6
会議録署名委員 中野委員
7 参考人 なし
8 紹介議員 なし
9 説明のための出席者 中西副市長、
川口市長公室長、
安田建設部長、
井上都市・
地域拠点整備推進室長、
安達都市計画・
建築住宅課主査
10
議会事務局出席職員 奥垣議会事務局長、
田中議会総務課長補佐
11 会議に付した事件
(1)
庁舎整備等について
12 議 事
開会 午後 0時58分
○(
平井委員長) ただいまの出席委員は8名であります。定足数に達しておりますので、
庁舎整備等特別委員会を開会します。
本日の署名委員に中野委員を指名します。
本日の議題はお手元に配付のとおり、
庁舎整備等についてであります。本件の調査に当たり、中西副市長、
市長公室長及び
関係課職員に説明員として出席していただいていますので、出席者の紹介に引き続き、説明をお願いします。
中西副市長。
○(中西副市長) 本日、
特別委員会を開いていただきましてありがとうございます。
まず、出席職員を、紹介をさせていただきます。
市長公室長の川口でございます。
次に、
政策企画課都市・
地域拠点整備推進室長の井上でございます。
建設部長の安田でございます。
建設部都市計画・
建築住宅課の安達主査でございます。
以上で説明をさせていただきます。
座って失礼させていただきます。
それでは、これまで本委員会でいろいろと御意見を聞いてきました基本計画につきまして、現時点での
基本設計の進捗状況を説明させていただいて、年度末に向けてですね、おおむねこの
基本設計をまとめたいというふうに考えておりますので、できれば今日、そういった詰めのところまでできればというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、説明させていただきます。
○(
平井委員長)
川口公室長。
○(
川口市長公室長) 失礼します。詳細は、また
建設部長等、説明させていただきますが、本日の資料としましては、資料の1、2、3と、おつけをしております。
資料の1が、少し開いていただきましたら
概算事業費(調整中)というふうなことで、
概算事業費については基本計画で示させていただいている金額、それから、この
基本設計でまだ最終くくれていませんが、今検討している
基本設計の中で、おおよそこれぐらいの金額になるのではないのかというようなことがはじけてきましたので、それを示しております。約17%程度増加をするという見込み、このことについてはまた後で詳細を説明させていただきたいと思います。
それから、資料の2につきましては、
ちりめんスクリーンの関係の資料とあと窓の関係ですね。外観に関しての資料になっていますが、
ちりめんスクリーン、そもそも事業費としてはどれぐらいかかるのかというようなことでありまして、これについて一定、今までからA案からB案までお示しをして、そこに
ちりめんスクリーンの金額が、例えば、A案であれば約3,100万円、B案であれば3,400万円といったような金額をはじかせていただいています。さらに、E・F案というのを4ページに書いておりまして、
ちりめんスクリーンを事業費の関係や京丹後らしさというような、
日射遮蔽効果や京丹後らしさというものを表すといった点で、この
ちりめんスクリーンというものを検討してきましたが、事業費との関係からも含めて、外した場合どうなるのかというふうなことで、E案、F案というものを示させていただいています。ここについても我々は、この形で進めさせてほしいといったようなことをこの後、説明をさせていただきたいと思います。
それから、資料3の
基本設計書(未定稿)ということになっておりますが、五十何ページ物でございます。ここは、まだ
ちりめんスクリーンがある内容での設計書になっておりますが、今日の委員会を受けまして、ここの
最終方向性を確定していって、
基本設計をまとめていきたい。あとの内容については、今までから示させていただいているような内容をより詳細に、まとめているというようなことでございます。
基本設計書が年度内に固まればというか、成果物として出てくるということが当初の
スケジュール感でありましたが、少し3月中で成果物として出てくるまでには、もう少し時間を要するということで、遅くとも4月中には
基本設計書をまとめると。成果物として出てくるような、そんな
スケジュール感で現在いるというふうなことであります。また、この
基本設計書についても、概要の説明をさせていただきたいと思います。
私のほうからは以上でございます。
○(
平井委員長) 安田部長。
○(
安田建設部長) それでは、続きまして、資料に基づいて説明をさせていただきます。
まず、資料1と資料2のほうにつきましては、私のほうから説明をさせていただきまして、最後の資料3につきましては、安達主査のほうから説明をさせていただきます。
まず、資料1、
概算事業費(調整中)という資料を御覧ください。
現在、
基本設計を進める中で、
設計事務所より算出された金額というふうになっております。今後、実施設計におきまして、調整は必要になるかと思いますが、
基本設計時と比較して大きく増加している項目としては、
増築工事費で約3.9億円、16.5%の増加、
改修工事費で約2億円、19.5%の増加となっております。
増築工事費においての主な増加の要因としましては、物価等の高騰によるもので、そのほか
概算事業費で見込んでいなかったものとして、峰山庁舎と増築棟の間の広場や、増築棟の3階
屋上テラス、2階渡り廊下、駐車場の有料化に伴う
駐車場ゲート等でございます。
また、改修工事についても物価高騰に加え、
オフィス環境整備に合わせた改築範囲としたことによる改修面積の増加や、峰山庁舎のエレベーターの更新についても追加したことが主な要因であるというふうに考えております。
そのほか
基本設計では、約3.5億円を見込んでいるその他関連経費としまして、委託業務や
引っ越し費用、会議や窓口の在り方等、運用方法によって関わってくる
システム関連の費用、それから、什器等の
備品関連費用については、今後の実施設計での算出となるというようなことでございます。
次に、資料2のほうを、説明をさせていただきます。
ちりめんスクリーンについてでございます。
外観の
コンセプトとしまして、
峰山庁舎本庁の正面性、それから外観を損なわず、調和性のあるシンプルなデザインを基本に、京丹後市を感じるデザインとして、設計者からは印象的な
デザイン要素として、ちりめんをモチーフにし、
日射遮蔽効果のある
スクリーン、アルミ製の板を提案していただいております。
前回の
特別委員会の説明の中で、
スクリーン等に必要な経費が分からないと、必要性について判断できないといった御意見をいただいておりましたので、今回、あくまでも概算ですが、工事費についてお示ししたいというふうに考えております。
資料2の2ページ、3ページを御覧ください。
以前説明をさせていただきました資料となりますが、下段のほうに総合評価の行に、
ちりめんスクリーン等に必要な費用を記載しております。
現在、総提案として、3ページ目のD案で
基本設計を進めておりますが、
スクリーンに約3,400万円程度必要になります。
コスト比較として、C案のように
スクリーンを1枚にした場合が約300万円程度安価となりますし、さらに、2ページ目のA・B案のような、側面を単窓にした場合は、約1,500万円程度安価となることになります。
今回、4ページ目にE・F案を提示させていただいております。
E・F案につきましては、
ちりめんスクリーンを行わないケースになります。
ちりめんスクリーンを行わない場合、それに代わる西日対策が必要となりますが、
電動スクリーンなどにより、
ちりめんスクリーンに代わる対策が可能だと考えております。費用については、約1,100万円程度必要になってきます。
E案とF案の違いですが、連窓を西南面に配置したE案と
市民待合スペースに面した西面のみを連窓にしたF案になります。
連窓については、大きく取ることで透明性のある外観となることや、室内においても明るく、開放的な空間となり、市民の
待合スペース等において、居心地のよい空間がつくりやすいメリットがあります。さらに、室内へ自然採光を多く取り入れることが可能となり、室内の快適性や内部照明の低減による
省エネルギー性が図れると考えております。
デメリットとしましては、窓面積が多くなり、熱が逃げやすくなる等、問題等はあるかと思いますが、ガラスに
複層ガラス、
ペアガラスを採用することで断熱性を確保し、空調効率が低下しないような配慮は可能かというふうに考えております。
先ほど公室長のほうからも、
ちりめんスクリーンを取りやめるというような案もあるというようなことで御説明をさせていただいておりますが、そうした場合、
ちりめんスクリーンを検討するに当たりまして、ちりめん的な見栄えや
日射遮蔽効果に加えて、特徴性のある形状の金属加工が必要であることから、京丹後市らしさを感じられる要素として伝統技術の承継を観点に、地元の機械金属の技術を生かすことも考慮し、関係団体に相談しておりましたが、
生産余力等により実現が難しいとの回答をいただいております。
外観においての京丹後らしさや地元の技術の取組、また、必要な機能である
日射遮蔽効果についても、他の方法での対応が可能であることもありますし、基本計画時からの工事費の増額もあることから、
ちりめんスクリーンについては、取りやめる方向で考えていきたいというふうに思っております。
○(
平井委員長) 今、
ちりめんスクリーンのところでの説明がありました。これについて、質疑に移りたいと思います。
多賀野委員。
○(
多賀野委員) 多賀野です。御苦労さまです。
ちりめんスクリーンの件で、もう少し詳しく説明をいただきたいのです。やはり最初、特徴を生かしたということで、これを入れたということを重きに置いて設計をされたと思うので、そこで、どうしてぶれたのかということをもう少し詳しくお願いできますか。
○(
平井委員長) 安田部長。
○(
安田建設部長) 先ほど少し説明でも、若干触れさせていただきましたが、今回、京丹後らしさというようなところもあるという中で、
スクリーンというような提案もコンサルのほうからはいただいておったということでございますが、そういった見栄えであったり、
日射遮蔽効果というようなところが検討する中で、やはり一番大きいのが、地元の
金属加工業者が少し、協力が得られないというところが1つあります。
難しいというような回答をいただいておりまして、それができないというようなことでございます。そういった中で外観というところを考えますと、京丹後らしさというようなところは少し出ないなというようなこともありまして、その取りやめる一因というようなことでございますし、
日射遮蔽効果というとこにつきましても、金額的なところも考慮した中で、代替的な対応もできるというようなことも総合的に勘案して今回、
ちりめんスクリーンのほうを取りやめる方向で考えていきたいなというふうに考えさせていただいております。
○(
多賀野委員) 技術的なこと。
○(
安田建設部長) はい、そうです。
○(
平井委員長) 中西副市長。
○(中西副市長)
ちりめんスクリーンの見直しの説明は、建設部長が申し上げたとおりなのですが、当初、我々が、この
ちりめんスクリーンの案を採用しようというふうに考えましたのは、先ほどもありましたが、京丹後らしさをどう庁舎の中で演出していくかというところで、では、何を演出するのかというところで議論をしておったのですが、やはりこの京丹後の歴史、文化に合わせて産業というものを情報発信できるような、そういったデザインにすべきではないかなというふうに考えておりました。
やはりそうしますと、ちりめんということ、それから機械金属という、こういったテーマをうまくコラボレーションができるような方法として、この
ちりめんスクリーンというのが一番ふさわしいのではないかというふうに考えておりましたが、先ほど申し上げましたように、
金属加工業界のほうから、非常に技術的というのですか、今現在の需要に対応する能力と、さらに、それに加えて、この金属加工の
スクリーンを造り上げていくという、そういったバランスが非常に難しいというようなことでありまして、そこがかなわないというふうになると、では、技術的、生産力として市外の業者にお願いするということも可能なわけなのですが、それを市外の業者から納品をしていただいて、庁舎にそれを据え付けても、我々が求めるところの京丹後らしさ、産業・歴史・文化という説明の中で「では、これは地元の
機械金属業の中で製作されたんですね」「いや、実はですね、外なのです」なんていうことになりますと、それは非常に説明として我々が求めているところとは違うのではないかというようなことでありますので、それを取りやめるということになると、
日射遮蔽効果をどう確保していくのかというところで、それは
スクリーンですとかといったところで確保できるのであればコストも考えて、一旦立ち止まって見直しをしようと、このように考えさせていただきました。
○(
平井委員長) ほかに。
川戸委員。
○(
川戸委員) 川戸です。少し確認ですが、
ちりめんスクリーンは建物の外に備え付けていくという、そういうことですし、今提案されているE・F案については、建物の中に電動の
スクリーンをという、そういうことでよろしいですね。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) ありがとうございます。E・F案で想定しています電動の
スクリーンの案ですが、基本的には内部のほうにつけるというふうに考えております。今ちょうど窓面に
ロールスクリーンが下がっていますが、イメージとしては、こういうイメージということになります。
以上です。
○(
平井委員長)
川戸委員。
○(
川戸委員) そうしますと外に例えば、
ちりめんスクリーンをつけるということになれば、京丹後らしさということというのはよく分かるのですが、例えば風やら雨やらにも、さらすということになって維持管理というのは、やはり経費はかかってくるのかなというふうに思うのです、電動の
スクリーンに比べると。そういうのはやはり結構、維持経費というのはどのように見ているのかを少し、どれぐらいかかるのかいうのを概算でいいのですが、想定でいいです。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査)
ちりめんスクリーンを設置する場合は外部に設置する形になろうかなというふうに思いますが、基本的にはやはり外部で雨ざらしの状態になりますので、さびにくい仕様にする必要はあろうかと思います。少し概算で、それが幾らぐらいになっているのかというところは少し、今把握しておりません。
○(
平井委員長) 暫時休憩します。
午後 1時19分 休憩
午後 1時20分 再開
○(
平井委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。
平林委員。
○(平林委員) 平林です。すみません。E案とF案の中の
スクリーンのとこですが、
電動スクリーンというのと
外部サッシというのと、少しすみません。ここの違いを再度、説明ください。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) すみません。E・F案の違いですが、
スクリーンについては、基本的には同じ。E・F案の違いですが、E案については、少し図面でいうと前面になりますが、西面と右側、こちら南面になります。この西・南面、こちらに窓が連なってある、になります。F案につきましては西面のみ、そういう窓にしているという案の違いになります。
あと、
外部サッシの金額なのですが、E案とF案について、その南面に大きい窓があるか、小さい窓になるかの違いになるのですが、ここを比較した場合、1,500万円程度のマイナスが出てくるというところです。ですので、F案についてはマイナス1,500万円ぐらいですが、E案については、その辺りがないというところになります。
以上です。
○(
平井委員長) ほかに。
中野委員。
○(中野委員) すみません。1つだけ、少し確認をさせてください。このE案とF案で、外観の特徴のところでは、F案は4つ上がっているわけですが、E案としては、この窓の形ですね。連窓のみということだと思うのですが、ここは単体の窓というのは、もう検討はされないということでよろしいですか。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) E案につきましては、やはり市民の
待合スペースの場所にもなりますし、基本的にやはり窓面については一定、大きさを確保する必要があるかなというふうに考えていますので、西面については、単窓といったところは比較しておりません。
今のところ北側と、東側については単窓で、今のところ考えています。右側の窓と同じ。
○(
平井委員長) 和田副委員長。
○(和田正幸副委員長) このE案とF案の南ですか、この窓、あるかないかで、中は一緒なのでしょうか。中の作業環境、事務したり、机を置いたり、そういうこと。そういう部屋の持っていきようというのか。窓を小さくしたら、よくなるとか、全面にしたら、こっちがよくなるとかいうこと。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) これ、次の
基本設計書の一部になるのですが、右端にA−01という形で図面番号書いてありますが、その資料を基に説明させていただきます。
この図面の右側に各階の平面図が記載されていますが、少し大きくしていただきまして、下から1階、2階、3階になります。図面でいう下側が西面、右側が南面になります。
先ほど少し、中の状況がどうかというところなのですが、ちょうど南面につきましては、会議室でありましたり、3階については
サーバー室、倉庫、そういった部屋になりますので、基本的に大きい窓が直接必要かどうかという部分については、一定あれば問題ないかなというふうに思っております。
○(
平井委員長) 中西副市長。
○(中西副市長) 補足させていただきます。
南面を単窓で差し支えないのかということですが、会議室でございますので、必ずしも連窓でなくてはならないというふうには考えておりません。むしろ会議室でありますと壁面が大きいほうが、例えば壁面を
スクリーンに使って、画像を使った会議をしたりというようなこともありますので、むしろ単窓のほうが、いろいろな使い方ができるのではないかというふうにも考えております。
特に
サーバー室ですとか倉庫につきましては、むしろ窓が少ないほうがいいのではないかというふうにも考えております。
○(
平井委員長) 永井委員。
○(
永井委員) 確認ですが、要は、この窓が南面ですわね。だから、今のカーテンを取った状態が連窓状態ということですね。単窓は、その窓が壁になるという、そういうイメージで理解したらいい。分かりました。朝日が入ってきて気分がよい。
ついでにですが、その連動の
スクリーンにするということは、1階と2階の西側の窓にそれがつくということですね、内側ですから。
スイッチ一つで、がっと来たり、がっと引いたり出たりするか、
上がったり下りたりか、どっちか知りませんが、1階、2階が、そういうコントロールができるということでいいですか。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) 現在そういう想定で進めております。上下の開閉で。
○(
平井委員長) 暫時休憩します。
午後 1時28分 休憩
午後 1時32分 再開
○(
平井委員長) 休憩を閉じ、会議を再開したいと思います。
ほかに。
鳴海委員。
○(鳴海委員) 鳴海です。冒頭失礼いたしました。
ちりめんスクリーンに関してなのですが、京丹後らしさの表現というところで取り入れたかったが、それがかなわなくなってきたということで、なくす方法でということで御説明いただいているのですが、その京丹後らしさの表現というもので何か代替案が、提案があるのかということが1点と、最初の幾つかプロポーザルを申し込んでいただいた会社の中で、そういった
コンセプトの提案があったことが優位になるということで説明をいただいていたのですが、その点についての御説明をお願いします。
○(
平井委員長)
川口公室長。
○(
川口市長公室長)
ちりめんスクリーンをやめることによって京丹後らしさをどういうふうに表現をするのかということでございます。今、我々としたら内部の中で、そのらしさを、表現をしていきたいなと。まだ固まっているものではございませんが、ちりめんにまつわるようなものを内装で表現することができないか。
例えば椅子とかですね、ソファーとかですね。それら生地に使ったりだとか、例えばの話ですが、タペストリー的なものをちりめんで表現をしていくだとか、
ちりめんのれんとか、やられてましたが、そういうようなことができないかだとか、内装の中で、そのらしさを表現をしていきたいと思っております。
それから、提案時の
コンセプトで、この
ちりめんスクリーンというものを一定評価して採用させていただきましたが、先ほどの
概算事業費の比較を、基本計画時と現状での
基本設計の事業費をくくっておりますが、やはり燃料高だとか物価高だとかといったことが主な要因だと考えておりますが、事業費が上昇している中で、いかにその辺で少しで事業費を落としていくのかといったときには、らしさをそれでなければ表現ができない、それは先ほど副市長が説明しましたように、地元で生産をするというのが一つの思いでありましたが、それがかなわないとなったときには、ここにあまりこだわる必要はないのではないかというようなことから、提案時の
コンセプトで評価をしたものでありますが、今言ったような主には2つの要素から、ここはもう
ちりめんスクリーンはやめたほうがいいのではないのかというような結論を我々持ったということでございます。
○(
平井委員長) 鳴海委員。
○(鳴海委員) ありがとうございます。そうしましたら内装において、追加で一定の予算かけていきたいというか、そこで表現できるようにしていきたいというような考え方でよろしいですか。
○(
平井委員長)
川口公室長。
○(
川口市長公室長) はい。そのように考えていまして、詳細はまだ今後だと思っております。
○(
平井委員長) ほかに。
永井委員。
○(
永井委員) 永井です。1つ目の概算のところの計画のところの質問もよろしいですか。それでまとめて、後でいいですか。
○(
平井委員長) 少し私のほうから、今のところをまとめさせていただきます。
まず、
ちりめんスクリーンの件です。地元の
機械金属工業のほうが生産的に難しいのではないかという中での取りやめの方向でということで、E案、F案が出てきました、
ロールスクリーンにするということで。執行部側としては、そちらのほうで代替案としていきたい。
あと、連窓については、西面は連窓にして、南面は単窓にしていきたいという思いというところで今、説明があったと思うのですが、そちらの方向でということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○(
平井委員長) 執行部側も、そういった形でよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
○(
平井委員長) では、今のところを終わりまして、次の資料1のところで。
永井委員。
○(
永井委員) 1のところ、十六、七%ぐらいのアップになりそうだと。資材の高騰等いろいろとあるのだという話がありましたが、こだわるのですが、解体工事は、これ3つありますが、どのような試算になっておりますか。防災倉庫、倉庫4棟、網野庁舎。3億円が一定合計になるということなのですが。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) 解体工事の1.5億円のほうの内訳ですが、まず、既存の防災倉庫の解体で、これは予算上、計上している内訳になりますが、約6,900万円、倉庫4棟の解体で約2,000万円、網野庁舎の解体で約6,300万円の内訳となっております。
以上です。
○(
平井委員長) ほかに。
平林委員。
○(平林委員) 一番下のその他関連費のところで、基本計画、それから
基本設計のところで、今後の設計等によるということなのですが、今のところでは、どれぐらいになるか、3.5億円より大きくなるということなのでしょうが、まだ全然分からない。
○(
平井委員長) 安田部長。
○(
安田建設部長) 今、御質問していただきました、その他関連費というところで、今3.5億円というようなところを見込んでおりますが、今後それぞれいろいろなシステムの関連であったり、什器備品の関係であったりというところが、今から在り方等の運営方法もありますので、現時点ではまだ想定ができてないということで、今後、額を算出していきたいというふうに思っております。
○(
平井委員長) 池田委員。
○(池田委員) この
概算事業費ですが、考え方としては特例債の対象にならないものも含めた額と。これが全額になるわけではないという理解でよろしいですね。
○(
平井委員長) 井上室長。
○(井上都市・
地域拠点整備推進室長) 計画の中でも
概算事業費の中では、あるものと、ないものがございましたので、これについても合併特例債は全て係るというものではございません。
○(
平井委員長)
多賀野委員。
○(
多賀野委員) 先ほど、
ちりめんスクリーンをなくした工事費の見積りが出ていたのは、それが、この
増築工事費に反映されているということでよろしいですか。
○(
平井委員長) 安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) 今の出させていただいている概算費用の中には、
ちりめんスクリーンについては入っている内容になります。ここから下げていくという形になります。
○(
平井委員長) 永井委員。
○(
永井委員) 少し確認ですが、さっき言っていただいた解体費用は、合計で1億3,400万円なのだが、これは増えた1億5,000万円の中身ということとは違うのですか。足し算したら、6,900万円、200万円、6,300万円だったと。
○(
平井委員長) 6,900万円、2,000万円。
○(
永井委員) 2,000万円。ごめんなさい。
○(
平井委員長) 鳴海委員。
○(鳴海委員) 先ほど、
ちりめんスクリーンについては、この中から減るという話で検討されていること伺ったのですが、そのほかに何か経費が削減できるような検討をされているものがあれば、御紹介いただきたいのですが、ありますか。
○(
平井委員長)
川口公室長。
○(
川口市長公室長)
基本設計、これ、まだ検討案という形での
概算事業費として示させていただきました。議論の中でどれぐらいが増えていくというか、どんなような状況だというのは示すことが必要だということで出させていただいていますが、あくまでまだ
基本設計の、それも
ちりめんスクリーンのことがまだ反映されていないような状況でございます。
この後、この方向で
基本設計をもうまとめていく作業に入っていきたいと思います。そうしたら、その
基本設計段階の事業費というのは、またそれは概算では出てくる。さらに、それを基に今度は実施設計にかかっていくということで、実施設計の段階では、これは明らかに、これぐらいの事業費だということを示すというような、そういうスケジュールを考えておりまして、今の段階で何を落とすのかというとこまでは、今のところはまだ考えていないところでございます。
○(
平井委員長) それでは、次に移る前に、少し暫時休憩します。
午後 1時43分 休憩
午後 1時48分 再開
○(
平井委員長) 休憩を閉じ、会議を再開したいと思います。
続いて、説明お願いします。
安達主査。
○(
安達都市計画・
建築住宅課主査) それでは、資料3の
基本設計書のほうを御覧ください。
こちらの資料について説明のほうをさせていただきます。
基本設計書につきましては、4月中の完成予定として現在作成を進めておりますが、2ページ目の目次の構成で調整を進めています。
2ページ目を御覧ください。1枚めくっていただいたページになります。
大きな構成としましては、まず、1の
基本設計方針、2の建築計画、3の構造計画、4の電気設備計画、5の空気調和設備・給排水衛生計画、6の峰山庁舎・大宮庁舎の改修計画、そして最後に、7の概算工事費・事業スケジュールの構成で進めております。
内容につきましては多岐にわたりますので、少し抜粋して説明させていただきます。
1枚めくっていただきまして、右下に図面番号が書いてありますが、Nの1番を御覧ください。
Nの1番につきましては、
基本設計方針について整理しております。
基本設計につきましては、基本計画で上げた理念や5つの方針に基づきまして、庁舎増築棟像を具現化することを目的に作成しております。その内容がこちらに書いてあります。
建築計画につきましては、2枚めくっていただきまして、Aの1番からになります。
内容につきましては、敷地概要や建物の用途、延べ床面積等の記載をしております。
1枚めくっていただきまして、次から、Aの2から建物の配置動線計画や平面計画、立面計画、断面計画等になります。
Aの3ページ目から平面計画については、オフィスの基本方針に合わせて、窓口や執務室の考え方など、どのように反映していくのか、記載等を含めて検討を進めております。
少し飛びますが、Aの7番、7ページを御覧ください。
こちらにつきましては、現在作成を進めておりますが、市民の利活用計画としまして、2月に実施しました市民のワークショップの意見を踏まえた内容にしていくという予定にしております。
次に、Aの8ページを御覧ください。
次の構成につきましては、災害対策計画になります。こちらの項目において、地震に対する安全性を確保した構造計画とするということや、災害を想定した安全対策の実施として、かさ上げや止水板の設置、事業継続対策としての一定の期間インフラが途絶えた場合においても、災害拠点を維持できる設備計画などの内容を記載している項目になります。
また1枚めくっていただきまして、環境対策計画になります。
こちらについては、脱炭素・生物共生社会の実現のため、ZEB化や木材の利用、既存樹木の利用や自然エネルギーの活用として、太陽光パネルだけではなく、吹き抜けや光庭などを効果的に活用する。そういったことでクリーンな庁舎を目指すこととしております。また、建物の高断熱化や高効率の機器の使用など、省エネルギー技術についても有効に活用する内容として整理のほうをしております。
その他、次のページからAの10ですね。ユニバーサルデザイン計画や、Aの11のセキュリティ計画など、誰もが使いやすく、セキュリティに配慮した建物にするとともに、少し飛びますが、Aの14ページのような内装・外装計画、Aの15、少しここもまだ書けてませんが、外構計画など京丹後市らしさに配慮するとともに、維持管理しやすい施設となるように計画していきたいというふうに考えております。
そのほか、Aの15から1枚めくっていただきますと、次からは、図面番号がSの1というページになります。
こちらのほうからは構造計画、また多く飛びまして、電気設備計画、先ほど言いました給排水衛生計画などの計画となりますが、こちらにつきましては地盤調査や内部の調査、現況調査を踏まえて一応整理している内容となります。
以上の内容を踏まえながら、工事費や事業スケジュールなど同時並行で、検討のほうを進めているという内容になります。
少し簡単ではありますが、以上になります。
○(
平井委員長) 暫時休憩します。