一生懸命お金を払うのもいいんですけれども、そういう楽しみにもなるような管理の仕方をぜひ研究していただきたいというふうに思うんです。そうしないと、毎年毎年草を刈るだけに1,000万円ものお金をつぎ込んでいくというのは、ちょっともったいないような気がしますので、そういう使い方も検討していただきたいということをお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○副議長(田中良幸) 休憩致します。                                  午後3時07分 ○議長(井ノ口邦彦) 再開致します。                                  午後3時18分6番 川内議員。 ◆6番(川内八千代) それでは、お尋ねを致したと思います。もう最後ですので、前の方となるべくダブらないようにお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) よろしく、お願いします。(笑声) ◆6番(川内八千代) 最初に、議第2号平成15年度中津市一般会計補正予算の7号から、何点かお尋ね致します。最初に17ページの使用料及び手数料というところで教育使用料というのがありまして、保健体育使用料が減額となっております。庭球場、市民プール、田尻ソフトボールグランドそれぞれ減額となっておりますが、この減額の理由といいますか背景を説明してください。お願いします。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) では、お答え致します。体育施設使用料について減額の理由ということのお尋ねですが、まず市民プールの使用料につきまして昨年の夏、天気の影響がありまして入場者が減少したものと思われております。それとまた米山のテニスコートにつきましては、年決め団体等による使用また学校教育活動、クラブ活動ですが、クラブ活動の利用が増加したことが減額の理由として考えられております。それと田尻のソフトボールグランドの使用料につきましても、夏の天気の影響があって利用者の減となったものと今のところは考えています。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 先ほど荒木議員の質疑のときにも、これからのこういうスポーツゾーンの取り組みなども踏まえて考えていかれると思うんですけれども、こういうふうに使用料が減額になるようだったら、そんなに要望といいますか需要が伸びるというふうに一方的に見込んでいくのもどうかなというふうに私は思うんですけれども、そういう点についてもしっかり市民の需要の把握といいますか、要望の把握というところをしっかり見据えていただきたいと思うんですけれども、その点についてお尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) お答え致します。まず、利用状況の報告をしたいと思います。まず米山のテニス場につきましては、これは減額補正を行っていますけれども、実は硬式のテニス場というのは今、米山のテニス場しかございません。それで中学校なんかは、自転車等で米山まで行っております。こういうことで現在の14年度と比較をしましても、2月末で14年度と同じ利用者の利用があっております。料金の減額にはなっていますけれども、利用者が少なくなったということではなくて、利用は多いわけです。それで体育施設の要望等も、そういうのは市民の方からは出てくる可能性はあるということです。施設が足りないから、中学校の生徒が米山まで練習に行っているというような状況になっています。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そういうような学校の状況であるとかスポーツ団体であるとか、これからそういう利用に進んでいく、今までは余り利用してなかったけれども、あれば利用しようかとかいうような、そういう市民のニーズ というんですかね、そういうものを的確に把握するように努力していただきたいというふうに思いますので、要望しておきます。それから55ページの都市計画費の中の公園の新設事業費ですけれども、この中の工事請負費の減額が830万円出ております。公園整備工事の減額ということでしたけれども、一般質問のときにも説明があったようですけれども、改めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 55ページの公園新設事業費、工事請負費でございますが、この830万円減額というのは、牛神地区にございますどんぐり公園新設事業費の確定による減でございます。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そうしたら、次にいきます。62ページになります。これは社会教育費の中の芸術文化センターの建設準備費の中に7目報奨費というのがあります。これは指導員の謝礼として計上されていたものが34万6,000円の減額、それぞれ減額になっているんですけれども、この指導員の人の内容と活動はどういうような活動をされてきたのか、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 芸術文化センター建設準備室長。 ◎芸術文化センター建設準備室長(山田昌道) お答え致します。報奨費の内容といいますか目的ということは、芸術文化センターの開館に向けまして展覧会とかワークショップとか開館後の運営について、いろいろ経験とか知識がある方々にご意見や指導をいただいてまいりました。専門者会議ということで行ってきました。その方々のお礼。それと今、指導員というお話が出ましたが、定期的に中津市の芸術文化センターの運営についていろいろ指導いただく、そういう指導員の謝礼で、合計が45万3,500円と支出済みということになっております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) これは芸術文化センターが途中で中止ということになって減額というふうになったと思うんですけれども、その間にもこういう開館に向けた準備が進められて、その間当然ですけれども経費は支出されていたというふうに思います。今から考えると、投資はしたけれどもそれはちょっと、言葉は悪いですけれども水の泡といいますか、そういうふうな形になってきているわけですね。 それで、そういう指導員の人たちが開館後の展覧会の準備であるとかワークショップの準備に向けて活動されてきたと思うんですけれども、支出されている以上は。この建設が中止になったということで、その指導員の方たちが自分の次の周りに働きかけていったと言ったらいいんですかね、開館後にこういう展覧会をしたいからとか言って相談したりとか口利きじゃないけれども、そういう準備をされていたという相手のところには、何かそういうお詫びだとかおことわりとか、そういうものが必要だったんでしょうか。それは、もう別に何もなくてよかったんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 芸術文化センター建設準備室長。
    ◎芸術文化センター建設準備室長(山田昌道) お答え致します。特にこの指導員とか専門者会議のいろいろご相談していた方々から、よそにお願いしている、個人的にはあったようでございます。ただ、それにつきましてうちの方がお詫びを言うというようなことは一切ございません。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 今まで聞いてきますと、ほとんど指導員という、何というんですかね、仕事らしきことは余り見えてこないので、そういうことでもお金を払われているという、一部払われているということで、何か非常に中途半端な感じといいますか、そういう感じもするので、ここはこういう経過になったので仕方がないことかもしれませんけれども、慎重にと言ったらいいんですかね、そういうふうにやってほしかったなというふうに思います。次にいきます、次は議第11号です。最初に歳入の方からお聞きしたいので、10ページです。今回、歳入の方が国の補助金のカットなどで非常に厳しい予算編成というふうに聞いております。そうした中でこの10ページの所得譲与税ですか、これは今度新しくくることになったというふうに見受けられるんですけれども、この金額の積算の根拠ですね、それとこれからの税としての歳入の見通しについて、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 財政課長。 ◎財政課長(河端宣利) 10ページの所得譲与税について、お答えします。所得譲与税につきましては、国と地方の税財政を見直す三位一体改革におきまして、国庫補助負担金削減に伴い地方に税源を移すもので、所得税から住民税の本格的な税源移譲が行われるまでの間の暫定措置として、本年度新設をされたものです。それから配分方法でございますけれども、これにつきましては平成12年度の国勢調査、これによりまして配分をされます。それから国庫補助負担金削減の今後の見通しということでございますけれども、これにつきましては先般一般質問で安藤議員さんからご質問がありました。同じようなお答えになろうかと思いますけれども、平成17年度以降の国庫補助負担金削減の具体的なものにつきましては現時点では明らかになっていませんが、今後考えられるものとしましては私立保育所運営費の一般財源化、それから生活保護費の国庫負担金の負担率の変更、このようなものが考えられます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そうしたら、この所得譲与税というのは、税源移譲が行われるまではこういう形でこれだけのものが来るであろうというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 財政課長。 ◎財政課長(河端宣利) 三位一体改革の中で、国庫補助負担金の削減額の目標が4兆円でございます。本年度1兆300億円ということで、国庫補助負担金の削減が行われています。したがいまして、今後の見通しのところで私がお答えしましたように、特に中津市の財政において大きく影響のあるものにつきましては、私立保育所の運営費の一般財源化、それから生活保護費の国庫負担金の負担率の変更、こういったもので大きく中津市の財政に影響が出てきます。 したがいまして、この補助金の削減に伴います地方の税源移譲につきましては、削減額の8割程度を目安にして地方に税源移譲が行われますので、17年、18年どのような形で削減が行われるかわかりませんけれども、削減が行われた8割程度が所得譲与税という形でくると思います。最終的には、先ほどご答弁致しましたように所得税から住民税の本格的な税源移譲という形で行われるものというふうに考えています。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 三位一体改革というのは、私は改革とは思えないんです。だから「改革」という言い方はしたくありません。それから、次に42ページの方に移っていきます。歳入の繰入金の項で、基金の繰入金というのがあります。たくさんの基金を繰り入れをして予算を編成したという形になっていると思うんですけれども、5種類の基金からの繰り入れというふうになされておりますが、それぞれの基金をこの16年度の予算でこれに繰り入れた後の基金の残高は、それぞれ幾らになるのでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 5種類じゃなくて3種類、通告は3種類になっていますけれども、いいですか。財政課長。 ◎財政課長(河端宣利) それでは4ページの財政調整基金、減債基金の残高についてお答え致します。まず財政調整基金の平成16年度予算編成後の残高でございますけれども、約3億8,400万円でございます。それから減債基金につきましては1億5,100万円でございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 管財課長。 ◎管財課長(塩谷十起雄) 3目の1節、土地開発基金繰入金の残高について、お答えを致します。4億613万4,000円を繰り入れた後は1億2,800万円ぐらいの残となります。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) それぞれ、この補正でも基金のことが出ておりますので、そうしますと今お答えしていただいたのは16年度末の見込みでいいんですよね。だから、今年の……16年度当初でいいんですね、15年度末ということで、16年当初でいいんですね。(発言する者あり)はい、わかりました。そうしたら、もう1回お尋ねしますけれども、今年の15年度当初からの変化といいますか、それから見るとどういうふうになるんでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 財政課長。 ◎財政課長(河端宣利) 15年度3月補正後の残高ということで、お答え致します。財政調整基金の15年度の3月補正後の残高につきましては、6億3,600万円でございます。それから減債基金につきましては、1億9,880万円でございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 管財課長。 ◎管財課長(塩谷十起雄) 土地開発基金からの一般会計の繰入金としては、今回が初めてでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 今お聞きしましたところ、それぞれ残高としてはかなり減額になっていくというふうなことをお聞き致しましたし、土地開発基金に至っては初めての繰り入れということになっております。土地開発基金は、条例を制定して繰り入れという事態を迎えているというふうに私は思うんですけれども、それぐらい厳しいというんですか、やり繰りされたというふうに言ったらいいんですかね。 そういうふうに理解をしていいと思うんですけれども、こういう編成について市長は初めて今度編成されたわけですけれども、この実態といいますか事態をどのようにとらえておいででしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 当初、原案が参りましたときには、この財源とそれからやるべきこととの間に非常に大きな乖離がございまして、本当に予算が編成できるのかなというふうに心配を致しました。そこで、大きく事業の見直しというようなことを行いまして、しかしそれでも福祉の里づくり、そしていろんな施策をやるためにはどうしても金が足りないという現状でございました。そこで、やむを得ずこの財政調整基金その他土地開発基金等からの繰り入れを行う措置を講じたわけでございまして、私としては決していい方法とは思っておりませんが、今年やむを得ずせざるを得なかったということでございます。今、私が心配しておりますのは、もう次の年、平成17年度をどういうふうにして予算編成ができるであろうかということを実は心配しておるところでございます。県は17年度には赤字団体になるというふうな見通しを県が実は立てておるところでございますから、そういった県の方の今度は補助金削減とか、そういうことも考慮に入れなければならないのではないか。それから、この行財政改革を行ってどこまでいろんなものが縮減できるか、そういうことを今後よく精査していかなければならないというふうに思っておるところでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) では、今の市長のそういう思いといいますか、感想を踏まえてお尋ね致します。58ページの総務管理費の中の25節、積立金というのが今回新たに計上されております。職員の退職手当基金積立金ということで1,000万円が計上されているんですけれども、これは議員の方からも一般質問などで提案があったので、私も聞いております。その1,000万円という根拠ですね、どういうふうなところからこの1,000万円の積立金ということが出てきたのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 積立金の根拠ということでございますが、今年度は取りあえず条例におきましても新たに条例提案を致しております。初年度でございます。先ほど来いろいろお話が出ておりますが、市全体の財政の状況も非常に厳しかった。やはり市としても市全体の施策の中で総合的なところを見て、今回1,000万円を積み立てたということでございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) これまでの市の説明ですと、退職者が多くなって、退職金の必要額がピークに達するのが平成21年ごろでしたかね、そういうふうにたしか説明されたというふうに思うんですけれども、その平成21年が最高に必要になるときだと思うんですが、それまでにどの程度積み立てようとしているのか。実はそれは、大体ピークのときの退職金の必要額に対してどれぐらいに当たるものを、この積立金として用意しようとしているのか、計画があると思うんですけれども、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 団塊世代の職員が退職期に入りますのが、平成20年からでございます。以降10年間で約286名の職員が、現在のところでは退職するだろうと。これは病院職員と水道会計職員を除いていますから、一般会計と下水道会計を含めてでございます。この率からしますと、526名の職員で286名が退職するということになりますと、54.37%ぐらいの職員が、もうその10年間で退職をするという現在の予測を持っております。 このピーク時は20年から始まりまして、平成24年がピークになるんではないかなと。単年度でこの年だけで、約40名の職員が退職になるというふうに思っております。今の推測から、現状の賃金推計でいきますと、そのときの人件費が51億2,000万円、14年度の決算で48億幾らですか、今はっきり覚えませんが48億幾らと決算委員会で私は報告しましたが、これは3億円ぐらいふえるわけですから新陳代謝とかそういう分があるんですね。給料の高い人がやめて、補充すれば給料が安い人が、新しい人は給料が安いから、新陳代謝分がありますから、そのくらいの額の人件費の総額がふえるんですが、退職手当だけで見ますと、このピーク時の平成24年が40名の退職予定者で、今の賃金水準で推測しますと、その単年度だけで約10億8,000万円が必要ではないかなというふうに思っておりますが、それでは今ここで、それぐらいのときまでにどれぐらいのその基金に積み立てるかというのは、もうご案内のとおり今国の方でそういったような改革も進んでおりましてはっきりとした見通しが立てられません。そのときそのときの決算の状況なり全体の財政の状況を踏まえて、またこれだけに積み立てするということにはなりませんし、市全体の施策の中でやっぱりそれなりの施策を進めていかなくてはならないということがありますので、そのときの状況を勘案しながら、幾らでも積み立てられる分があれば、他の事業のしわ寄せにならないように積み立てしていただければなというふうに思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 今の私の率直な感想ですと、必要性はもちろんわかりますけれども、積み立てたからといって、この必要なときの財源の裏付けにはなかなかならないんじゃないかなというふうにも思いますし、そういうお金をずっとこれから10年間ぐらい別に退けておいていくというのも、ちょっと何か割り切れないような感じもするんですけれども、これだけ足りない足りないと言っているときに、そういう思いもちょっと半分ぐらいするんですね。だから、たぶん市民の人たちもそういう思いを抱いている人もおると思います。それだけを、言っておきます。(発言する者あり)はい、いいです。次でご返答を求めますので。次に59ページの福利厚生費の中の委託料について、説明をお願い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) 59ページの福利厚生費でございます、委託料。これは職員健診委託料それから成人病健診とかあるいはまたB型健診、新入職員、給食の職員とかの健診、細菌検査とかそういったものですけれども、そういったものに対する労働安全衛生法で定められた分の健診の委託料でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 去年でしたかね、メンタルヘルスという分野で講演会とかを催したというふうに思いますが、今どこでも職場ではそういう精神的ないろんな病気であるとか、そういう状態が広がっていると思うんですけれども、そういう職員のメンタルヘルス対策といいますか、対応はどういうふうに考えておられるんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 庶務課長。 ◎庶務課長(奥田隆) メンタルヘルス対策でございますが、非常に昨今これに対して、いろんなところで問題になっております。当中津市におきましても、実態からすればそういったこともあるわけでございますでので、せんだっての衛生委員会の中でも議論が出ました。市と致しましても、これはもう緊急な課題で早急に対応策を考えていかなければいけないというふうに思っております。 それで16年度中にどういったような方策が……ただ単にこういうことをしたからと言ったって、相談に行く方がなかなか気軽に相談に行けるような状況をつくり出していかなければいけない、そういったところが非常に難しい面もございますので、今後そういった中で衛生委員会とかそういうところでいろいろ心安くその職員が相談に行けるような、どういったような方策があるかということを検討していきたい。そして早い時期に、17年度でも早い時期にそういったようなことで対策なり委託をして実施をしていきたいというふうに思っておりま。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 非常に今そういう病気というんですかね状態が全体的に広がっておりますし、だれが、いつ、どうなるかというのはわからない問題ですので、そういう点もしっかり対応できるようにしておいてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。それから、64ページに移っていきます。総務管理費の中の8目企画費の負担金補助及び交付金の一番最後のところですが、中津市・下毛郡合併協議会負担金というのが1,915万4,000円あります。先ほどからの議案についての質疑に対しても、この合併協議会などのあり方について論議が行われております。この協議会負担金で住民説明会への準備などが行われるかと思うんですけれども、先ほど総務部長でしたかね、お話がありましたように、住民説明会のときには説明をしていって、それから住民の人たちの意見があれば、それを聞いて修正することもあり得るというふうに、さっき言われたんですが、それは今回4月に予定しています住民説明会でそういうことを含んでおられるということでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) 今の合併のスケジュールからいくと、大体そういうふうなことを考えております。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 私は、今までの中津市がやってきた住民説明会に私は何回も出てみましたけれども、もう説明するときは「もう、これしかないんです」というふうな説明の方法でした。私たちが今もらっているいろいろな資料で説明されるということになると、その住民説明会のときにはっきりと決まっているというふうに説明できない項目がたくさんあるというふうに思うんですね。例えば「合併までに協議しますと」か、それから「合併した後、新市で統一します」というようなことが、たくさんの項目でそういうふうに出されております。それから「調整をします」とか、そういう言葉で表現されております。そういうふうになっている項目は、説明会までにどうなんですかね、はっきりと住民に対して説明ができるようにしてから住民説明会を行うということでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) そういうふうな説明会にしたいと思っています。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そうすると、4月の住民説明会というのは遅れるというふうに私は思うんですけれども、どうでしょうか。というのは、私たちは山口県の周南市というところに見学に行きました。それから特別委員会では広島県の廿日市市と呉市というところにも行ってきましたけれども、どこに行っても、やっぱりきちっと合併のことでお互いの住民の意見も交えた協議が不十分なまま進めていったということで、周南市は特に山口県で最初の合併ということだったらしくて、非常に協議事項もはっきりした結論を出さずに、先送りで合併が行われたということで、非常に合併した直後に混乱をして、議員定数も…… ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員、負担金で質問が出ておりますので、よろしくお願いします。 ◆6番(川内八千代) そうですね。そういうことですので、合併の説明会については住民の皆さんの意見を聞くというような、そういう立場での住民説明会にしてはどうでしょうかと、私は提案したいんです。 ○議長(井ノ口邦彦) 総務部長。 ◎総務部長(寺岡好信) そういうふうな説明会にしたいというふうに思っています。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 住民の意見を聞いて、聞きっぱなしということにならないようにお願いします。それから66ページの総務管理費の電算管理費というのが、16目であります。その中の委託料です。ネットワークシステム開発委託料というのがあるんですが、これはどういった内容のものでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) 委託業務の内容ですが、サーバー室の改修それから庁内LANの整備、合併後の本庁と支所等を結ぶネットワークの整備等を考えています。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) すみません、さっき聞き漏らしましたけれども、その下の方の負担金補助及び交付金で豊の国ハイパーネットワーク運営協議会負担金と、汎用受け付けシステム共同構築負担金というのは、それぞれ金額が100万円とか269万6,000円とかいうふうに、非常に私たちから見たら多額の負担金となっております。これは大体、毎年のようにあるんですけれども、この協議会やこのシステムの構築というものをどういうように市民の利益に還元されるんでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 企画課長。 ◎企画課長(植山惠子) まず、内容から説明致したいと思います。豊の国ハイパーネットワーク運営協議会負担金の100万円ですが、豊の国ハイパーネットワーク運営協議会というのは、大分県の機関と市町村役場を高速大容量の光ファイバー網で結ぶネットワークです。大分県と県内各市町村で構成されています。それの中に二つに分かれていまして、豊の国ハイパーネットワーク開始にかかる負担金として各市町村一律40万円、それからインターネットバックボーン費用にかかる負担金として、県内市町村人口割合によって変化がありますけれども、中津市は一応60万円、後期100万円というふうになっています。これは国のIT推進の事業の中の一つで、国と県それから市町村を結ぶ、これからの施策の一つだと思っています。次に汎用受け付けシステム共同構築負担金ですが、これも国・県・市町村では市民の皆さんが自分のパソコンからインターネットを通して申請や届け、要するに電子申請ができるように行政手続きのオンライン化を進めてきております。大分県と県内各市町村でも、国の施策によりまして平成16年10月から電子での申請を受け付ける予定で、大分県と市町村で共同開発を行ってきております。そのシステムの構築及び共通様式の開発にかかる中津市分の負担金です。これは県が総額の2分の1を出します。あとの2分の1を市町村で、人口割り等で分けて支払うという形になっています。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そういうふうにIT化するのは一方ではいいと思うんですけれども、それになかなか、そういう投資をしても恩恵に浴しきれない人たちの対策というものも、同時に考えていってほしいというふうに思います。次にいきます。122ページの農地費です。農業費の中の6目農地費の続きでずっときて、19節の負担金補助及び交付金の一番下の方に、地域用水環境整備事業負担金というものがありまして、1,312万5,000円というふうに提案されております。この事業はどういうものでしょうか、説明してください。 ○議長(井ノ口邦彦) 耕地課長。 ◎耕地課長(岩﨑信一) それでは地域用水環境整備事業の事業内容について、ご説明致します。地域用水環境整備事業は県営事業で、平成16年度に事業費と致しましては6億5,000万円で、16年度に採択を受けまして平成20年までの5カ年の予定工期で、競馬場跡地周辺の農業ため池10カ所の周辺に限りまして環境整備を実施する、そういうような事業でございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そうすると、今年の16年度の負担金というのは大体どういうことに使われるのかということと、その対象地域は先ほど言われたため池が10カ所ほどということですけれども、その事業の対象とする面積とか、わかりましたらお願いします。 ○議長(井ノ口邦彦) 耕地課長。 ◎耕地課長(岩﨑信一) 県営事業でありますので、これは今のところ県の方から聞いていることなんですが、16年度の主な実施内容と致しましては、ため池の実施設計書の作成が主だと、そういうようなお話を聞いております。それから、状況によりましては一部工事の着工が図れるかもしれない等も聞いておるところです。それで面積につきましてはちょっと把握しておりませんので、工事の進め方についてご説明をさせていただきたいと思います。平成20年までの5カ年という予定で実施致しますけれども、ため池の周辺には2巡目国体等の準備もなされるということでありますので、そういうスポーツゾーンとの整合性についても、工期的な整合性なり整備の進め方の整合性なりを取りながら進めていくよう県の方にもお願いをして事業を進めていきたいと思っているところです。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 競馬場跡地の池の整備ということですけれども、実施設計でこれだけの金額ということになると、これだけで終わるかどうか知らないんですけれども、かなりの事業量といったらいいんですかね、全体で6億5,000万円ですよね。県が大分負担するとは言っても、やっぱりそれも税金ですので、後から「また、こういう公園をつくって」とか住民の人たちからそういう声が出ないような、そういう何というんですかね、本当に市民の人たちが気軽にそういうところで過ごせるような事業にしてもらいたいというふうに思っているんですね。それで前々からいろいろ、あそこにもベッコウトンボがおるんだとか、いろんなメニューがいろいろあったように私は聞いているんですけれども、そういうものが本当に市民の人たちから望まれているかどうかということも、ぜひこの事業にかかる前に把握していただきたいというふうに思っております。その点についてと、それから今の言っているところの上の方に、先ほどもお話が出ていましたけれども、大井手堰や荒瀬井堰へのいろいろな補助金や負担金というものが提案されております。大体、毎年これぐらい補助金や負担金というものが支出されるんですけれども、この間からこの水路のふたかけについて、以前は道路の横に溝があって、そこにふたかけをしたら子供たちも安全に通れるんだけれども、なかなかふたかけをしてくれないということで、いろいろ論議がありまして、新貝市長になってからそういうところは臨機応変やりたいということを言っておられました。それでお聞きするんですけれども、こういうふうに水路関係については非常に大きな市民の税金もこういうふうに支出をされておりますので、改めて、ここは危ないからこうしてくれとかいう声が来るのを待つんじゃなくて、今までにもすでにこういうところを直してほしいとか、いろんな声が出ていると思うんです。 市の方にも届いていると思うんです。だから、それを1回洗い出してみて、そういうところにはぜひ機敏に対応していただくようにお願いしたいと思いますので、これは要望しておきますけれども、さっきの地域用水の環境整備の点については、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 耕地課長。 ◎耕地課長(岩﨑信一) 一応、整備の手法につきましては、10アールのため池をそれぞれのゾーン分けで考えていまして、それぞれ水にふれ合える部分、それから生物それから植物等の保存が必要な部分、ため池とかそういうところを今のところ、今までのいろんな文献から一応調べまして、そのゾーン分けをしてございます。それで、議員の言われたような実際に実施をする上では、そういうところも県に働きかけて、市民に親しまれるような施設の構築を図っていきたいと思っております。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 次に、133ページです。道路橋梁費の中の2目、道路橋梁維持費について、お尋ね致します。この中の工事請負費に、道路舗装工事とか道路側溝整備工事とか街路灯の新設というような項目があります。それぞれ一般質問でもたしか出まして、街路灯の問題なども市民の関心が非常に高いと思うんですけれども、今ずっと安心・安全の地域にということで、昨日も何かテレビで「空き巣に強いまちづくり」ということで、「ご近所の底力」とかいう番組があっていましたけれども、やっぱりそういうときも市民がパトロール隊をつくってパトロールしているというような実態も流されましたし、そういうお話もこの県北でも新聞に載っておりました。それで、そういう安心・安全に対する市民からの要望に対して、この工事請負費だけで対応するということではないでしょうけれども、市民要望に対してはこういうことで大体どれぐらいの充足というんですかね、十分この期待にこたえられるのかどうか。請願とか陳情とか出ていても、それになかなかこたえられないというところもあるんじゃないかと思うんですけれども、その実態はどういうふうになっているんでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 道路課長。 ◎道路課長(渡邊正一) 道路橋梁維持費の予算で、安全・安心な街を進める市政で、16年度予算の道路関係で要望に対応できるかということですが、道路舗装、側溝整備それからガードレール、カーブミラー、道路改良等につきましては、地域からの要望、陳情が多く出されます。しかし、市財政の厳しい状況のもと、要望に対してその区間一度に即対応ということは非常に困難です。このため、事業施行に当たりましては危険性、緊急性、重要性等を判断しながら、決定しております。また、厳しい予算の中で工事に対する事業費も限られておりますので、要望を出されました地区の役員さん方と協議をしまして、理解をいただいた上で年次計画を立てて事業を行っているところもあります。なお、道路陥没や舗装路面の悪いところなど緊急性を要するものにつきましては、その都度、毎日維持パトロール車で回っておりますので、即対応しております。例えば舗装の悪いところにつきましては常にパトロール車にアスファルトの常温混合の袋を積んでおりまして、応急手当をしております。それで1年間契約しております舗装会社にすぐ連絡して修理するとか、道路が陥没して危険なところにおきましては、三角柱を立てて、すぐ近くの業者に連絡をとって即対応するという体制を整えております。今後も地域からの要望にこたえられますよう予算確保に努めてまいりたいと考えております。議員さんも、よろしくご支援をお願い致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 私も要求する方ですので、ぜひ……。いや本当、この間もいろんな集会に行きましたら、やっぱり中学生などが帰るときは真っ暗で街路等もないというようなところを帰って来る子供さんのことを心配する親御さんが、ぜひ防犯灯を付けてもらいたい、街路灯を付けてほしいという要望が出されておりましたが、聞いてみますと、そのポールは地元の負担ですよということになっているために、通学路の場合でも真っ暗な中を子供たちが帰って行っているというような状況もありましたので、そういうところをなくして本当に安心して暮らせるという中津のまちづくりに進んでいっていほしいなと思いますので、これは道路課長さんに言っても何か気の毒なので、ぜひ財政の方の方が要望にこたえられるだけの、何といっても安全のためですので、優先してやってもらいたいなと思いますので、要望しておきます。それから、137ページです。これはもう私たちは毎年聞いておりますけれども、港湾費です。1目の港湾管理費、負担金補助及び交付金、中津港改修工事負担金2億7,912万5,000円というのがあります。毎年毎年、この負担金を出し続けてきております。累計は幾らになったのか。それから、これから何年で幾らまで負担をするのかということと、それからその下の方で中津港整備促進期成会負担金というのがあります。20万円です。これは中津港整備というのは、もうひと通りやっていっているわけですね、現にこういうふうに負担金が毎年毎年出ておりまして。それで期成会に20万円も負担金を出して、これからどういうような期成会の活動が行われるのでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(江口浩治) 中津港につきましては、平成11年以来整備が進められてきておりますが、本年の7月に暫定供用開始をされるということになっております。それで、ご質問の負担金でございますが、11年度から平成16年度の予定分を含めまして約31億4,800万円ということになっております。それから今後につきましては、全体の事業期間が平成25年度の予定ということになっておりまして、全体事業費400億円、そのうち負担金が50億円ということになりますので、約18億6,000万円ぐらいになりますか、そういうことでございます。それから中津港整備促進期成会負担金ということでございますが、これは県北の18市町村で組織しております期成会でございまして、要望活動等が主な事業となっております。最近は、ある程度のめどが立ったといいますか、要望活動も少なくなっておりまして、それで従来の負担金ということで、繰越金で今は賄っておる、15年度も中津市分は減額をしております。今後につきましても、県と相談しながら検討していきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 最初にお尋ねしたように、市長も先ほど言っておられましたけれども、非常に予算が組めるだろうかというような、そういう厳しい中で毎年2億なんぼもこういう負担金を出して、すでにもう31億4,800万円出して、これから後まだ18億円も出さなければいけないとかいうようなことで、非常に重たくこの負担金というのはのしかかってきているんじゃないかと思うんですけれども、聞いてみますと、県とこれも毎年協議をされるようですが、いろんな財政的な問題で見直しをされたというふうに聞いておりますけれども、市長はこういう協議などについて、こういう負担金の問題について協議の際に減らしてほしいとか、そういうような要望とかをされているんでしょうか。 ○議長(井ノ口邦彦) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 私は、まだこの中津港の整備に関して県との協議会とか、そういうものに出たことはございません。ですから、そういう要望とかもしたことはございませんが、いずれにしろこの中津港の整備というのは今後もやっていかなければならないことであるというふうに思っております。したがいまして、その事業を達成するためには、市としても応分の負担はしなければならないのではないかというふうに思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) いろんなところで財政状況が厳しいということで、いろんなところで補助金や交付金とか削られたりしているというような中で、これだけは別枠で取っておいていくというのも何かちょっと割り切れないものがありますので、私は協議の際にはひと通りは要望してもらいたいなと思うんです。私たち日本共産党の議員団で毎年、県にそういう、県の工事の市町村負担というものを減らすかなくすかしてほしいということを要望してきております。というのは、ほかのところは港の工事とかにしても、負担してないところもあるわけですので、それから福岡県とかも比べて見てみますと、県工事の負担金というのは大分県ほどたくさんないんですね。だから、そういうこともぜひ比べて見てもらって、そういう要求もしていってもらいたいなと思いますので、その点は要望しておきます。それから138ページですが、都市計画費の中の土地区画整理ですけれども、この16年度の予算で進めた場合に、全体的な進ちょく率というものはどういうふうになっていくのか、お尋ねを致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 区画整理事務所長。 ◎区画整理事務所長(小出正貴) 中津駅北土地区画整理事業の平成16年度末の進ちょく率はどれくらいになるのかというご質問でございますが、平成16年度の見通しとしましては事業費べースで進ちょく率が約53%となり、事業計画を約15%、金額にしまして17億円上回る見通しでございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 予定よりも進んでいくということで、いいんですね。はい。では、次にいきます。次は161ページの、4目の文化財保護費です。これは1節の報酬というところに、医科史料館館務員報酬というのが576万円というふうに提案されております。この内容を、説明してください。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 1節報酬の中の医科史料館館務員の報酬について、ご説明致します。人数については4名でございます。村上医科史料館とそれから大江医科史料館、それに2名ずつの計4名でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) 村上医科資料館は現在も2名体制で館務しているというふうに聞いておりますが、大体1年間の来館者はどれぐらいになっているんでしょうか。どういうような勤務状況なのでしょうか。というのは、今度開館する予定の大江医科史料館も2名体制というふうになりますと、どれぐらいの業務量というんですかね、必要性といいますか、どういうふうに見込んでおられるのかということでお尋ねしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 市民文化センター館長。 ◎市民文化センター館長(尾畑豊彦) 二つの質問に、お答え申し上げます。まず村上医科史料館の入場者数でございますが、平成14年度の入場者数の数字ですが、5,713名でございます。それからこの館務員の勤務の仕事の内容でございますが、観覧料の徴収や展示史料の説明、史料の整理、施設の清掃及びその他の必要な業務を現在、村上医科史料館では行っております。 館務員の勤務形態につきましては、毎週火曜日が休館日と致しております。それから年末年始が休館日となっております。毎月の勤務日数については、市の職員と同様の日数に致しております。したがいまして、土曜・日曜・祭日については2人勤務をお願いしておりまして、その他の普通の日に交代で休んでいただいている、こういうふうな実情でございます。今度、大江医科史料館についても、仕事の内容としてはそういう内容に含めまして、薬草園を裏庭につくることを計画しておりますので、その整備も含めてお願いするように致しております。以上でございます。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。
    ◆6番(川内八千代) 村上医科史料館だけで5,713名ということですと、まあ開館している日にち、1日当たりにすると大体20人ですかね、この中には学校の子供たちの見学とかもかなりあるというふうに聞いておりますので、実際は平日大人の人が来館するというのはかなり少ないんじゃないかというふうに思います。私もまだ行ったことがないので余り言えないんですけれども、そういうところと同じ規模で大江医科史料館も運営をしていこうというような説明でしたけれども、私は本当にそれは必要なのかなというのを、ちょっとそういう思いを禁じ得ないんですね。この前、北部校区の友達があそこに前市長が家を建てておるとか言うから行ってみたら、大江資料館のことをそういうふうに言っているんですよね。だから、そういうふうに誤解されたりしていて、知られてないというんですか、それぐらい……何というんですかね、市民的な関心のないまま設置されたんじゃないかというふうに、私はそのとき感じたわけですね。それで2人ずつ勤務して、薬草園の手入れもするというようなことですけれども、こういう時節柄、こういうところも見直しをされたんだろうかということを私はちょっとお聞きしたいと思って、教育長さんにお聞きするのがいいかもしれんけれども、ついこの間就任したばかりですので、その点はちょっと聞けないので、いろんな分野で見直しをされたとおっしゃっておられる市長に、この点についてどういうふうな見直しをされたのかお尋ねしたいと思います。そして見直しされたら、そのときこういう史料館の開設についてどんな感想をお持ちになっているのか。私は、ちょっとこう何といいますか、投資と言ったらおかしいんですけれども、もう少し簡素なものでいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その点についてどういうふうな感想でしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 市長。 ◎市長(新貝正勝) 村上医科史料館それから大江医科史料館、蘭学の里ということでこれまでやってきたと思います。私は村上医科史料館にこの前、おひな祭りということで、その際にちょっと見せてもらいました。内容的にはなかなかいいものがあるなというふうに思いました。それから大江医科史料館については、残念ながらまだ実は見るチャンスがございません。今、議員からお話がありました、果たしてこの2名で妥当なのかということでございますが、今ご指摘を受けましたので、この16年度予算を執行するに当たりまして、その点についても検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。念のために、4時半を過ぎました。 ◆6番(川内八千代) はい、わかりました。そうしたら168ページと169ページにわたっております、当初予算では最後になります。 体育施設費の問題で、お聞きします。体育施設費の委託料の一番最後の方に、造成設計委託地質調査測量委託というふうに三つあります。これは総合体育館の関係だと思うんですけれども、対象となる地域と面積についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) お答え致します。予定地につきましては、中津市大字大貞で、旧競馬場跡地の駐車場を予定しております。面積は、約2万3,000平方メートルです。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) そうすると、真ん中に道路があって、こっちに厩舎団地の跡地がありますよね。そうすると、こちらの左側全体を対象として調査するということになるわけですよね。そうすると、そういうところを全体が総合体育館の用地というふうに考えていいんでしょうか。どういう規模とか内容とか、その面積によってといったら……どういうものを想定しておられるのか、お尋ねします。 ○議長(井ノ口邦彦) 体育保健課長。 ◎教委・体育保健課長(茶屋正文) お答え致します。規模等につきましては、まだ検討の段階で、今後コンペ等の募集の中ではっきりした形は決まってくると思います。予定地としましては、今私が申し上げました厩舎団地の前の駐車場、この一帯を予定しております。それで、どの位置にどういう建物が建つとかということは今後の募集要綱等で募集をして、はっきり決まった時点で出てくると思いますけれども、この駐車場の一帯で建物が建てられる場合、その地質がどうとかということの事前の調査をしていないと、総合体育館ですのでかなりの重量がございます。それで今回こういうような委託でやっていく。造成瀬設計につきましては、今私が申し上げましたその一角を予定しております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員、議第11号は終わりましたか。 ◆6番(川内八千代) ちょっと…… ○議長(井ノ口邦彦) もう1回。川内議員。 ◆6番(川内八千代) それで今、総合体育館の関係ですけれども、その下の国体準備事業とも重なるかと思うんですけれども、国体にあわせてというんじゃなくて、やっぱり市民の要求に合うような体育館建設事業にしてもらいたいというふうに思います。豪華なあれをつくるゆとりはないと思うんですけれども、豪華なサッカー場をつくって今大変なことになっている大分県のこともありますので、私はやっぱりスポーツ関係団体や、それからそのほかの市民の意見も聞いて進めてほしいというふうに思いますので、その点は要望しておきます。 ○議長(井ノ口邦彦) 休憩致します。                                  午後4時30分 ○議長(井ノ口邦彦) 再開致します。                                  午後4時45分川内議員。 ◆6番(川内八千代) それでは、急いでいきます。議第31号の消費税法の一部改正に伴う条例の制定ですけれども、これは内税方式ということになったということで提案されていると思うんですけれども、一つだけ聞かせていただきたいと思うんです。これが通りますと、料金そのものが消費税を含まれた金額ということになると思うんですが、そうしますと、私は消費税の引き上げには反対なんですけれども、もし引き上げられた場合に、今度改定される料金が消費税の税率の基礎になるようなことのないように私はお願いしたいんですけれども、その点についての対応はどうなるんでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 法規課長。 ◎法規課長(大塚秀勝) 答弁致します。あくまでも、法に基づく取り扱いとなります。そうなりますと、この税率を掛ける法は、消費税税法の第28条の規定で定めがあります。それは課税標準額いわゆる税抜き価格に税率を課するということの定めがありますので、それの法によって処理をしていくということになります。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) はい、わかりました。次は議第40号を通告していましたけれども、もう今までにありましたので省きます。議第41号から議第44号について、一括してお尋ねします。これは、芸術文化センターの中止に伴う損害賠償と和解の提案ですけれども、その損害賠償額や和解の金額についてどういうような根拠でこういう金額が出されてきたのか、お尋ね致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 芸術文化センター建設準備室長。 ◎芸術文化センター建設準備室長(山田昌道) お答え致します。賠償金の算定は、基本的に言いますと契約の相手方が履行するに当たって契約解除までにかかった経費、その経費を賠償するということを基本に進めてきました。賠償金の決定に当たりましては、相手方から出されました帳票それから請求書などの資料を、1件ずつお話をお聞きしながら、また備品や工事現場を確認しながら何度も協議して決定した、そういうことになっております。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 川内議員。 ◆6番(川内八千代) それで最初、相手方から請求があって交渉とかを重ねられたと思うんですけれども、この金額から見ると、その交渉の過程でどういうふうに金額が動いたかということと、それと議第43号の場合は槙総合計画事務所が相手なんですけれども、ここの損害賠償の額はどういう積算の根拠になっているのか、お尋ねをしたいと思います。それは、この槙事務所というのは幾つも中津市で事業をされていましたので、そういうのと今回のこの芸文の仕事もダブったと言ったらおかしいですけれども、純粋に芸文の仕事だけのものじゃない部分もあるんじゃないかなとか思ったんですけれども、そういうようなことは含まれているんでしょうか、お尋ね致しまして最後と致します。 ○議長(井ノ口邦彦) 芸術文化センター建設準備室長。 ◎芸術文化センター建設準備室長(山田昌道) お答え致します。議員さんおっしゃいますのは、1月13日に全員協議会で提出致しました予定額と今回の額ということだろうと思いますが、建築の場合で約1,000万円、機械で約120万円、管理契約で約78万円、電気工事は同額でございます…の減ということになっております。それから管理委託の槙事務所の経費でありますが、これはお二人の方が中津に常駐しておりました。1月10日に東京に帰られましたけれども、その方々の人件費が主になっております。それから、この賠償金の内容ですが、この芸術文化センターにかかわるものだけということでございます。以上です。 ○議長(井ノ口邦彦) 以上で、通告による質疑は終わりました。これで、上程議案に対する質疑を終結致します。お諮り致します。この際、議事の都合により、本日の議事日程に上程議案の委員会付託を追加し議題と致したいと思います。これに、ご異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり)ご異議なしと認め、本日の議事日程に上程議案の委員会付託を追加し、議題とすることに決しました。上程議案の委員会付託を議題と致します。議第2号から議第48号までの47件並びに報告第1号の1件、計48件につきましては、お手元にお配りしてあります委員会付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託します。 △(別紙) 総務委員会付託明細┌────────────────────────────────────────────┐│議第 2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)の一部             ││議第11号 平成16年度中津市一般会計予算の一部                    ││議第22号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について ││議第23号 記号式投票に関する条例の一部改正について                  ││議第24号 中津市事務分掌条例の一部改正について                    ││議第25号 行政組織の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について        ││議第26号 各種委員会の委員等の報酬及び費用弁償条例の一部改正について         ││議第27号 中津市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につ ││      いて                                    ││議第28号 中津市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について            ││議第29号 中津市職員退職手当基金条例の制定について                  ││議第30号 中津市土地開発基金条例の一部改正について                  ││議第31号 消費税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について      │└────────────────────────────────────────────┘文教経済委員会付託明細┌────────────────────────────────────────────┐│議第 2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)の一部             ││議第 8号 平成15年度中津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)        ││議第11号 平成16年度中津市一般会計予算の一部                    ││議第17号 平成16年度中津市農業集落排水事業特別会計予算               ││議第36号 中津市漁港管理条例の一部改正について                    ││議第40号 リル・ドリームの設置及び管理に関する条例の制定について           ││議第41号 損害賠償の額を定めること及び和解について                  ││議第42号 損害賠償の額を定めること及び和解について                  ││議第43号 損害賠償の額を定めること及び和解について                  ││議第44号 和解について                                ││議第45号 中津市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について        ││議第46号 中津市総合体育館建設設計案選定委員会設置条例の制定について         ││議第47号 中津市条例の廃止に関する条例の一部改正について               ││報告第1号 専決処分報告について(中津市奨学資金条例及び中津市育英基金条 例の一部を改 ││      正する条例)                                ││請願第1号 2005年度国家予算編成において、義務教育費国家負担制度の堅持を求める請願 ││請願第2号 消費者保護基本法の抜本改正を求める国への意見書採択の請願書         ││請願第3号 高校奨学金制度の抜本的な改善・拡充を求める意見書の提出を求める請願書    │└────────────────────────────────────────────┘施設委員会付託明細┌────────────────────────────────────────────┐│議第 2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)の一部             ││議第 4号 平成15年度中津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)     ││議第 5号 平成15年度中津市公共下水道事業特別会計補正予算(第6号)         ││議第 6号 平成15年度中津市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)           ││議第11号 平成16年度中津市一般会計予算の一部                    ││議第13号 平成16年度中津市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算            ││議第14号 平成16年度中津市公共下水道事業特別会計予算                ││議第15号 平成16年度中津市駐車場事業特別会計予算                  ││議第19号 平成16年度中津市中津駅周辺土地区画整理清算事業特別会計予算        ││議第21号 平成16年度中津市水道事業会計予算                     ││議第37号 中津市手数料条例の一部改正について                     ││議第38号 中津市営駐車の設置及び管理に関する条例の一部改正について          ││議第39号 市道の路線認定について                           ││議第48号 中津市水道局職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について     │└────────────────────────────────────────────┘厚生委員会付託明細┌────────────────────────────────────────────┐│議第 2号 平成15年度中津市一般会計補正予算(第7号)の一部             ││議第 3号 平成15年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        ││議第 7号 平成15年度中津市老人保健医療特別会計補正予算(第4号)          ││議第 9号 平成15年度中津市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)          ││議第10号 平成15年度中津市病院事業会計補正予算(第2号)              ││議第11号 平成16年度中津市一般会計予算の一部                    ││議第12号 平成16年度中津市国民健康保険事業特別会計予算               ││議第16号 平成16年度中津市老人保健医療特別会計予算                 ││議第18号 平成16年度中津市介護保険事業特別会計予算                 ││議第20号 平成16年度中津市病院事業会計予算                     ││議第32号 中津市国民保険税条例の一部改正について                   ││議第33号 中津市母子家庭医療費助成に関する条例の一部改正について           ││議第34号 中津市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部改正について         ││議第35号 中津市廃棄物処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について      ││請願第4号 保育を必要とする子どもたちに公的支援を求める請願書             │└────────────────────────────────────────────┘お諮り致します。3月15日の議事日程を全部削除し、1日間休会と致したいと思います。これに、ご異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり)ご異議なしと認め、3月15日の議事日程は全部削除し、1日間休会することに決しました。以上で、本日の日程は全部終了致しました。本日は、これで散会致します。ご苦労さまでした。 △議事終了                                   午後4時53分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。平成16年3月12日中津市議会議長     井ノ口 邦 彦中津市議会副議長    田 中 良 幸署 名 議 員     福   元 義署 名 議 員     馬 場   林...