9番 吉 村 裕 之(副議長) 10番 吉 村 眞弓美
11番 岡 本 晃 隆 12番 青 木 義 勝
13番 岡 橋 庄 次 14番 八 尾 春 雄
2 欠席議員は、なし
3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。
町 長 山 村 吉 由 副 町 長 松 井 宏 之
教 育 長 植 村 佳 央 理事兼事業部長 中 川 保
まちづくり政策監 中 村 賢 一 企 画 部 長 奥 田 育 裕
総 務 部 長 吉 田 英 史 福 祉 部 長 北 橋 美智代
生 活 部 長 小 原 薫
教育委員会事務局長
池 端 徳 隆
事業部次長 栗 山 ゆかり 事業部次長 田 村 猛
4 本会議の書記は、次のとおりである。
議会事務局長 鎌 田 将 二
書 記 松 本 貴 子 書 記 島 田 剛 至
○議長(坂野佳宏君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
(A.M. 9:59開会)
日程番号 付 議 事 件
1 一般質問
○議長(坂野佳宏君) それでは、日程1番、一般質問を行います。
12月14日の一般質問に続き、1番、
坂口友良議員の発言を許します。
1番、坂口議員!
○1番(坂口友良君) 早速やらせてもらいます。昨日テレビを見ていたらGoToが中止ということで、いよいよ本格的になってきたなとこのような感じがします。そこで私の一般質問は、このコロナ禍の中で、私も町内で仕事をして活動していまして、具体的にやはりこういう問題が出てきたというのを三つ取り上げております。
まず1番目、教育施設での
コロナ発生時の
対策マニュアル、これの完成度はどうかということです。昨今、西幼稚園、あのようなことになりました。
コロナ発生と、こういうことなんですが、休園して
PCR検査、これ御父兄の方も受けてもらった方がいるんですよ。実施するなど素早い対応がありました。これについては、当然
教育委員会もそう、福祉もそうなんですけれども、晩も寝らんと対策をやったと、ちゃんと聞いております。遅くまで電気ついてたと。
池端事務局長も晩も寝らんと頑張ったと、ちゃんと入ってますのでね。そのような状態でありました。このときに前もってちょっと職員がどうもと言ったときから準備はやってたんですわ。検査の結果が出まして早速次の日というようなことで実施しました。幼稚園、小学校、中学校、これからもいつ何時起こるか分かりませんので、教育施設内での感染は当然幼児さんとか、児童さんとか生徒の家族までのみならず、今の幼稚園、保育所、この方のお子さんは、結構
児童発達支援とか放課後デイとかかぶさっている方が多いんです。他施設にも通所しているケースが非常に多いです、広陵の場合。
クラスター発生のおそれも多いとこのようなことであります。今回の例より、関係先の多さというのが初めて
教育委員会でも分かっていただいたと思うんです。学校の中ではなかなか注意してても広がりを止めようと思ったときに大変やと。こういうことで、
対策マニュアルは当然つくっているんですけどね、
教育委員会ね。学校の中でこういうことが起きたらこうしようと。それにもやはり追記事項、いろんな
対策検討事項はどうであったかということであります。実例を示しますと、幼稚園とか、保育所に行ってるお子さんがいわゆる
児童発達支援施設、結構多いんですわ。そこはやはり密でしょ。すぐ何かあったら言ってもらわんと、閉鎖せなあかんねん。あるいはその日だけ休むとか、幼稚園に倣って休むとかね。そういう連絡をせんと、またそこで第二の発生が生じると、こういうことが非常に懸念されたことであります。教育、福祉、今は教育部門と福祉部門が一緒になってやりなさいと、こういうふうになって
相談支援事業所、これは障がい児童生徒のケアマネさんがやっている事業所なんですけど、多いですよ、町内でも80人からその辺ね、全部で知的障がいで300人、広陵の中でおられるんです。民間と協力しながら対策を取らないと、このコロナはなかなか閉じ込めは難しいと思いますが、町長、教育長、今回のケースでどうでしょうかということであります。これは町長と教育長、両方かぶさってますので、福祉部門もかぶさっていますので、ちょっと考えを聞きたいと思います。今の障がいをお持ちのお子さんは個別の
教育支援計画というのを全部つくっているんです。学校の先生はコーディネーターをやってますからね。その中には、教育部門と福祉部門が一緒に計画をつくれと、一応そう決まっているんですよ。だけどなかなか福祉部門のあれは声がかからないから、本来は一緒に個別の
教育支援計画と。学校の中は教育の指導計画、こういうふうになるんですが、お子さん一人一人に対して
教育支援計画を立てていくと。現在はそのようなことで進んでおります。この辺をちょっと考えながら対策を聞きたいと思います。
2番目、当然
高齢者福祉、民間との協力体制でコロナ禍を乗り切ろう、こういうことになっています。本町は今まで町社協が介護部門も持ってて、ケアマネさんも持って皆そこへ調査で行ってたんですよ。ところが御存じのように町社協も辞めてまいましたからね、解散と。私は解散反対でもっと続けろと。ほかの事業所がちゃんとやっているのに何でできないんと、こういうようなことを言ったんですけれども、莫大な赤字を出しまして、御存じのように解散してもうたと。ということで手足を持ってないんですわ、町が。ということで、現在の
介護サービス、要するに
認定サービス、昨日町長言ってたでしょ、認定に来てくださって大変よかったと。認定といったら役所の職員が行くのは少ないんです、民間が行ってるんです。皆さん方の介護福祉課に行って相談に行くでしょ。いっぱい教えてくれるでしょ。あれ、町職員ちゃうんでっせ。民間の
ケアマネ事業所が順番に人を応援に出しているんです。その方が座っているんです。だから町職員かなと思ったら、じゃないんやと。という現状はそうなんです。ですからその辺の認定調査も含めて民間事業所、今提供してますからね。結局人手が足らないんですわ、職員の中ではね。それではとても回らないということで、町担当部門には民間から人員の派遣も行っていますよ。町民に安心してもらえる
高齢者サービスを提供していますと。昨日の町長の非常に利用者からよかったと、そういうことを聞くと何かうれしいんですね、ちょっと元気が出ますね。今回のコロナ禍でより一層の教育体制が求められますよ。ケアマネさんもリスク、非常に高齢者にはリスクが多いんです。移すにしろ、移され、どっちでもリスクは多いですかね。相手はとにかく高齢者しか対象、若い人が対象じゃないんですからね、この辺で非常にリスクをさらされながら現場を訪問していると。調査を行うと。多大な協力によって
高齢者福祉を担っているということであります。今、看護師さん、医療系が大変やということでよく出ているんですけど、介護系も実際大変なんですわ。同じようなリスクでして、県内で大体看護師さんって1万5,000人ほどいてるんですよ。それが一生懸命やっているんです。介護職といったら大体一万七、八千人いてるんです。ですから介護職といったら高齢者だけ対象でしょ。看護師さんって小さい赤ちゃんから大人まで対象で一万数千人でやっているんですよ。いかに日本がよく高齢化してきたか分かるかといったら、高齢者だけでも一万数千人かかっているんですわ。ですから介護保険の予算がごっつい金がかかるというのはよく分かるんですけどね。介護職、これも非常にリスクを担いながらやっております。香芝では調査用に
フェイスマスクを、普通の
フェイスマスクじゃなくて、高いんですわ。1個1,400円するんですよ。アマゾンで売ってますわ、曇らないんですよ。安物はすぐ曇るんです。物すごいやっぱり医療用は高いです。マスクも私らこんなん安いけど、医療用になったら50枚入りで3,000円ほどするんです。一遍に2倍、3倍しますから。そのようなこともやっぱり対策が必要やなということで、香芝市では調査用にちょっと高級なあれですわ。また、
対策マニュアルといって、こういう
マニュアルも配って治療しましょうと。広陵町でも
コロナ禍対策の一環と。この一貫は初志貫徹、貫くの一貫でして、環は環状線の環、ちょっと字が間違っていますが、必要と思うが町長の考えはどうですか。また介護職の定期的な
PCR検査、今
PCR検査やるやると言って、一番は高齢者、次医療系となっているんですよ。3番目は介護系とこういうことになっているんですけど。費用はどこが出してくれるんかちょっとまだ定かではないんですが、最低こういう第一線で役所の仕事をやっている人、あるいはそれを一緒にやっている方、やっぱり町予算で
地区クラスター、地域でも地区でも
クラスター発生時の
マニュアルも考える必要になってきているのではないでしょうかということであります。この辺も活動していると非常にコロナ禍、これに対する対策が必要やなということを考えております。この辺で町長の考えはどうでしょうかということです。
3番目、学校も今コロナ禍の中で頑張っております。小学校、中学校の
学習支援活動って今やっているんですけど、これ非常に大好評です。継続をということでちょっと教育長どうかなと。現在、コロナ禍中ですけれども、小学校3年生、あるいは中学生、これの
学習支援活動、
教育委員会がちょっと計画を立ててやっているんですよ。これが非常に好評であると。ぜひとも続けてほしいと、こういうことなんです。誰やってるねんと言ったら、当然学校の先生は忙しいからできませんから、集めているんですよ。大抵教員のOBですな、学校の先生のOB、定年後とかね、よし、ちょっと協力しようということでやられております。教員OBなどの協力を得て実施しているが大好評であるということで、これをすると現場教員の方もやはりこれから働き方改革、こんな声がありますので、少しでも協力できるところは協力していきたいと。また現在のコロナ禍で収入、結構、パートさん、アルバイトさん収入が減ってきております。ますます格差社会が町内でもちょっと広がってきているなと、こういうのが実感として分かってきてます。こういう活動をすることは、公的な学習支援というのは学力保障にもなります。ますます重要であるので広陵町の公教育の重点施策、こういうこともしていかなあきませんので、教育長の考えはどうでしょうかということで、以上、本日はコロナ禍に合わせて、コロナ禍の体制の中で強化策ということで取り上げてみました。お願いします。
○議長(坂野佳宏君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。
山村町長!
○町長(山村吉由君) 坂口議員さんの御質問にお答えを申し上げます。
まず1番目の教育施設での
コロナ発生時の
対策マニュアルの完成度についてのお尋ねでございます。
新型コロナウイルス感染症拡大を受け、本年6月に
広陵町立学校・園における
新型コロナウイルス感染症にかかる
衛生管理マニュアルを配付し、各施設において衛生管理に努めてまいりました。また、2学期開始前に、同居家族に体調不良者がいる場合の児童生徒等の登校に関する考え方についてフローチャートを作成し、保護者用に配布いたしました。今回、幼稚園職員の
新型コロナウイルス感染症陽性者の発生を受け、皆様の御理解、御協力の下、2日間休園し、園児等の
PCR検査を実施、同時に園内の消毒を行いました。検査の結果、全員の陰性が確認でき、また、濃厚接触者には当たらないことから、12月3日から園を再開させていただき、園児も元気に登園いたしました。
議員御指摘のとおり、
新型コロナウイルス感染症発症は、本人や家族のみだけで完結せず、職場や学校、幼稚園、保育園はもとより、通所施設など、その人の
生活活動範囲での対応も求められることになります。今回の場合も、保健所と連携し、関係部署のみならず、町職員が協力し迅速な対応に当たりました。今回のことを教訓とし、
マニュアルの見直しを含め、対応方法を整理するとともに、臨機応変に対応してまいります。
また、民間施設、事業者との協力体制の在り方につきましても、併せて検討し、官民が一致団結し、コロナ禍を乗り切ってまいる所存です。
教育長に対しても御質問いただいておりますので、後ほど教育長がお答え申し上げます。
質問事項の2番目、
高齢者福祉、民間との協力体制でコロナ禍を乗り切ろうということにつきましてでございます。
介護保険事業所におかれましては、介護現場での感染のリスクがある中、
認定訪問調査をはじめ、
訪問介護サービス等、
介護保険事業の継続に御尽力いただいておりますこと、深く感謝を申し上げます。現在、町から
認定訪問調査の際には、マスク着用はもちろんのこと、手袋、エプロン、ゴーグルまたは
フェイスシールドを装着して調査実施をさせていただいております。
今般の感染症再拡大に伴いまして、
認定訪問調査委託事業所におかれましても、
認定訪問調査員と
訪問対象者、双方の
感染症罹患リスク軽減のために、
認定訪問調査を依頼させていただく際には、
訪問対象者の身体状況を確認するための
チェックシートの作成や、
対応マニュアル、マスク、手袋、エプロン、ゴーグルまたは
フェイスシールドを併せてお渡しし、調査時の徹底した感染予防に努めていただけるよう準備を進めているところでございます。早急に
認定訪問調査委託事業所にお渡しいたします。
次に、介護職の方の定期的な
PCR検査についてでございますが、各事業所におかれましては、検査が必要な場合につきましては、提携をされている医療機関と御相談され、奈良県の
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)の御活用等で対応いただいているものと考えております。
また、万が一、町内で
地区クラスターが発生した場合の対応でございますが、現時点では感染者が発生しても、
個人情報保護の観点から、町では個人や施設が特定できない状況でございます。このことから、町内の事業所には、情報提供への御協力をお願いするとともに、できる限り保健所との連携を図りながら、その指示を仰ぎ、感染拡大を最小限にとどめることができるよう協力をしてまいります。
3番目は、教育長がお答え申し上げます。私からは以上でございます。
○議長(坂野佳宏君) 植村教育長!
○教育長(植村佳央君) 坂口議員さんの教育施設での
新型コロナウイルス感染症陽性者の発生時の
対策マニュアルについて、お答えをさせていただきます。
町長の答弁にありましたように、
広陵町立学校・園における
新型コロナウイルス感染症にかかる
衛生管理マニュアルを作成し、各校園への周知を行い、保護者との連携、手洗いの徹底、3密回避など
感染防止対策を強化して万全を期しております。
また、
教育委員会といたしましても、常に各学校と情報を共有し、迅速な対応ができるよう努めております。国が示す学校における
新型コロナウイルス感染症に関する
衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」も現状による改訂が都度行われている状況にあり、引き続き町内の状況をしっかり把握し、臨機応変に適切な指示によって柔軟に対処してまいります。特に先日の校長会でもより具体的な対応について指示させていただいております。
町長の答弁と同様になりますが、この
新型コロナウイルス感染症がもたらす影響については、広範囲に及ぶため
マニュアルの改訂も含め、学校や園、子供たちを取り巻く関係機関との協力体制の構築を推し進め、一致団結して
新型コロナウイルス感染症の対策に取り組んでまいります。
続いて三つ目の質問でございます。小中学生の
学習支援活動が大好評であるので、継続をの御質問にお答えをさせていただきます。
議員御質問の学習支援につきましては、
新型コロナウイルス感染症による
学校臨時休業の影響もあり、子供たちの学びの保障の一つとして、今年度小学校3校で予定しておりました小学3年生の
広陵放課後塾を町内5校、全ての小学校の児童を対象にして広陵放課後土曜塾を、また中学3年生にはかぐや
学習支援教室として、こちらも毎週土曜日に役場で実施しております。坂口議員におかれましては、小学3年生の広陵放課後土曜塾の学習支援員として御協力いただいておりますことに感謝申し上げます。ありがとうございます。現在、小学生は45名で役場で実施する体制としては、令和3年3月までを予定しており、中学生は14名で受験を視野に入れて今月の12月19日が最終日となっております。今年度は、御承知のとおり
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止による
学校臨時休業からこのような形で始めさせていただきましたが、保護者の方からの声も、この取組が子供たちの学びのための一助となっているとの評価を得ております。来年度以降につきましては、全ての小学校で3年生を対象に、平日週1回、放課後に学校で
広陵放課後塾を実施する予定でございます。小学3年生の時期にしっかりと学習習慣を身につけるとともに、学習意欲の向上を図ることが大切であると認識しております。今後も各小学校での
広陵放課後塾のさらなる充実を図るとともに、家庭学習の定着とひいては広陵町の公教育の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(坂野佳宏君) それでは、答弁に対する質問を。
坂口議員!
○1番(坂口友良君) まず1問目であります。これについては、ちょっと親の感謝の言葉もありますので、ちょっと発表させていただきたいと思います。御存じのように、クラスターが発生して数十人検査を受けたんですよ。これもちゃんと時間を本人は何時、親の方も、そんなん数十人一遍に集まったらまたそこで
クラスターが発生しますからね、ちゃんと時間を区切って、親の方が何人来たか、何人来たとか、これはすばらしいことなんですね。もれなく数十人連絡、それも晩も寝らんとやっていたんですけれども、連絡して体制取ってどこ行ってと。あなたは何時何分にここでやりますよと。一遍に何十人できないんですって、あの検査をするほう。ですからそういう段取りも組んで、全て親に連絡、あの間ですよ、分かって次の日に、あの間に全部連絡したんですわ。これは私今まで当局を非難するんですけれども、これはすばらしいことですわ。なかなかこの体制というのは取れるものではないんです。2人、3人はできるんですよ。数十人相手で一遍に、何時間きちっとやって、それで全て検査できて、次の日に報告できると。これはなかなかすばらしい、
マニュアルをつくっていたからうまくできたと思います。その
マニュアルに今言ったように非常に関連部門が多いので、お子さんの場合、そこもちょっと加えて
マニュアルの完成をしていきたいなと、こういうようなことを取り上げてみたんです。早速そういうことも一つの例が出ましたので反省点も含めてしていってほしいなと。これは何でかというと、特別な支援の活動のお子さんは数か所に行ってるんですわ、1か所ちゃうねん、二つ、三つ行ってるんですよ。どこが把握してるねんといったら、障がい者のケアマネ、
相談支援事業所、ここが把握しているんですよ。ここに意見が入ったら全部手配するんです、こういうのが出たからちょっと対策、気をつけてくださいとかね。そういうのがちょっと今回なかなかやっているところ、親からニュースを聞いて、それで今言ってる各事業所に連絡を取って対策を取ってもらったと、こういうのが現実にございますので、その辺もちょっと福祉部長の範疇になるのか、
教育委員会になるのかちょっと分かりませんけれども、その辺もちょっと気をつけてもらったら、より一層完成した
マニュアルになると思いますので、その辺の対策はどうでしょうか。中は大体ほぼ完成ですわ、この中は。そういう関連先もちょっとこれから一応対策を取っていくという話ですので、その辺についてもちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○議長(坂野佳宏君)
北橋福祉部長!
○福祉部長(北橋美智代君) 今回職員のほうから出まして、夕方に陽性が判明しましたので、次の日のお昼過ぎから園児全員とその日職員が対応しました保護者と接触がありました職員を全て
PCR検査にかけるということで段取りをさせていただきました。その時点で、まだ
PCR検査をかけるということでまだ濃厚接触者とかではないので、その方の関係者に連絡をするということは、まだ結果が出てからまた次の動きが出てくるというふうに認識をしておりましたので、まずは
PCR検査を受けて、その結果が出た時点でまた保健所のほうからその方が陽性であれば、次の動きが出るというふうに認識をさせていただきましたので、まずは検査をさせていただくというところを優先をさせていただきました。保健所のほうも一つずつ決定をしていきながら、次に進んでいくということが一番いいということであまり早い段階で次のことをするとうわさだけが広まってしまうということもございますので、まずは一つずつ検査をしていって、その結果を見て次にというふうに認識をさせていただきまして、もしそういう施設に通っておられる方が陽性が出ましたら、保健所のほうから御本人さんに連絡をするように行動調査をされた上で次のステップがあるというふうに聞いておりますので、そのようにさせていただいたところでございます。
○議長(坂野佳宏君) 坂口議員!
○1番(坂口友良君) いずれにせよ今回初めてのケースでして、少々行政のほうも戸惑いとかどうしたらいいんかなということもあったとちゃんと聞いております。事業所のほうもこんなん初めてですわ、町内で出たというのは。ですから、十分これからは構えていかなあかんなと。
マニュアルにも名前も入って、準備していかなあかんなというのが今回の一つのアレかなと思っておりますので、今後協力してつくっていこうと、こういうことですので、その辺も体制を考えていってつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。とにかく今回のことは非常に立派でしたよ。行政職員が晩も寝らんとやってくれた結果が非常にいい結果が出たと、こういうふうに考えております。ということで、町長もやっぱり日頃の職員の研修がうまくいってたからいざというときに踏ん張りが利くんですわ。よそやったら、何や落ちたとか、ちょっと伸びたとか1日遅れたとか、こんなことばっかりなんですけれども、非常にいい成果が出たと思います。これは非常に喜ばしいことで、誇っていいことと思います。こんなん数十人一遍にやったというのは初めてのケースです。ということで、1番目はいいので、これからもいい案をつくっていきたいと思いますので、またよろしくお願いします。
○議長(坂野佳宏君) 山村町長!
○町長(山村吉由君) せっかく振っていただきましたので、今回の件について、本当に町内の事業所で出るおそれというのは常に危機感として担当が持ってくれていたと思います。一番はやはり保健所がこの
新型コロナウイルス感染症対策についていろいろな業務を成熟されたというふうに感じておりますので保健所の指示、本当に的確に指示をしていただいて担当もそれに合わせて連絡網をしっかり使って速やかに連絡してくれたと。それに加えまして役場全体で幹部会議を催しまして、この対策について全庁を挙げて取り組もうということも確認をしてくれましたので、スムーズに行ったということでございます。陽性者が職員で出て、園児、あるいはその園児、職員と接した関係者の
PCR検査をするわけでございますが、次の段階で陽性者が出た場合は、また次のステップに行くということでございますので、本当に感染を広げない取組を日常から各家庭、個人で認識していただくというのは大事かなということも感じました。それとやはり保健所の取組はやっぱり信頼できるというふうに思っておりますので、私は常にこの感染者が出たとき、あるいは必要なときには保健所長と直接ホットライン、私を通じて常に連絡を取っておりますので、そういった信頼関係も構築するのが大事というふうに認識しております。そんな対策を今後も続けてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(坂野佳宏君) 坂口議員!
○1番(坂口友良君) じゃあ、1問目はそんな具合ということで終えまして、2問目、これは高齢者対策ということなんですが、看護師さんも非常に頑張っておられます。また介護職、この関係も物すごい頑張っているんですよ。なかなか介護職は新聞にも取り上げてくれへんしどうかなということなんですが。一応、私、県内でも一万数千人、介護職がいてて、そのうちの9,000人ぐらいが介護福祉士の方が今ちょっと晩も寝らんとやっているんですよ。私たまたま奈良県の介護福祉士会の副会長してまして、今まで会長をやっていたんですわ。今は副会長をやっているんです。研修担当なんですけどね。その担当であちこち行って、やっぱり出てくるのは、このコロナ対策なんですわ。行政と密にやらないとこんなん事業所だけでは無理な話なんです。行政と密になってやっていこうと。コロナ対策は事業所だけでもできないし、今、事業所の中でも
クラスターが発生しているんです、奈良県内でも老人ホームですけどね。たちまちそうなるとどうなるかというと、その中の介護職、一斉に自宅待機なんです。どうなるかといったら世話する人がいないと。よそから応援入るんですけれどね。よそから応援が入ったら出したところがまたできないと。今の看護師さんと一緒です。出したら出したで自分のところができへん。だけどほっとくことができへんと、今そのような状態ですね。ですから密に行政と一緒になってやっていかなあかんと。ということで2番目取り上げて早速調査の対象はこのような準備をしていますと。
マニュアルからいろんな施策。介護職員って私も常にこんなん持っているんです、ポケットタイプのね。家へ行くたびにこれ出すんですよ。1日に数件回るでしょ。こんなんすぐからっぽになるねん。行くたびにこないして、出るときにこないしてね。結構これお金要るんですわ、実際やってみたら。こんなんごっついの持たれへんから、こういうポケットタイプでするんですけれども、いろんな費用も発生するので、早速そういう設備関係を手配するとこういうことで回答をいただいていますので、ちょっとこういうのも考えておいてほしいんですよ。これ一番便利なんですわ。何が便利かというと、これが便利ですわ。ごっついの持っていこうとしてもあんな大きいの持ってまた回られへんし、これはポケットに入れておいたらいいだけやし。入る前にこないやって、また出る前にこないやってと。そういうことでできますので、これは大体皆持ってますわ、介護職は。こういうのをポケットに入れていると、こういうことなので、この対策も今準備中ということで聞きましたので、これも早速やってもらったらいいかなと思います。
今難しいのは介護職関係、ちょっと人手不足でして、どこもなかなか大変な状態なのでますますこれからもやっていきたいと思います。部長、どうでしょうか。いつ頃これできそうですか、もうすぐ、準備はできてますの。配るとか一応書いてもらっているんですけれども、どのぐらいでできるんですか。その予定はどのぐらいですか。
○議長(坂野佳宏君) 北橋部長!
○福祉部長(北橋美智代君) 先ほど坂口議員が紹介していただいている、入れられるこういうケースなんですけれども、それも用意をさせていただいて、調査員全て持ってやっております。今、マスク等準備もほとんど整っておりますので、また配らせていただきたいと思っております。
訪問調査につきましては、新規と区分変更については、町が行かなければならないということになっておりますが、継続につきましては、委託できるということになっておりますので多くの調査のほうに御協力をいただいているところでございますので、両方の感染リスクがございます。訪問先の高齢者の方もございますので、できるだけオーバーな様相にはなりますが、そこは御理解をいただいて、感染リスクを下げていきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(坂野佳宏君) 坂口議員!
○1番(坂口友良君) 早速そういうようなことで、協力して取り組んでいきたいという、GoToも中止というぐらいに今ちょっと勢いが出てきていますので、念には念を入れていきたいと思います。ということで、2番目についても町長の決断で非常にいい案ができたと思っておりますので、これからもよろしく頼みます。
3番目でございます。教育関係、これについては回答では、次は全庁的にやっていきたいと。非常に好評なことも
教育委員会も聞いていますと、こういうようなことであります。これなかなか結局手なんですわ。応援する手なので、かなり高齢化してますからね、応援する側も。それは当たり前でOBですからね、それは当たり前なんですけれども、その辺も全庁的にやるとなるとまだまだ人を集めなあかんということで、私たまたま畿央に行ってるから、それで応援に行ってるんですよ。そういうところも来られていましたわ。そういうところもやっぱり若い学生さんは、1人や2人はいてるんですけれども、その辺も学生さん、学生さん自身が教育実習に行かれないと、今年はコロナで。だからちょっと今しんどい部分もあるんですけれども、これ来年、再来年と続いていきますから畿央さんともまたちょっと連携を取っていただいたら、次は若い学生さんも来ていただいたらいいかなと、私もそう考えていますのでね。これからは学校でするとか、その場所の関係とかその辺はどのようなことを考えていますか。
○議長(坂野佳宏君) 植村教育長!
○教育長(植村佳央君) 取りあえずは、それぞれの学校は空き教室は基本的に利用するということになるんですけれども、西小学校のほうは空き教室がございません。ただ、図書室等、そこでさせてもらおうということで、当初は西小学校どうかなという思いはあったんですけれども、やっぱりやるからには5校全部やりたいということもありまして、西小学校が一番ネックやったんですけれども、何とか図書室でできるかなというようなことで対応を考えております。特に指導員のほうにつきましても、今回は9月からああいう形でさせていただいて、指導員は32名、ちょうど4グループに分けて、その中に坂口議員も入っていただいている状況がございます。月1回から2回ぐらいを指導員という形で来ていただいておりますし、子供たちにとっては大体、1回8名ぐらいの指導員になっておりますので、かなり3名に1名ぐらいは必ずついていただいております。すごくその意味では濃い指導体制を取っております。来年につきましては、5校にそれが広がるということで、再度また新たな指導員を募集をしていきたいというふうに思っております。また、先ほど学生の方も今1名来ていただいているんですけれども、私も畿央大学のほうも教育学部の副部長の島先生のほうにも事前にお願いをして、四、五名来てもらえないかという話をさせてもらっていたんですけれども、なかなか難しい、新型コロナの関係もありましたし、結果的には1名だったんですけれども、来年度はさらに協力体制の中で学生にもしっかり来てもらって、やはり子供たちは若い先生もまたすごく、すぐに懇意になってしまう状況もありますし、そういう意味では、学生の方々も来ていただくように取りあえずは予定をしております。
以上でございます。
○議長(坂野佳宏君) 坂口議員!
○1番(坂口友良君) そういうようなことで学校の教育支援というのは永遠の課題ですから、特に教員の働き方改革ということで、先生にこれ以上の過重をかけられへんと、このような流れになってきていますので、やはりこれからは今言っているような外部の方の協力を得て、学力の保障とか理解度を深めるとか、また学生さんにとってはこれは非常にいい経験になるんですわ。今実習に行ってへんから経験ができないんですよ。皆ぽしゃってもうてね。すごいですね、やっぱりコロナというのは。実習なしで卒業しちゃうと、これ初めてなんですよ、実は。今までもいろんなことがあったけど、こんなん初めてのことですのでね。ですから非常にいいことだと思いますので、一つ、教育長その辺も島先生と、私の副主幹ですねん、ですからちょっと協力してやっていっていただいたらいい結果が出ると思います。ということで、3番目についても、ちょっと先のある非常に希望のある回答をいただきました。やはり町長のこういう教育は教育部門なので、予算の関係なんですよ。こういう部門の教育支援のお金もちょっとかけるようにせんと、今の正職員、正教員だけで全てしようと思ったらなかなかしんどいんですわ。ですから私も第二小学校によくボランティアに行くんですよ。昔遊びとかね、みそ汁をつくるからお料理の。男でも行けるんですよ、男でも。私、調理師ですねん、今初めて言うけど、調理師ですねん。ですから料理できるんですよ。ですからそういうこともちょっとそういう体制も協力を得るというようなことも考えたら、うちの団地にいっぱいいてるんです、そんな人。ですからその辺もちょっと協力体制を得るようなことをしたら、学校の支援策もさらに充実するんやろなということで、ちょっと3番目、捉えました。町長どうですか。別に町長でもいいんですよ、農作業できるんやったら農作業でちょっと学校ボランティアとか。
○議長(坂野佳宏君) 山村町長!
○町長(山村吉由君) 教育は教育長専門ですので、教育長に任せておかんといかんと思いますが、町内にはいろいろ人材が豊富におられるということは重々承知しておりますので、教育の現場で体験をしていただくためにボランティアで来ていただくというのは、本当に重要なことだと思います。子供たちにいろいろな体験をして学ぶための意欲を持ってもらうというのが芽を出してもらうというのが一番大事だと思いますので、そのきっかけをつくるためにボランティアに来ていただくというのもありがたいと思います。また、福祉部門で社会福祉協議会でささえ愛の会議もやっておりますが、そういった中でもやはりボランティアで福祉充実のために、力を貸そうという人を増やしていきたいというふうにも思っておりますので社会福祉協議会にも登録をしていただく。またそんな中から学校の教育ボランティアで出ていただくということも可能だというふうに思いますので、連携したボランティア体制を取っていきたいと思います。ありがとうございます。
○議長(坂野佳宏君) オーケーですか。
以上で、坂口議員の一般質問は終了しました。
しばらく休憩します。
(A.M.10:45休憩)
(A.M.10:54再開)
○議長(坂野佳宏君) 休憩を解き、再開します。
次に、14番、八尾春雄議員の発言を許します。
14番、八尾議員!
○14番(八尾春雄君) 皆さん、おはようございます。14番、八尾でございます。コロナのことで大変心配をしておるんですが、景気対策というので一番即効性のある方針というのはやっぱり消費税を当面5%に下げると。1%下げるだけで2兆8,000億円国民の負担が減りますから5%下げると14兆円の負担が減ります。申請書も要りません。パソコンを動かさないとできないということもありませんので、ぜひそういう方向で頑張ってまいります。
今回は、5つの御質問を準備をいたしましたのでよろしくお願いします。
1番目でございます。隣地からの迷惑樹木についてどのように対応したらよいのか。
民法では、境界線を乗り越えた枝は樹木の所有者に伐採させることができるとの規定がある。今般、ほぼ10年間居住していない住宅の宅地から樹木が隣地に伸び、台風のときに枝が暴れて瓦を飛ばし、雨漏りが発生した事案が発生した。
①円満な相隣関係を指向する立場から、両者が話合いで解決を図ることが大事だと町は認識しているか。調停も話合いの重要な制度である。
②被害者が加害者を特定しようと登記簿を当たっても親類縁者を当たっても所有者にたどり着かない場合は、例えば町が把握している情報を開示しなければ話合いはできないことになる。開示する用意はあるか。
大きな2番目でございます。近鉄箸尾駅周辺の住宅開発について。
町内唯一の軌道駅である近鉄箸尾駅周辺でも住宅開発が進みつつある。農業の継続に困難を感じた土地所有者各位の判断は重いものがある。
①萱野の地蔵さん北側の土地は、東は住宅・店舗、西は高田川、南は住宅・店舗・工場、北は近鉄田原本線に囲まれた袋地で、このお地蔵さんの横以外に車両の通行できる道路は存在しない。既に6戸の新築住宅が建設され、新しい生活を営んでおられる。最近、この地で住宅開発の話が出ているようである。事実であれば、緊急時の対応もさることながら、まちづくりの視点で乱開発を抑制した利便性の確保も重要課題となる。現状の説明を求める。
○
まちづくり政策監(中村賢一君) 防災から今御質問をいただいたんですけれども、今後のICTの進展で、あらゆることに行政が応用が可能になるというふうに考えております。そういった意味ではソサエティ5.0を国が進めようと思っていますので、国の進めるソサエティ5.0の動きにもうまくかみ合わせながら、いわゆる行政事務のあらゆることに対してICT化を図っていきたいというふうに考えています。そういった意味で今年の4月に未来都市推進課が立ち上がりましたけれども、そういった意味では従来総務課にありましたITの部分をこちらの企画のほうに持ってきまして、企画としてICTに対して取り組むという方向性が出ましたので、現在、未来都市推進課で全体像、青写真を今つくっている最中です。その青写真ができましたら、逆に言ったらそれをどうやって実行していくか、どういう施策に展開していくかという形につながっていきます。
それと今、まだ未来都市推進課そのものがまだ1年たっていませんので、まだちょっと暗中模索のところがあります。未来都市推進課がICTを進めるというよりも、基本的に各所管課がありますので、各所管課の事業がどういう形でICTが運用できるかということの方向性になりますので、未来都市推進課は伴走ですよね。どっちが上とかどっちが下ということでなくて、一緒に取り組むような姿勢がないと、共通で使えるようなシステムだとか、データもいっぱいありますので、そういった意味では横串をさせるような組織としての動きを今している最中で、各課とも連携を図っているところでございます。
○議長(坂野佳宏君) 岡本議員!
○11番(岡本晃隆君) 各課をまとめて未来都市政策課が進んでおられるということなんですけれども、これから予算化に向けての作業が進んでいると思います。それで今、中村政策監のほうからおっしゃったように各課でそれをまとめてやっているということであるならば、それは予算化の中では、一つのまとまったものとしてIT推進という形で予算化されるのか、各課がばらばらでやるのか。そうなれば予算、財源がばらばらになっているので、お金がとにかく無駄に活用される部分も出てくるのではないかと推測されるんですけれども、その辺はどうですか。
○議長(坂野佳宏君) 中村政策監!
○
まちづくり政策監(中村賢一君) 今まさにその辺の来年の予算化に向けての協議が進んでいる最中でございまして、逆に言ったら財政のほうが重複しないように無駄のないようにという、きちんとその辺は財政のほうでやっている最中でございます。基本的に来年の予算を例えばITに関連したやつを全て未来都市推進課で所管するというのは、これちょっと実は非現実的なんです。各課が各施策を実行するという予算が入ってきますので、逆に予算書の中に各課の予算の配分がちりばめられているという状態になります。当然未来都市推進課でやる施策も当然中には入っています。ただ、それを全体としてICTですという予算が項目として出てくるわけじゃないので、逆に言うと、ICTの予算が各課の施策の中に、この部部、この部分というふうになりますので、3月の予算の審議のときには、その辺御質問をいただければどこがICTで、どういうように応用するというのはちょっと説明が必要になる部分があるかもしれませんので、その辺は言っていただければ丁寧に説明したいというふうに考えております。
○議長(坂野佳宏君) 岡本議員!
○11番(岡本晃隆君) ありがとうございます。ITにつきましては実証実験を行ったことでありますので、また行った住民の方からもこれが一体どのように活用されていくのかというようなことはすごく興味を持って町のほうとしても取組を見ておられます。その中で分析等としてはどのようになっているのかが見えない状況の中では、これで進んでいくのか、これで終わりかというような部分も出てきているのが現状でありますので、その点につきましては、広報なり等でこういったことで進んでいると、分析はこうだと、できる範囲の中でできる限り住民のほうにも周知、広めていってもらえたらというふうなお願いを込めてお願いしますがどうですか。
○議長(坂野佳宏君) 中村政策監!
○
まちづくり政策監(中村賢一君) 今まさにその実証実験の検証のまとめを行っている最中でございます。これ今回委託した方に報告書の形で頂くことになっていましたので、その報告書ができたときには、議会のほうにも情報提供をしたいというふうに考えております。
○議長(坂野佳宏君) 吉田部長!
○総務部長(吉田英史君) 中村政策監が今申し上げました報告書ですけれども、担当課のほうでは受け取っております。今その分析結果について町長のほうから少し答弁させていただきましたけれども、いろいろ課題もございます。岡本議員もそうですけれども、たくさんの意見のほうもいただいたと思っております。そういった課題を解決する策を今ちょっと事業者のほうと検討をしておりますので、またそのあたりは報告のほうをさせていただきたいと思います。また、アンケートに答えていただきました実証実験をしていただきました方にも報告というのはまだ行ってないと思われますので、そのあたりも実験に参加いただいた方にも報告は必要だと思っておりますので、また後々にさせていただきます。
○議長(坂野佳宏君) 岡本議員!
○11番(岡本晃隆君) 実証実験に参加したものについての報告等につきましては、実際に町としてこのように全体像が出来上がってから党でも、僕のところだけですけれども、結構だというように町として取り組んでもらっているのは分かっているから、ただ報告があるのかという疑念があったので、今お尋ねしたということです。町としてこれからどんどん進めていくわけですので、そういったところでこれをした、次どうなっていくねんというようなことを知っていくということ、それについてそれが大事かなと、それが行政等に参画していくという、まちづくりの基本であるんじゃないかなというふうに思いますので、取組等よろしくお願いします。
最後の箸尾駅周辺地区のことなんですけれども、これはかなり年数にわたって、言い方が悪いんですけれども、ほっておいたのかという部分が住民の方からも聞こえます。それで6月の議会でも質問をさせていただいたときの答弁としては、事業計画をタイアップして今計画中だというふうに回答を受けたわけですけれども、これいつまで同じ答弁を繰り返して、待っていたらいいんやという部分が地元としてあります。ただ、本当にそれは進んでいっているのかという町への疑問ですね、そういった声も実際に聞こえるわけです。それで広報等では竹取公園、馬見丘陵公園は県とタイアップして進めていく等というようながあります。かぐやちゃんですね、王寺町では雪丸が大活躍をしているわけですけれども、箸尾駅にも置いてもらっていますけれども、これどう活用していくねんと。箸尾駅の開発はどうなっているねんと。箸尾準工は進んでいると。箸尾準工、箸尾準工と言われるけど、箸尾駅の北部のところの地域の方々にとってみれば、これはいつまで待てばいいねんというような具体的な進展が見えない中での疑念等も湧いてくるわけです。それで計画等につきまして、取り組んでもらえるのは重々こちらとしても分かっておりますけれども、僕らは役場に来させていただいて話を聞いた中で分かりますけれども、地域の方にとってみれば、もうあかんの違う、無理違うというような声もだんだん大きくなってくるわけです。それについて具体的にいつまでにこれをしてということがありますけれども、来年度予算編成のときに考えとして、この箸尾駅の開発について調査費等は今まではちょっと見ていないんですけれども、来年度予算編成の中で調査費等の名目でもこの箸尾駅の開発については計画等を財源として盛り込んでいくというお考えはありますか。
○町長(山村吉由君) 中川理事!
○理事兼事業部長(中川 保君) 町の進める事業の進捗がなかなか見えてこないということだと思います。箸尾準工業地域も実際住民の地権者の方から御意見をいただいたのが平成24年と、既に8年以上経過して、やっと事業が進んでいるというところでございまして、なかなか合意形成というのは難しいというか、時間がかかってしまうということで、いつになるねんと、多分箸尾準工の地域の地権者の方も思われていたと思うんです。竹取公園周辺地区も、実際には平成29年2月に基本協定を結んで、既に3年、4年たとうとしているわけです。なかなか関係機関が連携して進めるというのは時間がかかっているのが現実でして、それを事あるごとに住民の方にも発信していかなければならないなというのはお話をお聞きしていて身にしみて感じているところでございます。ですので、今後は、第5次総合計画の中でも位置づける必要がある。それから都市計画マスタープランの変更の中でも入れていく必要がありますので、より具体的な形で計画を示していく必要がありますので、来年度の都市計画マスタープランの修正、変更、見直しは検討業務の中で予算要求させていただいているところでございます、箸尾駅前線につきましては。その中で駅前の広場等も検討していく必要があるかなというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(坂野佳宏君) 岡本議員!
○11番(岡本晃隆君) いろいろと取り組んでもらっているということが分かります。なかなか契約としては順調に進んで、そんなすぐに見通しを立てて実行に移すというようなことはないというのは、いろいろな計画等、開発事業等も含めてそれは分かっているつもりですけれども、地域にいる一人としましては、目に見えないと進まないという実態の中ですごくシャッター街と化している状況、観光の目玉と経済発展の目玉と、まちづくりの一環という形で本当にそれは町として捉えてくれているのかという不安が徐々に大きくなっているのも事実なんです。それを取り組んでもらっているという言葉だけは発していますが、やっぱりそういったものを遅々としてなかなか進むのは難しいと思いますが、十二分にこれから情報発信等も含めまして、取り組んでいただけますようにお願いしまして、これで質問を終わります。
○議長(坂野佳宏君) 以上で、岡本議員の一般質問は終了いたしました。
しばらく休憩します。
(P.M. 3:08休憩)
(P.M. 3:20再開)
○議長(坂野佳宏君) 休憩を解き、再開します。
笹井議員、訂正をよろしく。
○5番(笹井由明君) 恐れ入ります。私の一般質問の冒頭、映画「鬼滅の刃」での興行収入を300億円を3,000億円というふうに間違えました。300億円に訂正をさせていただきます。おわびを申し上げ、訂正をさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(坂野佳宏君) それでは、4番、山田美津代議員の発言を許します。
4番、山田議員!
○4番(山田美津代君) こんにちは。今日のトリを務めさせていただきます、山田美津代です。あと60分、お疲れのところ、お付き合いいただきます。4項目質問をさせていただきます。
まず初めに、特別障害者手当の申請は要介護4から5の高齢者にも支給できることを周知すべきでは。
タブレットに資料を載せていますので、御覧ください。
大変受給漏れが多いと言われているこの制度、自治体の職員も理解されていないところもあると聞いています。介護を受けてるから、高齢者だから、サービスつき高齢者住宅にいるから、在宅ではないからとの間違った認識で当然の権利が請求もされないのはおかしいのではないですか。資格があるのに、この手当が請求する資格があることも分からず請求されていないなどのことが起きないよう周知の方法を取るべきだと思います。
質問事項2、来年度の子育ての支援策は。
①今年度の給食費は全額支援いただき、大変喜ばれています。ただ、今またコロナが第3波来ている中、12月のボーナスも出ない世帯が多くなっている現状で、これからの子育てへのさらなる支援が要望されるところです。9月議会でもお聞きしましたが、小中学校全ての無償化には踏み切れないのでしたら、令和4年から実行すると言われていた多子世帯への支援だけでも令和3年に行えないか、いま一度検討すべきではないでしょうか。
②ランドセルに代わる新1年生へのランリュック希望者へのプレゼント実現を。これは9月議会にも要望いたしましたが、なかなかよいお返事が頂けないので、また今回も要望させていただきます。
③高校生への町独自の給付性奨学金5,000円から1万円への増額を。
質問事項3、元気号、国保中央病院への直通便実施と時刻表の見直しを。
国保中央病院へ行くには中央幹線しかなく北部支線や南部支線の方は乗り換えなければいけません。また、帰宅時14時54分発で最後なので、これに乗り遅れたら田原本まで行くかタクシーに乗るかしかありません。国保中央病院行きをつくってほしいという要望が多数寄せられています。また、広陵高校の生徒さんが雨のとき利用したいが8時33分着では授業に間に合わないし、帰りの時刻表が14時33分で終わってしまい利用できないとの要望もあります。南郷や安部新田の方からは高田行きだけ100円値上げがされ往復400円で痛い。堪えているとの苦情もまだ多い現状です。これらの解決を図り、さらに公共交通ゼロ%地域を目指してデマンド導入検討を。
質問事項4、広陵中学校給食時間の改善と魚を好きになるような献立の改善をしては。
1年生のある生徒から喫食時間、実際には15分しかなく、食べ切れない生徒はほとんど捨てていると聞きました。残食数が小学校より多い原因の一つかと思います。(11%)献立も魚が生臭く帰ってきてからもその生臭さが消えず吐いてしまったとも言われてます。そこで提案です。兼ねてから他の議員からも要望のある給食配膳時にワゴンを使い、給食当番を増員して配膳時間を短縮して喫食時間を確保しては。また、11月12日のアジのフライは以前と違い生臭くなく食べれたそうです。こんな違いがどうして起きるのか、原因を追求していつでもおいしく魚を食べれるような献立を工夫すべきではないか。
以上、4項目よろしくお願いいたします。
○議長(坂野佳宏君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。
山村町長!
○町長(山村吉由君) 山田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。
まず1番目でございます。要介護者への特別障害者手当の周知について御質問をいただきました。
特別障害者手当の周知に関する御質問にお答えします。特別障害者手当は、身体または精神に著しく重度で永続する障がいがあるため、日常生活において常時特別の介護を要する在宅の20歳以上の方に手当が支給される国が実施する障がい者施策の一つです。一定以上の介護を要する方の場合、障がい者手帳の取得者と同等とみなし、請求いただけることは関係部署内で認識を共有しているところです。支給申請に当たっては医師意見書が必要であり、これに基づき県が支給認定を行いますので、単純に要介護4または5であれば受給できるというものではないことから、周知の仕方が難しいのが現状です。議員御指摘のように、まずは制度があることを知っていただくことが大切であると考えますので、今後はホームページに掲載するほか、介護福祉課の窓口に制度の案内チラシを配置するなど、周知に努めてまいります。
2番目は、教育長がお答え申し上げます。
3番目の元気号、国保中央病院への直通便実施と時刻表の見直しをということについてでございます。
元気号についての御質問に、お答えさせていただきます。
議員御指摘のとおり、現在、広陵元気号のルートは、中央幹線のみが国保中央病院に乗り入れている状況です。これは、令和元年10月の見直し時に、国保中央病院の受診状況及び県立大和広陵高校の授業開始時間を考慮するとともに、住民ワークショップ、及び住民・利用者アンケート調査において、域外へのアクセスを希望される方が多かったため、鉄道駅への接続を第一優先とし、予算規模も踏まえた上で、検討した結果であります。
また、運賃の設定につきましては、近鉄大和高田駅に乗り入れる場合に限り、奈良交通路線バスとの運賃格差を是正するため、100円から200円に改定させていただいたところです。この運賃の改定につきましても、住民・利用者アンケート調査等を踏まえ、総合的に検討した結果であります。
今後の公共交通の在り方につきましては、今年度、国保中央病院を拠点とした広域連携による新たな公共交通の構築を図るとともに、本町にとって持続可能な公共交通となるよう、ICTを活用した新たなサービスの導入も検討しているところです。今後も、より一層高齢化が進む中、公共交通のニーズ等も変化することが予測される中で、既存の公共交通を最大限に活用するとともに、本町にとってよりよい公共交通を複合的に研究してまいりたいと考えます。
4番目は、教育長がお答え申し上げます。私からは以上です。
○議長(坂野佳宏君) 植村教育長!
○教育長(植村佳央君) 山田議員さんの来年度の子育ての支援策はの御質問にお答えをさせていただきます。
一つ目の小中学校の給食費における多子世帯への支援につきましては、さきの9月議会で答弁させていただいた内容となりますが、お答えをさせていただきます。
本町は
新型コロナウイルス感染症対策の支援策の一つとして、議会からの御要望を受けて、6月の学校再開からの給食費を今年度に限り無償とする町独自施策を決定し、実施していることは御承知のとおりであります。この支援策につきましては、令和2年度限定での実施であり、令和3年度の学校給食費につきましては、現在の給食費である小学校月額4,200円、中学校月額4,500円を御負担いただく予定です。
多子世帯への支援対策につきましては、重要施策であると考えており、継続して具体的な実施内容を検討しておりますが、現在、
新型コロナウイルス感染症が第3波の状況を呈しており、学校においては感染予防対策を徹底しながら全体の運営を安定的に行い、安全安心な学校給食を提供していくことが最優先であると考えております。
このことにつきましては、
教育委員会や給食委員会へ諮らせていただきながら、令和4年度の実施を目標に進めてまいりたいと考えております。
二つ目のランドセルに代わるランリュックの希望者プレゼントにつきましても、さきの議会での答弁と同様の内容でございます。繰り返しは申し上げませんが、ランドセルにつきましては、各御家庭で子供たちとともに選んでいただくことが、小学校の学びへ移る環境変化に対応する準備でもあると考えますので、このことに関しては検討いたしておりません。低所得対策といたしましては、ランドセル等小学校入学準備にかかる費用についての支援は、従前、議員からの提案をお受けして、準要保護世帯の児童について、新入学学用品費を入学前の3月に支給させていただいております。
三つ目の奨学金の増額についても、反復継続して御質問をいただき、お答えをさせていただいているものです。
学校長の推薦によって、
教育委員会を経て町長が決定することとなっており、令和2年度の奨学金受給者は15人の状況です。本町の奨学金は御承知いただいているとおり年間6万円で、この金額は返還を必要としない給付型であり、返還を必要とする貸与型での実施が多い中、給付型での実施は県内では御所市と本町の1市1町だけであります。御提案の金額の増額については、
新型コロナウイルス感染症がもたらす様々な社会的要因や背景が教育面へ影響することに対処するためのものと推測いたしますが、必要な方に適切に制度を利用していただけるよう、適正な情報発信を行い、これまでと同様、継続した教育の支援対策として実施してまいります。
続いて、四つ目の御質問をいただいております広陵中学校の給食時間の改善についてお答えをさせていただきます。
広陵中学校の給食時間は、以前複数の議員からの御要望もあり時間確保の対応をさせていただいており、真美ヶ丘中学校と比較しても、5分程度長くなっております。学校へも確認させていただいておりますが、そのような認識はないとのことで、中学1年生においては、入学当初などは小学生の給食分量から中学生の分量に増えるため喫食時間が短いと感じてしまうこともあるのではないかと考えます。また、給食直前の授業が移動教室となった場合などは、喫食時間が若干短くなる場合が考えられます。しかし、このようなことは毎日ではなく、全体的な時間割を考えると適切な時間配分であると考えております。
御提案いただいております配膳時のワゴン使用につきましても、学校に配膳状況を確認させていただき、現在の状況、対応で特に問題はないものと確認いたしておりますので、御理解をお願いいたします。
続きまして、給食の魚の献立についての御質問ですが、主菜となる食材については、2か月ごとに開催される物資選定委員会で複数の納入予定品の試食等を行い、適正価格で生徒がおいしく食べられる食材を選定しています。食材には若干の個体差や部位によって食味に違いが出ることは、給食センターでも把握しております。調理時や検食時にチェックすることはもちろん、このような要因のある食材の場合には、納入業者を通じて製造メーカーに下処理の改善や納入品のさらなる質の向上等の要望も行っております。個人差にもよりますが、特に青魚に多いと思われますが、魚の種類によっては、その魚の持つ臭いが気になる生徒も一定数存在することから、引き続き献立の改善や調理方法の見直しを行い対策に努めてまいります。
なお、食育の観点から献立変更が困難なものについては、臭いが気にならず、魚のうまみを出すハーブ類等を使用した機能性調味料の採用に向けて試験調理や試食を実施しております。
また、食育に関しましては、今年度は文部科学省の研究指定の採択を受け、学校を核として、望ましい食生活への理解推進を目的とするつながる食育推進事業を実施しております。現在、特に力を入れて栄養教諭が頻繁に中学校を訪問して、生徒に食育指導や給食の状況確認を行っているところでございます。今後も生徒の嗜好と食生活にできる限りの配慮を行い、魚の献立に限らず引き続きおいしい給食の提供を行ってまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(坂野佳宏君) それでは、再質問。
山田議員!
○4番(山田美津代君) 御答弁ありがとうございます。
特別障害者手当は国の制度で、身体または精神に最重度の障がいを持つ方に月額2万7,350円を3か月ごとにまとめて支給されるものです。対象者は20歳以上で、在宅で常時特別の介護を要する方、障がい者の方だけでなく、介護保険4から5で、特別な介護が必要な方も可能ですがこのことが知られていません。年金とは別に支給されます。そして無年金の方でも認定基準に該当すれば受給できます。受給できない方は20歳未満の方とか病院、診療所に継続して3か月を超えて入院されている方、また所得制限額を超えている方や施設入所の方ですが、ここで誤解が生じやすいのです。介護保険では、施設とは介護保険サービスで利用できる公的な施設で介護施設としての特別養護老人ホーム、特養ですね。リハビリを中心とした介護老人保健施設(老健)、長期入院して療養する介護療養型医療施設、療養病床、この3種類があり、ここに入所されている方は請求できません。でもグループホームや有料老人ホーム、サービスつき高齢者住宅は、介護保険上は、在宅扱いなどで特別障害者手当が受給可能なのです。今、広陵町では何名の方が受給されていますか。年齢の内訳もお願いします。
○議長(坂野佳宏君)
北橋福祉部長!
○福祉部長(北橋美智代君) 広陵町の受給者は60名となっております。年齢別には把握をさせていただいておらないんですけれども、主たる障がい、重複障がいの方になりますので、一応主たる障がいとして捉えさせていただいた中に身体障害者1級が30人、2級が5人、知的障がいAが25人、Bの方はいらっしゃいません。このうちに介護の認定、受給者は全て手帳を持っておられるという形になりますが、そのうち65歳の受給者のうち、介護認定を受けておられる方が12名いらっしゃいます。1名は認定を受けておられません。介護2の方が1名、介護3の方が1名、介護4の方が3名、介護5の方が6名という形になっております。
○議長(坂野佳宏君) 山田議員!
○4番(山田美津代君) その介護4の方が3名、5の方が6名、9名の方にこういう特別障害者手当がありますよというお知らせをすることは可能だと思うんです。医師の診断書が要って、そして県が認定するものですので、町が認定するものでないからなかなか難しいということを言われておりますけれども、やはりこういうことを知らない方がおられると思うので、周知するというふうに回答はいただいておりますけれども、今、要介護の認定を受けておられる方にまずお知らせをしていただいて、そしてこれから認定を受ける方にもこういう特別障害者手当というものがあるんだということをお知らせをしていただきたいと思います。ある90歳代の母親が2年前に要介護4と認定されたけれども、60代の娘さんが最近知人からこの手当のことを教えてもらうまで知らなかったというものです。親子の収入は年金だけ、2人合わせて220万円、介護費用は週5日のデイサービスや週1回の訪問リハビリや訪問介護、電動ベッドのレンタル料などで月4万円、年約33万円の手当は貴重なんです。このケースで遡っての請求というのはできるのでしょうか。やはり寝たきりの方や介護をする家族はサービスに関する情報を得ることが難しいので、自治体などが周知を図ることが本当に必要だと思いますので、ホームページとか案内チラシを配置するだけでなく、そういう要介護状態になった方にきちっとこのことをお知らせするというやり方も取っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。遡ってできるかというのと、その周知の方法と御回答をお願いいたします。
○議長(坂野佳宏君)
北橋福祉部長!
○福祉部長(北橋美智代君) 申請につきましては、遡っていただくことはできないということでございます。
あと今、3名と6名とお伝えしたのは既に受給されておられる方でございますので、その方へはちょっと案内というのはないのかなというふうに思っておりますが、後、今、令和2年の11月末現在で介護4・5を受けておられる方が341人いらっしゃいます。そのうち、在宅サービスを受けておられる方というのが144名いらっしゃいます。該当するのが多分144名になるのかなということになるんですが、ただ、先ほども申しておりますように手当自体が介護4・5であれば受けていただけるというものではないというところがちょっとネックになるというふうに思っております。あくまで介護4・5というのは、介護というのは介護の手間を図っているものでございますので、その方の身体状況を図っているものではございません。だから介護4・5をもちまして、その方がそれに該当するというものではないというふうに認識をしていただきたいというふうに思いますので、ただ、案内をさせていただいた上で、医者の意見書というのが必要になってまいります。医者の意見書を取っていただくのに約5,000円から1万円の費用がかかるということになりますので、その費用を使ってもし申請していただいても駄目という場合もございますので、その辺をちょっと周知のほうは慎重にさせていただきたいなというふうに思います。できる限りこういう制度があること自体は周知をさせていただきたいというふうに思いますので、先ほど個別的にちょっと周知をするということは控えたいなというふうに思いますので、先ほどから申し上げておりますように、チラシなりホームページなりに載せていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(坂野佳宏君) 山田議員!
○4番(山田美津代君) そういう方って本当にホームページとか御覧になる機会が少ないと思うので、ぜひチラシとか分かりやすいのを窓口に置いておくとかいうことで周知を図っていただきたいと思います。
次の質問に行きます。
子育て支援ですけれども、今回も9月議会でも令和4年度から多子世帯への給食無償化の支援をすると答弁されましたが、ところが河合町の議員さんが職員さんを通じて
教育委員会に問い合わせると令和4年から検討しないと電話で答えられたそうです。議会での答弁がいいかげんだったんですかというふうに思うんですけれども。広陵民報でも9月の答弁を池端
教育委員会事務局長の答弁として載せています。2022年4月から第3子以降の給食無償化が実現しますということで載せているんですよ。ところが河合町の議員さんが
教育委員会に問い合わせたらそんな検討をしていませんということだったで、撤回されたんかなと思って。でも今回の答弁はきちっと載っていますので、もう一度。
○議長(坂野佳宏君)
池端事務局長!
○
教育委員会事務局長(池端徳隆君) 今日はたくさん名前を呼んでいただきましてありがとうございます。何がしかの間違いだと思います。よく分かりませんけれども、私ども
教育委員会の中では、確かに担当する職員は子供さんが生まれるということで一旦交代はしておりますけれども、そういったところ、そんな認識であろうはずがありませんので、何がしかの間違いであると、その間違いということに間違いないと思います。令和4年度から多子軽減というところで検討しております。そのことはそのとおりでございます。
○議長(坂野佳宏君) 山田議員!
○4番(山田美津代君) もし撤回されるんだったら来年からしてほしいなというふうに思ったんですけどね、撤回して1年前倒しでしてほしいなと思ったんですけれども、再来年からやるということなので、じゃあ、来年度の子育て支援をどうするかです。先ほどの答弁で奥田部長も追加策は検討していく。目的を明確にして必要なところに必要な支援はするということで、課は違いますけれども、必要なところにやっぱり支援していってほしいんです。それはやっぱり子育てしている方にやっぱり優先で支援していただきたいと思うんです。コロナ禍で国は独り親へのさらなる支援を決めたと新聞報道がありましたけれども、生活が苦しいのは独り親だけでなく、子育て中の世帯は残業が減り、12月ボーナスもなく、パートも仕事先が営業を止め、解雇されたりで収入が減ったりと大変な状況がこれからも続くと思われます。多子世帯への支援、300万円から500万円と答弁を変えられましたけれども、一体幾らかかるんでしょうか。この程度の予算が来年から組めないでしょうか。生活が苦しい保護者から子育て中の保護者、3人おられれば、先ほどおっしゃられましたように、小学校4,200円、中学校4,500円、3人おられたら1万3,000円近くの給食費を払わなければいけないんです。これを鬼のように徴収するんでしょうか。
○議長(坂野佳宏君) 池端局長!
○
教育委員会事務局長(池端徳隆君) 言葉といたしまして、議員が御提案をいただいている、その収入が減るということに関しての困難性を否定するものではございません。いつにやるかということにつきましてはやはりそのタイミングというものももちろんあると思いますけれども、1年間給食費を頂かないという決定のときにはコロナの一番当初のまだ情報もよく分からないと、未知のものと、どうなるんだろうという一番ひどいときだったと思います。広陵町のこの施策は近隣に比して非常に手厚いものだと考えております。よそのことはいいんですけれども、まずは2か月程度の部分を頂かないと。私どもは1年間という町長の英断もありまして、そのようにさせていただいた。今現在は、学校は当然休業はしておりません。まず答弁にもありますように、安全安心な給食をしっかりと提供させていただくというようなところでございます。どこで御飯を食べても当然お金はかかります。そのような認識からでもやはり令和4年度にポイントを絞っているわけですので、その段階、この辺はぶれずにしっかりと研究してまいりたいと思います。費用につきましては、従前の答弁の重複ではございませんけれども、私学に行ってる子供については、私立に行ってるんだからもういいわという思いでおりましたけれども、そういったところもやはり教育の均等ということで、広陵町の子供でございますので、全部入れますと、その段階でだんだん金額を変えているというふうに認識していただくか分かりませんけれども、その段階で試算をさせていただきますと600万円を超えるだというふうに思っております。ただ、これはそのような施策として子育て支援としての施策の要因もございますので、その時期に実施できるように、今は一番御負担にならない、親御さんの保護者の御負担にならないやり方を考えさせてもらっておるという状況でございますので、御提案をいただいておりますけれども、答弁のとおりということで適切な時期に実施できるように引き続き研究をさせていただきます。
以上でございます。
○議長(坂野佳宏君) 山田議員!
○4番(山田美津代君) そうしたら、ぜひ再来年からは必ず実施していただくということでお願いします。
ランリュックに行きますけれども、この1年生のランリュックのプレゼントは200万円でできるわけなんですが、9月議会の答弁でも教育長は6年間使うために親子で選びたい家庭がおられると答えられましたが、そういう家庭は買いはったらよろしいではないですか。買えない家庭を考えてと言ってるんです。無理して買いそろえなくてはならない状態だから、どっちか選べるように検討してくださいと言ってるんです。ぴかぴかのランドセルもよいんですが、ぴかぴかのランリュック、それも軽いものが子供たちにとって一番よいものではないかと思うんです。先日のNHKの番組でも放送されていましたけれども、コロナ禍で女性に今何が起きているか。離婚して3人の子供を育てているママが会社の内定をコロナ禍で取り消されて、14万円の児童手当と高校生の娘さんのアルバイト代、多いときで5万円で生活をしていて苦しい。お母さんはパンの耳だけ食べているシーンが映し出されていました。国は、女性活躍社会にすると言っていましたが、現実は女性が就職できたのは非正規が7割で、このコロナ禍で首切りされるのも彼女たちでした。番組中、今まで貧困家庭、かわいそうに思っていたのに、気がついたら自分たちが貧困家庭に落ちていたと言われていたのが身につまされました。明日は我が身なんです。こういう家庭が今からもたくさん増えることが予想されます。しかもこうした職場で働く女性の多くは、非正規で雇用保険にも加入していない人がたくさんいると思われます。職を失った上に失業手当も受けられず、コロナが収束するまでは再就職も困難という何十もの困難を背負わされているのです。一つはコロナで休業したのに、休業手当を受けられない雇用者向けの休業支援金、これは休業分の賃金の8割までを支給するものですが、事業主が休業させたという事実を認めてくれないために支給を受けられないという例が続出しました。このため、10月末までの支給実績は累計で43万人、336億円にとどまっています。国が確保した予算は5,400億円ですから、その6%にしかなりません。厚生労働省は、10月30日に休業支援金の支給要件についての新しい判断基準を示しました。労働条件通知者に週〇日間勤務などと書かれていた場合や休業前の半年間に月4日以上の勤務があったことなどが給与明細等で確認できる場合は事業主が休業させたと認めなくても支給するというものです。この新しい基準に当てはまれば既に申請して、不支給の決定を受けた人も再申請が可能です。厚労省は、不支給決定が受けた人が2万人以上いると認めました。こうした人にもれなく支援が行き届くようにすることが大事なんですけれども、こういう生活に大変厳しい方への支援というものをやはり考えないといけません。この3万円から5万円、また10万円もするようなランドセルを買えない家庭への支援などの就学援助金があるとおっしゃいましたけれども、10万円以上かかるんですよね、入学のときに。それでこのランドセルだけでも、ランリュックをプレゼントしていただいたら大分こういう家庭も助かるのではないかなと思います。ぜひ検討をされていないというふうな冷たい毎回の返事なんですけれども、ぜひ子育て支援ということでもう一度御検討いただきたいと思っております。今日は、駄目というお返事だったので、これ以上もっといい答弁いただけないと思いますので、次に行きます。
高校進学も大変なんですよね。生活苦で中退も増えるんではないかと心配です。町独自の給付制奨学金、16名の方がお使いというふうに御答弁いただいていますが、中退も多いんじゃないかと思うんですけれども、どのくらい中退者があるかつかんでいますでしょうか。
○議長(坂野佳宏君) 池端局長!
○
教育委員会事務局長(池端徳隆君) 途中で何がしかの理由で中退というのは、私、近年ではお一人だけあったように思います。あとは3年生で卒業されて、義務づけではないですけれどもやはりこの給付金によってよかったと、助かったと、広陵町に何か恩返しをしたいというような涙が出るような文章を頂いて、この施策について利用しやすいようにしなければいけないなと。やはり給付金をもらうと、このお金をもらうということに子供ながらにやはりちょっと思いがあるような子供さんもおられるみたいでございます。配慮をして継続をさせていただきたいと考えてございます。
○議長(坂野佳宏君) 山田議員!
○4番(山田美津代君) もう本当に涙が出るほどこの6万円がうれしいんだと思います。それが倍になったらもっと余計に喜んでいただけるんだと思います。御答弁に実施しているのが御所市と本町の1市1町だけでありますと。この御所市はホームページに載せているんですよ、この給付制奨学金。ところが広陵町はどこ探しても載っていないんです、ホームページに。やはり載せていただいて、周知を図っていただきたいなというふうに思っていますのでよろしくお願いいたします。